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小説「薬屋のひとりごと」15巻ネタバレ感想~「なろう」から壬氏と猫猫の書き足しは少しだけ

新刊の小説版「薬屋のひとりごと」15巻は、買うかどうしようか迷ったのですが、口コミを見ると「壬氏と猫猫のエピソードが最後に足されていた」とあったので買って読んでみました。




足されている部分は、宣伝の動画でも使われているし、口絵にもなっていますね。



「なろう」の方は既読済みで、そちらでは1月末くらいに今巻に収録分のエピソードは終わっていたので、そんなに書き足しは無いのでは?と思ったのだけど、これまで読んだ感じだと2人のイチャイチャとか、先行きが不明だった部分が小説版で足されたりしてるし…

今回足されていたのは、主上の手術前日の会談後の2人の会話と、手術後の主上と猫猫のやり取り、そして壬氏と猫猫2人の食事シーン等少しだけでした。

この巻のテーマは「虫垂炎になった主上の手術と、壬氏が次の帝になるかどうか?」です。

で、書き足しの部分で、猫猫は壬氏に「帝になって欲しくない」、と意思表示をしていました。

なろうの時点で、壬氏は主上と阿多と猫猫の前で「帝位に就く気は無い。嫁にしたいのは1人だけだけど、妃をもつということは4人以上を相手にしなければいけなくなる。1人の妃のだけの元に通い、周囲の怨恨から猫猫を守り切ることは後宮では無理なこと。そうなるくらいなら、猫猫のことは諦める」という趣旨の意思表示をしています。

そこは「なろう」と同じ。

ちなみにですが、主上が手術を受けるなんてとんでもない!というのは、日本でも昭和天皇の頃までありました。

結局昭和天皇は手術を受けたし、長生きもしたけど、そこに至るまで主治医は大変だった、というのを特集で観たことがあります。

昭和天皇は末期は吐血しても平静を装っていたりと、気丈な振る舞いだったと言われていましたが、そういうエピソードがこの薬屋〜の主上にも反映されていたのかもしれませんね。

体調不良をギリギリまで我慢し、阿多との約束を守るために壬氏を時期帝としようとしていた主上でしたが、阿多が妃時代に散々危険な目にあったこと、それを主上が把握していなかったことを阿多が話したことで、主上も諦める気になったみたい。

で、部屋を出た後に猫猫は

「もし主上が遺言で帝位に就くよう書き残したらどうしますか?」と聞き

「そうなったら、従うしかない」と返されるのですが、でも壬氏のお腹には過去に「玉葉さまの敵にはならない」というアピールで付けた焼印があります。

それを更に焼くなりして消すしかない、という発言は主上の前でもしていて、猫猫はそれに怒りを見せていました。(ここも書き足しかな?)

で、猫猫は「その時は私は側にいなくても良いですか?」と言い、

「…そういう言い方はやめろ。命令したくなる」と返されています。

直前の会話で「帝になるなら、猫猫との結婚は諦める」という旨の発言を自分でしていたのに、猫猫から「じゃあその場合は側にいなくて良いってことですよね?」と質問されると「嫌」という気持ちを見せてしまうあたり、壬氏のまだまだウブで猫猫に翻弄されてる感じがしますねー。

壬氏なりに悩んでいるんでしょうけど、アンタ、だいぶ前に猫猫に「ちゃんと準備をする」と言っていたにも関わらず、結局1人では猫猫を妻にする作戦を遂行出来ないまま時間がずいぶんと経っていませんか?

