すっごく笑って、笑って、最後に大号泣した舞台でした。



ちなみに行ったのは渋谷のシアターコクーン。

席は中2階だったんですが…

手すりで舞台の中心が隠れる!設計ミスだろ!

左側の席だったんですが、役者さんが左端にいると、身を乗り出さないと見えません。

隣の人が身を乗り出したら、こちらも身を乗り出さないと見えません。

体を斜めにした状態で3時間はきつかった…

そう、舞台の時間が何時間かハッキリ明記されてなかったんですが、「3時間くらい」と公式サイトには書かれていて、今日は3時間10分でした。


アドリブが多くて多くて、途中で

「このシーンに時間かけ過ぎ!」

と生瀬勝久がさんまちゃんに訴えるくらい!

さんまちゃんも

「ちょっと時間の関係でここ、もうこのへんで!」

と幕間のカーテンを速攻で閉めさせるくらい。

最後の挨拶のときも

「ちょっと、もうみなさん電車に乗らないといけない時間なんで、このへんで!」

と言っていて笑いを誘いました。

このあとは、まだこれから観る方もいるかもいれないので、ネタバレされたくない方は読まないで下さいね。


このお話は、第二次世界大戦時に南方の戦地にいる小部隊のお話です。

二人組の漫才師だった明石家さんまちゃんと生瀬勝久は、戦地で再会し、同じ部隊に所属することになります。

そこで芸能人の慰問のときにある

「兵隊さんの時間」という参加コーナーに出て才能を見出されたら内地に帰れる!

というさんまちゃんの話を信じたメンバーは、毎日毎日お笑いの特訓をします。

(最初は歌のコーナーという情報だったのですが、上官から「漫才師が来る」という情報を聞き出し、漫才ネタを練習するようになります。)

しかし、途中で1人は前線に送られて戦死…

1人は病気で亡くなります。


そしてこの頃までは一定期間を過ぎたら、兵隊さんたちは内地に戻れるはずだったのですが、

「もう戦争が終わるまで内地には戻れない状況になっている」

と、途中で生瀬勝久は上官から聞かされます。

笑いを盛り込みまくっているお話なのに、突然戦争の悲惨さが入り込んでくるのです。
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実はこの「兵隊さんの時間」はさんまちゃんがついた嘘で、日々の辛さに生き甲斐を見いださせるためのものでした。

それを知らないみんなは、「兵隊さんの時間」でなんとか優勝しようと頑張って練習します。

相方の生瀬勝久を生き残らせようとしてみたり、

でもやっぱり土壇場になって自分だけ助かろうとしてみたり、

さんまちゃんののらりくらりとした態度にみんな爆笑!

結局「兵隊さんの時間」は本当にあり、でもそれはお笑いではなく歌のコーナーで、それでもちゃんと仲間の2人は優勝をして、賞品のタバコをもらいます。

そして最後、もう自分たちのいる場も戦況が激しくなり、

突撃すべきか?撤退すべきか?

という状況で、上官が笑い話をしてから突撃して死んで行きます。

それまでただ怖いだけだった上官が、最後に人間らしい優しい思いやりを見せるのです。(ここですでに、涙…)

上官からは

「この先はお前たちが自分で判断しろ」

と言われたのですが、

仲間たちは1人、また1人、突撃することを決めます。

そして

「最後にボケながら突撃していくんで、突っ込んでくださいね!」

と笑顔で言います。


そして、突っ込まれながら、戦死していき、

最後にさんまちゃんと生瀬勝久も、内田有紀とWキャストの中尾明慶に止められながらも、

笑いながら突撃していきます。

そして戦況を無線で伝える中尾明慶は、無線相手から

「一体何人戦死したんだ?」

と聞かれ

「自分を含めて、だいたい七人ぐらいです!」

と答え、彼も突撃していくところで舞台は終了します。

そう、小部隊からは途中途中で亡くなっていく方がいたので、「七人ぐらい」が仲間だったのです。

ここでふざけたようなタイトルの意味を知り、その重さにドキッとさせられました。

もう、この突撃シーンは号泣しました。

笑顔でネタをする兵隊さんたちの姿が辛く悲しかったです。


なのに、このシーンで声を出して笑っているお客さんが数人いました。

なんなんでしょう…気持ち悪い…

なんでこのシーンで笑えるの?

状況が分かってないんでしょうか?

ボケているなら笑うもんだとでも思ってるんでしょうか?

確かに笑えるボケでしたが、それは声を出して爆笑するシーンではありませんでした。

泣きながら笑ってしまう、

「最後の最後まで笑いながら死んでいくのが本望」

というさんまちゃんの哲学が詰まったシーンだったんです。

本当に3時間笑って笑って(でもごめんなさい…途中で一瞬寝落ちしました…)、そして最後は胸にずしりと来る舞台でした。

「サトウキビ畑の唄」にも通じるものがあるお話でしたね。

あれも最後さんまちゃんが笑って笑って戦死しましたから…

戦争反対のさんまちゃんなりの、デモをするとかとにかく政府を批判するとかではなくて、日本人として、自分自身の行き方として誇りを持つということを考えさせてくれる舞台でした。

またいつか再演があるときは、是非観てみてください!

そして、チケット持ってるけどこのあらすじを読んじゃった方、お楽しみに!!!!
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