ボケて頑固な老人を迷惑メール振り込め詐欺(特殊詐欺)から守る方法

2023年12月24日
オススメ 0
お金が降ってきた

高齢者の振り込め詐欺被害は、連日報道されています。

我が家では過去に2度、電話での振り込め詐欺未遂がありました。

両方母が電話対応したのですが、1度目は私を装って泣きながら仕事でミスをしたという設定だったそうです。

が、電話口で女性が「お母さん」と言ったため、母が

「ウチの娘は、私をお母さんなんて呼ばないけど、あなた誰?」

と言ったら

「じゃあ何て呼ぶんですか⁉︎」

とキレ気味に言われた後、電話が切れたそう。

ウチはパパママ呼びなので、レアケースなのが幸いしました。

2度目は父が出勤した直後、

「旦那さんが痴漢をしました。示談でお金を払えば訴えないそうです」

と駅員を名乗る男から電話があり

「夫と電話を代わってください」

と言っても、父を装った男はただ泣き声を聞かせてくるだけだったそうです。

その間に母が父の携帯に電話しても出ず、丁度電車に乗っている時間だったため母は真偽が分からず疑心暗鬼に。

ただ、様子見中に着信に気付いた父から折り返しがきて、振り込め詐欺だと分かりました。

と、我が家は今のところこういう特殊詐欺に引っかかってはいません。

しかしOBのお父さんが迷惑メールでの振り込め詐欺に遭った、という話を聞きました。

お父さんは離れて一人暮らしをしていたため、時々帰省して様子を見ていたOBは、

「もしかしたら、ボケ始めてるかも」

と言っていて、その理由は迷惑メールに返信してやり取りを続けていると分かったからだそうです。

お父さんは「本当に詐欺が見極めているだけだ」と言い、携帯を触らせなかったけれど、怪しいと思って携帯ショップに連れて行き、PCからのメールは受信拒否設定に変えてもらったり、とOBなりに対処していました。

が、ある時大量にApple Cardが実家にあるのを見つけてしまったそうです。

よく聞く手口ですが、Apple Cardを買って番号を聞き出されてたんですね。

そこでOBは警察にも届け出たし、近隣の複数あるコンビニに父親の顔写真を持って行き

「この人が来ても、Apple Cardは売らないで下さい」

と頼み込んだそうです。

しかし、OBのお父さんは頑固でキツいタイプのおじいさんなので、外国人店員が言われるまま売ってしまったり、他の店員が止めようとしても怒り狂って騒ぐから、完全に止めることが出来なかったのだとか。

最終的には、銀行から引き落とし出来なくなるまでお金を送金し続けてしまうところまできたタイミングで、お父さんは病気で倒れて発見されました。

頑固で健康自慢な方だったため健康診断も長年受けていず、どこがいつ悪くなったか分からないまま検査を色々し、もう治療出来ないステージの癌だと分かったそうです。

ボケに関してはまだらボケ状態で、今は

「お父さん、振り込め詐欺に遭ったよね?いくら使った?」

と聞くと、認める時と、認めない時が混在しているそうですが、総額数百万円を複数回に分けて送り続けてしまっていたとのこと。

子供としては、異変に気付いて対処していたのに、止め切れなかったのはショックでしょう。

理想を言えば、メールアドレスを変えさせるのが良かったのでは?と思うのですが、頑固なお父さんが怒り狂うため、そういう対策まで出来なかったようです。

本人は詐欺被害を認めたくない、だから警察には言えない、が続いてここまできたのは残念な話ですよね。

警察に届けたところで、もう被害額が戻るくる可能性は低いだろうとのことでした。

お父さんが「ビットマネーって何だ?」と質問してきたことがあったそうなのですが、それもビットコインで送金するよう指示された時のことだった、と後から分かったみたいだけど、犯人がその買い方まで説明してしまっていたら、どうなっていたやら…
現在、お父さんはもう緩和ケア施設に入る手続きが済み、今後の施設費を工面するためにOBと兄妹は実家の売却で合意して、すぐに買取先も決まったから資金面で困らずに済んだと言っていました。

