映画 #スラムダンク ネタバレ感想~微妙と言う中高年は性格ヤバイ、くらい泣けた #THEFIRSTSLAMDUNK
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今日はファーストデーなので、映画「スラムダンク」を観てきました。
告知された時なら気になってはいたけど、私はアニメ放送時にハマっていて、でも原作は友達から借りていたし、結局ラストまではどちらも追っていなかった、というライト層なため、正直映画館まで行くほどか迷ってました。
高校の修学旅行中、風邪引いて声が出なくなってしまい、夜友達が会話に参加できない私に
「スラダンの新刊出てたの買ってきたから、これ読んでて良いよ」
と貸してくれたのはよく覚えています。
ただ、どうせ正月は暇だから、映画は何かしら観よう、じゃあ今ならスラダンかなと思ったくらい。
が、同僚が「めちゃくちゃ泣けた。でも、共感し合える人が周りにいなくて、他の同僚が興奮して語ってた時に思わず輪の中に入っちゃったよ」と言っていたので、その後期待値アップ!
安西先生タプタプステッカーの配布初日なのもラッキーでした。

で、観た感想なのですが…
まさか主役が宮城リョータ(りょーちん)だと思わなかったし、彼にあんな悲しい過去があったとは思わなかった!
というか、ごめん、私にはりょーちんの記憶がルックスと、マネージャーの彩子さんと良い感じ、くらいしか記憶に無い…
流川と牧さんが好きだったなとか、三井と眼鏡くんのカップリング流行ってたなって記憶しか無いんですよ。
沖縄で生まれ育ち、まだ9歳の時に父を亡くし、「これからは俺が家族のリーダーになる」と言っていたバスケの上手い3歳上の兄までも、その後すぐに釣りのために乗った船の事故で死去。
これは兄の乗った船を見送る時に「もう帰って来るな!ばーか!」と1 on 1の約束を破られて怒って怒鳴るシーンの時点で、「お兄ちゃん、死んじゃうのかな…」と予想ついたけどね…でも悲しい…
兄からバスケを教わり、そして兄が目指していた「山王工業高校に勝つ」という夢を思い出しながら試合に臨むりょーちん。
もうそれだけで、スラダン関係無くおばちゃんボロボロ泣き!(私は兄弟愛モノに弱い)
予告の時点で気になっていた、キャラの動きのカクカクした感じとCGの融合の違和感ですが、動きの方はオープニング映像を観て
「あぁ、原作絵を活かしたパラパラ漫画風にしたかったからか!」
と納得。
主要キャラそれぞれのことも順にクローズアップは多少されますが、あくまでも主役はりょーちん。
私でも覚えている有名なセリフは入れつつ、原作絵の線のカッコ良さを活かしつつ、丁寧にりょーちんの家族との関係性を、試合を交えてまとめていく脚本には、本当に泣かされました。
後半の巻き返しからの逆転勝利も、原作最後を未読の私は結末を知らないため、ハラハラしながら手を握り締めましたね。
結構館内は埋まっていましたが、最後に小さく拍手し合っていた家族連れもいたし、「良いとは聞いてたけど、ここまでとは思わなかった…!」と絶賛したり、「あの花道のシーンがさ」と興奮しながら話す人がいたりと、とにかく満足ムードで終わりました。
私は基本的には「コレの良さが分からない奴はあり得ない」とか「コレは絶対観るべき」とかは書かないようにしています。
内心思っていても、SNSという場では「個人的には、コレを嫌だと言う人の気持ちは分からないけど、でも人それぞれ価値観は違うモノだろう」という風にしていて、それはあくまでも保身の為です。
自分も大絶賛され過ぎていると冷めたりするし、反対意見の人が斬り捨てるような言葉を使っていると気分悪いし。
ただ、この映画「スラムダンク」に関しては、当時一緒にアニメや原作に触れていた中高年が「微妙」と言ったら
「そんな奴とは、まともにコミュニケーション取れないな」
と吐き捨てたくなりますね。
もちろん「予想していた部分の話じゃなかった」「推しキャラの登場シーンが短かった」「やっぱり声優交代が気になる」という人もいるでしょう。
ただ、「ある程度キャラのことは知っている」程度の知識で、新しい映画として観た身としては、その先入観でせっかくのこのシンプルながらも泣ける話を「微妙」と片付けられたくないな、と思うんです。
周囲人から兄と比較され、「生き残ったのか俺の方でごめん」と母親に対して思っているりょーちん。
夫と長男を亡くして辛いのに、それでも兄を大事に思い続けるりょーちんを見守り続けたお母さん。
兄と比較されてるのは可哀想、と思ってお兄ちゃんの荷物をお母さんが片付けてしまおうとした時の、あのお面を被ったまま抵抗するりょーちんの気持ちを想像すると、心がギュッとなりました。
全くスラムダンクを知らない人からしたら「流川ってバスケ上手いの?下手なの?話さないから何考えてるかも分からない」だし、ミッチーとりょーちんとの出会い、不良シーン、試合シーンが同一人物だと分かりづらいかもしれない。
でも、試合中にどんどん5人の絆が強くなっていくのは、シッカリと伝わってきました。
この歳になると、頑張ってる若者を見るだけで泣けるのよ…
終始一貫して、りょーちんを軸に話は進み、でも敵方にも焦点を当てた上でのラスト!
