「多様性」を馬鹿にする人は、歴史に無知?〜ドラマ #おっパン 感想

2024年01月17日
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最近「多様性」と言う言葉をやたらとSNSで見かけますね。

主にLGBTQ +への理解とか、婚姻制度だと黒島結菜と水沢氷魚の事実婚とか。

ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディが事実婚したのは1998年だから、26年前ですよ?

「新しい形」と前向きに捉えたり、「価値観のアップデートを押し付けるな」とネガティブに捉える人がいて、ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」の感想を見た時も、そんな内容の言葉が並んでいました。



私はこのドラマ、推しの八木勇征とツインボーカルをしている中島颯太くんが出ているので観ていますが、割と面白いなと今のところ思っています。

ただちょっと「価値観が古いおじさん」がテンプレ過ぎるというか、今時そんなこと会社内で言うのはコンプライアンス違反じゃないの?ってのを出しすぎていて、そこに違和感を覚えるかなぁ。

「女の人が淹れたお茶の方が美味しい」とか、言っちゃダメなの都内の企業なら普通に皆んな知ってるかと思ってたんですけどね。

「もっと中高年以上は価値観アップデートして!」と言う人達と、「多様性を押し付けている時点で、それは他者の多様性を認めていないってことだろ!」と怒る人たちがいて、SNSって面白いなと思います。

後者は「何でも海外の真似をしようとしてる」なんて言ったりもしていますね。

正直私は「どっちの意見を言う人も、歴史の知識が無いんだなー」と思ってしまいます。

同性愛者の歴史は、日本でも千年越えてますしね。

藤原頼長が有名だけど、Wikipediaを見ると古代まで遡れるようです。




「百合」というジャンル名が無い頃でも、谷崎潤一郎の「卍」では同性愛者の女性が出て来て、夫が妻の不倫に動揺してました。




江戸川乱歩の「孤島の島」も、主人公の友人で金持ちのイケメンが、主人公に片想いし続けていて迫るシーンがあります。




もっと遡ると「衆道」の歴史書もたくさん。

ギリシャ神話のゼウスなんて、男女共に気に入った相手とやりたい放題。

私の知る範囲だと、「男とは、女とはこうあるもの」と今世間の人が思っている形態は、明治政府の施策で作られたものであり、元々日本は多様性に寛容な国だったのではないでしょうか?

私たちは紫式部の「源氏物語」を普通に授業で習うけど、韓国人の子に聞いたら

「身分の高い女性が書いた本はあるにはあるけど、それを習うことはありませんでした」

と言っていたり、イギリスでも「女性が書いた本と分かると売れないから、ペンネームは男性の名前にする」というのは割と最近まで聞いたお話。

私たちは別に男女同権を学ぶために、紫式部や和泉式部を習ってはいません。

与謝野晶子とか「女がこんな恋愛のことを赤裸々に書くなんて!」と当時批難された人はいたけど、私からするとそれはずいぶん最近の話に思えます。

「逃げ恥」で有名な海野つなみの作品「後宮」は後深草院二条が書いた「とばずがたり」が原作だそうですが、寵愛を受けていた男以外からも迫られ、父親違いの子供を数回身籠もっていました。




夫公認で愛人男性も一緒に暮らした岡本かの子とか、過去の男たちとの関係を初体験含めて書いた宇野千代とか、今の女性芸能人や著名人がやったら

「これが多様性?新時代⁉︎」

と言われちゃいそうだなーって思うんですよね。

山岸涼子の「負の暗示」は津山事件を元にしていますが、昭和初期の田舎では村の既婚女性達が気軽に若い男性の相手をして遊んでいるエピソードも書かれています。

それをアップデートして、貞操観念をガチガチに固定し、それをまた緩めようとするのが「多様性」なんでしょうか?

数十年や100年程度に築かれたステレオタイプの価値観を変えていくのと、同性婚などの法的な制度を変えていく話は、別物だと思います。

韓国は日本占領下も含むて色々厳しい法律が多々あり、それをかなり頻繁な変えていってるようですね。

前も書いたけど、同郷出身の同姓の人や、8等身以内と結婚出来ない、というのは、「それもう、他国の人と結婚しろってことでは…」ってくらい厳しい!(同郷同性の結婚は今は合法になっています)

従兄妹どころか8親等まで結婚禁止の韓国では、日本の漫画(花に染む等)やアニメの設定が気持ち悪く見える?

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中村悠一ファンということで仲良くなった韓国人の女の子と、毎日メッセージを送り合って色々と話しています。あちらが日本語をほとんど理解できる&アニメも声優も詳しいので、教えてもらうことも多いし、中村悠一の出演情報もシェアしてくれて、とっても助かる!で、こちらとしてはアニメやマンガによく出てくる日本独自の文化を説明したりしているのですが、色々と話す内に「日本と韓国って、こんなに文化が違うんだ!」と驚くこ...



