先日NHKで「発達障害困りごとのつき合い方」という発達障害の特集をしていました。


発達障害を生きる

栗原類くんや、様々な発達障害の方が登場していて、どんな症状があり、どんな対策をしているのか、を紹介する番組でした。

光に過敏な人がいるので、スタジオ内は薄暗くしていたり、

音に過敏な人がいるので、セットの水槽の音を止めたり、

いつでも離席してOK、休めるソファゾーンも作り、無理なく放送出来るよう配慮した構成。

●NHK 発達障害プロジェクト

というサイトでも、発達障害に関して説明されています。

出演者さんも放送後にツイートしていました。




「ぱっと見では健常者と同じように見えるので、周囲から理解され難い」

「普通に論理的に話せるけど、計算が出来ない」


そういう現状を話しつつ、それぞれが

「これなら出来る、これは出来ない、と判断しながら、日常生活を送っている」

と分かりやすく伝えられていて、とても興味深かったです。

音が聞こえすぎてしまう学生さんは、ノイズキャンセラーとしてイヤホンをしているそうです。


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大学にも最初にそのことは告げたけれど、最初の授業で

「イヤホンを外しなさい」

と講師から言われてしまったことがあるけど、キチンと伝えてことなきを得たそう。

音の過敏さは人それぞれで、この件は以前菅野彰さんもブログで書いていらっしゃいました。

●「自分や身近な人の、耳の聞こえ方に悩む方へ」

また、注意力散漫な方は、忘れないように目印を付けたり、

薄暗い部屋で休む時間を作ったり、

自分なりの対処法をみなさん見つけながら過ごしていると話していました。

じっとしていられない子供の為に、最初に何をどういう手順でやるか説明をして、納得させてヘアカットをしている美容院も紹介されていました。


ただ、観ていて思ったのは

「じゃあ、あの同僚も発達障害かもしれない」
「あの友人も発達障害かもしれない」
「自分も発達障害かも?」
「その境界線はどこなんだろう?」


そんな疑問を持ちました。

知人の娘さんは、19歳の時に専門病院に連れて行き、そこで診断されて発覚したそうです。

そのことは以前

●アスペルガー診断チェックをオススメする理由

でも書きました。

結局、病院で診断されなければ分からないのが現状だと思います。


発達障害の自覚が無く、社会に出ている人はたくさんいるのではないでしょうか?

●ゆとり?発達障害?に苦しめられた佐倉色の怖い話エッセイコミック感想

で紹介した漫画では、アスペルガーでは?と思われる編集さんに苦しめられたことが詳細に描かれていましたが、それは本人から公表されていることではないので、それが正しいことかはわかりません。



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私も発達障害の診断をされるような機会はありませんでした。

転職する度に、性格などで色々苦言を呈されることが多々あり

「自分はどこかおかしいのかな?」

と思ったことはありますが、先日友人がTwitterで紹介していた漫画では

「おかしいのは自分ではなく周囲だった」

というケースもある、と描かれていて、何が正しいのかよく分からなくなってきています。




「自分は発達障害で、○○が出来ない」

と人から公表されたことは、ありません。

友人のお母さんは「自分はADHDだ」と自覚しているそうで、確かに彼女の実家に遊びに行った時に、家の中が散らかっていて驚いたということは、以前

●「大人の発達障害」に周囲はどうフォローすべき?

でも書きました。

私も部屋を常にキチンと整理整頓出来ない方ですが、いわゆる全てごちゃごちゃで何がどこにあるか分からない、というレベルまで山積みにする程ではありません。

「性格」なのか「発達障害」なのか?

それは医師の診断があるかどうかでしょう。

私から見たら「あの変に神経質で攻撃的だった人は、発達障害だったのでは?」と思う人がこれまで何人もいましたが、その答えは分かりません。
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「発達障害に理解を」

と言われても、

誰がどんな発達障害を持っているのか?

本人がそれを自覚しているのか?


が分かった上で

「じゃあ、こう対処しよう」

と考えていけることなので、まず診断の機会を作り、公表されても受け入れる社会を作ることが先決じゃないかな?

