都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

アメリカのオレゴン州には消費税も子供手当も無い

今日は中高時代の友人と会ってきました。

最後に会ったのは学生時代で、以降連絡先が分からないまま疎遠になっていたのですが、数年前に私がFacebookで彼女を見つけたのが再会のキッカケです。

友人は高校卒業後にアメリカに留学し、数年後に帰国。(この時会ったのが最後だった)

それから数年してまたアメリカに留学し、そこで出会ったアメリカ人男性と20代半ばで結婚。

現在はオレゴン州に住んでいます。

これまでのこと、地元のこと、思い出話、アメリカでの生活をたくさん話して、楽しかったなぁ。

中高時代の友人と言っても、密に親しくしていたのは中学3年の時で、高校時代は時々他校に進学した子を交えて遊ぶくらいの仲でした。

でも私たちが初めて会ったのは幼稚園児時代。

私は1年間だけバレエ教室に通っていたのですが、友人もそこに通っていたのです。

私は小学校入学と共に止めてしまいましたが、友人はそのままずっとバレエを続け、宝塚受験に敗れた後にダンスの勉強のためアメリカ留学したので

「子供のお稽古がその後の人生に影響を与えることって、本当にあるんだなぁ」

と感慨深いものがあります。


「あんな田舎なのに、よくバレエ教室なんてあったよね」

と戯れに言ってみたら、知らなかった事実を教えてくれました。

あの先生達は、わざわざ毎週東京から新幹線に乗って教えに来てたんだよ。

地元のあの大きなスーパーの地主さん、知ってる?

その地主さんが、『子供達に教養を与えるため』ってことで、バレエ教室を開くことにしたの。

でも地元じゃ本格的にバレエを教えられるような人はいないから、東京から先生を呼んでたんだ。

だからレベルも高かったし、先生達も田舎じゃ見かけないような、ヴィトン持って煙草スパーって感じだったんだよ」

とのことで、今更ながらに合点がいきました。

田舎出身の子と話すと「バレエ教室なんて地元に無かった」と言われることがあり、何で私は習えてたんだろ?と疑問だったんですよねぇ。

友人は商店街出身だったため、私の知らなかった地元の話を色々と教えてくれました。

「夏祭りの夜には、普段見かけないヤの付く職業の方々がたくさん祭りに参加してた」とか

「某国とのハーフの同級生の実家は毛皮屋だったけど、あんな田舎で毛皮の需要があったとは思えないし、そもそも某国と毛皮に関連性が無いし、何か怪しい繋がりがあった可能性が高い」とか。


ちなみに友人の家族は、今はもう全員グリーンカードを取得し、アメリカに住んでいます。

仕事で数年前に帰国したことはあるけれど、日本でゆっくり過ごすのは10年以上振りとのこと。

「旦那さんがまとまった休みが取れたから、今回はお墓まいりと、今までのアメリカ生活で出会った日本人の友達たちに会いに来たんだ」

と話していました。

元ミリタリーだったという旦那さんは私たちと同じ年。

この年齢で、その職種に転職出来るの⁉︎

と日本人なら驚く転職をしたそうですが、伏せておきます。

米軍基地で働くアメリカ人男性に会ったことは何度かあるけど、アメリカ国内ではどんな仕事をしてるの?ということも興味がありますが、やはり国家機密なのだとか。

私は英語がロクに話せないので、旦那さんと会話出来るかな?と不安でしたが、友人が通訳してくれたので

「サニー千葉の昔の映画は、アメリカ人には倫理観が理解出来ない。

女に薬を打ったり、売買したりするような主人公が何故ヒーローなんだ?」


というアメリカ人ならではのお話も聞けて良かったです。
友人が帰国する前に、「日本は消費税10%になったと共に、キャッシュレス化をゴリ押しし始めたばかりだから、まだ日本人も混乱中だよ」ということは伝えていました。

テレビではよく「海外ではもっと消費税が高い」と言われていますが、オレゴンはどうなのかな?と思って聞いてみたところ

「オレゴンは消費税が無いよ」

と言われてビックリ。

「え?じゃあ所得税とかが高いの?」と聞いたら

「そうなのかな?どうやって賄ってるんだろ?

