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ONE PIECE実写版~原作未読の新田真剣佑ファンの感想は、よくある海賊モノ少年マンガ

色々あったけど、でも新田真剣佑の出演作で面白そうなモノは観続けよう、と思っていたので、NetflixのONE PIECE実写版は観てみました。



原作は1巻をチラ読みして止めたのみ、アニメも未視聴。(絵が好みじゃないので…)

ただ、あちこちでネタとして話されているのは見聞きしていて、特に松坂桃李がラジオでウソップの話をしているのを聴いたり、FANTASTICSのメンバーが「俺たちもONE PIECEみたいになりたい」と言うのは聞いたことがあります。

ハマっている人は、今だに連載が続いているのをちゃんと追っている有名作。

でも、今から読み始めるには膨大過ぎる上に、まだ未完のマンガ。

で、ほぼ真っさら状態で実写版を観たのですが…

その時点でSNSでは好評だったし、知人も「1話を観たけど、すごく良い!改変はあるけど、ちゃんと原作愛がある」と語っていたので、それなりに期待していたけども…

正直、「今の若い子がドラゴンボールを観ても、『この設定他で見たことある』と、影響を受けた後続の他作品のために新鮮さを感じない」というのと同じ感想です。

勧善懲悪が大前提にあり、とにかく前向きな主人公がグイグイと訳アリの出会った人たちを仲間にしていき、皆んながそれぞれの夢を叶えるために旅に出る冒険譚。

Wikiを読むと11巻までがこの8話の実写版に詰め込まれているようですね?

「ナミの過去とか、グッとくるよ!」

と知人から言われていたのですが、こちらとしてはもう先入観で「どうせ、実は敵側かと思いきや事情があって、結局仲間に戻るんでしょ?」と思ってしまうんです。

「真っさらな状態で観ると、ワクワクするストーリーじゃない?」

と言われたのですが、前述の通り「勧善懲悪の予定調和ストーリー」としか思っていません。

ゾロ役の新田真剣佑のアクションや顔は良かったな、とか、サンジってカッコいいな、とかは思いました。

日本ではここ数年ほとんど活躍していない、というか、あまり出演作に恵まれなかった上にガーシーに炎上させられたり、本人も脱毛サロンを始めて速攻で撤退したり、デキ婚したりと色々あったけど…

久々に「やっぱり真剣佑の顔も筋肉も、カッコイイ!」と思える作品だったかな。



それでも、私はそこまでアクション好きなわけでもないので、何度も出てくるアクションには途中で飽きてしまいます。

あと、ギャグセンスが今見ると古いんですよね。

素っ裸でゾロの刀を持ってポーズ決めてたら、奪い返しに来られた上に変な髪型にされちゃう、とか、「…古い…」という感覚。

そもそも「勧善懲悪」が今の作品って少なくなってきてません?

「進撃の巨人」では主人公がラスボス的な立場になったり、「水星の魔女」では各々が抱えているモノや状況は他の視点から見ると善にも悪にもなったり、「呪術廻戦」では真っ直ぐな根明の主人公虎杖や気弱だった乙骨が葛藤の末に敵を倒すor利害関係で仲間となる。

「鬼滅の刃」は「鬼側にもそれぞれ闇落ちするに至る辛い過去があった」という設定があったり、と、割と今は毒親の影響や、各々の価値観のぶつかり合いの末に「でも、敵は倒す」となっていたかと思います。

でも昔のマンガは「主人公は正義、敵は嫌なヤツ。敵を倒したらハッピー」な勧善懲悪が割と多くて、その上でこのONE PIECEはグロいシーンも多かった気がします。(比較的マンガっぽく、生々しくならないよう描写していたとは思いますが)

笑いながら仲間と結託し、ゾロとサンジが敵をバンバン斬ったり倒していく。

「悪を倒してスッキリ」は、「どうせ主人公側が勝つんでしょ?」という予定調和通りに進むと飽きがち。

もしかしたらONE PIECEも今後そういう展開があるのかもしれませんが、それが描かれるのはシーズン2以降なのかな?