と思うのですが、どうもそういう機会は、本人なり家族なりが自発的に病院に行かないと分からないらしい。


そしてその障害が重度か軽度か、本人や周囲の努力で改善出来るものかどうか?も人それぞれのようで、結局その人個人の性格や外見や能力によって、周囲の態度も変わってくると思います。

「私は発達障害なんだから、私に合わせて!それが当然でしょ!」

って態度で来られたら、無理です。

「すみませんが、私は発達障害でコレが出来ません」

と下手に出てもらえて、他の良い部分がある人ならば受け入れられるでしょう。


ただ、その発達障害でも付き合い続けたい、雇い続けたいと思われる能力がその人にあるかどうかはその人次第。

バリアフリーの設備を整えることは出来ても、人の感情や態度を全て優遇するのは、実社会では難しいです。

全ての人が善人で、優しい人ばかりではない。

むしろストレスをそれぞれ抱えているもので、自分のストレスになるものは排除して、好きなのにだけ関わっていきたいのが本心。


私には、今発達障害を紹介する番組を放送するメリットは

「もしかしたら、私や家族は発達障害かもしれない」

と思って病院に行かせたり

「私はこういう発達障害です」

と自覚のある人が、キチンと公表出来るようになることだとは思えます。

ただ、まだ無自覚な人は、結局

「我慢が出来る人と、我慢が出来ない人がいるらしい」

と思って終わってしまうと思います。


私は過去に職場で上司や先輩に嫌われた時、パワハラとしか思えない発言をされてきました。

その度に傷付いてきましたが、それを引き起こしたのは私の性格や能力の問題か、発達障害の問題かは分かりません。

「いくら文句を言っても、嫌な態度を取っても、コイツは変わらないダメなヤツだ」

という態度を取られてきました。

「もしかしたら、この人は何か障害があるのかも?」

と思うようなことがあっても、私も他人に通院を勧めることもないし、他人から勧められたこともありません。


「発達障害は脳の機能の問題」

「性格は本人の心の問題」

そういう区切りはありますが、それをどう見極めるのかは医師の診断。

私は認知行動療法のカウンセリングで

「自分は解離性障害ではないか?」

と思って聞いたことがありますが、

「あなたは考え方が一般的な日本人と違うので、海外のようなイエス・ノーがハッキリしたところが合うかもしれません。

障害ではありません」

と言われてしまいました。

しかし、発達障害の人も論理的に考えられると番組では言ってたし、どうなんだろう?

心療内科もいくつか行ったことがありますが、障害の診断をされたことはありません。

あえて自覚していることは「閉所恐怖症」くらいです。

●閉所恐怖症で飛行機が怖い!この辛さ、わかりますか?


私は美大に行っていたこともあり、変わり者というか、世間一般とされているような人はあまり出会ってきていないかもしれません。

むしろ、一般とされる事務職の方が、変わり者や拘りが強い人、意地の悪い人がいる印象がありました。

時々、驚くほど空気が読めない人に会うこともあります。

そういう人って、あまり注意されていない印象があります。

「この人は何を言っても意味が無いだろう」

と野放しにされているように見えますし、私もそう思って関わらないようにしてしまいます。

もしその人から「実は自分は発達障害で」と言われたとしても、

「じゃあ優しくしなきゃいけない、のかな…」

と思いながら、対応にストレスを溜めそうな気もします。

そして、ストレスを感じる自分がいけないのかな?

