5月病?辞め癖?本気で今の環境が辛い?の見極め方

2019年04月30日
ストレス・鬱 0
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大学を休学した娘

4月早々、知人の大学2年生の娘さんが、大学から帰宅するなり

「大学がつまらなくて我慢できない、もう二度と行きたくない!」

と号泣したため、先日半年間の休学届を提出したそうです。

少し特殊な家庭のお話なので、あまり詳細を書くと個人情報となってしまうのでボヤかしますが、私は母親側から娘さんの言い分を聞き

「とても気持ちは分かるけど、その娘の性格は父親譲りに見えるな」

と思いました。

とりあえず、父親のことは置いておいて、娘さんの状況をまず書きます。

娘さんは中学高校とお勉強はそれなりにでき、部活にも熱中していました。

高校2年生の頃、美大への進学も考えて塾に通い出したとのことで、私は受験対策について相談を受けていました。

私は「今の時代に、美大に一人娘を進学させるのはオススメしない」と言いました。

一人娘が美大に行きたがったら、全力で止めた方がいい

時々、「一人娘が美大に行きたがってるんだけど、受験はどうしたら良いと思う?」と聞かれることがあります。私は「止めた方がいい」と答えます。理由は、●周囲で美大の経歴を生かして働いている人は50%程度●学費が医大より高い●安定した会社に就職できる人は10%程度●メンタルが弱いので鬱罹患率50%近い●有名な仕事が出来る人は10%以下●奨学金を返しても余裕のあるお給料を稼ぎ続けられる可能性が低い●周囲は裕福な家庭の子が多い●...



結局娘さんは、受験勉強と部活の両立をするのが難しく、部活のジャンルに強いサークルのある一般大学の経済学部に進学しました。

しかし大学でサークルに入ってみたら、ガチガチゴリゴリの練習漬けのサークルで、

「授業が終わったら練習、休日も練習があるから、バイトをその時間に入れたらダメ」

と大変スパルタな環境と分かり、すぐについていけない1年生は退部。

娘さんも結局数ヶ月でサークルを辞めてしまいました。

そして、シフトの緩いバイトも始めてそれなりの1年過ごし、春休みに入り…

2年生になって授業が始まった4月に、冒頭のように号泣し出したそうです。

「授業に全く興味が持てない。

そもそも何のために大学に行くのか、何で働かないといけないのか分からない。

大人数で興味もない経済の授業を受けるのが辛くて我慢できない。

大学を辞めて、やっぱり美術系の専門学校に行きたい」


そう言う娘さんに、母親はまずは学生相談室に行くようにアドバイスしたけれど

「自分はもう学校に行きたくないから、行けない。

サークルを辞める時に人間関係のトラブルに疲れたから、他人と関わりたくない」

と言うので、両親が学校に相談をしに行ったそうです。

学校からは「とりあえず半年、休学してみたらどうですか?」と言われ、それなら授業料の内数万円以外は戻ってくることも分かり、前期は休学することを決めたそう。
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娘さんが経済学の授業に興味を持てないのは仕方ありません。

だってそもそも彼女は、経済を勉強したくて経済学部に入ったわけじゃないから。

部活か美大進学か迷って部活を選択し、サークルで大学を決め、入れる無難な学部を選んだだけ。

経済学部を選ぶ学生の中に、そこでの勉強が将来本気で役立つなんて思ってる人、ほとんどいないのでは?

皆んなただ学歴を得る、単位を得るために大学に行き、サークルやバイトや恋や趣味を謳歌する。それが経済学部でしょ?

東大の人さえも「東大の経済学部は、猫より暇だって馬鹿にされてる」って言ってましたし。

娘さんは「やりたいことが無い」「何のために働かないといけないのか分からない」と言っているそうですが、そんなの今働いてる大人にだって分からなくなる時あります。

若い時のやりたいことが、そのまま仕事になる人なんてほとんどいないし。

「そんな大人になりたくない!」と若者が思うことさえ、めっちゃあるある、どこにでもある平凡な話。

娘さんも「私の悩みは贅沢な話だよね…」と分かってはいるそうです。

ちなみにこのご家庭、両親は離婚済み。

そして父親はなかなか定職に就くことが出来ないフラフラした、いわゆるダメンズです。

それを知っているだけに

「娘さん、パパそっくりに育ってますね。承認欲求が満たされていないんでしょうね」

と私は母親に言ってしまいました。

今の若者は我慢が出来ずにすぐ辞める、なんて言われてますが、そんな人は昔からいました。

その中で「自分はどう思うか?」がポイントになるのですが、娘さんは若者らしく

「世の中のことなんて、もう分かってる」

って気持ちになっていて、休学直前に学生相談室になんとか行かせてみても

「なんか当たり前の一般論しか言われなくて、全然心に響かなかったわ~」

と言っていたそうです。

うーん、私も「一般論なんて意味ない」って散々ブログで書いてきているタイプだから、めっちゃその気持ちは分かります。


母親は、これまで散々辞め癖のある夫を支え、フォローし、何とか最低限の仕事は出来るようにしてきました。

とても温和で真っ当で真面目で、控えめだけど自分なりにキチンとした信念や趣味嗜好がある方なので

「私は、働くのって当たり前のことだと思っているから、そこに疑問を抱く気持ちが分からないの…」

と困惑していました。

こういう時、親はついつい子供を追い詰めて逃げ道を無くさせてしまうものですが、この母親はそういうことは言わないよう注意し、でも甘やかしすぎないよう、本人の意志を尊重するように接したようです。

