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ジャニーズ事務所が社名を変えないのは、誠意と覚悟だと思う

連日のジャニーズ事務所のニュースには、正直「今更なんなんだろ?」と思っている派です。

ジャニーさんがやっていたことは、もちろん悪いこと。

そして、その噂はずーっと昔からあった。

それを知っていて、それでもアイドルやタレントやグループとして推しを愛でていたファンは、たくさんいると思います。

私の友人もそんな感じで、晩年のジャニーさんのことを

「若い推してる子が出てる舞台だけは、ちゃんとチェックしに来るってネタにされてる」

なんて聞いていました。

その頃にはもう「とにかく自分が楽しめる世界を作りたいおじいちゃん」みたいな存在だと思われていたのかな?

そしてジャニーさんが目指していた世界観を残そうとしていたグループを応援していたし、亡くなった時は献花にも行ったと聞きました。

「BBCが日本の芸能界の闇を暴いた」みたいに言う人もいるようですが、そもそもイギリスやアメリカで最近過去のセクハラやパワハラを訴えるニュースが増えていて、その一環で日本も取り上げた感覚なのでは?と私は思っています。

イギリス人の友人からも、「似たようなニュースが最近こっちでもあったからじゃないか」と聞いていたので。

アメリカだと時効が変わったから、と過去のことを暴露する、裁判を起こすニュースが続出していますよね。

スティーヴン・タイラーの元彼女だという人の訴えも、割と最近読んだ気がします。

あと、穿った見方をすると、ジャニーさんがアメリカで暮らした過去を基に日本に新しいエンタメを作ろうとした、というのも、アメリカと確執のあるイギリスが扱いたがる内容だったかもしれない…

普段BBCのニュースはXでチェックしていますが、日本に関する記事にはバカにするかのような変なサムネイル写真を使うことも多くて、まだまだ差別意識の強いメディアだと私は感じているんですよね。

ちなみに私はジャニーズだと生田斗真がずっと好きですが、それは彼がジャニーズ事務所の人だからではありません。

でも、事務所自体が問題視されているから、と企業がCM起用しない宣言していたりして、なんだかなぁという気持ち。

今ハマっている八木勇征が、もし「LDHが不正行為をしていたから起用しない」という扱いをされることになったら、私はまずLDH自体に怒りを抱くと思います。

私はLDH自体には興味関心が無いから、「だったら八木勇征には他の事務所に移籍して欲しい」と考えるけど、心の片隅で「わざわざ起用しない宣言した企業って、まるで不買運動する消費者みたい」とちょっと不快感を持つかな。



ジャニーズに関しては、もうジャニーさんが亡くなってしまっているため、どんどん誰も幸せにならない方向に進んでるなぁ、と思っています。

「今後、過去のような被害者を出さないようにするため」と言う人もいますが、同性間のセクハラとパワハラ問題って結構前からニュースとして取り上げられるようになっていて、ジャニーさんが加害していた頃とは状況が変わってきていますよね。

男性教師が男子生徒に、とか、公園のトイレで男子児童が成人男性から、とか、元同僚の男性からストーカー行為をされた男性、というニュースもあったし、女性同士でも白濱亜嵐の姉のニュースがあった。

ジャニーさんの被害に遭った方々はお気の毒だと思いますが、センシティブな問題のため声高に何か言うつもりはありません。

とにかく今はジャニーズ事務所を叩きたい一般人がいっぱいSNSにいて、それが問題解決の糸口になるとは思えないかなぁ。

ある程度の年齢の人なら、虐めやパワハラやセクハラを大なり小なり見聞きすることはあり、そして自身が被害者で許せなかった記憶もあれば、見て見ぬフリをしたこともあれば、無意識に他人を傷付けたこともあれば、面白がって加担したことを忘れていたり…と色々な過去があるものではないでしょうか。

特に、やられた方はずっと忘れないけれど、やった当人は忘れる、ということは多いですね。

私は過去の恨み辛みを忘れない質なので、過去に私に酷い態度を取り続けていた人が、久々に再会したときに笑顔で「久しぶり〜」と言ってきて、はぁ?と思って顔を背けたことが何度もあります…

