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75歳の老婦人がBL腐女子に!?「メタモルフォーゼの縁側」1巻ネタバレ感想

友人がオススメしていたので、鶴谷香央理さんの「メタモルフォーゼの縁側」1巻を楽天KOBOで買ってみました。


メタモルフォーゼの縁側(1)【電子書籍】[ 鶴谷 香央理 ]


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これが本当に、買ってよかった!面白かった!早く続きが読みたい!

と思ったら、1巻に収録分は一部抜粋になってますが、1巻の続きの2話は上の無料立読のページで読めました。



ツイートを見ると月2回更新なんですね。今後も続きはネットで読んで、単行本化したら2巻も買おうっと!


あらすじは、3年前に夫を亡くし、書道教室をやっている75歳の老婦人 市野井雪さんが、たまたま入った本屋で絵がキレイだな、と買ってみたのがBLマンガで、その本屋さんでバイトをしている女子高生 佐山うららとBLマンガを通して友達になっていくというお話です。

雪さんは毎日平穏に、老いを感じながらも日常を過ごしています。

そしてうららは、BLマンガについて話せる友達もいず、幼馴染の紡とたまに話す程度の地味な女の子。

お婆さんがBLマンガを買うのでビックリしていたら、その後続きを探してやって来たので、続巻の取り寄せを手配しつつ、ついこのマンガの話をそっとしたらお茶に誘われ、うららは初めて出来たBLの話が出来る友達にワクワクする様子が可愛い!

雪さんは過激なシーンにも驚かず、作中のカップルを応援して楽しんでいて、1年に1冊しか出ないマンガの続きを読むために、あと何年生きていけるか計算したりしています。

そして1巻の終りには、そのマンガの作者が来るイベントのために、二人で池袋のイベント会場へ行くところで終わりました。

この続きのWebで公開されていたお話では、二人は憧れのコメダ先生のブースで同人誌を買い、握手してもらいます!
このマンガの絵もほのぼのとしていて良いのですが、雪さんが固いカボチャを切るのに苦心したり、夢中でマンガを読んで腰が痛くなったり、老いを感じながらも、風の心地よさや季節を楽しむ様子が素敵です。

内向的なうららが、雪さんにメールをした後に返信が来ないことにハラハラしてり、過激すぎるシーンのあるマンガを貸してしまって呆れられていないかな…と心配したり、イベントに誘って良いのか悩む感じも可愛らしい!

うららは母子家庭で、決まった日に離婚したお父さんと面会をしているのですが、お父さんと微妙に会話の噛み合わない感じや、幼馴染の紡が彼女と手を繋いでいるのを見て何とも言えない気持ちになる様子も、彼女のどこか寂しい様子が伝わってきます。

そんな二人が、BLマンガを通して仲良くなっていくって、すごく設定が面白い!


75歳というと結構なお婆ちゃんの印象を受けてしまいますが、確かにウチの親もそれより年下だけどマンガ大好き!

今でも漫画雑誌を買い続けているし、雪さんは今時の75歳よりもちょっとお婆ちゃんっぽく描かれているのかもしれません。

BLを知らないのは、静かに書道教室をしながら、ゆったり暮らしていたからかも?

そんな雪さんが、男性2人の恋をドキドキしながら応援していく様子は、とてもかわいらしいです。

作者さんもまだお若いので、これからの活躍もとても楽しみ!

多分ネットではすでに話題のマンガだと思うのですが、ご存じなかった方は是非試し読みしてみてくださいね!

久々にこんな穏やかで楽しいマンガを読みました。教えてくれた友人に感謝です!
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