とはいえまだ未完だし、役者の実年齢もあるし、全ての実写化は難しいでしょう。

元々、ルフィ役の人も少年には見えませんし。

シーズン2に続く終わり方だったので、また続編が出来る可能性は高いと思います。

途中でキャスト変更も可能でしょう。

それでも、「この続きはマンガを読むか、アニメで観てね」も出来るご長寿コンテンツなのがONE PIECE。

まずはこの8話が当たればそれで良い、そのためにクオリティを上げたのかもしれません。

本当にSNSでは評判が良いのだけど…

そんなに素晴らしいと思えるほど、私は原作と比較が出来ないからなぁ。

アクションとかCGであれば、「The Witcher」もすごい。

こちらは段々と世界観の設定が複雑になってきているし、登場人物も多くて私は混乱しかけてきている上に、次のシーズンからはヘンリー・カヴィル降板が決まっていて残念…
ハリーポッターとかストレンジャー・シングスみたいに、役者の成長とストーリーの設定が噛み合っている実写版だと、違和感がなくて続けられそうですよね。

ONE PIECEはさすがに10年後も同じキャストで続ける、は厳しそう?

あと2〜3シーズンは作られて良さそうな気はしていますが、Netflix的には大体2〜3年で1シーズンが追加されることが多いのではないでしょうか。

ナミ役の女優さんは現在30歳。(原作だと18〜20歳)

実年齢より若い役を演じることは多いけど、先の長さを検討していたら他のキャストにしたかもなぁ。

ちなみに真剣佑ファンの間では「続編クラッシャー」というジンクスを彼が持っているという認識があります。

「ジョジョの奇妙な冒険」もシーズン2に続く終わり方だったのに、それっきりですね。

「東京喰種」も「この後主要キャラとして出てきますよ」という匂わせをガンガンにしていたのに、一向に続編の話を聞きません。

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この日本作のものに比べたら、圧倒的に今回のONE PIECEは良い役だったと思うし、ハマっていたと思います!

原作ファンがそこまで荒れていないのも良かった…

ただ、原作を知らない私のような人からしたら、あとはもう好みの問題。

ルフィの父親とか祖父とか義兄の話が出てくる、とWikiで見かけましたが、そういうのは少年漫画あるあるですね。

幽遊白書とかもそうだけど、主人公の父親が実は…みたいなのは昔から多いし。

だからこそ、海外でも人気作なのかなと思います。

アメリカ人の友達の弟は、日本語を勉強していないのにアニメを観ているだけでいくつか言葉を覚えてしまっているそうですし。

そんな風に、日本と海外の架け橋となっているアニメやマンガが、こうして実写版で話題になること自体はとても嬉しい!

ので、好みの作品では無かったけれど、観ておいて良かったなとは思います。

病弱な令嬢は実は毒を盛られていたとか、執事が敵だったとか…ああいう設定はもう古すぎて困惑しちゃったけどね…

ベタなものがいっそ懐かしくて新鮮、という時もあるから、完全否定は出来ません。

私は英語に日本語字幕を付けて観ましたが、今回ちょっと我ながら寂しかったのは、真剣佑の英語がほとんど聞き取れなかったことです…

アメリカ英語だから、ということではなく、小声でボソボソ話しているから、本当にたまにしか聞き取れない…

他の役者さんは滑舌良くクリアに話していたので、割と聞き取りやすかったかな。

元々英語が母国語じゃないのかなという方もチラホラいましたが。

これは私が男性の英語は聞き取りづらいという慣れの問題もあると思います。

そもそも真剣佑は、日本語で演技をしている時もセリフがあまり聞き取りやすくないといか、棒読みなことが多かった、のが関係しているのかどうか、今度アメリカ人の友達に聞いてみようかな。

とにもかくにも「聖闘士星矢」も大コケと散々ネタのように言われてしまっていた真剣佑が、このONE PIECEでまた久々に「カッコイイ」と言われているのを見かけるのは嬉しいものです。

もうあの体型だと、日本の普通のドラマや映画に出ることはそうそう無いってことなのでしょう。

あ、そういえばたまたま見かけた番宣動画で

「ONE PIECEはどうしてこんなに人気なの?」

という英語の質問に、真剣佑が

「それは聖書はなんでそんなに人気なの?というのと同じような質問」

と半笑いで答えていたけど、あれ…人によって怒らないか心配になったけど、大丈夫なんでしょうか?




ちょっとネタ化されていたり、同意されていたり、さすがにそれって…という意見もありましたが…

こういうこと言っちゃうのが、真剣佑なのよね…

アメリカ育ちだから、と日本では変わっていてもファンが擁護してたけど、他国ではそれ通用しなくなるから、気をつけて欲しいなとは思います…

で、このままシーズン2か3くらいまで続けて出てくれたら良いですね。

その時には、もっとちゃんとストーリーが盛り上がる内容だったら良いな、というのが個人的感想でした。
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