都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

アクアを闇落ちから止められるのはルビー(アクルビ)ではなく有馬かな

木曜になるとアプリのヤンジャンで「推しの子」最新話を読む、というのが習慣になっていますが、いやーここまで続いていても益々面白くなってきていて、終わって欲しくないくらい!

先週は不思議子供のツクヨミが、実は前世のさりなちゃんとゴローに助けられたカラスだった、その後ずっと2人を見守っていたカラスが、今はツクヨミとしてアクアとルビーを可愛い子供を見る目線で側にいる、というのが分かる展開で、ちょっと泣けましたね。

今週は、最近ではすっかりアクルビの横で嫉妬剥き出しにしてるだけだった有馬かなが、役に引き摺られたのか「死」を口にするアクアを励ますエピソード(すしのこ商品コラボの番宣?)と共に、カミキヒカルがアイから愛を得られないと絶望し、姫川の両親に暴露をして心中事件に発展させたことや、ラストにルビーに話しかけるカミキヒカルの登場と、盛りだくさんでした。






コメント欄だと色んな考察が出ていますが、改めて冷静になって考えると…

アクアって、何でここまで復讐に取り憑かれ過ぎてるの?

という疑問も出てきます。

いや、幼少期に目の前で前世からの推しアイが命を落とすところに居合わせて、復讐を誓うのは分かる。

その後一旦勘違いで復讐相手はもういない、と思い込んであかねと年相応に恋愛しようかとしたけど、まだ復讐が終わっていないと気付いたら行動再開。

で、「15年の嘘」で真犯人は実父のカミキヒカルだと曝そうとしているわけですが…

カミキヒカルはこの映画のスポンサーになってるし、関係者にもバレてるけど、気にしていなそう。

さりな母はその後出てきていませんが、病院のシーンで「これは亡き娘のエピソードだ」と気付くでしょう。

そうなれば、実際には辛過ぎて目を背けていたさりなちゃんのことを考え、それをアクアとルビーに話せば誤解は解ける気がします。

2人はまだ、さりな母は酷い親としか思ってませんけどね。

カミキヒカルについては謎がまだまだ残っていて、そして映画の中で語られている彼のエピソードが、どこまで真実かは分かりません。

アイが残したビデオメッセージの内容はまだ分からないけど、そこで実父の話を赤裸々にしていたのなら、アクアがストーリーの途中まで実父がカミキと知らないわけがない。

実際のカミキヒカルは、姫川母の被害者ではなかった可能性もまだあります。

「こんな幼少期だったから、性格が歪んだのね」

と思わされるけど、ミスリードかもしれない。

意図的に夫妻を憎み合わせたサイコパスかも?

アイに近付いた理由だって、その後も続けている瞳に星のある「嘘付きの目」がポイントだったかも?

裏取りをしようと思えば出来たアイとカミキの話を、アクアは何故撮影前に問い詰めなかったんでしょうね?

そして、ルビーはアイの葬儀後にアクアが予想していた通り、笑顔を取り戻して楽しそうにしているし、今はもうお兄ちゃん(ゴロー先生)が側にいて大満足中。

アクルビ派の私としては、よし!このままいけ!と思ってましたが、その後も淡々とアクアは変わらずルビーと接してるし、撮影中の落ち込みは有馬かなに慰められていることを思うと

あー、アクアの深い悲しみと怒りを癒やせるのは、ルビー(さりなちゃん)じゃないんだ

と思わされました。

アクア(ゴロー)から見たら、さりなちゃんもルビーも庇護する対象ではあるけど、恋愛対象では無い。

ルビーはまだ有馬かながアクアに片思いをし続けていることに気付いていないようですが、知ったらどう反応するんでしょうか?

ルビーには異性の推しはせんせー&おにーちゃん(アクア)しかいないから、

「ま、先輩ならいっか」

となるのか、

「私はガチ恋オタだから、間に入ってこないで」

となるのか、分かりません。

カミキは前回もアイのお墓参りをするルビーとすれ違っていて、今回は話しかけるところまでいきましたが、彼は息子2人には関心が無さそうですね?

「カミキヒカルはルビーの命も狙うのでは?」

説がありますが、これに関しては無さそう、というか、そうなればツクヨミが動く気もします。

でもゴローのことを助けたわけじゃないから、彼女がどこまで何を出来るか分かりませんが。

アクアとしては、ルビーみたいに「推しがいれば幸せ」とはなれないみたいだけど、本当に復讐しか頭に無いんですかね?

現時点での映画の脚本内容だと「カミキヒカルも被害者だった」という目線となり、確実に彼を悪者認定出来なくなります。

そして、ゴローが崖から落とされた時にカミキが犯人と一緒にいた理由も、まだイマイチ不明。

アイに子供を産ませたくなかったのなら、担当医を狙うよりアイ自身を狙ったはず。

アイ自身は、子供達を育てて初めて「愛」を知ることが出来て、満足して成仏しているようなので、アクアが自暴自棄になる程復讐することを喜ぶとは思えないんだけどなー。

いやー、「推しの子」というタイトルで最初にイメージしていたストーリーから、どんどん違う展開になっていて面白いですね!

