ドラマ「二つの祖国」2夜目ネタバレ感想～BGM選曲が酷すぎる平成最後の駄作

新田真剣佑演じる勇が亡くなってしまったので、観るかどうか迷いましたが…

でも一応ちゃんと後編も観ました。

そして、やっぱりブツブツと場面が変わる流れに戸惑い…

賢治が梛子と会ったと思ったら、東京裁判が始まり、このまま東京裁判シーンか？と思ったら賢治はアメリカへ…。

久々に家族と再会したと思ったら、またすぐに日本に戻る賢治。

忠は鹿児島の叔母の家に復員したと思ったら「恥さらし」と怒鳴られ、兄とギクシャクしながら闇の仕事をするように。

米軍の賢治は自由に日米を行き来出来るけど、日本兵となった忠はもうアメリカ国籍を持っていない、そんな落差に兄弟の溝は深まってしまいました。

そして突然、賢治と梛子はチューしてベッドイン…。

えっと…そういうお話だってあらすじ読んでたから分かってましたけど、でも、突然だな。

東京裁判が始まって五ヶ月後に飛んだのを見て、ずいぶん長い裁判だったんだと知りました。

東京裁判のストレスを梛子で癒やしていた賢治、すっかりエミーのことを忘れてよろしくやっていた梛子。

そこで流れるユーミンの歌に、またも違和感…！

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1夜目の洋楽も違和感凄かったけど、でも監督的には意図的にやったことだそうですね。

ドラマ『二つの祖国』プロデューサーが使った「禁じ手」（写真 全6枚）https://t.co/4Ho8sMniuk

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— ORICON NEWS（オリコンニュース） (@oricon) 2019年3月23日

「賛否両論あって良いと思う」

とインタビューで答えている記事を読みましたが、私はネットでは否しか見ませんでしたねー。

話題となっていた愛新覚羅溥儀の織田信成も、東條英機のビートたけしを笑福亭鶴瓶の大川周明が叩くシーンも、ただそこだけポンっと切り取ったように流れ、えー…となりました。

福田雄一監督と蜷川実花の前でムロツヨシがハーモニカを吹くシーンも、突然ポンッと始まって、あれはなんの意味があったのか分からん。

とにかく場面が賢治のプライベートと東京裁判でバンバンと切り替わり、今が何月で何をしているのかついていくのが大変…。

そんな状況だと、

「春の設定なのに、シャツにカーディガンって薄着でお墓参りしている多部未華子と妹役の子、吐く息が白いなー。

そういえば昔の女優は、息が白くならないように氷を口に含んでから撮影したって言うよな～」

と、小さなことが気になってしまいます…。

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で、突然梛子は白血病を発症して入院。

東京裁判の通訳で休み無くストレスフルに働く賢治の大変さは伝わってきました。

そして梛子が原爆のせいで白血病になってしまった辛さも伝わってきました。

このお話の中で、梛子は可憐な大和撫子な設定だと思うし、多部未華子はよく演じていたと思います。

でも、冷静に考えると、自分のことを好きな男に女友達を紹介し、自分は他の男と結婚。

で、自分が離婚した後には賢治と不倫し、職場にエミーが来たら普通に笑顔で昔話をし、病気で倒れたあとは賢治に

「エミーのことを愛してあげて」

なんて言うの…小悪魔っていうか、自分勝手で嫌な女じゃないですかね？？？

いや、そのくらい、他人のことなんて考えていられない、恋愛さえストレス解消みたいな時代だったのかもしれませんが。