「妻にする宣言」をしておきながら、子供が出来ないよう配慮する猫猫を見て「未婚のまま2人の間に子供が出来たら政治的に大変なことになる」と思って一旦引き下がったまま時間が経ち、結局主上の遺言に関する話が出てくるまで何も進展出来ていず、猫猫から誘われるようなことをしても身悶えるだけって…このヘタレ君め…

「薬屋のひとりごと」壬氏22歳、猫猫21歳で両思いになっても妊娠回避で進展無し…

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あくまでも壬氏と猫猫のラブコメ進展が気になり、ネタバレサイトを見つつ、小説版の5巻と8巻を書いました。5巻のキスシーンは、ネタバレサイトで読んでいたのとちょっと印象が違いましたね。壬氏が嫉妬心に駆られて歯止めが効かなくなり、猫猫の首を絞める、とかは書かれていたけど、まさか首を絞めつつ繋いだもう片方の手を関節が外れるかと思うくらい強く背中側に固定し、という流れの中で、苦しくて上を向いて口を開けた猫猫に...



主上の手術は無事終わり、後日疲れ切った壬氏の元に水蓮の頼みで行った猫猫は、2人で食事をしながら

「壬氏さまは帝になったら死にます。向かない地位だから、ならないでくださいね」と言い、それを壬氏は嬉しそうに聞いている…という流れからして、

壬氏は今後、幼い東宮の後見となり、自身は帝にならない

ということが決定したようですね。

この点は主上と阿多の間でも話がついていて

「他の子供より長男の壬氏を優遇し、本人の意思を尊重して帝位に就けないでくれ」

という阿多の願いを主上も受け入れている様子でした。

そこが不確定なまま猫猫が壬氏の子供を妊娠したら、子供ぐるみで危険な目に遭う可能性が上がる、というのもあってまだ清い交際状態だったので、あとは羅漢のOKが出れば結婚、で終わるのかな?

とはいえ壬氏が皇室の人間なのは変わらないし、その妻となっても医学を続けられるのか?と常識的に考えると謎ですが、何とかしそう。

所詮ファンタジーですしね。

主上が猫猫のことを名前ではなく「羅漢の娘」と呼び続けるのは、壬氏と一緒になる=羅が皇族と血縁になる、ということの念押しなのでしょうか。

猫猫自身は花街育ちの平民と思っているけど、実の伯父にも名を与えない主上からしたら、かつての補佐であり弱みを握られているから敵に回したくない羅漢の娘というのは、息子の嫁として身分的には問題無い。

でも同僚達からしたら、羅漢の娘と知っていても変わらず接していたけど、月の君の妻となったら敬語を使うようになるんだろうなぁ。

あ、あと天祐が手術の執刀を最初拒絶し、それで猫猫が「手術が成功したら、褒美に天祐の指をもらう」と言ったのを麻酔中の主上が聞いていて、術後の会話で「代わりに天祐の半年の減給」を頼むとかも、足されていた部分ですね。

私はあまり脇キャラに興味がない、というか、似たようなやり取りばかり続いているので、へぇ、というだけでしたが…

個人的には、毎回毎回、馬閃が猫猫に上から目線で文句をつけてきて、それを高順が怒って止める、というのが続き過ぎていて、イライラします。

直情筋肉馬鹿なのは、もう分かったよ…

壬氏と猫猫が両思いなのにも気付いていないし、誰もそれを彼に教えてもいないんでしょうけど、何度父に怒られても態度を改められないって、無能過ぎ。

と思ってしまうくらい、お決まりネタみたいなのを連発し続ける作者さんだなぁと思っています。

さて、天祐みたいに執刀が上手くなりたい、と猫猫は思っているようなのですが、壬氏の妻兼宮廷医となるつもりなんでしょうか?

壬氏と寝る覚悟をつけた時には、もう宮廷から出られなくなる、その代わりまぁ薬草を育てる温室でももらえれば、くらいに諦めていたっぽいですが。

花街の薬屋も他の人に引き継いでいるとはいえ実家だし、そろそろまた里帰りエピソードも来そうかな?

