短時間で高収入!美術系予備校の着衣モデルバイトはオススメ!
むかーしむかし、その昔。
私は高校を卒業してから美大に通っている間、美術系予備校で絵画モデルのアルバイトをしていました。
というと「裸になって人前で立ったり座ったりするの?」と思われそうですが、違います。
モデルのバイトにはランクがあり、私が行っていたすいどーばた美術学院では
●着衣…決められた衣装を着て、決まったポーズを取る
衣装は自前もしくは支給で、タンクトップと短パン、Tシャツとジーンズ、等。
昼の部/30分(内10分は休憩)750円を朝9時半〜16時半(12時〜13時は昼休憩)まで、1回で9,000円。
夜間の部/30分(内10分は休憩)750円を17時半〜20時半まで、1回で4,500円。
●セミヌード…キャミソールやスリップ姿でポーズを取る
時間は着衣と同じで、ギャラは着衣の倍
●ヌード…裸体でポーズを取る
時間は着衣と同じで、ギャラは着衣の4倍
※ギャラは当時の値段なので、現在はわかりません。
という感じで、私は着衣モデルをしていました。
キッカケは高校の先生が口利きをしてくれたんですが、別に自分で予備校に電話して
「モデルのバイトしたいんですけど」
と言えば
「じゃあこの日は空いてますか?持ってきてもらう服はコレです」
という感じでサクッと登録できたりもします。
基本的にバイトに来ているのは美大生の女性が多く、何度も顔を合わせて仲良くなる人もいれば、ほとんど話さない人もいました。
朝開始少し前に待合室に行って着替えたら指定された部屋に行き、学生が取り囲む前の台に乗って、座ったり立ったり、パイプを持ったり、スイカを持ったり、足を組んだり…という決められたポーズを取ります。
油画科に行くことが多いですが、たまに日本画科やデザイン科に行くこともありました。
昼の部で描くのは浪人生、夜間の部で描くのは高校生。
ボーッと学生たちが絵を描くのを見ていて、20分経ったら休憩。
この休憩で本を読んだり、携帯を見たり、廊下に出て軽く動いたりします。
そして徐々に眠くなってきたモデルさんたちは…
そっとタイマーを20分から19分に短縮してしまう、なんて人もいました。
私はすいどーばた美術学院の他に、新宿美術学院でもバイトしたことあります。
こっちの方や安くて、源泉徴収されるので、おいしくありませんでしたねぇ。
でも学費な新宿美術学院の方が安いので、自分が再受験をする時にはこちらに通いました。
トータルで6年くらいこのバイトをしていたので、後日学校や会社で
「あれ?あなたに会ったことあるっていうか…あなたのこと描いたことある」
と言われたこともあれば、声はかけられないながらも
「あ、あの人私のこと描いてた学生だ。へーあんなに授業中フラフラ遊んでたのに受かったんだー」
なんて思うこともありました。
このモデルバイトは、特に容姿の基準はありません。
基本的に美大生って、太っている人が少ない、というか痩せ型の人が多いんですよね。
なので極端に集まってるモデルさんの体型に差がつくことはありませんでした。
予備校の繁忙期は夏期講習と冬期講習、あとは春期講習とかもあるけど、平日の募集もありました。
バイトがしたいな〜と思ったら予備校に電話をかけて
「今って仕事ありますか?」
と聞いて、スケジュールが合えば入れておいてもらいます。
夏期講習とかは早めに電話して抑えておかないと、仕事が取れないこともありました。
ということで、私は人前でもあまり人目が気にならない方になりました。
生徒にとっては、人物モデルなんて芋やカボチャと一緒。
浪人生活が長い人だと、まだモデルが座っていない内から絵を描き始めるし、目の前にいなくてもそのまま描き続けます。
クロッキーのように線でモデルの形を追うのと違い、油画科とかだと下地作りから始まり、ある程度モデルの形が取れたら、あとは描き込みとか全体感で絵を作り上げていくので、目の前に座ってるモデルには対して存在意味はなかったりもします。
ので、多少動いても全然オッケー。
さっきとちょっとポーズがずれても大丈夫。
ただ座ってるだけで高収入がもらえるので、私はまともに週何日ペースで接客業のバイトってのをしたことがほぼありません。
ちなみに私の好きな作家の菅野彰さんはヌードモデルをしていた、とエッセイで書かれていました。
彼女はモデル事務所に登録をしていたので、大学や個人の画家の家にも行っていたそうです。
私は単に予備校だけでバイトをしていたので、楽ちんでした。
基本的に学生向けのバイトなのでこの年令で出来ないと思いますが、ヌードモデルとかはダンサーしながらやってる人もいたようです。
このバイトで、色んな女の子と会って話して、専攻の違う学科のことを聞いたり、東京の知らない話を聞いたりするのが楽しかったな〜。
ということで、今はちょっと条件とか変わっているかもしれませんが、学生さんでそこそこ割の良いバイトをしたい子にはオススメです!
という思い出話でした。
こっちの方や安くて、源泉徴収されるので、おいしくありませんでしたねぇ。
でも学費な新宿美術学院の方が安いので、自分が再受験をする時にはこちらに通いました。
トータルで6年くらいこのバイトをしていたので、後日学校や会社で
「あれ?あなたに会ったことあるっていうか…あなたのこと描いたことある」
と言われたこともあれば、声はかけられないながらも
「あ、あの人私のこと描いてた学生だ。へーあんなに授業中フラフラ遊んでたのに受かったんだー」
なんて思うこともありました。
このモデルバイトは、特に容姿の基準はありません。
基本的に美大生って、太っている人が少ない、というか痩せ型の人が多いんですよね。
なので極端に集まってるモデルさんの体型に差がつくことはありませんでした。
予備校の繁忙期は夏期講習と冬期講習、あとは春期講習とかもあるけど、平日の募集もありました。
バイトがしたいな〜と思ったら予備校に電話をかけて
「今って仕事ありますか?」
と聞いて、スケジュールが合えば入れておいてもらいます。
夏期講習とかは早めに電話して抑えておかないと、仕事が取れないこともありました。
ということで、私は人前でもあまり人目が気にならない方になりました。
生徒にとっては、人物モデルなんて芋やカボチャと一緒。
浪人生活が長い人だと、まだモデルが座っていない内から絵を描き始めるし、目の前にいなくてもそのまま描き続けます。
クロッキーのように線でモデルの形を追うのと違い、油画科とかだと下地作りから始まり、ある程度モデルの形が取れたら、あとは描き込みとか全体感で絵を作り上げていくので、目の前に座ってるモデルには対して存在意味はなかったりもします。
ので、多少動いても全然オッケー。
さっきとちょっとポーズがずれても大丈夫。
ただ座ってるだけで高収入がもらえるので、私はまともに週何日ペースで接客業のバイトってのをしたことがほぼありません。
ちなみに私の好きな作家の菅野彰さんはヌードモデルをしていた、とエッセイで書かれていました。
彼女はモデル事務所に登録をしていたので、大学や個人の画家の家にも行っていたそうです。
私は単に予備校だけでバイトをしていたので、楽ちんでした。
基本的に学生向けのバイトなのでこの年令で出来ないと思いますが、ヌードモデルとかはダンサーしながらやってる人もいたようです。
このバイトで、色んな女の子と会って話して、専攻の違う学科のことを聞いたり、東京の知らない話を聞いたりするのが楽しかったな〜。
ということで、今はちょっと条件とか変わっているかもしれませんが、学生さんでそこそこ割の良いバイトをしたい子にはオススメです!
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