#日出処の天子 令和のネタバレ感想~厩戸王子は可愛い、蘇我毛人はメンクイ
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以前、山岸涼子の「日出処の天子」を読んだのは、平成何年くらいだったか思い出せないのですが…
先日セルビア人のオンライン英会話の先生と読んだ「国名の理由」という英文記事に「日本」があったの見て、このマンガを思い出しました。
そもそも先生は「Japan」と認識しているので「日本(にほん)」という読み方も漢字も知らなかったため、
日本は東、中国は西にある
太陽は東から上るから自国を「日出処」、中国を「日没処」とし表現した手紙を出して怒らせた
という歴史を話したら、驚いていましたが、そりゃそうですよね。
ただ「日の本」の「もと」が「元」じゃなく「本」になっている意味は分かりませんでしたが…
本はbookにもなるし、本物のrealにもなるし…
まぁとりあえず、年末年始に「日出処の天子」を読もう、と楽天KOBOで大人買いしました!(1巻だけは安くなってました)

日出処の天子(完全版)1【電子書籍】[ 山岸 凉子 ]
1万円以上で25%オフクーポンを初めて使ったくらいの大人買い…!
以前は山岸涼子のマンガを電子書籍で買えなかったけど、一昨年あたりから一気に出始めていて嬉しいです。
紙の方が読みやすいけど、保存という意味ではやはり電子は楽です。
読み返す前の記憶としては
厩戸王子(聖徳太子)が超絶美形で、超能力を使えて、ものすごく天才で冷酷。
蘇我毛人(えみし)とBL的な関係になるけど、最後は知的障害のある女の子との間に子供を作る。
というあたりのみ。
ちなみにこの頃の歴史、私は全然詳しくありません。
私が学生時代に習った内容と、今の授業でも変わっていると聞いたような?
とにかく人間関係が複雑で、誰と誰が親子で、兄弟で、血縁関係はどうなのか分からなくなっていきますね…
何しろ同母でなければ結婚OK、重婚しまくっているので登場人物達がほぼほぼ血縁関係。
ヨーロッパみたいに各国の王族が結婚して関係を深めておく、みたいなことを奈良県内でしているようなもの。
まぁ敵と見做せば兄弟でも親子でも討つ、というのはその後もかなり長い間続きますが、その大前提を分かっているつもりでも、名前が覚えられません…
ので、再読した今回も「とりあえず戦が起こってるのね」というくらいの、フワッとした捉え方で歴史を把握するのみとなってしまいましたが、厩戸王子と毛人のキャラクターに関しては、以前読んだ時とは少しイメージが変わりました。
厩戸王子は美形で怖い、という印象だったけど、それ以上に可愛くて、そして切ない…!
毛人は天然だし、美形と会うとすぐ赤くなるメンクイで、王子を無自覚に振り回しながら自分のことしか考えていないところにイライラしました…。
あと、神道と仏教の違いに対する解釈は興味深かったです。
派閥の根本に「仏教を広めるかどうか」があるため、「神に祈ること、仏に救いを求めること、どちらも大事」という考えを受け入れられるかどうか、が勢力に関係するのは、ちょっと宗教戦争を思い出させますね。
王子は神の力と冷酷さ、仏の悟りを共に身に付けている存在なんだなと思いました。
野心は無いけど、毛人のためにアレコレと手を尽くし、その手を血に染める。
笑いながら「血を見たい」と言うあたりは、神を思わせます。
そんな王子の力を怖がり、弟を可愛がる母親。
母に愛されない悲しみはその力によるもの、と分かっているので、王子は「自分は人なのに、人でないと思われる」ということに苦しんでいる。
何故か自分の力を増幅させ、そしてありのまま受け入れてくれる毛人との関係性は何なのか考え、考え、ラストに
「自分達は元々1人の存在であり、一緒になることで完全となれるソウルメイトだ」
という結論に達するのに、毛人から
「一緒になれば人の領域を越えてしまうからこそ、別々に結ばれない男として生まれたのだ」
と言われてしまう切なさ…!