でも子供を産むと税金が安くはなるよ。

『子供手当』は無い」


とのことで、日本で言われている「海外は消費税が高い」とか「育児手当が豊富」というのは、全ての他国に当てはまることじゃないんだなぁと改めて思いました。


友人夫婦はアメリカ国内でもあちこち移住しているそうですが、

「ハリケーンは大丈夫なの?

日本は最近急に台風の度に大騒ぎして、スーパーから食材が消えてってことが増えたけど。

でも本当に災害が増えているのか、SNSのせいで災害が多く話題にされることが増えたせいなのか、分からないんだよね」

と話したところ

「ハリケーンは大丈夫だけど、豪雪で閉じ込められてしまうことが多くて、雪の予報前はやっぱり買い溜めされて物が無くなるよ

ということと

「SNSのせいで、実際は銃乱射事件は激減してるのに、しょっちゅう事件が起こってるみたいな印象になってる」

ということを教えてもらいました。


あともう一つ面白かったのは、

「私たちの通ってた中学はおかしかったよね。

『女子は髪が肩につくほど伸ばしちゃダメ』とか、その校則無くなった後は『結ぶ時は耳より下じゃなきゃダメ』とかさ」

と話していたら、旦那さんが

アメリカでも自分の時代には校則が厳しくて、『女子のスカートは膝より上でも下でもダメ』とか『背中の開いた服などセクシーなモノはダメ』と言われてた。

その校則が無くなった今では、自分達の時では許されなかった服装の高校生がいて驚く」

と言っていて「アメリカにも日本のような校則があったんだ!」と知りました。

アメリカには服装の校則なんて、ずっと無かったのかと思ってた!

真剣佑が通っていた「ビバリーヒルズ高校」が舞台となった「ビバリーヒルズ青春白書」のような高校生は、所詮ドラマの中の存在なのだそうです。

ただ「ビバリーヒルズに住むこと自体が、特殊なセレブ。

日本だと成城とか白金とかと同じ感じで、お金持ちしか住まない場所だよ」とのこと。

真剣佑は「お金持ちもいたけど、普通の高校だった」と話しているし、ネットでも「普通の公立校」と書かれているのを見たことがありますが、とは言えその学区内の住人自体はアメリカ人から見ても特殊な人たちなんだそうです。


もっとたくさん、色々と話したいことがあったのですが、友人は多くの人と会うアポイントを取っていたため、数時間で時間切れとなってしまいました。

また来日した時か、今度はこちらから会いに行きたいと思っています。

ただ…英語話せないのよね、私…

友人に「アメリカ英語は言葉が繋がってるから、イギリス英語と違い過ぎて聞き取りが難しい」と話したら

「私も最初、それに慣れるのに苦労したよー。

でも今はイギリス英語の方が難しい。

何でここで一旦区切るの?と思っちゃうくらい区切るんだよね。

ハリーポッターとか、字幕無しだと分からないもん。

出てくる単語がその世界のモノだから分からないってのもあるけど、英語か日本語の字幕が無いと何を話してるのか分からない」

と言っていて、英語と一言でいっても、万国共通では無いんですね、やっぱり。

Facebookが無かったら、もう二度と会えなかっただろう旧友と会うことが出来、本当に良かったです。

お互いもう実家は地元に無いため、地元で会うことも無いし。

アメリカ、いつか行ってみたいと思いながら…でしたが、本当にマイルを貯めて、近い将来行こうと思います!

今回友人たちは都内に民泊をしていたので、こんな素敵な家に民泊出来るんだーというのを知ることが出来たのも良かったわぁ。

狭い島国で「日本はダメだ」とか「海外なら、こうなはず」とか言ってばかりいるのは、それこそダメだなぁ、ということも思いました。

結構、テレビや映画やネットニュースで事実誤認していることも多いのかもしれませんね。
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