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植木将太郎くん(西日本豪雨災害・広島市安芸区 高3男子)発見、マスコミは報道自粛すべき

西日本豪雨災害のニュースの中で何度も、お母さんと同級生たちが植木将太郎くんを捜索していると報道されていました。

昨夜、どうなったんだろう…と思って検索しても状況は分かりませんでしたが、先程遺体で発見されたというニュースを見つけました。

●「信じたくない…」高3男子不明 遺体見つかる

捜索が始まって10日、最初の頃は雨や土砂崩れの状況ですぐに捜索が出来なかった時もあるようですが、必死に探していたお母さん、同級生たちの気持ちを考えると、悲しくてたまりません。

そして、今回のこの西日本豪雨災害に関しては、マスコミに対して色々と思うところがあります。

TV番組ビビットは、11日に捜索活動をしている同級生の17歳の男の子にTwitterで取材を申し込んでいました。



13日にこの同級生さんは



と安易に取材を受けないようにとツイートしています。


ワイドショーがこんな風にTwitterを使って情報収集をしていることは、以前からネットでは話題になっていました。

今回は、相手は17歳の男の子です。

行方不明になった友人を探したくて、地元の方を中心に一緒に探してくれる人へとメッセージを拡散している彼に、いい年をした社会人の大人が取材を申し込む…

なんて、なんて大人気なく、心無いことをするんだろう、と思いました。

状況を知りたいのであれば、一緒に捜索活動をしたり、地域の大人に手続きを踏んで確認すべきではないでしょうか?

相手が子供なら、なんでも話してくれると思ったんでしょうか?

マスコミが捜索の状況を報道したところで、地元外の人は駆けつけて捜索するのが難しい状況だったと思います。
植木将太郎くんだけでなく、豪雨災害の翌日からずっと、家族を捜索している男性にインタビューをし、直後に遺体が発見されたところも映像にし、その時の気持ちまでインタビューしている番組がありました。

気丈にインタビューに答えていた男性は、その後地元の方に抱きしめられて号泣していて、その姿まで映していました。

そんな風に、次々見つかる行方不明者の死を伝えるニュースが続いています。

途中から、まるで遺体が見つかって悲しむ家族を探して報道しようとしているのか?と思うようになりました。


確かに、遠く離れたところに住み、ニュースを見ているだけの私は

「植木将太郎くん、大丈夫かな?見つかるかな?こんなに時間が経ってしまって…どうなんだろう」

と思って、ニュースを探してしまってはいました。

それを野次馬根性と思われても、仕方ありません。

ただ、無事な姿で見つかるという可能性も信じていて、そうであって欲しいかった。

もし今日や明日のテレビやネットのニュースで、お母さんや同級生のインタビューを報道していたら、幻滅します。

「一緒に探してくれた人たち、ありがとう」

そういうメッセージを伝えるために、気丈にインタビューに答えるかもしれませんが、そんなことを義務感で今すぐさせる必要性は感じません。


植木将太郎くんのお友達がツイートしていたように、私は撮影や取材を依頼されても、嫌ならキチンと断っていいし、そもそもそんな依頼を子供にしないで欲しい、と思います。

お母さんのことも、今はそっとしておいてあげてほしいです。

私達視聴者は、嘆き悲しむお母さんの姿を報道して欲しい、なんて望んでいません。

私達視聴者がこのニュースを通して考えなくてはいけないのは、将太郎くんのようにみんなに愛された子が、もう二度とこんな悲しい災害に遭わずに済むために、今後どうすべきか?ということです

リアルタイムで悲しむ家族たちの姿を見たいなんて思っていません。

マスコミには倫理観、取材を申し込む対象やタイミングに、もう少し人間味のあるルールを作って欲しいです。

私には、お母さんや同級生達にかけられる言葉はありません。

植木将太郎くんのご冥福を心よりお祈りします。

そして、安芸区にきちんと支援のお金が届く形で募金をし、せめて一日でも早く町の整備が整うこと、将太郎くんを静かに見送れる環境を整えることが出来れば、と思います。

マスコミの皆さんにどうこの気持を伝えれば良いか分かりませんが、Twitterで高校生に取材を申し込むような無神経なことは、出来ればしないでください。お願いします。
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