海外でまたりょーちんがあの時の山王工業高校のメンバーと対峙するなんて、キレイな終わり方でしたね。
もちろんその前の、ずっと仕舞われていた兄の写真が、自宅で飾られるようになっていたのも良かったです。
告知された時なら気になってはいたけど、私はアニメ放送時にハマっていて、でも原作は友達から借りていたし、結局ラストまではどちらも追っていなかった、というライト層なため、正直映画館まで行くほどか迷ってました。
高校の修学旅行中、風邪引いて声が出なくなってしまい、夜友達が会話に参加できない私に
「スラダンの新刊出てたの買ってきたから、これ読んでて良いよ」
と貸してくれたのはよく覚えています。
ただ、どうせ正月は暇だから、映画は何かしら観よう、じゃあ今ならスラダンかなと思ったくらい。
が、同僚が「めちゃくちゃ泣けた。でも、共感し合える人が周りにいなくて、他の同僚が興奮して語ってた時に思わず輪の中に入っちゃったよ」と言っていたので、その後期待値アップ!
安西先生タプタプステッカーの配布初日なのもラッキーでした。

で、観た感想なのですが…
まさか主役が宮城リョータ(りょーちん)だと思わなかったし、彼にあんな悲しい過去があったとは思わなかった!
というか、ごめん、私にはりょーちんの記憶がルックスと、マネージャーの彩子さんと良い感じ、くらいしか記憶に無い…
流川と牧さんが好きだったなとか、三井と眼鏡くんのカップリング流行ってたなって記憶しか無いんですよ。
沖縄で生まれ育ち、まだ9歳の時に父を亡くし、「これからは俺が家族のリーダーになる」と言っていたバスケの上手い3歳上の兄までも、その後すぐに釣りのために乗った船の事故で死去。
これは兄の乗った船を見送る時に「もう帰って来るな!ばーか!」と1 on 1の約束を破られて怒って怒鳴るシーンの時点で、「お兄ちゃん、死んじゃうのかな…」と予想ついたけどね…でも悲しい…
兄からバスケを教わり、そして兄が目指していた「山王工業高校に勝つ」という夢を思い出しながら試合に臨むりょーちん。
もうそれだけで、スラダン関係無くおばちゃんボロボロ泣き!(私は兄弟愛モノに弱い)
予告の時点で気になっていた、キャラの動きのカクカクした感じとCGの融合の違和感ですが、動きの方はオープニング映像を観て
「あぁ、原作絵を活かしたパラパラ漫画風にしたかったからか!」
と納得。
主要キャラそれぞれのことも順にクローズアップは多少されますが、あくまでも主役はりょーちん。
私でも覚えている有名なセリフは入れつつ、原作絵の線のカッコ良さを活かしつつ、丁寧にりょーちんの家族との関係性を、試合を交えてまとめていく脚本には、本当に泣かされました。
後半の巻き返しからの逆転勝利も、原作最後を未読の私は結末を知らないため、ハラハラしながら手を握り締めましたね。
結構館内は埋まっていましたが、最後に小さく拍手し合っていた家族連れもいたし、「良いとは聞いてたけど、ここまでとは思わなかった…!」と絶賛したり、「あの花道のシーンがさ」と興奮しながら話す人がいたりと、とにかく満足ムードで終わりました。
私は基本的には「コレの良さが分からない奴はあり得ない」とか「コレは絶対観るべき」とかは書かないようにしています。
内心思っていても、SNSという場では「個人的には、コレを嫌だと言う人の気持ちは分からないけど、でも人それぞれ価値観は違うモノだろう」という風にしていて、それはあくまでも保身の為です。
自分も大絶賛され過ぎていると冷めたりするし、反対意見の人が斬り捨てるような言葉を使っていると気分悪いし。
