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ドラマ「きのう何食べた?」1話ネタバレ感想~原作数話をうまくまとめていて良作!

ドラマ「きのう何食べた?」が始まりましたね!

1話目の録画を忘れてしまい、見逃し配信で観ました。

●MacBook Airとテレビを繋ぐのに買ったHDMIケーブル(ミニディスプレイポート)

で書いたように、テレビとノートパソコンを繋いでおいたお陰で、テレビ画面で観られるのは良かったーけど、見逃し配信だと30分ドラマなのに4回も間にCMが挟まってしまうのは残念…



ドラマが始まる前から「原作の再現率が高い!」と期待の声が高いドラマでしたが、やはり良作!

私も友人たちも大絶賛しています。

ちなみにKindleなら今期間限定で無料になっているので、未読の方にはオススメ。




ドラマ1話では、原作の#1・#3・#11のエピソードがバランス良く繋げられていました。

2話では#2とか以降のエピソードが入るようですね。

原作は季節感のあるメニューを入れ、ちゃんと1年1年が過ぎていくお話ですが、ドラマではそんなに一気に年を重ねていくことはできない。

1巻は2007年発売で、つい先日新刊15巻が発売されていますが、ドラマでは43歳の設定のまま何年間にも渡って描かれたエピソードをうまく取り込み、でも統一感をもたせて構成させてるようです。


きのう何食べた?(15) (モーニング KC) [ よしなが ふみ ]

放送開始前は「おっさんずラブが流行ったからBLものやるんだろ?」みたいな声がありましたが、いえいえ、とても原作への愛が感じられる仕上がりで、そのこだわりも記事になっています。

『きのう何食べた?』は、何気ない日常のお話で、物語に浮き沈みがあまりないのですが、それが持ち味というか良いところで。

すごく気軽に読めるし、そこが深夜向きなんですよね。

と同時に、実は深いテーマがあって、考えさせられることがある。それをライトなタッチで描く、というところも含めて原作を踏襲しました


と松本プロデューサーがお話されていますが、このわざと実写化のために余分な設定を足さず、複数話をまじえて緩急をつけた方法には、とても原作への愛情が感じられました。


いやー深夜にこのドラマ観ると、ほんとお腹空きます!

実際にラストのハーゲンダッツを見て、コンビニに走った方も多いみたい。
最後のハーゲンダッツを食べながらほのぼのするシーンは、原作よりも膨らまされていたと思います。

「ひょんなこと、のひょんって何だ?」

の2人の演技は可愛くて可愛くて、良かったー。

もちろん、鮭と舞茸の炊き込みご飯、私も毎年作っていますが、あの料理シーンの西島秀俊の笑顔、良かったですねぇ。

ケンジ役の内野さんも、今までかなり男っぽいイメージの強い方でしたが、無理矢理ふざけたオネェっぽくナヨナヨさせるわけではなく、自然に可愛いキャラクターとして演じているように見えました。


原作を一コマ一コマただ再現しようと忠実に追うわけでもなく、既刊のエピソードをうまく混ぜ合わせて実写化しているのは、原作に愛を持って制作してくれているから。

●「原作ファンは必ず実写化に文句を言う」って偏見がムカつく

で書いたような原作ファンから実写化に不満が出るのは、原作イメージよりも一般ウケ狙い(しかもそれが外れていて、固定概念が強いだけ)を勝手に足してしまうから、だと思います。

足し引きが出るのは当然だけど、そのせいで原作の良さが崩れたら台無し。

そうならないよう、丁寧に構成してくれたスタッフさん達に感謝!

そして、よしながふみの絵は白い方なので、それを実写化して生っぽくなる分を、俳優さんが丁寧な演技でアレンジしてくれているなと思いました。

おしゃべりで個性的なお客さんをMEGUMIに、激しい性格のお母さんを梶芽衣子にしたのも良かった。

店長役がマキタスポーツさんなのもピッタリ!



話題になっていたジルベール予想も、小日向さんが山本耕史?と最初は違和感を感じたけど、でもジルベールの磯村勇斗さんはビジュアル的に確かにピッタリですね!



原作に愛情を持って丁寧に作られている、期待通りの良ドラマでした!

次週も楽しみ〜そして映画化は別にしなくても良いと思います。

お料理シーンはマンガだとどうしてもイメージし辛いときもあったので、そこを実写で丁寧に見せられるドラマだからこそ、何シーズンか続けて色んな季節の料理を紹介していってくれたら嬉しいな。

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●くらもちふさこ×よしながふみ対談がオルビス2017.10シブロ掲載!
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