ただ、ここに至るまでの間に結構な話数が進むため、「長い…!何回同じようなやり取りしてんの!」と思ってしまいましたね…
毛人は夢の中とか泥酔状態なら、王子とキスしたり抱いたりガンガンに受け入れるくせに、覚醒している時は身分の違いを考えて引いたり、他の女と関係を持ったりしちゃう。
実の妹と関係を持ってしまい、しかも子供が産まれたことに苦悩したりしていましたが、何かこう…私は毛人に全然共感出来ませんでした。
誰にでも良い顔して善人ぶって、でも王子のことも、布都姫のことも、美形だから好きなだけじゃん…
で、その時ポーッとなってる相手を追う時には、他の人の気持ちは全然考えない。
それと比べると、色々複雑な思いがあっても弟に優しく接したり、笛を吹いて得意気になったり、拗ねたり、毛人と刀自古の子供である山背を可愛がったり、知的障害のある女の子を可愛がってあやす王子は素敵ですね。
長い目で見ると、王子の実子と毛人の実子が結婚しているから、2人はある意味結ばれたことになる。
でも、そこに対して王子は特に思い入れは持っていません。
あくまでも自分の存在というものについて王子は苦悩し、現実を受け入れ、この先自分の子供達が滅びることが分かっていても、
何かをしていないと生きていけない
ということだけのために、日本の未来のことを考えて行動していく道を選ぶ。
別に国民のことなんて何とも思っていないけど、でもその立場故に出来ることはやる。
差別感情もなく、子供は嫌いと言いながらも可愛がる様子には
「あぁ、こんな風に母に接して欲しかった、と思っていたことを、無意識にやっているんだな」
と思わされ、切なくなりました。
先日セルビア人のオンライン英会話の先生と読んだ「国名の理由」という英文記事に「日本」があったの見て、このマンガを思い出しました。
そもそも先生は「Japan」と認識しているので「日本(にほん)」という読み方も漢字も知らなかったため、
日本は東、中国は西にある
太陽は東から上るから自国を「日出処」、中国を「日没処」とし表現した手紙を出して怒らせた
という歴史を話したら、驚いていましたが、そりゃそうですよね。
ただ「日の本」の「もと」が「元」じゃなく「本」になっている意味は分かりませんでしたが…
本はbookにもなるし、本物のrealにもなるし…
まぁとりあえず、年末年始に「日出処の天子」を読もう、と楽天KOBOで大人買いしました!(1巻だけは安くなってました)

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以前は山岸涼子のマンガを電子書籍で買えなかったけど、一昨年あたりから一気に出始めていて嬉しいです。
紙の方が読みやすいけど、保存という意味ではやはり電子は楽です。
読み返す前の記憶としては
厩戸王子(聖徳太子)が超絶美形で、超能力を使えて、ものすごく天才で冷酷。
蘇我毛人(えみし)とBL的な関係になるけど、最後は知的障害のある女の子との間に子供を作る。
というあたりのみ。
ちなみにこの頃の歴史、私は全然詳しくありません。
私が学生時代に習った内容と、今の授業でも変わっていると聞いたような?
とにかく人間関係が複雑で、誰と誰が親子で、兄弟で、血縁関係はどうなのか分からなくなっていきますね…
何しろ同母でなければ結婚OK、重婚しまくっているので登場人物達がほぼほぼ血縁関係。
ヨーロッパみたいに各国の王族が結婚して関係を深めておく、みたいなことを奈良県内でしているようなもの。
まぁ敵と見做せば兄弟でも親子でも討つ、というのはその後もかなり長い間続きますが、その大前提を分かっているつもりでも、名前が覚えられません…
ので、再読した今回も「とりあえず戦が起こってるのね」というくらいの、フワッとした捉え方で歴史を把握するのみとなってしまいましたが、厩戸王子と毛人のキャラクターに関しては、以前読んだ時とは少しイメージが変わりました。
厩戸王子は美形で怖い、という印象だったけど、それ以上に可愛くて、そして切ない…!
