「セクシー田中さん」の脚本家 相沢友子と日テレ叩き、一般人が騒ぐのに懐疑的

2024年01月29日
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私はドラマ「セクシー田中さん」を観ていなかったし、作者の芦原妃名子さんの作品を読んだことがありません。




昔は別コミとかプチコミックとか母親が雑誌を買ってたので読んでたけど、芦原妃名子さんが連載している時期はもう読んでいなかったので。

なので、SNSで話題になっていたので、「セクシー田中さん」の脚本の件で、脚本家の相沢友子氏が大批判されているのを見かけて、「またこんなこと起こったのか」とだけ思っていました。

私の好きな漫画家さん達の作品の多くが、今まで実写化で改悪や改変され、イライラしたことは多かったので。

偶々この相沢友子さんの名前の入ったブログを2016年末に書いていたので、一昨日はてぶ経由でアクセスが増えていてビックリしました。

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私自身、当時相沢友子さんが元シンガーだとか調べて書いていたのも忘れていたのです…

残念ながら、先程芦原妃名子さんの訃報が報道されました。



そして、益々脚本家の相沢氏への批判がSNSに書き込まれまくっていますが…

個人的には、芦原妃名子さん擁護のためとは言え、その一般人の批判騒動がより彼女を追い詰めてしまった可能性もあるのではないか?と思います。



ビジネスだから、誰か1人が100%悪いわけじゃ無いのでは?

なのに誹謗中傷レベルの書き込みもたくさんあり、「そんなつもりじゃなかった…」という気持ちにさせてしまったのかもなと思いました。

「推しの子」の実写化エピソードが共に語られていて、それは私も読んでいます。

私は出版業界もTV業界も分からない一般人なので、あくまでもマンガ好き、ドラマや映画も観る人、という立場でしか言えませんが、漫画家と出版社が揉めたり、原作者が実写化の内容に苦言を呈したり、裁判沙汰になることは、偶に起きてきてはいますよね。

かつては同性愛設定はスポンサーが付かないからタブー扱いだった、とも言われています。

今は多様性に配慮した作品が増えているけど、それはそれで安易な実写化も多い。

また、原作未読の人の感想や展開予測を読むと、安易な恋愛展開を望んだり、マイノリティに寄り添う展開に「説教臭い」「全然共感出来なくてつまらない」と書き込む人もよく見かけます。

逆に、原作ファンとしては納得いかない改変も、未読だからこそ楽しんでいて、

「実写化版が好き過ぎて、怖くて原作読めない」

という意見も実は見かけてしまい、正直「え?」となりました。

小説「美しい彼」のことなのですが、私は実写化を観て八木勇征にハマり、その後原作を読んで

「シーズン1は丁寧に改変しながら実写化していて良いけど、劇場版はオリジナルで終わらせるためとは言えベタにし過ぎたな…」

と思ってしまっているので。

この手の感想は人それぞれで、自分と違う意見の人を攻撃する気はありません。

ただ「美しい彼」に関しては、原作者と監督や脚本家の関係性は良かったようだし、話題作になったので文句を言えない…けど、監督が元々BLに明るくなく、妹からアドバイスを受けたと知り、「だから、こんなに清居をプリンセスとか言い出したり、結婚匂わせエンドにしちゃったのかぁ…」とは思い、その不満は既に書いています。

#劇場版美しい彼エターナル ネタバレ感想~実写続編は無い&映画よりドラマの方が良かった…

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何にせよ、一視聴者の私には、世の媒体に出ている情報しか分かりません。

基本的には、原作付きのものの実写化やアニメ化はスポンサーや監督の意向で話が捻じ曲がることがあるな、と思っていて、脚本家だけのせいだと考えたことはありませんでした。

私の好きな脚本家は、坂本裕二とか金子茂樹ですね。

オリジナル作品で、私はすごく面白い!と思っても、視聴率が良くない、SNSで批判されていた作品もありました。

ちなみに、相沢氏が関わった実写化で観たことがある作品はいくつかあります。

また、予告の時点で「これ、原作とかけ離れてそうだから観るのやめよう」と思ったものもあります。

「さんかく窓の外側は夜」は予告の時点で観ないことを決めました。

どんなに好きな俳優が出ていても、原作を改変しまくっている実写化は観る気がしません。

清水玲子の「秘密」も…生田斗真は好きだけど、実写化はまぁ、もう…別物でしたね。

またマンガ原作映画が失敗?「秘密」の生田斗真が酷い!

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楽天koboで久々に清水玲子のマンガを買って読みました。そういえば、映画版「秘密」はどうなってんのかな?と思ってググッたら、もうすぐ公開なんですね。8/6公開で、すでに公式サイトも予告編も出来てますが…秘密 THE TOP SECRET [ 生田斗真 ]何?このダサダサな中2な世界観⁉︎生田斗真が失敗したビジュアル系みたいになってるんですけど⁉︎あーまたマンガ原作を実写化して失敗ですか?あと、なんで生田斗真や岡田将生があんな器具...



