「偽義経冥界歌」ネタバレ感想(初日)めちゃくちゃ面白い!
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劇団☆新感線の舞台「偽義経冥界歌」の初日を大阪フェスティバルホールで観ました。

席は追加枠で出たサイドS席で、2階でした。

大阪フェスティバルホール公式サイトではこのくらいの見え方だと事前にチェック出来たの、ありがたかったです。

が、実際にはこの写真よりずっと舞台が近く見えて、演者さんの表情も肉眼でもそこそこ分かりました。
上演時間は前日の夜に発表されたのですが、25分の幕間を挟んで3時間45分!

初めての劇団☆新感線だったので、私はこんなに長い舞台だと知らず、2時間半くらいで終わるものと思い込んでました。
が、なかなか発表されない上演時間を気にする方々のツイートには
「4時間を越えるかどうか知りたい…」
と書かれていて、皆さん前日夜まで帰りの新幹線の予約が出来ずに気を揉んでいました。
ホテル取っておいて良かった…
お話は実際の源平合戦登場人物の名前や設定は使っている部分もありますが、かなりオリジナルにアレンジされています。
主人公は奥華(おうか)の長子・玄九郎(生田斗真)。
奥華のモデルは奥州平泉なので岩手県ですね。
まだ平家と戦っている源氏の遮那王・牛若丸は、奥華に協力を頼みに行っている身なのにワガママ三昧。
で、奥華のご先祖様たちのミイラが眠る場に押し入ろうとし、それを軽いノリで止めに入った玄九郎は、ウッカリ牛若丸を死なせてしまいました。
牛若丸の家来の常陸坊海尊と弁慶は、玄九郎の父と弟の次郎(中山優馬)と話した末に、玄九郎を牛若丸の替玉として源頼朝の元に送り込み、平家を滅ぼした後に源氏と奥華で協定を結ぶこととなりました。
馬鹿で明るくて腕っ節の強い素直な玄九郎は、元服した源九郎義経を名乗り、平家をバサバサと倒していく道中で、歌うたいの静歌と出会いました。
源氏の兵士に琵琶のような楽器の弦を切られてしまった静歌に、玄九郎は弓弦を渡します。
この弓弦を使って楽器を直して歌う静歌。
静歌の歌を聴くと「まっずい山葡萄を食べた時のように、胸が締め付けられる」と絶賛する玄九郎。
その頃実家の奥華では、母の黄泉津の方(りょう)がご先祖様のミイラに祈りを捧げ、金を作り出していました。
この母は本妻で、玄九郎の生みの親ではありません。
巫女である黄泉津の方は、実子の次郎に奥華を継がせようと画策。
そして父の弟と共謀した末、大人しく優しいはずの次郎に父を殺させてしまいました。
死んだはずの父の霊が突如玄九郎の前に現れ、弟から殺されたことを伝えてきました。
慌てて奥華に戻ることにした玄九郎は、「父が現れたのは静歌の歌が関係しているのかも?」と思い、また静歌も真相を知りたいと思い、共に奥華に向かいます。
玄九郎たちが到着すると、まさに父の葬儀が行われ、父をミイラとする儀式を行ってしました。
何故こんなことに?と戸惑う玄九郎に突如斬りかかる海尊と弁慶。
この2人は実は源氏ではなく、朝廷のスパイだったのです。
朝廷は源氏と平家に潰し合いをさせた後に、また帝と貴族の世にしようと画策。
平家を倒した今、もう玄九郎は邪魔者となっていたのでした。
突然斬られた玄九郎は絶命。
え?主人公なのに死んじゃったの??
と驚いたところで第一幕終了。
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席は追加枠で出たサイドS席で、2階でした。

大阪フェスティバルホール公式サイトではこのくらいの見え方だと事前にチェック出来たの、ありがたかったです。

が、実際にはこの写真よりずっと舞台が近く見えて、演者さんの表情も肉眼でもそこそこ分かりました。
上演時間は前日の夜に発表されたのですが、25分の幕間を挟んで3時間45分!