ただ、この映画「スラムダンク」に関しては、当時一緒にアニメや原作に触れていた中高年が「微妙」と言ったら
「そんな奴とは、まともにコミュニケーション取れないな」
と吐き捨てたくなりますね。
もちろん「予想していた部分の話じゃなかった」「推しキャラの登場シーンが短かった」「やっぱり声優交代が気になる」という人もいるでしょう。
ただ、「ある程度キャラのことは知っている」程度の知識で、新しい映画として観た身としては、その先入観でせっかくのこのシンプルながらも泣ける話を「微妙」と片付けられたくないな、と思うんです。
周囲人から兄と比較され、「生き残ったのか俺の方でごめん」と母親に対して思っているりょーちん。
夫と長男を亡くして辛いのに、それでも兄を大事に思い続けるりょーちんを見守り続けたお母さん。
兄と比較されてるのは可哀想、と思ってお兄ちゃんの荷物をお母さんが片付けてしまおうとした時の、あのお面を被ったまま抵抗するりょーちんの気持ちを想像すると、心がギュッとなりました。
全くスラムダンクを知らない人からしたら「流川ってバスケ上手いの?下手なの?話さないから何考えてるかも分からない」だし、ミッチーとりょーちんとの出会い、不良シーン、試合シーンが同一人物だと分かりづらいかもしれない。
でも、試合中にどんどん5人の絆が強くなっていくのは、シッカリと伝わってきました。
この歳になると、頑張ってる若者を見るだけで泣けるのよ…
終始一貫して、りょーちんを軸に話は進み、でも敵方にも焦点を当てた上でのラスト!
海外でまたりょーちんがあの時の山王工業高校のメンバーと対峙するなんて、キレイな終わり方でしたね。
もちろんその前の、ずっと仕舞われていた兄の写真が、自宅で飾られるようになっていたのも良かったです。
そういうストーリーに対して、やはり本当に良かったと思うので、細々と気になるところはあっても「微妙」とは私は言いたくありません。
あの状況で巻き返せて勝てるなんて、そりゃキレイ過ぎだろとは思う。
ゴールのネットのCGに違和感がある。
他のキャラはともかく、桜木花道の声はやはり「木村昴だな」と思ってしまう。
でも、メインのテーマはあくまでも、りょーちん。
私の記憶にほぼ無かったようなキャラだったのに…
兄から言われた「怖いよな。でも、それを相手に見せるな」を守り続け、不良に絡まれても震える手をポケットに入れて隠し、彩子さんにも気付かせずにいたりょーちんは、まだ高校生の子供と思うと、もうねー…これを否定する大人は嫌だなと思っちゃうんですよ!
そんなりょーちんを支えるメンバー達も良い!
あぁ、ゴリもこんな風に孤独な気持ちを堪えてここまで来てたんだよね、とか、胸熱でしょう。
最後の最後に、花道と流川がハイタッチとかさー。
そして敵側も「必要な経験をするため」に負けたという、無駄の無さ!
それがあってこそ、りょーちんの中で兄への気持ち、母への気持ちが昇華されていくわけで。
あのお母さんは口数は少ないけど、それ故にどれだけ夫と長男を亡くして辛いか分かるし、生活も厳しいのに残った子供2人を大事にしてきたのが伝わってきて、切なかったなぁ。
お父さんの位牌の前で泣き崩れていたあの日の母に、当時中学生だった兄ではなく、高校生になった自分が慰める存在として頭に手を添える情景を思い描くりょーちんは、思い返しても涙が出ます。
「兄を思い出してしまうだろうに、俺がバスケを続けることに反対しないでくれていて、ありがとう」
そんな風に思ってる子だったなんて…!