予告の時点でイライラしていて、その後サブスクで観たけど、「あーあ、やっぱりね」って感じでした。

アニメだと「約束のネバーランド」の2期が大炎上した、というのも話題になりましたね。

最後はクレジットから名前が消えた関係者がいる、とか。

「呪術廻戦」も私は2期は納得していず、ガッカリしています。

中村悠一が「原作を読んでイメージしていた言い方をしたら、現場で『ここはこう思っているシーン』と言われ、その解釈に合わせて変えた」と話していましたが、私は中村悠一寄りの解釈をしていたため、通りでイメージと違う言い方をしているシーンが多かったわけだ…と思ってしまいました。

原作者の意向、監督やスポンサー、脚本家、出版社側など、それぞれ色んな事情があるのだろうと思います。

私たちはその仕上がりに対して、一視聴者として感想は言えます。

ただ、芦原妃名子さんはSNSで声を上げた時点で、かなり精神的に追い詰められ続けていたのかもな…と思っていましたが、そんな憶測を気軽には書き込めませんでした。

先に相沢氏がInstagramに書き込んだものも読みましたし、アレは感じ悪いと思う人の気持ちはめちゃくちゃ分かります。

どちらも直接話すことなく、SNS上で不満を書くのは、火種になりやすいですよね…

私の好きな漫画家の方々の中で、実写化について言及していたのは、よしながふみと羽海野チカです。

対談本で、「ハチミツとクローバー」の実写化に関して羽海野チカがよしながふみに相談した、というエピソードでした。




よしながふみは、直接読者から「何で実写化を引き受けちゃったんですか⁉︎」と文句も言われていたけど、でも、

「別業界の人が、自分の作品を使いたいと思ってくれたこと自体は、嬉しい」

と言っていて、そこは羽海野チカも同意していましたが…

私はドラマ「西洋骨董洋菓子店」で小野のゲイ設定を無くしたことも、映画「ハチミツとクローバー」がただ恋愛面だけに寄せた内容にしてしまったことも、納得していません。

特に「西洋骨董洋菓子店」のゲイ設定は、橘の幼少期の誘拐事件のトラウマに結び付くキーポイントでしたからね。

あくまでもタッキーをメインにしたドラマとしては、あれはあれで別物として面白かったけど、でも原作マンガとは別物と思うしか無い、と言い聞かせるしかありませんでした。

今市子の「百鬼夜行抄」の実写化も酷かったなぁ。

ただ、今ハマってる「婚活1000本ノック」は、原作を改変していても、私が八木勇征ファンということを抜きにしても、根幹のテーマは残しながら面白くアレンジしているなと思います。

八木勇征出演ドラマ「婚活1000本ノック」原作ネタバレ感想~山田クソ男はハマり役になる、か?

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来年放送開始のドラマ「婚活1000本ノック」に八木勇征が出演するので、原作本を図書館で借りてみました。八木勇征、これで5クール連続ドラマ出演ですよね?「美しい彼S2」「ホスト相続しちゃいました」「18/40~ふたりなら夢も恋も~」「ハイエナ」の間が空いていないはずなので。 この投稿をInstagramで見る 『婚活1000本ノック』フジテレビ水10ドラマ【公式】(@konkatsu1000_cx)がシェアした投稿 婚活1000本ノ...



で、原作未読の人の今後の展開予想を読むと、「根幹のテーマがちゃんと残ってるはずなのに、なんでそんな安易展開を予想しちゃうの?」とか「キャラの心理描写が全然伝わって無い⁉︎」と思うこともしばしばで、本当にこう…視聴者の中でも大多数の声が拾われやすい、SNSの影響を受けやすい時代だと、制作側も困惑するだろうなぁと思ってしまいます。
小説やマンガがアニメや実写化されても、作者は大して儲からない、と言われています。

