「進撃の巨人」はナチスのプロパガンダ?アルミンは原爆の象徴?

2021年02月16日
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アニメ進撃の巨人のFINALを毎週楽しみにしているのですが、オープニング映像を観ていて

「これ…どう観ても原爆とか、ナチスを描いてるよね?

海外でも人気のアニメなのに、この表現をして大丈夫なのかな?」


と疑問になりました。



日本国内ではナチスに対してそこまで抵抗感が無い気がしますが、海外ではものすごく厳しいはず。

つい先日も韓国のアイドルがナチスの制服を着たマネキンと写真を撮った、と炎上しました。

K-POP「GFRIEND」ソウォンのナチスのマネキン炎上で知った、Eva Heymanのインスタ

TwitterでBBC(イギリスの報道媒体)のアカウントをフォローしているのですが、そこでK-POPアイドル「GFRIEND(ジーフレンド)」のソウォンが炎上したことを知りました。そもそも私はK-POPをよく知らないのですが、「GFRIEND」は6人組アイドルグループだそうです。【Amazon.co.jp限定】Fallin' Light 【初回限定盤】(オリジナル・大判ポストカード付き)炎上したのは、ソウォンが韓国にあるヨーロッパ風カフェ「Zino」でナチスの制...



Twitterで検索してみると、やはり海外で

「進撃の巨人はナチスのプロパガンダだ」

と言われているようです。

プロパガンダとは特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為のこと。

ただこの件は英語で検索しないと出てこない&訳せないと分からないことなので、掲示板まとめサイトでもあまり反応している日本人はいませんでした。

知ったところで「創作と現実の区別つけろよ~」くらいのノリの人も…

ちなみに「Attack on Titan」と「Nazi」で検索すると、該当するツイートが出てきます。



ザクッと訳すと、進撃の巨人について語るな!このシリーズが大嫌いだし、ナチスを擁護する日本人作者が許せない、ということが放送禁止用語を使って口汚く書かれています…



ファイナルシーズンは完全にナチスドイツとナチズムを描いてるよね、というツイート。



エルヴィンのモデルはErwin Rommel(エルヴィン・ロンメル)でしょ?というツイート。

私はロンメルのことを知らなかったのですが、名前や外見だけでなく、父親が教師というのもエルヴィンと同じですね…

元々進撃の巨人はドイツの神話を基にしていると言われていたので、初期はオシャレ~くらいに思っていたのですが、敵が巨人ではなく人間となったファイナルシーズンは、なかなか重いな…と思っています。

ナチスとユダヤ人迫害のことを描いている、と言われる理由はいくつもあり、

「ユダヤ人は黄色い星の腕章を身に付けるよう義務付けられた」

というのは、ほぼそのまま出てきていました。




黄色い星―ヨーロッパのユダヤ人迫害 1933‐1945

私は原作を読んでいないのですが、でも最終回目前のネタバレサイトをチラッと読んだところ、超大型巨人になったアルミンの爆風が重要な意味を持っているということを知りました。

え…それってつまり、日本に落ちた原爆が戦争終結になったこと描いてる…?

そもそもは意味不明な巨人に狙われる人間のお話だったのに、世界観がどんどん大きくなり、更にファンタジーからリアルになってきていて、ちょっとこんな展開になるなんて思わなかったからビックリ。
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個人的には、オープニング映像の「あ、これ原爆だ」と思わせるあの雲の表現は、他国がやったらイラッとします。

もしアメリカが原爆の表現をエンタメでやったら、きちんと世界平和を訴えるメッセージのあるもので無いと許せない。

それは日本国内でも守らないといけない、暗黙の了解だと思います。

「進撃の巨人」は見た目やノリで第二次世界大戦を想起させているわけではないと思いますし、だからこそNHKが放送してるのかな?と想像してしまうのですが、どうなんでしょうか。

海外でも「ナチスのプロパガンダではない」と擁護している人もいて、皆んながみんな叩いてるわけではないようです。

が、ちょっとビックリするツイートを見つけてしまいました…



アルミンを好きな人が、「私の可愛い原爆、こっちに来て♥」と言ってる…

それは…それは言ったらダメ!!!