また、有名企業の不正が発覚して大ニュースになる、というのはよくある話。

私が今回の件で思い出したのは「赤福」と「DHC」です。

赤福は期限切れの物を詰め替えて販売していた、と騒がれたことがありましたけど、今なお人気商品。

DHCは会長が差別主義者と炎上した後も、普通に商品を販売しています。

#DHC 会長、#ヤケクソくじ で「消費者の一部は馬鹿」サントリーは「チョントリー」韓国差別

#DHC 会長、#ヤケクソくじ で「消費者の一部は馬鹿」サントリーは「チョントリー」韓国差別

朝のTwitterトレンドで「#差別企業DHCの商品は買いません」というタグがトレンド入りしていました。どういうことかとツイート内のリンクを見ると、DHC公式サイト内に「ヤケクソくじについて」というページが貼られていて、開いてみたらビックリ!2020年11月にDHCの代表取締役会長・CEO吉田 嘉明(よしだ よしあき)氏(79歳)がこんな文面を掲載していたのです。「消費者の一部は、はっきり言ってバカ」「サントリーのCMに起用され...



他にも色々な企業の事件やニュースは挙げればキリがなく、リクルート事件とか佐川事件とか企業名の入った事件名を思い出しますが、その後も企業名を変えていないところと、変えたところがありますよね。

ジャニーズ事務所に対して「社名を変更しないのはダメだ」という言葉をSNSで見かけますが、私はそうは思いません。

「ジャニーさんの名前」が看板だからダメという意見も分かりますが、それは芸名というか愛称ですよね?

日本名:喜多川 擴(きたがわ ひろむ)
英語名:ジョン・ヒロム・キタガワ(John Hiromu Kitagawa)

で、アメリカのショービジネス界で「ジャニー」という愛称で呼ばれていた、とWikipediaには書かれていますが…

そして、もしジャニーズ事務所が新しい名前に変えた場合、きっと変えないことに怒っている人は

「名前を変えて過去を清算する気か⁉︎」

と、別の切り口でまた責める気がします。

だって、問題を起こした会社が社名と代表者を変え、でも社員や事業は同じまま、というやり方をしたら、10年、20年後にはそんな過去があったことを知らない若い世代が出て来たり、忘れていったりするもの。

それこそ、安易な逃げ道として使い易い手法だし、よくあるやり方だと思います。

新しい会社を作って、それが上手くいかなくなったら破産申告し、他の人名義(戸籍上では離婚したけど関係は続けている奥さん、とか)で別の会社を作る、とか結構聞く話です。
コレだけ叩かれているジャニーズ事務所が、その名前のまま被害者に謝罪と補償をし、なおかつ今いるタレント達を活躍させ続け、信頼回復に努めるというのは、社名を変えるよりも厳しい茨の道だと私は思うんです。

「赤福」は人名ではないけど、同じ名前のまま、パッケージを大きく変えることもせず、そのまま時間をかけて商品を売り続けている。

私が赤福を買うのは、その味が好きで、唯一無二だと思うからです。

もし名前を変えていても、それが元々は赤福だったと分かっているなら買うでしょう。

でも赤福のニュースを知らない人からしたら、「この新しい和菓子は美味しい」というイメージだけで買うかもしれない。

社名や商品名を変えるのは、簡単に過去を塗り潰すことが出来るやり方。

「老舗の看板を下ろしたく無いんだろ」

と思う人もいるかもしれないけど、創業何年を続けていけば、過去の悪行は1つの単語でずっと紐付いて残り続けるというのも、大変なことだと思うんです。

色んな価値観や意見があるだろうけど、敢えて「ジャニーズ」という「ジャニーさんの名前というだけでなく、事務所全体の看板名」を残し続けることを選んだのは、「この名前のまま信頼回復に努める」という誠意と覚悟だと私は受け取りました。

もしかしたら、単に私は既に「ジャニーズ」という名前には「少年達を弄んだ事務所」というイメージを既に持っているから、それを変えても変えなくても大差無いという程度にしか捉えていないのかもしれませんが。

何年か前にレディー・ガガが、過去に暴行されて妊娠したことを公表しました。



でも犯人の名前は公表していません。

その理由は、過去のトラウマをこれ以上思い出したくないからだそうです。

その価値観を理解してもらえたら嬉しい、と言うレディー・ガガに対して、彼女のファンと、元々彼女に良くないイメージを持っていた人では、全く違う感想を抱くのではないでしょうか?