と自責の念に駆られて、より疲れてしまうかも…

結局、好意を持っている人なら協力したいし、そうでないなら関わりたくない、と思う人が多いと思うんです。


これまで色々本やネットで見てきた感じだと、パニック障害や鬱で悩んでいる人もいれば、

もしかしたら相手は発達障害かもしれない、という人と関わって疲れて病んでしまった人もいました。

読めば読むほど、自分のことも分からなくなるし、他人が怖くなります。

一般的に「普通の人」とされている人は、ものすごく優秀で性格の良い、希少な人だ

ということについて、最近よく考えます。

そして「自分は普通の人間で、アイツはダメな問題のある人だ」と思って不平不満愚痴を言い、ストレスを溜めている人がほとんど。

そんな世の中で、「発達障害への理解を深めましょう」と言われると

「あなたはもっと、周囲に寛容に優しくする努力をしないといけません」

と言われている気持ちにも、なってしまいます。


栗原類くんは、仕事でライトを浴びる機会が多いので、光の強さには慣れたそうです。

音の大きさも、「もう少し小さくして下さい」と言える環境にいるので、他の出演者よりも社会に適応出来ているようでした。

ただその時に他の医師?のような方が

「誰もが慣れれば大丈夫になるわけではないので、そう思い込まないで下さい」

と言っていました。

そういうのも人によって違うし、周囲も理解するためには本人とキチンと話し合わないといけませんよね。


私が以前書いた、化学物質過敏症らしい同僚のことを書いた記事

●「香水の匂いがキツイ」と苦情を言われたんですが…

には、よく

「お前がその人に合わせるべきだ!」

という私を責めるコメントがきます。

あまりにも似たようなコメントが続くので、最近はもうそのまま公開していないコメントもあります…

その同僚は、私本人には面と向かって何も言わないまま、嫌がらせをしたり、上司に苦情を言っていて、ものすごくストレスを感じました。

実際今になっても、原因が柔軟剤だったのか分からないままです。

「どうせ鼻が馬鹿になっていて、自分じゃ分かってないんだろ!」

ってコメントも来ましたが、規定量以下しか使ってないし、その同僚以外から苦情を言われたこともなく、

そもそも何故いきなり攻撃してきた人にへりくだらないといけないのか?

そして、ブログを読んだだけで何故そんな攻撃的な上から目線でコメント出来る人がいるのか?

も意味不明でした。


そんな社会で、皆んなが納得して笑顔で過ごせる環境なんて作れないと思うのですが。

「自分は発達障害があって、匂いに過敏なのであなたが使っている香料が合わないので変えて欲しい」

そういう言葉が先にあれば対処出来たけど、それもなく攻撃されたら、こちらとしては被害者意識を持ってしまいます。

この同僚はあちこちで常に誰かしらのことをヒステリックに責めています。

「普通こうするべきだ!」

という発言が多く、影で

「いやいや、普通じゃないのはお前だろ」

と言われています。

その人に本当に障害があるのか分かりませんが「そういう性格だ」と思われていて、その人が耐えられなくて退職した人もいました。

そういう状況を、会社に善処するよう求めるのもまだまだ難しい世の中。

私だってアレコレ言われて疲れてしまっています。

そういう状況を改善する、心の余裕を皆んなが持てる社会になれば良いのでしょうが…

その為にも、まずは「自覚」と「公表」をしやすい環境作りをしていけたら良いのではないかなぁと思っています。

そして、対処する側もストレスを溜めずにいられるようにしないといけない。


ちなみに今この記事を書くためにTwitterで冒頭のNHKの番組に関するツイートを観たら、放送直後に炎上していたようです。

司会者が中山秀征だったことも、気に入らない人が多かったみたいですね…

自分自身も発達障害だけど、観るのが辛そうで観られなかった。

観ても自分には当てはまらないケースだった。

もっと突っ込んだ内容にして欲しかった。


という意見もあれば

これで発達障害が認知されていくと良い

という好意的な意見もありましたが、ちょこちょこと否定的な意見もあることに、こういう問題の難しさを感じました。

結局…誰が何をしても、文句を言う人もいれば、好意的に見る人もいるからなぁ。

他者を許容すること、その為の我慢でストレスを溜めないこと。その両立が出来るようになるためには、結局は皆んなの性格が良くならないといけないのかな?とか思うと、自分にはそれが出来る気がしないのが、正直な気持ちです…

でも親しい人から発達障害だと公表されたら、全力で相手に合わせるために色々勉強していきたいです。

そしてもし自分が発達障害だと分かったら、それをキチンと周囲に低姿勢で話して、協力を求められるようにしていきたいです。
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