初めての劇団☆新感線だったので、私はこんなに長い舞台だと知らず、2時間半くらいで終わるものと思い込んでました。
が、なかなか発表されない上演時間を気にする方々のツイートには
「4時間を越えるかどうか知りたい…」
と書かれていて、皆さん前日夜まで帰りの新幹線の予約が出来ずに気を揉んでいました。
ホテル取っておいて良かった…
お話は実際の源平合戦登場人物の名前や設定は使っている部分もありますが、かなりオリジナルにアレンジされています。
主人公は奥華(おうか)の長子・玄九郎(生田斗真)。
奥華のモデルは奥州平泉なので岩手県ですね。
まだ平家と戦っている源氏の遮那王・牛若丸は、奥華に協力を頼みに行っている身なのにワガママ三昧。
で、奥華のご先祖様たちのミイラが眠る場に押し入ろうとし、それを軽いノリで止めに入った玄九郎は、ウッカリ牛若丸を死なせてしまいました。
牛若丸の家来の常陸坊海尊と弁慶は、玄九郎の父と弟の次郎(中山優馬)と話した末に、玄九郎を牛若丸の替玉として源頼朝の元に送り込み、平家を滅ぼした後に源氏と奥華で協定を結ぶこととなりました。
馬鹿で明るくて腕っ節の強い素直な玄九郎は、元服した源九郎義経を名乗り、平家をバサバサと倒していく道中で、歌うたいの静歌と出会いました。
源氏の兵士に琵琶のような楽器の弦を切られてしまった静歌に、玄九郎は弓弦を渡します。
この弓弦を使って楽器を直して歌う静歌。
静歌の歌を聴くと「まっずい山葡萄を食べた時のように、胸が締め付けられる」と絶賛する玄九郎。
その頃実家の奥華では、母の黄泉津の方(りょう)がご先祖様のミイラに祈りを捧げ、金を作り出していました。
この母は本妻で、玄九郎の生みの親ではありません。
巫女である黄泉津の方は、実子の次郎に奥華を継がせようと画策。
そして父の弟と共謀した末、大人しく優しいはずの次郎に父を殺させてしまいました。
死んだはずの父の霊が突如玄九郎の前に現れ、弟から殺されたことを伝えてきました。
慌てて奥華に戻ることにした玄九郎は、「父が現れたのは静歌の歌が関係しているのかも?」と思い、また静歌も真相を知りたいと思い、共に奥華に向かいます。
玄九郎たちが到着すると、まさに父の葬儀が行われ、父をミイラとする儀式を行ってしました。
何故こんなことに?と戸惑う玄九郎に突如斬りかかる海尊と弁慶。
この2人は実は源氏ではなく、朝廷のスパイだったのです。
朝廷は源氏と平家に潰し合いをさせた後に、また帝と貴族の世にしようと画策。
平家を倒した今、もう玄九郎は邪魔者となっていたのでした。
突然斬られた玄九郎は絶命。
え?主人公なのに死んじゃったの??
と驚いたところで第一幕終了。
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あの世に行った玄九郎は、父、祖父、曽祖父達がのんびりとあの世で暮らしていることを知りました。
そこにはミイラ守りをしていた、牛若丸に殺された「干殻火(ひからび)さん」も、牛若丸もいます。
義経が偽物だった、騙された、ということを口実に頼朝が奥華を攻め入ろうとしてきたため、静歌の歌で現世に引き戻された玄九郎は、父やご先祖様たちも呼び戻して戦うことにしました。