酷い人なら「同情をひきたいのか」とか言いそう。

全ての人類に同じ考え方をしてもらうことは、多分出来ません。

被害者の気持ちを尊重することは大事だけど、推測で外野が騒ぐことが良いかどうかは、微妙なところだと思います。

今回のジャニーズの件をアメリカ人の友達とも少し話したのですが、彼女は子供の頃に

「体を触られて嫌だったらNOと言おう。
触った相手がNOと言ったら止めよう」


という内容の教育本をお母さんに読み聞かせられていたそうです。

それに対してお父さんは「そんな内容を子供に読み聞かせるなんて」と不快感を示していたそうですが、友達は「それを読んでもらって良かった」と思っているのだとか。

それを聞いて、今回のジャニーズの件で私がもう一つモヤモヤしていたことが少しクリアになりました。

私はSNSやTVで、ただただ悪行を叩き、非難し、揶揄する言葉で溢れかえることが、子供たちにどんな影響を与えるだろう?と不安視していたんです。

「こういうことが起こったら、こうしよう」

という話よりも、罵詈雑言の方が目立ってしまっている。

まるでまだ相談窓口が無く、被害を訴える機関が無いかのように言う人もいる。

芸能界ではそういう怖いことが起こる可能性があることは昔から言われていて、でも当時と違い今では民間人レベルでも相談できる窓口はあり、SNSで発信でき、ニュースにもなってきているのに、コレが初めてのケースみたいに扱うことに違和感があります。

ジャニーさんがやったことは、もちろん悪い。

メディアの忖度もある。

ジャニーズだけでなく、お笑い芸人の事務所だって各民放が忖度して起用しています。

某弱小事務所のお笑い芸人がNHKの二大看板とも言える番組に出演した時

「普段TVで観ない人なのに、何であのNHKの番組にキャスティングされたんでしょうね?」

と、その芸人と親しい人に質問したことがあります。

答えは「民放は大手お笑い事務所が枠を埋めているけど、NHKにはそういう忖度が無いから」というものでした。

それが100%真実かは分かりません。

ただ、民放では近年お笑い芸人が大量に投入されているけど、その小さな事務所に所属している人は出ていないんです。

それなりに知名度もあり、深夜番組なら民放に出ることもある人たちなのに、ゴールデンタイムの枠では声が掛からないって、不思議だったんですよね。

この手の話は、妄想し始めたらキリがありません。

八木勇征がたまにジャニーズのタレントとの仲良しエピソードをSNSに出しているのも、もしかしたら頼まれて事務所間でやってるかもしれないし、本当にただ仲良しなのかもしれない。

ガーシーみたいに繋げてる人がいる可能性だってある…

ファンや一視聴者に出来ることは、ただただ自分の好き嫌いで芸能人を判断することくらい。

それと、ジャニーさんと同類の問題が起こった時、どう対処するのが正しいか各々考え、それを未来に繋げていく方法を個人的に考えていくこと、かな?

「これが正解」の理想は、「そもそも加害者を作らない」なんですけどね。

各企業がジャニーズを優遇するのも、冷遇するのも、タレント本人の力ではなく事務所ありきの思考なら無しだと私は思います。

「企業にお金が入ること自体がダメ」という意見も見かけましたが、そのお金が被害者に渡る、体制を整えることに使われる可能性もあるのに、全て絶つのは何のため?

よく「事務所のゴリ押し」とか「メディアのゴリ押し」とか売れてる人を叩く言葉を見かけるけど、頻繁に見かけるだけでファンになったりはしないでしょう。

私は自分の推し達は、本人達の努力があって、それを支える事務所の力もあって、その魅力に惹かれるファン達がたくさんいる、という構図で成り立っているのではないかと思っています。

「他人が良いと言ってるモノをチェックする」のと「好きになる」は、私の中ではキッチリと線引きがあるため、話題にもならない人が何故かあちこちで目立つ仕事をさせてもらえている、忖度だ!と直結して考えないかな。

まぁ流されやすく「売れてるから好き」みたいに思う人も、世の中にはいるかもしれないけど。

ジャニーズ事務所を擁護する気も叩く気もありませんが、タイトルのように「敢えて看板を残す」という価値観、私は悪手とは思いません。

叩きたいなら叩けば良いけど、言葉の選び方には気を付けていって欲しいかなぁ。

そして、それでも応援し続けるファンを揶揄するとか、そういう一般人同士の罵り合いも起こらないでいて欲しいと思います。

私自身はジャニーズ事務所を応援しているわけではないし、それぞれ色んな価値観があるだろうと思うから、私の意見に「おかしい」と思う人がいても仕方ないけど、生田斗真みたいに頑張ってきていた人まで企業からダメ出しされるのは、正直複雑な気持ちです…
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