都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

49歳鼻出しマスクマン、中高年が「共通テスト」を受験する意味はある?

鼻出しマスクで共通テスト受験が無効となった、通称「鼻マスクマン」の続報がどんどん出てきていて、当初擁護していた方々が困惑しているようですね。

茂木健一郎は開き直って論点ずらしをしつつ、YouTubeや他の活動の宣伝に力を注ぐ炎上商法に走っているようで、結構ドン引きしています…

鼻出しマスク(40代共通テスト退場学生)を擁護した茂木健一郎、賛同者をRTしまくり炎上

昨日、共通テストを受験中に鼻出しマスクを6回注意されても止めなかった学生が退場させられた、というニュースがTwitterで話題になっていました。私はこれに関しては、●鼻をこすって、手に付いた新型コロナウイルスを吸い込んでしまう可能性は0では無い●本人が感染していて、鼻に触れた手でドアを開け締めし、他の学生にうつす可能性も高まる●万が一この学生経由で家族や地元の人々に感染が拡がった場合、会場の管理責任となるとい...



注意されても無視、試験官をスマホで撮影、尾崎豊の曲を流す、トイレに立て籠もって警察に連行…の原因が

「眼鏡が曇るから、鼻出しマスクにしたかった」

は通りませんねぇ…別室移動を促されても拒否してたんだし。




「40代が受験をする=浪人生と思い込んで叩いている人がいるけど、海外では〜」なんて持論も展開されていました。



これ私すでに一度調べてるんですよね。

「日本の大人は勉強しない」

というのが一時期話題となっていて、でも元記事以外のデータを調べたところ、大学進学率自体は日本はかなり高いんです。

ヨーロッパ等で一旦社会人を経験してから大学進学する人が多いのは、学費を自分で稼がないといけない、というケースが多いみたい。

日本の大人は「勉強しない」、理由はオタク文化?

日本人の大人向け英語発音学習方法、について調べようとして検索キーワードに「日本人 大人」と入れたら、キーワード候補に真っ先に「日本人 大人 勉強しない」が出て来て驚きました。検索結果を見てみると、「日本人の大人は、先進国一勉強(個人学習など)をしない」と3年前くらいから言われているそうです。※画像はツイートリンク先より先進国一、勉強しない日本の会社員に明日はあるのか?https://t.co/uUsjNGKZB6— News...


またTOEICの試験問題の中には、

「希望する部署に移動できるようになるためには学位が必要なので、退職して進学すると言う社員がいる。

優秀な人なので退職させたくないが、残業が多くて夜間学校に行けない。

なので仕事量を調整して、夜間学校行かせてあげられるように手配できないか?」


と上司が人事部に掛け合う例題とかよくあります。

他にも、「仕事上必要な技術を身につけるために休職して学生になる。

卒業後に復職するという条件付きならば、学費の一部を会社が負担する」


という例題も出てきます。

私の推し俳優Daid Corenswetのお姉さんは、大学卒業後に色々と仕事をしていたけれども、その後30歳近くなってから改めてロースクールに入学し、卒業していました。

こういう大人になってからでも学生になれるシステムは、すごく良いなと思います。

以前もたいまさこが小林聡美との対談で

「昔は日本でも、30歳まで夢を追い求めて好きなことをしていたとしても、その後正社員で入社出来た。

むしろそれまでの経験を面白がってもらえたけど、今の子は新卒で入社しないと正社員にほぼなれないので可哀想」


と語っていましたが、確かに今は大手企業に後から正社員として入社するのは厳しいと思います。

バンドマンをしていたけど、30歳近くなって結婚を機にガテン系の会社に正社員として就職した、という人は周囲にいますが、所謂ホワイトカラーではないみたい。

何にせよ国が豊かでないと、皆んながフラフラと自由に生きてはいけないのが現実…

もしかしたら日本もこの先、奨学金で進学するのは厳しいから、と一旦高卒後に就職してから大学進学する人も出てくるかもしれません。

が、現時点での鼻出しマスクマンに関して言えば

「49歳で国立大学を目指す意味はなんですか?」

と思うのが一般的ではないでしょうか?

社会人大学も色々あるのに、敢えて共通テストを受けるということは、専門的な勉強だけ足そうと思ってるわけじゃないってことですよね?