毛人は天然だし、美形と会うとすぐ赤くなるメンクイで、王子を無自覚に振り回しながら自分のことしか考えていないところにイライラしました…。
あと、神道と仏教の違いに対する解釈は興味深かったです。
派閥の根本に「仏教を広めるかどうか」があるため、「神に祈ること、仏に救いを求めること、どちらも大事」という考えを受け入れられるかどうか、が勢力に関係するのは、ちょっと宗教戦争を思い出させますね。
王子は神の力と冷酷さ、仏の悟りを共に身に付けている存在なんだなと思いました。
野心は無いけど、毛人のためにアレコレと手を尽くし、その手を血に染める。
笑いながら「血を見たい」と言うあたりは、神を思わせます。
そんな王子の力を怖がり、弟を可愛がる母親。
母に愛されない悲しみはその力によるもの、と分かっているので、王子は「自分は人なのに、人でないと思われる」ということに苦しんでいる。
何故か自分の力を増幅させ、そしてありのまま受け入れてくれる毛人との関係性は何なのか考え、考え、ラストに
「自分達は元々1人の存在であり、一緒になることで完全となれるソウルメイトだ」
という結論に達するのに、毛人から
「一緒になれば人の領域を越えてしまうからこそ、別々に結ばれない男として生まれたのだ」
と言われてしまう切なさ…!
ただ、ここに至るまでの間に結構な話数が進むため、「長い…!何回同じようなやり取りしてんの!」と思ってしまいましたね…
毛人は夢の中とか泥酔状態なら、王子とキスしたり抱いたりガンガンに受け入れるくせに、覚醒している時は身分の違いを考えて引いたり、他の女と関係を持ったりしちゃう。
実の妹と関係を持ってしまい、しかも子供が産まれたことに苦悩したりしていましたが、何かこう…私は毛人に全然共感出来ませんでした。
誰にでも良い顔して善人ぶって、でも王子のことも、布都姫のことも、美形だから好きなだけじゃん…
で、その時ポーッとなってる相手を追う時には、他の人の気持ちは全然考えない。
それと比べると、色々複雑な思いがあっても弟に優しく接したり、笛を吹いて得意気になったり、拗ねたり、毛人と刀自古の子供である山背を可愛がったり、知的障害のある女の子を可愛がってあやす王子は素敵ですね。
長い目で見ると、王子の実子と毛人の実子が結婚しているから、2人はある意味結ばれたことになる。
でも、そこに対して王子は特に思い入れは持っていません。
あくまでも自分の存在というものについて王子は苦悩し、現実を受け入れ、この先自分の子供達が滅びることが分かっていても、
何かをしていないと生きていけない
ということだけのために、日本の未来のことを考えて行動していく道を選ぶ。
別に国民のことなんて何とも思っていないけど、でもその立場故に出来ることはやる。
差別感情もなく、子供は嫌いと言いながらも可愛がる様子には
「あぁ、こんな風に母に接して欲しかった、と思っていたことを、無意識にやっているんだな」
と思わされ、切なくなりました。
続編にあたる「馬屋古姫王」は、王子から理性を抜き取った災厄をもたらす少女でしたが、それが分かっていて王子は娘を閉じ込めて育てたあたりには、父親として、国を守るために出来ることをその後もし続けて暮らしたことを想像させてくれます。


日出処の天子(完全版)7
奥さんも自分と共に死ぬよう、後に残して苦労させないようにしたのかな。
本当に、何でも手に入れられただろう王子が、母の愛も毛人との成就も手に入れられなかったのは切ないですね。
ところで山背が赤ちゃんの時のシーンですが、王子はあの子を「毛人の子」として可愛いがるかと一瞬思ったけど、普通に「赤ちゃん」として可愛がってるんだなと思いました。
毛人に山背を抱かせたのも、裏読みすれば「お前の子だろ」とか「お前の子であり私の子、言わば2人の子」とか色々と思そうなものですが、その後自身が抱いた時の顔は穏やか。
利発に生まれ育った実子も可愛がっていたみたいだし、慈愛に満ちた部分が垣間見られるシーンでした。
王子の娘が、憎き布都古ではなく刀自古の息子と結婚したのは良かった…のかな?
