都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

アングラ演劇の代表!劇団唐組の「鯨リチャード」を観ました

昨夜は初めてあの唐十郎の劇団「唐組」の公演「鯨リチャード」を観ました。



唐十郎と言えばアングラ演劇の創始者の1人。
大鶴義丹のお父さんとしても有名です。

学生時代に横尾忠則の作品集で「腰巻お仙」のポスターを見たりはしていました。


唐十郎の劇世界

アングラを知っている=知的でカッコイイ!

というイメージがあったのでずっと興味はあったのですが、結構難解で暗くて取っつきにくい部分もあるので、率先して行く機会も無く…

そうしたら今回知人に誘ってもらいいい機会だと思って行くことにしました!


今回やっているのは「鯨リチャード(ゲイリチャード)」。

作=唐十郎
演出=久保井研+唐十郎
役者陣
久保井研、辻孝彦、藤井由紀、赤松由美、気田睦、岡田悟一、
土屋真衣、岩戸秀年、南智章、清水航平、福本雄樹

前売券 3,500円
当日券 3,600円
学生券 3,000円

2015年10月24日(土)25日(日)
10月31日(土)11月1日(日)2日(月) 3日(祝)
の全12回

18時半開場、19時開演。
110分プラス途中10分休憩。

場所は雑司ヶ谷の鬼子母神。


境内内に赤テントが張られていました!
唐組の旗も!



サーカスのような赤テントに電飾という、普段目にする機会のないようなものが、暗い境内の中に突如現れるというザ!アングラ!期待と不安が高まります。


会場前には整理番号順に並び、地面にゴザの敷かれただけの床に座っていきます。

のでバスタオルなど敷物を持っていくべし!

狭いテント内にギュウギュウに座り、前例は役者のツバが飛びまくり!


お話は、直情的な青年・田口が新宿のしょんべん横丁の薄汚い鯨カツ屋を訪れるところから始まります。

田口はこの店の店主を「リチャード三世」だと思い込んでいます。

(リチャード三世はシェイクスピアの史劇、怪異な容貌で鬱屈とした性格の嫌われ者だけど巧みなカリスマ性で王位につく男)

ボサボサのロングヘアーで背中にコブのあり、ピンクのカーディガンを着た男だか女だか分からない店主。

田口と店主の会話が終わると、急に場面は高架下に移ります。

この場面転換が凄かった!

高架下で箒星のマークのある厚底の靴を履く色っぽいお姉さんエリからあるモノを受け取る田口。
この先はネタバレになるから書きませんが、アングラらしいストーリーとポエムのようなセリフはやや難解。

でもところどころ今時な笑いも挟んでいて、舞台美術のクオリティーが高く、

ラストの場面転換には度胆抜かれました!

主演の役者さん、イケメンだったな~。

福士蒼汰くんみたいな顔立ちなのに、唐組での修行を選んだことが良い!

当日券もあるので、興味がある方は是非行ってみてください!

客層は昔からのファンらしい年配層と、演劇好きでインテリな感じの学生が多かったです。


ちなみに開演前には近くの素敵なカフェ「キアズマ珈琲」でコーヒーを飲みました。

ネットで事前に調べてたので分かりましたが外に電気もなく看板がひっそりある古民家。




中はすごく素敵なカウンターとテーブル席がありコーヒーも美味しかったし良いカフェでした!



キアズマ珈琲
東京都豊島区雑司が谷3丁目19−5
●キアズマ珈琲 - 鬼子母神前/カフェ [食べログ]

雑司が谷初めて行ったけど良かった~!
唐組の演劇もまた観たいです。

●劇団唐組 公式情報
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