都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

「普通の主婦」って不平不満口ばかり言う、頭の悪い人?

女のカースト

友人と杉田水脈議員の発言について話している時に

「普通の主婦の意見だろうなーと私は思った」

と言ったら、友人から

「待って、既婚で子供がいることを『普通の主婦』と定義してるなら、それで一緒くたにされたくない」

と言われました。

「いや、彼女の経歴をWikiで見ただけだけど、普通に地方で生まれ育って、市役所勤めてって人だから、日本ではそういう人がほとんどなんだろうなーってこと。

私の地元の友人は、LGBTへの差別について深く考えたこともない人がほとんどだと思う。

同人誌を読んでた子でさえ、多分そこまで深く考えないだろうし。」

と答えたら、特にその後なにも言われませんでしたが、「普通の主婦」の定義って何なんでしょうね?


『男女は適齢期に結婚出産するのが一般的だけど、同性愛を人前で差別してはいけない』

という認識の人がほとんどではないかな?と私は思っています。

友人は確かに既婚で子持ちだけど、色々LGBTについて調べたり考えたりしていて、他の部分でも私は彼女を「普通の主婦」と認識していません。

と考えていくと、私の中で割と

「普通の主婦は、あまり他人のことを考えない、自分の家族が良ければそれでいい人達」

と思っている気がしてきました。

いや、実際に私は子供の頃から

「普通の主婦にはなりたくないから、普通に短大行ってOLして結婚、とかする人生は嫌だ」

と思っていました。

まー「好きな人と結婚なんて、誰でも出来るもの」って思ってたのが間違いだと、今は分かってるんですけどね。


今私が想像している「普通の主婦」は、

「保育園が足りない」

「もっと税金を私の為に使って欲しい」

「もっと旦那に家事育児を協力して欲しい」

「もっと自由な時間が欲しい」

「あまり働きたくない」

「働く環境では、子持ちの私を優遇して欲しい」

「そもそも女を優遇して欲しい」

「お金をたくさん稼いでる人、お年寄り、独身がもっと税金を負担すべき」

「私は大変、もっと労って欲しい」

という、どこからその財源が出てくるのか考えずに要求し、自分が良ければそれでいいと思っている人達です。

実際にそういう人がどのくらいいるのか分かりませんが、とりあえず主婦の不平不満愚痴はよくSNSで見かけます。
そもそも「普通の主婦」が悪いものだと今はそこまで思いませんが、私が子供の頃は

「オバタリアンが普通の主婦で、そうなってはいけない」

という風潮がありました。

このあたりのことは

●女は子供産んで働いて当然って価値観は何なんだ?

でも以前書きましたが、「普通の主婦は馬鹿にして良い存在」という時代だったんです。

同じように「普通のOLはお茶汲みとコピー取りしかしない馬鹿にして良い存在」という風潮もありました。

「子供が増え過ぎて、老人は長生きするようになって、このままでは人口に対して食料が足りなくなる」

と警鐘を鳴らしていた時代だったので、その結果今の少子化問題が起こってる、という認識です。


まーそういう時代を経たので、今は産休育休制度が少しずつでも「働く主婦」のために整えられてきていて、でもそれでも

「遅過ぎ!全然足りない!」

と思っている人がいる。

それは、そんなすぐには整わないから、まずは高学歴高収入の人と、深刻な貧困で苦しんでる人から改善されていくんじゃない?

と独身は勝手ながら思います。

だってそういう人達は、より多く税金を払っていたり、基本的人権が守られなくなってしまっているから。

でも多くの人はどちらにも分類されず

「税金は払いたくないけど、優遇してよ!」

と思ってるんだろうなぁ、そしてそういう人が「普通の主婦」なんだろうなぁ。

と、私は思っていますが、これはこれで偏見の塊なんでしょうね。


私が子供の頃に比べたら「普通の主婦」への対応はかなり良くなっているように見えます。

世帯の年収が減って、税金が増えている

という問題もあるようですが、女性が社会進出できるようになってきているだけでも、昔に比べたら有難い話じゃないかなぁ

と思う高齢者は多いかも?

