都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

ドラマ #同期のサクラ ファンが一気にアンチに変わる「同調圧力」の怖さ

私は一貫して、放送前からドラマ「同期のサクラ」、というか遊川脚本に懐疑的なことを書いてきていましたが、7話まで世間では

「感動した!泣けた!」

という声が多く、視聴率も上がっていました。

しかし8話で一気に視聴者は

「何この鬱展開、酷すぎ!」

と怒りモードに。

葵役の新田真剣佑は8話の告知ツイートを2件、放送から半日ほどで削除し、9話の時はそれまでしていた放送直前告知ツイートをしませんでした。

元々ドラマの公式アカウントをフォローせず、Instagramで同期たちのオフショットが次々投稿されていても、真剣佑はほとんど出ず。

初回放送前のカウントダウンも真剣佑が出ていなかったため、おかしいなぁとは思ってました。

それが事務所の意向か、本人の意向か分かりませんが。

真剣佑は「同期のサクラ」でクランクアップしたことを、ファンクラブ会員のみに報告し、TwitterやInstagramでは何もあげていないため、橋本愛のようにクランクアップがニュースにもなっていませんね。

そんなことまではファン以外、大して気にしないのでしょうが…

久々の連ドラ出演を楽しみにしていたファンは、ガッカリですねぇ。

まだ最終回残ってるんだよ?

君のファンは、君のために鬱展開ドラマと化しても観続けてるんだよ?


まぁ、新田真剣佑の対応はともかくとして、私が怖いのは世論、SNSの声です。

真剣佑への批判が嫌とか、好きなドラマが貶されて嫌、とかではありません。

皆んなが一斉に絶賛し、今度は一気に手のひらを返して脚本の穴を批判しまくる

その大衆心理が怖いんです。

「変だなと思ってたら、同じように変だと言ってる人がいた!

じゃあ、これはもう叩いて良い案件なんだ!」


そう思っているかのように、一斉に重箱の隅をつつく粗探しと、橋本愛演じる百合、同期たちへの批判が始まっていました。

…いや、私、ずーっとこの脚本が穴だらけなの気付いてたよ…

でもだからって、私に先見の明があった、と言いたいわけではありません。

「細かいことは気にするな!感動出来る、今期1番のドラマだ!」

と言って、粗を口にすると怒って擁護していた人達が、今度は粗探しして不平不満を言い合う。

素直と言えば素直ですが、私には

「こういう人達が、魔女狩りに加担するんだろうな。

政権批判も同じように、『皆んなと一緒』を大義名分にする人種なのかしら」


という風にしか見えません。

「大人のイジメ」は「同調圧力」という「皆んなで一緒に同じことをしないと」って心理から生まれると言われていますが、なんだかそれに似てるような気がします。
よく自分の好きな俳優や作品が批判された時に

「批判は胸にしまっておけ、SNSにいちいち書くな」

と言う人がいます。

いやいや、何のためのSNSよ。

イエスマンしかいない世界にしたいのかい?

私はファンや視聴者の声で、良いクリエイティブ作品が生まれることは多いにあると思うけど。

アンチ活動でストレス発散は意味わからんですが。

私は個人個人が賛否について考え、発信出来るのがSNSの良いところだと思うし、嫌な言葉は見ないようにミュート出来るようTwitterなど変わってきていて、こうやってネット社会が進化するならいろんな意見があって良いと思います。

が、他者に同調して、自分の価値観以上に激しい感情を抱いたり、行動してしまう人が増えるのは、怖いですね。

買いだめ心理みたいなヤツとか。


「同期のサクラ」の脚本の穴への非難は、私も同意するものが多いです。

ただ、これは「半分、青い」の時と似た現象だと思いますが、一度脚本やキャラ設定の穴が気になると、どうでも良いことまでイチイチ気になったりするんですよね。

まだリハビリ終わってない、文字も普通に書けない状態のサクラが、コンビニでバイトしてるのも驚きました。

確かに今まで、多分軽度の知的障害の方を積極的に雇っているコンビニや、片手に麻痺のある店員さんを見たことがあります。

でもいきなりあの状態のサクラを面接初日に指導もなく働かせるのは無いわー。

サクラがお握りを積み上げて建築ごっこしたのも驚きました…。

そしてやっぱり、同期たちの「元のサクラに戻れ」の圧がすごい!

鍋パーティーを全員ドタキャンしたことへの非難もすごいですが、もうそういう不満は私は書く気になれません…

世間があまりに叩いているので、一緒になって叩く気がしないんです。

もうさ、徹頭徹尾、穴だらけだし、浅いセリフばかりだったもん。


でも、それを皆んなでチヤホヤして、急に手のひらを返す理由は、結局百合と葵が結婚しないまま子供産んだこと、なのでは?

そこから、今まで浸ってたファンタジーの世界に違和感出た方が多かった気がします。

それはそれで

「付き合ってないのに関係を持つなんて」
「結婚してないのに子作りするなんて」

って思う人はまだまだいるんですね。

「凪のお暇」でも「凪はユルイ」って叩く人いたもんなー。

そういう価値観の人がいるのは分かるし、それを全員が変えなきゃとは思いませんが、それで魔法が解けたようにアンチに変わるのには驚き。

しかし、あまりに多くの人がアンチに変わり、真剣佑までドラマに興味を無くしてると思うと、天邪鬼な私は段々と

「いや、まぁおかしいドラマだけど、高畑充希含め役者さんは良いな」とか

「今時この設定のドラマ作れちゃうなんて、遊川さんの権力はスゴイんだな」とか、ちょっと粗を探す気無くなりますね。

あら?これは炎上商法で逆に同情をひくパターン??

何だかんだ言って私も、同調圧力に乗っかってしまっているのかもしれません。

そう思うと、メディアって、大衆心理って、怖いわー!

ところで1話1年で10年描く設定じゃ無くなってるのは何でなんでしょうね?

2009年4月~2019年12月のお話なの?

次回2020年になってるっぽい予告でしたが…?

謎がたくさんなドラマでした。

久々の真剣佑出演ドラマだったのになー、残念な気持ちですが、視聴率良かっただけマシ!

次回に期待します!
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