子の代になると、むしろ山背が王子そっくりの馬屋古に夢中になってしまうのは皮肉でしたが…
後書きのインタビューで、山岸涼子本人も
「久々に読み返したら、続きはどうなるんだろう?と自分でも思った。
あれは若い時だからこそ描けた」
と語っていましたが、それでもBLを仄めかすのはかなり厳しい時代の中で描き切ったようですね。
まぁご本人もおっしゃるように、ラストに王子と毛人が両思いでハッピーエンド、は無かったろうと思います。
お互いの精神的な絆は残り続けた、という方向もあったかもしれないけど、結局子供たちの婚姻関係は史実としても続いたし、王子の中で「諦めを受け入れ、それでも進み続ける」という軸が出来てこその「日出処の天子」だったのでしょう。
というか…毛人はそこまで王子に愛される程の男とは思えないけどね?
お互い血縁関係もあるから、それで共振し合える力があった部分もあるのでは。
裏表の無い無邪気な毛人を愛した気持ちも分かるけど…
王子は自分が望んでいる相手から「愛されたい」「求められたい」という承認欲求があって、でもそこは埋まらなかったから、愛情を子供や無垢な妻に注ぐ人生を選んだ。
それを取っ払って、享楽的になっていたら馬屋古みたいになってたんでしょうけど。
と書いていて思うのは、毛人はただただ「家柄」「性別」に頭を使う「男」であり、そこに対して少し皮肉めいた女の視点を入れた存在と思えてきました。
「王子と一つになって力を増幅させたら、人の領域を越えてしまう」
という結論なので、皮肉だけでは無い終わりにはなっているのですが。
それが無ければ、本当にメンクイで既成概念ガチガチの無神経な男よ…?
私は仏教に明るくないけれど、神道よりも面倒くさいなぁという印象は持っています。
悟りの境地に達するための無欲さ、とかを修行で手に入れる時点で、無欲じゃないよなぁとか思うので。
ただあるがまま、喜怒哀楽で人にとって良いことも悪いこともする神様の方が、怖いけど納得はいくんです。
厩戸王子は、その中間にいる存在だなと思いました。
愛するものを手に入れる為、守る為なら、何でもするけれど、その時の思いや結果を苦悩しながら受け入れるところに。
結構嫌なキャラもたくさん出てくるから、
「すごい名作!若い世代も皆んな読んで!」
とは言いません。
長年読み続けられる名作だと思うけれど、今の時代とはかなり違うし。
ただ王子のような人が今の政治家だったら、どうなるのかなぁとは思いますし、それを考える機会になるかもしれません。
最近は「私が楽して幸せと思えるようにしてくれるのが、良い政治家のはず」と思ってる人の意見をSNSで色々見かけるけど、もっと俯瞰的に見たら点と点を繋いだ線の形が変わるんじゃないかなぁ、と思うので。
厩戸王子は「これは出来る」「これは出来ない」をハッキリ見極めていて、その上で非情なこともすれば、人智を超えた力も使い、でも思い通りに出来ないこともある。
そういうマンガなのに、全て思い通りにいかない世界、というものについて、改めて考えさせられました。
もちろん1番強く心に残っているのは
厩戸王子、可愛い!