またアルミンが「小さい」ということも、広島に落ちた原爆の名前が「リトルボーイ」だったことに起因するのだろうというツイートを見かけ、なるほど…と思いました。



日本人にとっての原爆のイメージと、海外の人のイメージは、かなり違うんだろうなと思います。

それはナチスのイメージがヨーロッパやアメリカと日本ではかなり違うのと同じなのでしょう。

日本人の若い子が

「ナチスって映画やアニメで酷い扱い受けてるの多いけど、そんなに悪いことしたの?」

とツイートしてるのを見てしまい、おばちゃんひっくり返りそうになりました…

ドイツに行ってノリで敬礼ポーズで写真撮って、逮捕されないように気をつけてくれ…

ドイツではまだ第二次世界大戦の裁判してるんだよ…

ドイツ人はまだ戦争の反省をしているらしい

昨日今日と、池上彰の戦争特集番組をやってましたね。どちらもナチスの話をしていて、あれ?同じ内容?で、違う局?とビックリ。そして、今でもドイツでは、第二次世界大戦当時のことで裁判をしていると知ってビックリしました。ナチス側で収容所の倉庫番のような、直接ユダヤ人虐殺に関わっていなかった、もう90歳以上のお爺さんが、裁判にかけられていました。すごく印象的だったのが、坂下千里子が「だってこの人は、軍に従わな...




私は「進撃の巨人」が戦争をテーマにしていること、悪いことだとは思いません。

「世界中で人気のアニメなのに、何でナチスを扱うの?」

とツイートしている人も見かけましたが、もう日本人が忘れかけている戦争のことを考える機会になってるのかもしれない。

ミカサが日本をモデルにした国の末裔だっていうのも、深いですよね。

黒人を出し、更に肌の色に言及したのにも驚きました。



「色んなのがいた方が面白い、と神様が思ったから」

という解釈、すごく良かった。

決して戦争を賛美しているわけでも、ナチスのプロパガンダをしているわけでもないと思う。

日本を持ち上げているわけでもなく、フラットに世界平和を訴えているのかなと解釈していますが、でもまだ最終回を知らないのでなんとも言い切れません。

戦争や人種差別をテーマにした映画や漫画とか、色々あるにはあるけど、こういう形で落とし込むのは新しい試みな気がします。

ただこれを書くにあたり、Twitterで色んな人のツイートを見ていて本当に驚くことが色々ありました。

ナチスが好きって言う人もいて、それ世界に向けて発信したらダメなんだよ…と思ったのですが、でも「なんで?」と聞かれたらうまく答えられないんですよね…

アメリカでもユダヤ人は差別の対象だと私も最近知ったばかりのため、人種差別の話は本当に軽い気持ちで話題には出来ません。

でも日本人が頻繁に原爆の悲惨さを国内で訴え続けていても、それが世界に広まらないなら意味がない。

と真面目に考えすぎるのも、アニメを楽しむ上ではどうなのかな?という気持ちも実はあります。

あまりにそのメッセージが強すぎると、「ジャンの残念なイケメンっぷりが好き!」とか私も言えなくなるし…

ただ楽しくアニメを観ていて、後で「あ、ヒストリアって歴史って意味か」とネットで知るのもまた楽しいと言えば楽しい。

各キャラクターの名前の意味をまとめたページを見ましたが、いやぁこれだけ調べ上げて描いてるなんて、作者さんホントすごい。

政治的な意味合いが含まれているために、作者さんを攻撃する人もいるようなのですが、いやそこは本当に創作と現実は分けて考えてっていうか、どっちがスゴイ、偉い、みたいな話じゃないから…

英語を勉強し出してから、人種差別や世界史を全然分かってなかったんだなとつくづく思っているのですが、何年も前から観ていた進撃の巨人まで繋がっていってたのかぁ、と今更ながらに驚いています。

でも…だったら実写版をあんなテキトーに作らないで欲しかったけどね…

さてハリウッドで映画化されるという話がありましたが、そうなるとこのナチスや原爆のような表現はどうなるのでしょうか。

結構取り扱い注意なデリケートな問題を含むことになるため、日本だけでなく海外での反応がより気になります。

進撃の巨人…すごい作品ですね、ホント…
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