映画「友罪」ネタバレ感想〜登場人物を減らすべきだったのでは

2019年05月15日
映画
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瑛太と生田斗真のダブル主演映画「友罪」を観ました。

WOWOWで最近何度か放送されているようですが、私はTSUTAYAでDVDレンタルしています。

神戸の14歳少年Aが起こした事件を彷彿とさせるストーリーで、原作は小説です。


【先着特典】友罪(オリジナルA4クリアファイル付き) [ 生田斗真 ]

予告動画



メインの登場人物とネタバレ含むあらすじを紹介します。

益田純一(ますだ じゅんいち):生田斗真

中学時代に友人がイジメに遭い、最後まで寄り添っていたが自分も標的とされてしまった。

友人から「もうしにたい、どうしたら良いだろう」と電話を受けた際に「好きにすれば」と言ってしまい、直後に友人が自死したことを激しく後悔している。

元雑誌記者時代だったがトラブルを起こして廃業。

イジメの相談カウンセラーとしてサイトに自分の経験を掲載している。

漫画喫茶で眠るその日暮らしをしていたが、町工場で試用期間一ヶ月の職を得て寮(一軒家で団体生活)に住むことになる。

同日に入社した鈴木とは最初は会話が弾まなかったが、仕事中指を落とす怪我をし、その時に落ちた指を拾って届けてくれた鈴木に気を許すようになる。

しかし、元恋人で元記者の杉本清美(山本美月)から相談を受けて、過去にあった少年Aの事件を調べる過程で、鈴木は元少年Aの青柳健太郎だと気付いてしまう。

その話を杉本にしたところ、「少年Aの現在」として鈴木のことが週刊誌に掲載されてしまった。

鈴木秀人 / 青柳健太郎:瑛太

14歳の時に小学生の少女を殴打、少年をナイフで殺めるという2つの事件を起こした。

少年の時は野原に五芒星を描き、その中で焼くという行動も。

絵が上手く、少年院では母親代わりのように接していた白石弥生のヌードデッサンもしていた。

子供の頃から虫、猫などに猟奇的行動を取っていて、生まれつきそういう行動に快感を覚える性質だと診断されている。

益田と出会った時は同僚たちと関わらないようにして、時にカッとなって暴力的な一面を覗かせていたが、益田の快気祝いでは打ち解けて楽しそうにカラオケで歌う。

セクシービデオに出演していた過去のある藤沢美代子を支えていたが、恋愛感情であったかは不明。


この2人に加え、主要なメンバーとしてもう2人過去を抱えた人物が登場します。

山内修司:佐藤浩市

タクシー運転手。

かつて息子が2人の子供を巻き込む交通事故を起こし、その謝罪を遺族にしている。

息子から結婚と妊娠の報告を受け、「お前のために家族を解散したのに、お前が新しい家族を作ってどうするんだ!」と激怒した。

しかし息子からやはり子供のことは育てていきたい、父とは縁を切る、と泣きながら電話越しに言われ、それを認める。

藤沢美代子:夏帆

地方出身で、上京後に付き合った彼氏から言われるがままにセクシービデオに出演していた。

その生活が嫌になり実家に逃げたが、元彼が彼女の出演作のDVDを近所中にばら撒いてしまい、以降身を潜めるように暮らしている。

テレアポの仕事をしていたが、そこも元彼に見つけられてしまった。

偶然居合わせた鈴木から助けられ、以降鈴木に好意を寄せる。

元彼からけしかけられた男たちから暴行を受け、直後に来た鈴木に救いを求める。

翌日元彼がまた家に押しかけてきたが、鈴木が自身を石で血塗れになりながら殴打する異様行動をしたため、元彼は怯えて去っていく。

鈴木が元少年Aと週刊誌で知ってしまい、「今日家に行ってもいいですか?」と鈴木から来た連絡を断ってしまった。

ラストはそれまで住んでいたマンションをまた引っ越して出ていく。
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えーと、小説ならこの登場人物プラス様々な人達のエピソードがあることが生きていたと思いますが、映画は詰め込みすぎになってしまったのが残念でした。

