都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

「#俺の話は長い」3話ネタバレ感想~亡き父への家族愛に泣けた

生田斗真主演ドラマ「俺の話は長い」通称「俺話」は、視聴率が高いとまでは言えませんが、

「今期で1番面白い!」

「長台詞がまるで舞台みたい!」

「出演してる役者が皆んな演技上手いから、見応えある」

「1話30分だから丁度良い」

「出てくる料理が美味しそうで、飯テロ」


という声をSNSでよく見かけます。

少しずつキャラの詳細が明らかになると共に、それぞれの心情の変化も生まれていて、これホント飽きない!

生田斗真のセリフ量の多さに驚く声も見かけますが、私は今年彼の舞台を2つ観ていて、どちらも4時間近い(普通は2時間くらい)、しかも歴史物だったことを思うと、ホント記憶力と集中力がスゴイ役者さんなんだと思いました。

生田斗真主演舞台「オレステイア 」4時間15分と長い上に眠い…ネタバレ感想

初台にある新国立劇場の中劇場で、生田斗真主演舞台「オレステイア 」を観てきました。新国立劇場に行くの2度目だったのですが、「京王線」と「京王新線」の違いがよく分かっておらず、ウッカリ京王線に乗ったら笹塚に行ってしまい、反対ホームに来た「本八幡行き」に乗り換えるハメになりました…新宿駅の中に「京王線の新宿駅」と「京王新線の新宿駅」があったのね…で、「オレステイア 」ですが…上演少し前にTwitterで前評判を見...


「偽義経冥界歌」ネタバレ感想(初日)めちゃくちゃ面白い!

劇団☆新感線の舞台「偽義経冥界歌」の初日を大阪フェスティバルホールで観ました。席は追加枠で出たサイドS席で、2階でした。大阪フェスティバルホール公式サイトではこのくらいの見え方だと事前にチェック出来たの、ありがたかったです。が、実際にはこの写真よりずっと舞台が近く見えて、演者さんの表情も肉眼でもそこそこ分かりました。上演時間は前日の夜に発表されたのですが、25分の幕間を挟んで3時間45分!初めての劇団☆新...


元々生田斗真の舞台をいつか観たいとは思ってたので行ってたけど、このドラマ後だったら後方席でも取れなかったかも…

来年の「偽義経冥界歌」東京公演は、チケット倍率すごいことになりそうですね。

2019年 劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』 のチケット情報icon

さて3話では、満の亡父のことが語られていました。

お父さんは2ヶ月の入院の末に亡くなり、その間に満がお見舞いに行ったのはたった一度だけだった。

ニートの満を叱って大喧嘩になり、満は家を出て女性の家に転がり込んでヒモ状態だったため、お父さんは亡くなる直前まで

「あんなに叱らなければ良かった」

と後悔して、そして姉ちゃんに

「満のことを頼む」

と言っていた、というエピソードは泣けました。

だから、姉ちゃんは満を社会復帰させることに、使命感を抱いているんですね。

そんな姉ちゃんにお母さんが

「あなたには感謝していたでしょ?

春海を産んでくれて、ありがとう。

それが何よりだ、って」


と語りかけ、それに姉ちゃんが泣くところ、そして黙ったままお互いに中華テーブルを回し合い、お父さんの好物だった「酢豚のタレをかけたチャーハン」を皆んなで食べる様子は、温かくてホッコリしました。

…てか、満…ヒモ時代もあったのね…

満が一回しかお父さんのお見舞いに行かなかったのは、弱っているお父さんを見るのが怖かったからじゃないかなぁ、と思います。

姉ちゃんは「女だから、行かなきゃ」という気持ちもあったのかな。

春海のために、クリスマスに餅つきしていたような偏屈なお父さんが、サンタの格好をしてプレゼントを届けに行ったなんて、素敵。


春海の好きだった男の子が、影で義父の光司と連絡先交換し、大喜利のような自撮り写真を送り合っているのは…来週の火種になるっぽいですね。

大してイケメンでもないくせに、余裕綽々のモテ男な態度を取るところがムカつく!

春海がラジオに「ニート31」というラジオネームで恋のお悩み相談を送る、とか、このドラマではラジオがちらほらと出てきますが、実際今ってまたラジオ人気が上がっているため、そういう世相をうまく取り込んでるなと思います。

ラジオなんて昔っぽい、というイメージも以前はあったので、懐かしく思う人もいれば、今っぽいと思う人もいる媒体ですもんね。
ホッコリしたり泣けるエピソードもありながら

「ハロウィンとヘロインは似たようなもんでしょ!

手を出したら後戻り出来ないという点では、ハロウィンの方が悪質」


と満がぶっ飛び発言をして、姉ちゃんに即

「どっかの団体に怒られるぞ!」

と言われたシーンには、爆笑しました。

今時テレビで「ヘロイン」って単語出すって!

さらに「ハロウィンとクリスマスは年の離れた兄弟みたいなもの」ってセリフがあったのも笑ったなぁ。

高級カボチャとして登場した「竜宮カボチャ」は実際には無いようです。

でも調べると高級カボチャ自体はいくつかあるようですね。

この「栗マロンかぼちゃ」とか激高い!


産地直送!北海道産 栗マロンかぼちゃ


光司のベースへの想いも、どうなるかな?

義父が子供を虐待するニュースが多い中、こんな風に娘に好かれようと頑張ってる義父像を描いているのも、このドラマのとても良いところだと思います。

満も口の減らないニート、という一見ダメンズですが、ちょこちょことお小遣い稼ぎしてるし、社交性あるし、イケメンというだけでなく人として真っ当な部分があって好きですね。

私はズケズケ物を言うと思われがちですが、本当に頭に来たり、呆れたりすると、黙ってしまうところがあります。

「何言っても無駄だわ、話通じない」

と思って黙ると、相手は更にガンガンと暴言を吐き続け、

「あーこっちには何も響いてないのに、無駄なことよくやるなぁ」

と冷めた目で見るので余計に険悪になるのです…

が、満と姉ちゃんの言い合いを見ていると、ちゃんと頭を働かせて言語化する必要性もあるな、という気がしてきました。

「凪のお暇」を観ている時も思いましたが、真の怒りを言語化するのって、難しい!

日和る気は無く、でも理不尽な状況に黙って耐えるのも変。

ま、姉ちゃんと満は姉弟だからこそ許されるんですけどねぇ。


オーシャンビューが自慢の庶民的な4LDKに住んでいる、杉野遥亮くん演じるバーのマスターも良いキャラですね。

サラッと光司の言いたいことを先に言っちゃうところも、好感度高い!

トプコの子だからチェックはしてたけど、これは良い役についたなと思います。

私の周囲には満のようなニートはいないけど、でも満の

「夢だった高級珈琲店が9ヶ月でダメになってしまった」

という心の傷が、6年経っても癒えない気持ち、分からなくもありません。

他にやりたいこともなくて、プライド高いから今更別の道も選びたくなくて…

これだけ口が達者で悪知恵が働くんだから、色んな仕事できそうですけどねぇ。

こんな楽しいドラマが、たった3ヶ月で終わってしまうなんて悲しすぎます…

すごく人気になったら、きっとリターンズがあるはず!なので、これからもゴンゴン宣伝して拡めていきたい!

このドラマを皆が観ることで、それぞれ新たに気付くことがあったり、心から爆笑できたりするんじゃないかなと思います!
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