アクア、君は全く考慮に入れてないけど、君のファンも世の中にたくさんいるはずよ?

君自身も、ルビーや身近な人たち以外から「推し」と思われてるのよ?

そんなファンから見たら、アクアの過去は悲惨だし、映画を観たら妹とのキスシーンあるし、ギャートなるでしょうね。

アクアはしっかりしていてそうで、詰めが甘い、視野が狭いところがあるから心配よ…

カミキがルビーに近付く可能性も考えていた、のかなぁ。

ルビーは案外しっかりしているので、カミキに会っても

「ふーん。あなたが私たちの敵ね」

と、冷静でいられそうな気がします。

ルビーから笑えるようになるコツを聞いていても、現時点のアクアはそれがなかなか出来ない。

それでも有馬かなといると楽しくなってしまう。

うーん、そこはルビーには出来なかったことか…と思うと残念。

アクアはルビーのことを大切にはしているけど、一緒にいると楽しい、という感覚は無さそうなのがなぁ。

ルビーから「カミキヒカルに会ったよ」と報告を受けたら、怒りと心配で動揺しまくりそうだけど。

大好きなアクアそっくりのカミキを見て、ルビーは心から憎めるのかな?

アイのこと、前世の自身のことを考えたら、アクアがカミキヒカルを憎むのは無理のないこと。

なのに、脚本ではカミキにも理由があった、と同情を寄せられるストーリーにしているのが不思議だなぁとも思います。

まぁ、そうしないと「何でアイがカミキと付き合ったのか?」という理由が出来ないからかもだけど。

現時点での脚本のように、愛情に飢えて絶望したこと、がカミキのアイへの裏切りの理由だとは、個人的には思えません。

それだと、その後も犯行を続けている理由としては弱いと思うから。

「アイが愛してくれなかった=嘘吐きの目を持つ芸能人は全て消す」

というのは、シンプル過ぎる気もするし…

ってこんなに色々考えさせられるけど、他の考察もたくさんあるし、読者それぞれの推しカプも違うなんて、面白いですね。

ファンタジーが絡むから何でもアリになるんだけど、すごーく平凡なハピエンとしては、

カミキヒカルは映画公開後に警察から調べられ、直近の罪もバレて逮捕

アクアは芸能界を引退して医師になる

ルビーは誰かと恋愛して子供を産み、それをアクアが取り上げる

アクアも心から笑えるようになる

なんてのも考えられるけど、どうなることやら?

復讐の最終着地点が見えないので、分かりません。

アクア自身はカミキと刺し違えても復讐、と思ってるみたいだけど、それをあかねにさせる気はなかったみたいだし。

アクアが危険な状況になるなら、それはあかねが察知して止めそう。

アクアと有馬かながくっつく路線もあるんだけど…あそこはもう恋愛というより友達感覚な気もするかなぁ。

アクアは有馬かなの好意に気付いてるけど、本当のことは何も話していないし、利用しつつ休憩所感覚にしか今は見えません。

それはそれで、大事ですけどね。

自分自身のためにも、ルビーのためにも、有馬かなの存在は良いものだし。

これからも良き仲間として、有馬かなが恋愛進展出来なくても、2人の側にいて切磋琢磨し合えたら良いな。

有馬かなも、アクアに告白して振られたら、それが芸の肥やしになりそうだし。

彼女は彼女で、卑屈なところはあるし口も悪いけど、双子以外のあかね達との交流で、前に進めているんじゃないかなと思ってます。

と妄想は膨らみますが、次週は休載です。

例え映画番宣のためでも、アクルビの取材兼いちゃつき撮影された雑誌がストーリー後半に出てくると良いな…

しかし、このマンガを読むとつくづく、「推しとファンの境界線」というものを感じますね。

推しに依存しまくってるファン、アンチ化する人、「あくまで個人の意見」として酷いことを無自覚に書き込む、という、実際に私が推し活をしていて見かける方々(私も含まれますが)のことを色々と考えてしまいます。

最近は八木勇征がスキャンダルでプチ炎上して、アンチコメとか擁護コメでファン同士が憎み合っていたりするのを見かけますが

「皆んな、とりあえず推しの子読もうぜ?」

と思うなぁ。

アニメ化を待つ人もいるけど、それ完結するまであと何年?レベルだから、アプリの初回無料ででも読むことをオススメしたいです。

ヤンジャンは他にも「少年のアビス」とか読んでるけど、面白いのが色々あるなぁと感心中。

恋愛マンガってだけじゃないところが良いです!
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