海外では「コミュニティーカレッジ」が一般的と言われていますが、先日ドラマ「COMMUNITY」を観たところ、

高校を中退したはみ出しもの
経歴詐称をしていた弁護士
店舗経営を目指しているので勉強したい主婦
暇つぶしで長年通学している高齢者


等々がメインで出ていた上に、他の学生も「世間のはみ出しもので、変わり者」という設定になっていました。


Community - Season 1-6 [DVD] by Joel McHale

クレイジーなドラマでめちゃくちゃ面白かったんですが、やはり一般的には高校卒業後に大学進学をする、その後足りない部分があれば他の学校にも通う、というもの、なのかな?

もちろん日本でも高齢者が医学部を受験するケースなどあります。

卒業しても大学病院の医師になったりは出来なそうだけど…

でも何歳になっても勉強したいと思うのは良いこと。

他の若者の勉強機会を1人分奪うことにもなるので、それでもなお、という強い意思を持って進学することが出来る人は、すごいなと思います。

私も今は英語の勉強をしているから、あと20歳若かったら留学してみたかったな〜。

お金と時間に余裕が無いと出来ないことなんですけどね…
しかしアラフォーの私が、なるべく多様性を受け入れていきたいと一応思っている派の私が考えてみても、やはり

「49歳から国立大学への進学を考えるのは、一般的ではないというか、あまり意味がないように感じる」

という感想にしかなりません。

専門的に必要な学科以外も勉強しないといけないので、遠回りだと思うんです。

例えば政治家を目指していて、今から東大法学部に進学して箔をつけたかった、とかなら分かる…のかなぁ…?

一般教養を勉強したい、という人もいると思うし、自分の学生時代と今では教育内容が変わっているから学び直したい、と思う人もいると思うけど、それが出来る社会人大学もあるんですよね、一応。

私は自身が専門的な大学に進学してしまったので、あの4年間は技術を学ぶと言うよりは、「自分とは何者なのか?」を学ぶ場だったな、という感想しか持っていません。

今から勉強をするなら、当時やっていなかった英語の勉強をしたい。

社会人大学とか調べたんですが、英語だとどうしても学費が高すぎて、今の私には払えません…

安いスタディサプリや市販の本でも勉強出来るし、オンライン英会話もあるし、TOEICとか英検の試験は独学でも受けられるから、敢えて「学校」にこだわる必要がない。



ので、「国立大学に進学したい」と49歳で思う理由が分からないのです…

「どうせ冷やかし受験だろ、迷惑系YouTuberじゃないのか?」

という憶測の声も上がっていて、それはそれで本気で受験をしている人だったら的はずれな批難になんてしまいますが、どうして今国立大学に進学したいと思ったのかは、気になるかな。

趣味でTOEICの試験を受けるのさえ、倍率が高いので躊躇しましたもん。

今は平常時ではなく、今年の受験生は学校や塾にも満足に行けないまま、感染対策した会場で受験している状況。

親御さんの会社の経営状態も不安な人は多いかもしません。

そんな中での受験で、「一人のワガママを認めることが多様性」だと、私には思えないかな。

最近のTwitterを見ていてつくづく思うんですが

「言論弾圧だ!」「多様性を認めろ!」

と言う人ほど、自分とは違う価値観を絶対に認めず、口汚く高圧的に批判し、相手の口を封じようとする傾向が強い。


そんなことをしていたら、本当に困っているマイノリティの人が声を上げたとき

「あ〜あ、また煩いワガママな奴が出てきた」

と思う人が出てしまう…というか、最近そういう傾向がどんどん強まっていて、怖いなと思っています。

SNSではどうしても0か100で語る人が多いしね〜。

そうなってしまった大人を意識改革させる「教育」も必要かもしれないけど、でもそれを謳った怪しい「サロン系ビジネス」もあるから、真贋の見極めは難しいものです。

とりあえず茂木健一郎は教育者なんだから、率先してニュースの見出しに飛びつき、試験官を誹謗中傷し、前言撤回しないまま自己弁護に走る姿勢を見せてしまったことで、大きな代償を支払う羽目になったんじゃないかしら。

そして若者に「学ぶ気のある人も、教育者の人も、中高年はヤバい人が多い」と思わせてしまったかもしれない、と思うと、同じ中高年として名誉挽回出来ないのか考えてしまいます…私には無理だけどもさ。
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