なのですが。
また改めてゆっくり読み返したいなと思います。
日出処の天子(完全版)7
奥さんも自分と共に死ぬよう、後に残して苦労させないようにしたのかな。
本当に、何でも手に入れられただろう王子が、母の愛も毛人との成就も手に入れられなかったのは切ないですね。
ところで山背が赤ちゃんの時のシーンですが、王子はあの子を「毛人の子」として可愛いがるかと一瞬思ったけど、普通に「赤ちゃん」として可愛がってるんだなと思いました。
毛人に山背を抱かせたのも、裏読みすれば「お前の子だろ」とか「お前の子であり私の子、言わば2人の子」とか色々と思そうなものですが、その後自身が抱いた時の顔は穏やか。
利発に生まれ育った実子も可愛がっていたみたいだし、慈愛に満ちた部分が垣間見られるシーンでした。
王子の娘が、憎き布都古ではなく刀自古の息子と結婚したのは良かった…のかな?
子の代になると、むしろ山背が王子そっくりの馬屋古に夢中になってしまうのは皮肉でしたが…
後書きのインタビューで、山岸涼子本人も
「久々に読み返したら、続きはどうなるんだろう?と自分でも思った。
あれは若い時だからこそ描けた」
と語っていましたが、それでもBLを仄めかすのはかなり厳しい時代の中で描き切ったようですね。
まぁご本人もおっしゃるように、ラストに王子と毛人が両思いでハッピーエンド、は無かったろうと思います。
お互いの精神的な絆は残り続けた、という方向もあったかもしれないけど、結局子供たちの婚姻関係は史実としても続いたし、王子の中で「諦めを受け入れ、それでも進み続ける」という軸が出来てこその「日出処の天子」だったのでしょう。
というか…毛人はそこまで王子に愛される程の男とは思えないけどね?
お互い血縁関係もあるから、それで共振し合える力があった部分もあるのでは。
裏表の無い無邪気な毛人を愛した気持ちも分かるけど…
王子は自分が望んでいる相手から「愛されたい」「求められたい」という承認欲求があって、でもそこは埋まらなかったから、愛情を子供や無垢な妻に注ぐ人生を選んだ。
それを取っ払って、享楽的になっていたら馬屋古みたいになってたんでしょうけど。
と書いていて思うのは、毛人はただただ「家柄」「性別」に頭を使う「男」であり、そこに対して少し皮肉めいた女の視点を入れた存在と思えてきました。
「王子と一つになって力を増幅させたら、人の領域を越えてしまう」
という結論なので、皮肉だけでは無い終わりにはなっているのですが。
それが無ければ、本当にメンクイで既成概念ガチガチの無神経な男よ…?
私は仏教に明るくないけれど、神道よりも面倒くさいなぁという印象は持っています。
悟りの境地に達するための無欲さ、とかを修行で手に入れる時点で、無欲じゃないよなぁとか思うので。
ただあるがまま、喜怒哀楽で人にとって良いことも悪いこともする神様の方が、怖いけど納得はいくんです。
厩戸王子は、その中間にいる存在だなと思いました。
愛するものを手に入れる為、守る為なら、何でもするけれど、その時の思いや結果を苦悩しながら受け入れるところに。
結構嫌なキャラもたくさん出てくるから、
「すごい名作!若い世代も皆んな読んで!」
とは言いません。
長年読み続けられる名作だと思うけれど、今の時代とはかなり違うし。
ただ王子のような人が今の政治家だったら、どうなるのかなぁとは思いますし、それを考える機会になるかもしれません。
最近は「私が楽して幸せと思えるようにしてくれるのが、良い政治家のはず」と思ってる人の意見をSNSで色々見かけるけど、もっと俯瞰的に見たら点と点を繋いだ線の形が変わるんじゃないかなぁ、と思うので。
厩戸王子は「これは出来る」「これは出来ない」をハッキリ見極めていて、その上で非情なこともすれば、人智を超えた力も使い、でも思い通りに出来ないこともある。
そういうマンガなのに、全て思い通りにいかない世界、というものについて、改めて考えさせられました。
もちろん1番強く心に残っているのは
厩戸王子、可愛い!
なのですが。
また改めてゆっくり読み返したいなと思います。
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