まぁ元々昔から女性は子育てしながら働いていたから、洗濯機や掃除機が出来ただけでも楽になってる説もあるし、この辺りは主観次第な気がします。

でも「海外はもっと働く主婦が優遇されてる!日本は遅れてる!」と主張するのが、私が考えている「普通の主婦」です。


この定義からすると、国会議員の杉田水脈議員は「普通の主婦」ではありませんが、彼女は私より年上なので、

「そもそも、普通の主婦はそこまで優遇されなくて良くない?」

と思っている可能性はなくはない。

そうなると「普通の主婦」からの支援は受けられなくなりますが…。

以前元議員の人から聞いたのですが

「区議会選とか市長選とかで『3児の母』とか『5児の父』とかポスターに書く人は、国会議員まではなれない、地元の一般人から票を集めたい人」

なんだそうです。

私は「子供が多いからって何?どんな政策を国民全ての状況に合わせて考えてくれるの?」と思うのですが、普通の主婦は

「子供がいる人なら、子育て支援をしてくれるはず!」

と思って、それだけで投票するだろうと思われているそうです。

それはそれで、普通の主婦を馬鹿にしてる気もしますけどね。


で、こうやって馬鹿にされた普通の主婦を食い物にするかのように、ヒッピー思考の人達が炎上騒ぎを起こしてデモをし

「普通の主婦も考えていることをアピールしよう!」

という風潮がある気がします。

特に東日本大震災後に、SNSの中でそういう動きが出てきて

「こんなに社会問題のこと考えてる私は、お勉強していて、老害国会議員より頭が良い!」

って思ってそうー、というのが、私の中のここ数年の偏見です。

とはいえ、私は普通の主婦を馬鹿にして良い立場ではありませんし、敵対する気もありません。


私は一時期恋愛マニュアル的な本を読んでいましたが、

「いかに普通の女の幸せを手に入れるか」

を声高に謳い、女は小賢しいことは言わずにニコニコしてろ、というのが多過ぎて、徐々に読むのを止めました。

「女が普通の主婦になるためには、個性は必要ない!」

って価値観が根底にあって、で、それは実際にそうなんですよね。

マツコデラックスも

「女は頭が良いより、胸が大きい方が幸せになれる」

って言ってましたし。

私も今は、そうだろうなーと思います。


かように、私は保守的で階級意識のある独身女なので、杉田水脈議員が叩かれまくる意味が分からないのかもしれません。

まー擁護は別にしないのですが。

そもそも「普通の主婦って何?」なんて書くのもナンセンスだと思ってます。

結局私が子供の頃から、まだまだ女性差別は無くなっていない。

それよりも、まだまだ「女は男に選ばれてなんぼ」と思っている女性が多い。

私の別館ブログにも以前そういう価値観っぽい女性からコメントを頂くことありました。

結局、こうやって女同士で叩き合ってる時点で、女性蔑視は無くならないかもな〜

そもそも女性蔑視を無くしたら、アイデンティティが確立できなくなる女性もいそうだし。

そんな風に、LGBTだけでなく、「そもそも女って何だろう?」と考え始めてしまいました。

「差別」についてはまた改めて書きたいのですが、LGBTだけでなく、まだまだ色んな問題、不平不満が溢れている日本って、いつまでもこのまま変わらないのかなー。

それならそれで、今の環境の中でどう呼吸しやすくするか、自分で納得するしかないのかな?

だったら、私が考える「普通の主婦」になって、恵まれている環境に気づかずに不平不満を言い、家族の笑顔で癒される生活をしたかったなぁ。

こんな風に思ってしまう私が、そもそもLGBTに関する差別問題について書く権利は無いのかもしれませんが、こういう一意見もあるということで、色々書いてしまいました。

集団で国民として生きていくのって、色々考えてしまうと面倒で頭でっかちになりそうですね…
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