シェアオフィスで働くデザイナー

友人が勤めていた会社が、昨年社員制度を無くし、フリーランス集団のシェアオフィスという形に変わりました。

こういうフリーランス集団のシェアオフィスは割とあります。

メインの人が事務所を借り、席代等を支払い、報酬は歩合制とする、という働き方をするデザイナーやコピーライターには何度かあったことがありますが、若い人よりは中高年の人が多い印象がありますね。

友人の会社がそのような形に変わったのは、社員が立て続けに辞めて人が少なくなったことと、それぞれが求める報酬や労働時間に不満が出ていたからです。

アラサー世代の人たちは、すでに他社に転職してしまっていました。

残業代も無し、有給制度も無し、楽しい仕事は出来てもボーナスは無い、という環境でアラサーが働くのは難しい時代ですからね…

でも新卒の子は「社員じゃなく歩合制にして、他の会社とも仕事をしたい」と言っていたそうで、今時の若い子は正社員を選ぶ安定志向かと思っていたので驚きました。


いざフリーランス集団という形になってみたら、友人は金銭的にかなり苦しくなったそうです。

今やっている仕事が売り上がるのは、納品後の翌々月末。

でも、毎月の席代の請求はされる。

報酬は歩合制の為、1つの仕事の単価が高くなければ少額しか手元に入りません。

2ヶ月間無報酬で働き、でも毎月5万円ずつの席代を支払っていたそうです。

そしてやっと報酬が入るようになってみても、毎月同じ金額が売り上がるわけではないので、不安定な状況に

「やっぱり正社員が一番良いよね…」

とこぼしていました。

ハッキリと金額を言っていませんでしたが、友人はもし他の会社の正社員なら年収500万円以上稼げる仕事をこなしているのに、400万円くらいの収入になるかどうか?という感じのようです。


しかし、フリーランスであれば青色申告をして税金を安く抑えることは出来ます。

私も一度青色申告をしたことがありますが、弥生の青色申告を使って割りと簡単に確定申告することができました。


やよいの青色申告 18 <消費税法改正対応> ダウンロード版

周囲の人は収入の半分近くを経費としていて、確定申告をしたらお金が戻ってきたりしてました。

私は数千円払ったかな?

その後契約社員になって、税金が一気に上がったのでビックリしましたね。


青色申告をするためには、確定申告のタイミングで開業届を出す必要があります。

私は当時業務委託契約をしていた会社で開業届の書類をもらいましたが、国税庁のサイトからダウンロードして記入して送るだけです。

●個人事業の開業届出・廃業届出等手続 国税庁

友人に「開業届はこれから出すの?青色申告にするのは来年からだよね?

年明けからの領収書は取っておいてある?」と聞いたら

「法人税がいくらか分からないから、開業届はどうしようかと思ってて。

領収書は色々取ってあって、税理士さんに年末に渡したよ」


と言っていました。

ん?法人税??税理士さんに渡した??

友人の収入とシェアオフィスになった状況を考えたら、法人ではなく個人事業主として働くことになるから、法人税はいらないはずだけど?その違いが分かってない?

しかも、わざわざ税理士さんに頼むほどの収入は無いんじゃないの?
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確認したところ、税理士さんには毎月1万5千円支払っているそうです。

それは、元々正社員として働いていた会社がお願いしていた税理士さんに、一緒にやってもらっている形なんだそうですが…

いやいやいや、年間18万円も税理士さんに支払う必要ないでしょ?

それ、元の会社の代表が頼んでる税理士さんへの報酬を、フリーランスなのに負担させられてるんだよ!


元の会社の代表は、今も同じオフィスで働いています。

過去に制作したパンフレットの増刷などは、全て報酬がこの元代表の懐に入るそうです。

それに友人は不満そうでした。


もちろんこの元代表は、悪徳な気持ちで諸々負担させているワケではなく、自分の生活もあるのでそういう形にしているんだと思います。

慈善事業じゃないですしね。

ただ、いくら友人が世間知らずとは言え、個人事業主と法人の違いも説明せず、税理士さんに毎月支払いをさせるのは、おかしい。

実はこの元代表はデザイナーではなく、これまで働く場を提供し、過去に別の会社だったのを継ぐ形で代表をしていました。

ので、デザイナーと受注先を繋ぎ、オフィスの準備をした人、という存在です。


友人はこれまで転職をしたことがありません。

ので、世間知らずなところがあり、一般企業のシステムが分からないまま、搾取されていることにボンヤリと違和感と不満を感じています。

「とりあえず、派遣しながら今の仕事を続けることも出来るし、マスメディアンに登録してみたら?」

と私は伝えておきました。

他にも仕事が無い月には

クラウドワークス



等で単発の仕事をするという選択肢もありますね。割に合うか微妙ですが…

もちろん、友人が個人事業主として今の仕事を続けることも、兼業なのでアリです。

自分の会社を持った元同僚も何人かいます。

ただ、有名な賞を獲った人でもどうなるか分からない世界ではあります。


今、アラフォー以上で派遣とフリーランスを掛け持ちして働いている人がたくさんいます。

正社員だから安泰、ではないので、稼げるうちに稼いでおきたい気持ちも分かります。

私はフリーランスは合わなかったので否定的なんですが、それでうまくやってる人もいます。

でもそういう人達は、元代表の為に支払うような余分な出費はありません。

そして、友人の仕事内容と報酬が見合わないなら、やはり今の環境は悪徳に搾取されているし、それを分かったアラサーは辞めて転職したんです。

友人の人生だから口出しは出来ませんが…

長い付き合いの情で、元代表の老後を賄うお金を稼がされるのも、どうなんだろうなぁ、と思ってしまったのでした。


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