一般論では「単なる5月病でしょ?」って感じの娘さんを休学させるのは、とりあえず無難なことかもしれません。

私としては「娘さんは井の中の蛙になっているだけだから、水商売とか、そういう普段出会う機会の無い人と話せるバイトをした方が良いと思いますけどね」と言ってしまいました。

水商売=不良ってわけじゃなく、良い高校や大学を出てバーを経営している人って多いし、そういう場で成功しているおじさま方と話すほうが、経済学部の授業なんかよりずっと面白いでしょう。

そして、働く意味ややりたいことなどの視野も広がる気がするなぁ。

「若いんだから、時間なんていくらでもあるし、何でも出来るのにね」

私も知人も心からそう思うのですが、でも若い時は

「そんなこと言われても、やりたいことがないし、お金を無駄遣いしてまで何かしたいと思えない」

と思ってしまうものだ、というのも知っています。


先日テレビでスガシカオが「夜空ノムコウ」を歌っていました。

思っていたような未来になっていない人は、たくさんいる。

若者には「そうなりたくない」と思ってもがく、努力する時間と機会が山程ある、と大人は思うけど…

でもやりたいことを見つけられるかどうかは、タイミングとかご縁もあります。

中村倫也は「サッカーをやりたい」と思ってサッカー推薦で高校に進学し、でも「競争が嫌い」と気付いて1年でサッカーを辞めたそうです。

ご両親は心配していたそうですが、たまたま同級生経由でスカウトを受けて芸能事務所の訓練生になり、恋に演技に夢中になりながらも、推薦で大学に行くための成績はキープ。

で、進学後に朝ドラの仕事が決まったので大学は中退。

中村倫也の出身大学(中退)は日本大学芸術学部演劇学科演技コースだった!

何となく中村倫也の名前でググっていたら、2015年に日本大学芸術学部で福田雄一監督とトークショーをした、という情報が出てきました。【福田雄一×中村倫也トークショー】コメディの奇才と演技派俳優によるトークショー!予測不能のアツい掛け合いは必見です!日にち 11/1開場時間 14:00場所 中ホール当日10時よりインフォメーションにて整理券配布予定 pic.twitter.com/DHNDrrjPIv— 日芸祭2019 (@nichigeisai2019) 2015年10...



以降、コツコツと幅広い演技の仕事をしながら

「自分は1番になれるタイプではないから、出来ることをたくさん作ろう。

自分が出来ることを寄せ集めたら、その集合体で1番になれるかもしれない」


と思ってここまでやってきた、と話しているのを聞きましたが、高校時代のサッカーを辞めたくだりは、娘さんが大学のサークルを辞めた流れにちょっと似てるし、彼のファンなら心に響きそうですね。


こういうのって、家で一人で考えていたら答えが見つかるってものじゃないんですよね。

他人と自分を比較して、参考になるものを見聞きして、自分自身も発信をして…

インプットとアウトプットをしないと、道は見えない。

このインプットとアウトプットのバランスが崩れることで、アラフォーになっても私や友人は迷ったり悩んだり苦しむことが未だにあります。

これはきっと、一生付き纏うものなんじゃないかな。

娘さんは「自分で何か作る人になりたい、アウトプットする人になりたい」と思っているそうですが、だからといって「これをやりたい」というものは現時点では無いそうです。

それなりに器用で頑張り屋さんだから、何でもやればソコソコできるけど、それが将来に結びつかないと分かると辞めてしまうのだとか…。

こういう娘さんのような悩みを、最近では「モヤモヤ病」とか言いますね。

ハッキリとした夢や目標があり、それが叶わずに悩むのと、

とりあえず目の前の状況が嫌で逃げたい、

というのは別物で、その違いで対処法は変わります。


今ここで追い詰めることで、本当に精神を病むくらいの大事になるのか、道が拓けるのかは、その後の結果論でしか分かりません。

それでも、今自分に足りないのは「インプット」か「アウトプット」か?を見極められれば、前には進めると思います。


インプットが足りないのなら、色んな人に会い、映画や舞台や美術展を観に出かけることで刺激を受けるのが良い。

バックパッカーになって旅に出ちゃう人もいますね。

そして「アウトプット」が足りないのなら、SNSで発信でも、絵を描くでも写真を撮るでも、何でも出来ることからやってみたら良い。

今はSNSのお陰で何でも発信できるのに、現時点では娘さんはそういうのは見る専門、自分からは発信しないそうです。

そんなことさえしない子が美術系の専門学校に行っても、まーた辞めたくなると思うんですけどね。

きっと彼女に足りないものは「承認欲求を満たす何か」

それは自分の能力で発信できるものか、恋か、何か別のものかもしれない。

その何かを探すだすけは、親には出来ません。

親にできるのは、子供が本気で何かをやりたがっている時に、お金と助言を渡すくらいのはず。

ただ、今回の休学で娘さんの就職活動のタイミングが周囲とズレてしまうのは、ちょっと微妙かなぁ。

とりあえず単位を取って、それ以外の時間にインプットとアウトプットで何をするか考えたら良いのにな。

美術系を本当にやりたいならともかく、逃げ道として選ぶのはオススメ出来ません。

それは「本当に本気でやりたい、迷う余地はない」と思って選ぶ道だと思うから。

それよりも「私の承認欲求は何で満たされるか?」を探すために、色んなことをして欲しいですね。

そうすることで見極められるんじゃないかなぁ、と、大人と子供の心を両方持った身としては思います。
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