そうかー、そんな風に、お兄ちゃんと同じ7番のユニフォームを大事にしていたんだね。
どんなに嫌なことがあっても、他人とうまくいかなくても、バスケは続けたんだね。
だから、その最高の仲間達と試合をして勝てたんだね、おめでとう!
と、普段全然スポーツに興味が無い私でも、始終泣き通しの映画鑑賞となりました。
隣に座ってた若いカップルも泣いてたなぁ。
これはね、今のこの社会情勢が不安な時に公開された、というのも良かったなと思うんです。
私は別にもう、あんな風に家族や仲間と結び付き合う関係では無いけど、でも過去と現在と未来に対して、今を頑張ることの意味みたいなのを感じられました。
皆んな絶対観るべき、とは言えないし、否定する気持ちを持つ人が出たら仕方ないと思う、けど、一言SNSで「微妙」とかは言えない、というか、そんな気軽に否定したくないな。
私は観てとても良かったです!
久々に、流川くんにもキュンとしました!
背の低さをハンデではなくメリットとして、怖くても突っ込んでいくりょーちん、カッコ良かったです!
本の方も読みたくなりました。


THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE (愛蔵版コミックス)
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あの状況で巻き返せて勝てるなんて、そりゃキレイ過ぎだろとは思う。
ゴールのネットのCGに違和感がある。
他のキャラはともかく、桜木花道の声はやはり「木村昴だな」と思ってしまう。
でも、メインのテーマはあくまでも、りょーちん。
私の記憶にほぼ無かったようなキャラだったのに…
兄から言われた「怖いよな。でも、それを相手に見せるな」を守り続け、不良に絡まれても震える手をポケットに入れて隠し、彩子さんにも気付かせずにいたりょーちんは、まだ高校生の子供と思うと、もうねー…これを否定する大人は嫌だなと思っちゃうんですよ!
そんなりょーちんを支えるメンバー達も良い!
あぁ、ゴリもこんな風に孤独な気持ちを堪えてここまで来てたんだよね、とか、胸熱でしょう。
最後の最後に、花道と流川がハイタッチとかさー。
そして敵側も「必要な経験をするため」に負けたという、無駄の無さ!
それがあってこそ、りょーちんの中で兄への気持ち、母への気持ちが昇華されていくわけで。
あのお母さんは口数は少ないけど、それ故にどれだけ夫と長男を亡くして辛いか分かるし、生活も厳しいのに残った子供2人を大事にしてきたのが伝わってきて、切なかったなぁ。
お父さんの位牌の前で泣き崩れていたあの日の母に、当時中学生だった兄ではなく、高校生になった自分が慰める存在として頭に手を添える情景を思い描くりょーちんは、思い返しても涙が出ます。
「兄を思い出してしまうだろうに、俺がバスケを続けることに反対しないでくれていて、ありがとう」
そんな風に思ってる子だったなんて…!
そうかー、そんな風に、お兄ちゃんと同じ7番のユニフォームを大事にしていたんだね。
どんなに嫌なことがあっても、他人とうまくいかなくても、バスケは続けたんだね。
だから、その最高の仲間達と試合をして勝てたんだね、おめでとう!
と、普段全然スポーツに興味が無い私でも、始終泣き通しの映画鑑賞となりました。
隣に座ってた若いカップルも泣いてたなぁ。
これはね、今のこの社会情勢が不安な時に公開された、というのも良かったなと思うんです。
私は別にもう、あんな風に家族や仲間と結び付き合う関係では無いけど、でも過去と現在と未来に対して、今を頑張ることの意味みたいなのを感じられました。
皆んな絶対観るべき、とは言えないし、否定する気持ちを持つ人が出たら仕方ないと思う、けど、一言SNSで「微妙」とかは言えない、というか、そんな気軽に否定したくないな。
私は観てとても良かったです!
久々に、流川くんにもキュンとしました!
背の低さをハンデではなくメリットとして、怖くても突っ込んでいくりょーちん、カッコ良かったです!
本の方も読みたくなりました。
THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE (愛蔵版コミックス)
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