それぞれの国で、そうなった歴史や経緯があるだろうし、私もそこまで詳しくはありません。

ただ「アップデート」とか「多様性」って言葉の軽さに違和感があるんです。

ネットニュースで事件の話が出ると

「今の世の中はおかしい!」

と騒ぐ人が出るけど、いやぁ阿部貞とか過去の大事件をまとめた記録読むと、似たようなことは過去もあったけど?と思ったりするし。

Netflixで実在した事件のドキュメンタリーを観ると、いやもう酷い話がたくさんありますね。

ベトナム戦争経験者がトラウマを抱えていて、それで女子供や少年に酷いことをしたという説もありますが…

これはアメリカ人の友達に話したら知らなかったので、私には真偽は分かりません。

ビリー・ミリガンとか流行った時には、その手の本を色々読んだんだけど。
私が求める「多様性」や「アップデート」は、他人のことをアレコレと批判して「言論の自由だー」と開き直る風潮が無くなったら良いのにな、くらいです。

TPOを無視して開き直る、はケースバイケース。

見た目のイメージ、というのは、どうしてもステレオタイプに考えてしまいがちだけど、どうも昨今は昔より堅苦しい価値観を「普通」と思い込んでない?というケースも多いような?

ちなみに、海外は完全にフリーダムか?というと、若い女性の首相が胸元の開いた服を着てファッション誌に出たら批難殺到、とかは今もニュースになっています。

同性愛者に対しては、最近ローマ教皇が「状況次第では神の祝福を得られる」と発言したニュースを見ました。



元々は同性愛禁止の宗教だから、ローマ教皇が公認発言をしたら驚かれることだ、ということ自体に、無宗教の私は引きました。

だって…ローマ教皇はあくまでも人間であって、神様じゃないんだし…

そもそも宗教で同性愛禁止の時点で、変だなーと思ってしまいます。

まぁ法的に禁止している国はまだありますけどね。

ワールドカップの時も、レインボーカラーのアクセサリーを着けた外国人の観戦者は、入口でそのアクセサリーを外さないと「同性愛者を支持している」と見做されて、逮捕するしないで揉めたニュースもあったし。

「多様性」の概念は、日本国内でもまだまだ定義が曖昧なものだと思います。

女性が「マジか」と言うのさえ、眉を顰める人もいるし。

自分に対してそう言われ、個人的に不快だから止めてもらえないか?と打診するのは、その人のコミュニケーション能力次第だから好きにすれば、と思います。

でも無関係な他人のことまで文句言うのは、それが絶対的に間違っていること、法的に禁止されていること以外なら、好きにすれば良いのでは?

私は男性同僚がマニキュアをしようが、スカートで出勤しようが、客先で微妙と思われないならお好きに、と思います。

ちなみに、男性のマニキュアを流行らせようとコスメメーカーは色々やってるけど、私が言語交換アプリで聞いた範囲では

「男がマニキュアするなんて」

と言う人が欧米でも多かったです。

そのくせ「まだ日本はタトゥー禁止なの?」と小馬鹿にしたようにも言われます。

えーと、刺青の歴史がそちらとは違うからなぁ。

個人的には、新田真剣佑がタトゥーをいれたのは驚きました。

歴史物でアクションしたりすることもある俳優さんなはずなので…

新田真剣佑の妻が妊娠&左腕にタトゥー、にファンも世間も沈黙状態?無関心?

新田真剣佑の妻が妊娠&左腕にタトゥー、にファンも世間も沈黙状態?無関心?

現在26歳、11月16日で27歳となる新田真剣佑ですが、先日結婚を発表したと思ったら、週刊誌に妻の妊娠が取り上げられました。今夏出産予定、と最初の記事に書かれていたけど、それから1週間経らたずで「ハワイで出産するため出国」というニュースがまた出てビックリ。#新田真剣佑臨月の妻とハワイへ渡航父・千葉真一さんが“第2の故郷”と呼んだ思い出の地で出産#NEWSポストセブン https://t.co/jgW3HXW2op pic.twitter.com/LaBDhqw7k...



でもまぁもう、こういう芸能人のことがSNSで騒がれるのも、疲れてきましたね…

「多様性」を逆行させようとしてるんじゃないの?と思うくらい、批判が出そうな話題をマスコミも扱いがちだし。

子供の頃親に「皆んながやってるから、やりたい!」と言うと「皆んなって誰のことなの?なんで皆んなと同じにしたいわけ?」と言われたのを思い出します。

多様性を押し付けるのも、ステレオタイプを押し付けるのも、どっちも「皆んながそうだから」と思うだけで思考停止してはいけないんだろうな、と、中高年の私は考えてしまいますね。

とりあえず、何歳でも歴史は学べるから、そういう歴史をベースに未来のことを前向きに考えていきたいなと思います。
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