ここまで「とにかく壬氏と猫猫のラストを見届ける!」と意地になってきているのですが、このまま床入りまで描かずに終える可能性もあるのかなぁと思えてきました。

花街の実家にいる猫猫の所に壬氏が迎えに来る、的な終わりとかで匂わせるとか…

他の女性医官たちの育成をする立場にいつか猫猫がなる、というルートは残りそう。

何にせよ「庶民の娘が王子様に見初められました。めでたし、めでたし」じゃ無いところが、このお話がウケたところだろうなと思います。

羅漢は壬氏が猫猫のことを妻にしようとしていること、気付いているんだろうな、と私は思っているのですが、どうなんでしょうね。

いざ打診されたらキレそうだけど。

それを羅門が諌めて…となる状況は、何となく想像がつきます。

阿多が「自分のような思いを息子の壬氏と猫猫にさせたくない」、と思っているのは以前から読者側は分かっていましたが、主上もそれをこの巻で理解し、双方の友情のような絆が見られたのは良かったかなぁと思います。

双方の両親は色々あったことを思うと、壬氏はグイグイと迫りまくって初恋の猫猫と一緒になれそうで、良かったねぇ。

段々と猫猫も好意を壬氏に出すようになってるし。

最初は猫猫からはぐらかされてるのに「妻にする」宣言をし、それを猫猫が聞かなかったことにしようとしていたのに、そのまま決定事項のように主上にも猫猫と結婚するつもりなのを告げていたけど、よくまぁここまで来られたものだ…と感慨深くもあります。

宦官じゃ無いとバレた時も押し倒そうとしたし、無理矢理キスもしたし、当初の壬氏の猛烈アタックはセクハラとモラハラレベルだったから、本当にもうイケメンじゃなきゃ創作物でも不快感持つ人出るレベルだったのでは…?

最新刊での「もっと猫猫と一緒にいたい」とハッキリ言えずにアワアワしてる壬氏の意図を汲んで、猫猫が雀と暗黙の了解で場を整えるのとか、ヘタレで可愛いですよね、壬氏。

猫猫が前向きになるほど、狼狽えてしまうって…

きっと結婚しても、政治や医学関係でお互い協力し合いながら、仲良く国を守って守っていくことでしょう。

権力者の味方も多いし、里樹や楼蘭や阿多たちと比べると、猫猫は過去も今も恵まれた子だなぁと思います。

母親との関係はアレだけど、でもそれも不可抗力みたいなものだったし、本来なら羅門が花街に来る前の時点で産まれてもまともに育ててもらえなかった可能性もあるのに、皆んなに可愛がられて育ってるし。

で、美形で皇族で粘着質な壬氏から迫られ続け、でも彼の有能さと苦労性なところに義父との共通点を見出し、「一緒にいると落ち着く」とお互い思い合えるところまでいくのに、これだけ巻数が必要だった…と思うことにします。

冷静に考えると、未来の旦那の祖母が床入りの準備をしてるとか、ゾッとしますけどね…

水蓮からしたら、乳母をしていた頃に我が子のようにも思っていただろう主上と実の娘の結婚も見守ってきてるから、なんとも思わないのかな?

アニメの方は結局、最初に監督は「24話で終える」と宣言していたのに、シーズン2制作が決まりましたね。

こちらは来年放送開始だから、そこまで原作は続けるのかな?という気はします。

出せば売れる限りは、出版社的には続けたいだろうし。

で、なろうでは入れなかった壬氏と猫猫のイチャイチャを単行本で入れて、そちらも買わせようとし続けるのかな…

というやり方も、あまりに続くと読者の飽きがくるため、そろそろ、完結もして欲しいですが!

全話アニメ化は無理だろうから、最後のエンディングでその後の2人の絵とか見せて欲しいなぁと思います。

後続側で活躍する子と、羅の方で活躍する子が育ったりとかしそう〜。

壬氏は母親かつ祖父似、という謎な設定なため、そこもいつか明らかになって欲しいものです。

猫猫は母親似みたいだけど、もし2人の子が羅漢とか羅伴に似てしまったら…そこはちょっとがっかりかも、と思ってしまうくらい妄想が捗るのですが、それはそれで全て描かない段階でサクッとキレイにまとまって、ハッピーエンドで終わると良いですね!
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