ちなみに、呼び戻された玄九郎達はゾンビ状態。
斬られても死なない、でも肉体があるから戦える。
元々他国とは交わらない暮らしをしていた奥華に戻すために、頼朝を退けるだけのつもりの玄九郎でしたが、父やご先祖様たちは源氏を滅ぼし、ゾンビの自分達が天下を取ろうとし始めました。
そこからは、朝廷vs奥華vs頼朝vs牛若丸vs玄九郎で入り乱れた戦いに…
戦は好きだけど、無駄な殺し合いは嫌いな玄九郎は、父から
「お前には自分というものが無い、何も無い」
と嘲笑われ、死んだのに生まれて初めて悩み出し、鏡の間のような場に引きこもってしまいました。
それでも静歌と弟の歌声に導かれて戻ってきた玄九郎。
「そうだ、俺は鏡なんだ。
色んな人が色んな名前で俺を呼ぶ。
俺は相手を映す鏡だ」
そう開き直った玄九郎は、ゾンビとなったご先祖様たちを倒す刀を手に入れました。
但し、相手を斬りつければ自分も傷付きます。
牛若丸、ご先祖様、父を倒して力尽きた玄九郎は、大陸に帰るという静歌のことを、弟の次郎に託しました。
弟に「奥華を出て、お前は大陸の王になれ」と笑顔で言う玄九郎。
そして頼朝には、大陸に行く弟達を追わないよう約束させます。
そして静歌と玄九郎が共に歌い、笑顔でこの世を去っていき、終了。
カーテンコールはアンコールが3回あったかな?
2回目から観客達は立ち上がって手拍子をしていました。
特に挨拶の言葉はなく、最後は終了のアナウンスが流れて終わりました。
いやー、面白かった!
そして、長かった!!!
場面がどんどん切り替わり、それが濃密で面白いので、1部は全く飽きることなくあっという間に時間が過ぎました。
が、さすがに2部は敵味方が入り乱れまくるし、戦いが続くので、ちょっと意識が飛びそうに…
が、まー兎にも角にも生田斗真がカッコイイ!
ジャニーズ仕込みの軽やかな動き、殺陣のキレの良さ、お馬鹿キャラのユーモアたっぷりな演技は、お流石でした。
これは新田真剣佑にも出て欲しかったなぁ。
地球ゴージャスはドタバタが主のストーリーをブチ壊していたし、ストーリー自体も?って感じに思えていましたが、比べてはいけないのだろうけど、劇団☆新感線はさすがシッカリした舞台でしたね。
舞台美術や構成も素敵。
りょうの黄泉津の方も良かったし、ご先祖様たちのコントも笑いました。
ただ、私は源義経好きなので名前や人間関係の知識や時系列を予め分かっているけど、全くこの時代に興味関心が無い方には、また違った見え方になるかもしれません。
●奥州平泉には藤原氏のミイラが眠っている
ということは、日本人なら皆んな知ってる?
静御前は本来は白拍子ですが、この舞台では「大陸からきた歌うたい」となってました。
牛若丸は海尊に剣術を教わり、鞍馬寺を出たのち頼朝と合流しますが、海尊は教科書には出て来ない人なので、知らない方もいるかも。
でもまぁ歴史に忠実なお話ではないので、知らなくても大丈夫!
初の劇団☆新感線でしたが、来ていた方は若い女性が多かったけど、初老の紳士もたくさんいらしてました。
元々の劇団☆新感線ファンとジャニーズファンが来ていた感じ?
ジャニーズファンの方は、生田斗真と中山優馬だけプレゼントボックスにはお手紙しか入れられないので要注意かもしれません。