白石の娘の妊娠、とか、無くて良かった。

娘は母親を青柳に取られて寂しかったってエピソードとして必要だったのだろうし、だからこそ白石のお陰で青柳は鈴木としてもう罪は犯さない人間になれたのかもしれないけれど、それは映画では別の分かりやすい形で表現しても良かったと思います。

山内の息子の交通事故も削って良かったのでは。

というのも、メインである益田と鈴木の友情が育まれる描写が少なすぎて

「あれ?いつの間にお前ら、そんな大事な友達になったの?」

っていうのが分からないのです。

益田にとって、切断した指を届けてくれた鈴木が恩人なのは分かる。

でも、直後に彼は鈴木の正体を知ってしまい、それでも大事な友達だ、と思うほどの関係を築けてはいないだろ?と思ってしまいました。


瑛太で元少年Aの話、といえばドラマ「それでも、生きてゆく」ですね。

このドラマは最高だった。



こちらはドラマなので時間も長く、満島ひかりも瑛太も大竹しのぶも風間俊介も柄本明も最高の名演技を見せてくれましたが、それに比べると「友罪」は短時間に詰め込み過ぎて、浅くなってしまっています。

各役者さんの演技はすごく良いんですけどね。

生田斗真も瑛太も夏帆も上手い。

が、そのために表情の演技に時間を割きまくっていて、それは確かに見どころなのですが、その分物語をセリフで足早に簡単に説明してしまっていたのが残念でした。

ので、思い切って山内エピをカットしていた方が、益田と鈴木の友情をもっと描けただろうなと思います。

これは、遺族の家族の気持ちは「それでも、生きてゆく」でもう観てるから…と私が思ってしまうせいもありますが。


これを観てから「そう言えば元少年Aがホームページを公開していたな、と思い出し、このブログでも書いていたので見直しました。

元少年Aの公式ホームページがあるそうですが…

先ほどヤフーニュースに出ていたのでググってみたらすぐにヒットしました。●元少年A 公式ホームページ 存在の耐えられない透明さ※現在は閉鎖されています。トップにはプロフィールが書かれています。見ている最中に503エラーが出たので今アクセスが集中しているようです。(503エラーは「サーバーへの同時アクセス数の制限を超えているため、閲覧を制限している」という意味です)「ギャラリー」ページを先ほど見たのですが…本...



が、もう少年Aのサイトは現在は閉鎖されているんですね。

私は少年Aの本は、結局読みませんでした。

でも過去記事を読み返すと、当時世間があとがきで騒いでいたことを思い出しました。

元少年A「絶歌」のあとがき無断転載ブログがありました…

これ、著作権侵害にならないのかしら…と思うのでリンクは貼りませんが、あちこちに「絶歌」のあとがきの画像やテキスト起こしが出まわっていますね。絶歌この本の出版に関して、ネット内ではさまざまな「~すべき」と「べき論」が繰り広げられていますが、すごく、ドラマの「それでも、生きてゆく」の外野みたいな発言だなぁと思いました。あのドラマでは加害者は全然反省していない、というか、価値観が根源的に壊れていましたね...



今の若い子には、こんなマンガみたいな事件が実際にあったなんて、信じられないかもしれないなぁ。

あんな凄惨な事件を元に、数々の映画やドラマが生まれたことは、果たして意味のあることなのでしょうか。

作る以上は目的意識が必要だと思います。

「友罪」からは、その目的がうまく伝わってきませんでした。

ラストは益田と鈴木が、事件現場で偶然居合わせるシーンで終わりましたが…

ごめんなさい、ながら観してしまっていたからよくわからないけど、アレって益田の友人が亡くなった場所、じゃないの?

それとも鈴木の事件現場?

そういうのが、集中して観ていないと分からない。(のは私のせいですが)

他の方のネタバレ感想ブログも読みましたが、やはり2人の友情がほとんど描かれていず、内容がうまく把握できなかった旨を書かれていました。

せっかくの俳優陣なのに、テーマなのに、残念…

ちなみにこの映画、生田斗真がジャニーズだから、オンデマンド配信は無いと思われます。

DVDレンタルするか、買うか、WOWOWでご視聴くださいませ。

瑛太の狂気の演技はゾワゾワしますよ…
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