都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

男が脚本家の働く女性ドラマは薄っぺらくて嘘だらけ。例えば「オトナ女子」

ドラマ「オトナ女子」の感想をネットで見ていたら

「いかにも男の脚本家が書いたってかんじ。
あんな女がいるわけないし、薄っぺらい」


と書かれていて、調べてみたらホントに男の脚本家でした。
で、またか…と思いましたね。

脚本は尾崎将也さんという1960年生まれの55歳。
通りで実際にリアルの40歳女性の気持ちが分からず、ちょっと男尊女卑傾向にあるわけです。過去の作品も「結婚できない男」「おひとりさま」「大奥〜華の乱〜」など性差別に繋がるお話が多く(それはそれで面白いテーマなんですけどね)、「ラブジェネレーション」「特命係長 只野仁」のような実際にはありえない職場設定のお仕事をされています。

泉澤陽子と一緒にやられているようなので、女性のリアルな部分と違う部分が混ざっているのかもしれません。


あの大ヒット映画「プラダを着た悪魔」も、監督はデヴィッド・フランケルという男性。『恋も仕事も頑張る女子』をテーマにしていましたが、最後は仕事放っぽり出して恋に走り、何故か上司も祝福してハッピーエンド!

今まで必死にやっていた仕事を途中で放り出すとかありえないし…


昔、室井滋のエッセイを読んでいたときに、周囲の仕事を頑張る女性の話として

「スタイリストさんが、もし仕事に向かう途中で男に暴行されたら、辛いけど、でも自分が仕事に行かないと現場のみんなに迷惑がかかるから、急いで衣装を持って行く、と言っていた」

という話が書かれていました。


菅野彰さんのエッセイでも、

「編集女性との待ち合わせで喫茶店に向かっていたら、人だかりが出来ていた。刃物を振り回している男がいたらしいけど、その編集さんは時間に遅れそうだったから、とその人だかりをすり抜けてお店に来たらしい。
足元に刃物が飛んできてビックリしたと話していた」


と書かれていました。


急に休んでも替えがきく職種の方もいますが、
「女だから自己都合で仕事を放りだす」
ということはありません。
でも何故か男って

「男は仕事を休めないけど、女は休む。」とか

「女は仕事を辞めても結婚すれば良いと思っている。」とか性別で区分けるんですよね。

そんなの男のサラリーマンでも休むヤツも仕事辞めるヤツもいるっての。

世の女性みんな替えがきく楽な仕事してるわけでもないんだし。


そんな偏見があるから、「オトナ女子」ではありえない職場の設定をテキトーにやっちゃうんでしょうか?部下が女性上司の悪口を言いまくってたり…

それこそ、男の仕事じゃないと思いますが。

企画の仕事を外されて経理に行かされる、というのは、某メーカーの偉いさんに聞いたところ

「ありえない。普通は総務に行かされるよ」
とのことでした。

ちなみに、職場に誹謗中傷のファックスやメールが大量に来るってのはホントにあるそうです。

その場合は、パワハラやセクハラのときなどに活躍する委員会の人が仲裁に入って事態を解決し、社内での問題であれば男性を他部署に異動させる、などするそうですね。

ってドラマではよく見るパターンだけどホントにあるんですね!
そういう委員会のことはこちらに書いています。

●パワハラ上司を降格させられる!救急駆け込みホットライン


と色々文句を書いていますが、他の感想を書いている方々同様、「オトナ女子」はあのありえなさにツッコミを入れるのが楽しい!

衣装も素敵ですしね〜。

今夜もどんな展開になるのか楽しみです!
よろしければこちらもどうぞ!

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