一度生田斗真の舞台を観てみたかったので大満足です!
この長丁場であの殺陣をこれからやり続けるなんて、役者さんたちは大変ですね。
これから観に行く方はお楽しみに!
大阪は平日ならまだ少し席があるかも?
そこにはミイラ守りをしていた、牛若丸に殺された「干殻火(ひからび)さん」も、牛若丸もいます。
義経が偽物だった、騙された、ということを口実に頼朝が奥華を攻め入ろうとしてきたため、静歌の歌で現世に引き戻された玄九郎は、父やご先祖様たちも呼び戻して戦うことにしました。
ちなみに、呼び戻された玄九郎達はゾンビ状態。
斬られても死なない、でも肉体があるから戦える。
元々他国とは交わらない暮らしをしていた奥華に戻すために、頼朝を退けるだけのつもりの玄九郎でしたが、父やご先祖様たちは源氏を滅ぼし、ゾンビの自分達が天下を取ろうとし始めました。
そこからは、朝廷vs奥華vs頼朝vs牛若丸vs玄九郎で入り乱れた戦いに…
戦は好きだけど、無駄な殺し合いは嫌いな玄九郎は、父から
「お前には自分というものが無い、何も無い」
と嘲笑われ、死んだのに生まれて初めて悩み出し、鏡の間のような場に引きこもってしまいました。
それでも静歌と弟の歌声に導かれて戻ってきた玄九郎。
「そうだ、俺は鏡なんだ。
色んな人が色んな名前で俺を呼ぶ。
俺は相手を映す鏡だ」
そう開き直った玄九郎は、ゾンビとなったご先祖様たちを倒す刀を手に入れました。
但し、相手を斬りつければ自分も傷付きます。
牛若丸、ご先祖様、父を倒して力尽きた玄九郎は、大陸に帰るという静歌のことを、弟の次郎に託しました。
弟に「奥華を出て、お前は大陸の王になれ」と笑顔で言う玄九郎。
そして頼朝には、大陸に行く弟達を追わないよう約束させます。
そして静歌と玄九郎が共に歌い、笑顔でこの世を去っていき、終了。
カーテンコールはアンコールが3回あったかな?
2回目から観客達は立ち上がって手拍子をしていました。
特に挨拶の言葉はなく、最後は終了のアナウンスが流れて終わりました。
いやー、面白かった!
そして、長かった!!!
場面がどんどん切り替わり、それが濃密で面白いので、1部は全く飽きることなくあっという間に時間が過ぎました。
が、さすがに2部は敵味方が入り乱れまくるし、戦いが続くので、ちょっと意識が飛びそうに…
が、まー兎にも角にも生田斗真がカッコイイ!
ジャニーズ仕込みの軽やかな動き、殺陣のキレの良さ、お馬鹿キャラのユーモアたっぷりな演技は、お流石でした。
これは新田真剣佑にも出て欲しかったなぁ。
地球ゴージャスはドタバタが主のストーリーをブチ壊していたし、ストーリー自体も?って感じに思えていましたが、比べてはいけないのだろうけど、劇団☆新感線はさすがシッカリした舞台でしたね。
舞台美術や構成も素敵。
りょうの黄泉津の方も良かったし、ご先祖様たちのコントも笑いました。
ただ、私は源義経好きなので名前や人間関係の知識や時系列を予め分かっているけど、全くこの時代に興味関心が無い方には、また違った見え方になるかもしれません。
●奥州平泉には藤原氏のミイラが眠っている
ということは、日本人なら皆んな知ってる?
静御前は本来は白拍子ですが、この舞台では「大陸からきた歌うたい」となってました。
牛若丸は海尊に剣術を教わり、鞍馬寺を出たのち頼朝と合流しますが、海尊は教科書には出て来ない人なので、知らない方もいるかも。
でもまぁ歴史に忠実なお話ではないので、知らなくても大丈夫!
初の劇団☆新感線でしたが、来ていた方は若い女性が多かったけど、初老の紳士もたくさんいらしてました。
元々の劇団☆新感線ファンとジャニーズファンが来ていた感じ?
ジャニーズファンの方は、生田斗真と中山優馬だけプレゼントボックスにはお手紙しか入れられないので要注意かもしれません。

一度生田斗真の舞台を観てみたかったので大満足です!
この長丁場であの殺陣をこれからやり続けるなんて、役者さんたちは大変ですね。
これから観に行く方はお楽しみに!
大阪は平日ならまだ少し席があるかも?
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