ただ、その影響で原作が売れる、というのはありますよね。

どんどん単行本の値段も上がり、アプリで無料で読めるマンガが増え、出版業界が厳しいのも分かります。

私も余程好きな人の作品しか買わないし…

で、私の好きな漫画家さんたちは個人でSNSをやっている方は少なく、また実写化に対して批判的なことを公の場で言ったことが多分ありません。

芦原妃名子さん同様に、自身の作品に対して愛情は持っているけれど、それを読者や世間に言おうとはしない、かな。

知らないところで、直接関係者とやりとりをしている可能性はありますが。

一度そういう発言を目にしたら、ファンもそうじゃない人も「何があったの!?」と思ってしまいます。

そうしたら賛否両論色んな意見が出てくるから、それを受け止める覚悟が無いと、発言し辛い部分はあるでしょう。

それも分かった上で芦原妃名子さんはブログに経緯を書き、小学館とも確認をし合っていたとのこと。

ここ数日で一気に状況が変わってしまい、本当に残念なことですが、コレは小学館側ももっとアフターケアをしてあげられなかったのかな…と思ってしまいます。

もちろん、担当者さんはキチンとやっていた可能性は高いし、それでも止められなかったのかもしれないから、責めることは出来ませんが。

SNSに出そうと思った時点で追い詰められていたのなら、小学館側もどう対応するのが正しいか迷った部分はあるかもしれません。

日テレ側が、とか、脚本家が、とか、プロデューサーが、とか、色々批判が出るのは仕方ないかもしれないけど、でも私たちは100%双方の意見を聞いているわけでもなく、あくまで「こういうことだったのかな?」と思うことしか出来ません。

「~かもしれない」「~だったのかな」と書き込むことは出来る、けど、攻撃的に誰かを責めるというのは、今後のことを考えるとマンガ好きとして躊躇してしまう私がいます。

やっぱり、好きな作品が実写化されて、それで本が売れたら良いことだとも思いますしね。

契約がキチンと守られなかった、というのが問題であって、そこは何故なのか作者にも分からないままだった。

それでもモヤモヤしつつも頭を切り替え、自身のマンガをそのまま描き続けていく方も多いのでしょう。

「ミステリと言う勿れ」も相沢氏が関わっていて、キャラクターの設定がかなり変えられていて驚きましたし、ガッカリしました。

それに対して田村由美は不満は見えるところに出さず、でも原作の方で風呂光さんの地元のエピソードを描いたりして、あくまでも彼女の性格は恋愛脳では無い、と示したな、と思いました。




私がとても残念なのは、「セクシー田中さん」の単行本を揃えているファンの方々は、今後その本を見る度に切ない、辛い、悔しい気持ちになってしまうだろう、ということです。

自死ではないけれど、私も好きだった雨宮まみさんが急死され、ネットでは好き放題憶測を書かれていたのを見て、モヤモヤして背表紙を見ると辛くなってしまったりします。

雨宮まみさんは自殺なんてしていない、という真実は残したい

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雨宮まみさんの訃報に関していくつかブログを書いていました。最初、自殺のはずは無いと思い、その後、能町みね子さんのツイートを見て「もしや…やっぱり」と思ってしまっていたのですが、私のような勘違いをした人のために、改めて能町さんが、ツイートとブログ更新をされていました。能町さんがリツイートされていた雨宮まみさんを自殺にしたい人たちがいるみたいですけど、雨宮さんは、大好きな里村明衣子さんに関する本を書こ...



噂でさえ見て悲しかったのだから、ニュースで訃報を聞き、経緯を見てきた方々としては、今の気持ちがずっと残ることでしょう。

支持する方々の声も、もうご本人には届かないのですから。

声を上げなければ良かった、とは全く思いませんが、騒動になった時に冷静に対応する心の余裕が無かったことが、本当に残念だと思います。

ドラマの出演者の方々も、ショックでしょうね。

相沢氏だって、何も考えていない、心に響いてもいない、なんてことは無いと思います。

自身が誹謗中傷されていることに加え、更にこのような結果になり、何とも思わない人なんてそうそういないはず。

今後はこういうことが起きないよう、契約がキチンと守られ、テレビ業界も出版業界もクリエイター達も、読者も視聴者も納得のいく形になっていってくれることを期待します。

私達に出来ることは、それを期待することと、今後実写化やアニメ化された作品の良し悪しを酷い言葉を使わない範囲で書き込んだり、楽しんだりすることくらい。

そういう時に、ネット記事で煽りを誘うやり方をするのは、本当にもう止めて欲しいと思っています。

私もこうして書いているから同じだろ、と思われるかもしれないけど、炎上煽りはしたくないんですよ…

話題になっている、ということ自体は備忘録として残すけど、誰か個人を名指しで叩きたくはないかな。

犯人探しをしたり叩いたりするのも、それはもう一般人がやることではないし。

そういう線引は忘れないようにしながら、好きなマンガもドラマも楽しめるよう、もっと良い環境になっていってくれることを望むだけです。

そして、私はこの件でドラマも原作も「セクシー田中さん」に手を出しづらくなってしまいました。

それこそ、芦原妃名子さんやテレビ局側の思惑の真逆となることでしょう。

でもそのくらい、重い悲しい気持ちになるニュースでした。

昨日までは、原作読んでみようかな、見比べるためにドラマもチェックしようかな、と思っていたのに…

人の命って、そのくらい大きな他人に影響を与えるものだということ、そこだけは忘れないようにしたいと思います。
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