この話の教訓は…親が特殊詐欺に遭っているかも?と子供が気付いても、親の性格次第では止められない、ということかもしれません。

ただ私の中では、もう一つの教訓があります。

OBのお父さんは霊感商法をやっていた時期があり、それでかなり儲けていました。

自宅整理をしていたら、顧客から受け取った「これこれの費用で数十万円お渡しします」という内容が書かれた紙がたくさん見つかったのだとか。

それで金銭的余裕があり、あちこちから高級食材を大量に取り寄せて冷蔵庫をパンパンにし、目がよく見えないまま賞味期限切れの食品も食べ続けていたそう。

「コレはもう古いから食べられないよ」

と言っても

「まだ食べられる!捨てるな!」

と怒り出すので、そういうのも止められなかった、という子供側の気持ちも分かります。

それでも、霊感商法で詐欺をやっていた、とまでは言わないけど、どうも謝礼は現金で受け取っていたから、納税もキチンとしていなかった可能性は高い。

そういうやり方で手にしたお金を、特殊詐欺で失った、というのは

「詐欺で儲けたお金を他者から騙し取られる」

なんてよくドラマ等である話みたいだな、と思ってしまいます。

昔テレビによく出ていた霊能者が、晩年はお金に困っていた、とかネット記事でも見かけたことあるし。

堅実が1番、とまでは言わないけど、巡り合わせというか、そんな風に回っていく運命のお金だったのかもなぁ、と思ってしまいました。

簡単に手に入ったお金は、簡単に使ってしまえるのかな?

子供たちを育て上げ、家族仲も良いけど、奥さんが亡くなってから1人で一軒家に暮らしていて、段々と痴呆が始まってしまう…というお年寄りの話はよく聞きます。

あまり社交的ではないタイプだと、近隣住民の人と交流もしないし。

うちの両親はマンション暮らしだし、転勤族だったのでご近所付き合いをしたり、山歩きや町歩きの会みたいなのに入って繋がりを作ろうとするタイプなのですが、一軒家でずっと同じところに暮らしていたら、年取ってから繋がりを新たに作るのは難しいかもしれませんね。

OBの実家も元々は奥さん側の土地で、お父さんが生まれ育ったのは遠方のため、幼友達もいないそうですし。

霊感商法で儲けられていたので、顧客になるような人達との交流はたくさんあったはずだけど、それも目が悪くなったり体の自由がきかなくなってからは絶えていったんでしょう。

定期的に様子見に行ったり、電話したりして安否確認を続けていたOBは、かなり良い息子さんだと思います。

お父さんとは真逆の性格だし、機転のきく人だから、それなりに出来ることはしていたし、今もすぐに実家の売却や転院先探し、緩和ケア施設探しも兄妹で協力してやっていて、偉い。

なのに、振り込め詐欺被害を止めきれなかったのは、他人事ながら悔しいなぁと思いました。

「こんなのに引っかかる人いるの?」

と思うようなことが、身近で起こるなんて驚きです。

いつどのタイミングで変化が起きるかは、分からないものですね。

今の高齢者って、昔のイメージよりアクティブで楽しんで過ごしてるイメージがあるんだけどなぁ。

周囲に聞くと、定期的に離れて暮らしてる親に連絡をしている、という人は多いです。

遠隔見守りサービス、みたいなのまで使っている人は聞かないけど、ウチも親のどちらかが先に逝ったら、何か考えなきゃいけない日が来るのかなぁ。

私と兄も遠方だし、マメに連絡取る方ではないけど、不仲と言うほどでも無いから、いざとなった時に考えよう、レベルの気持ちでまだいます。

しかし、両親がキレやすい自己流タイプなのと兄の性格が違うため、兄からマメに電話して様子見するとか、先のこと考えておくとかは、しなそうかなぁ。

今までのことを考えると、特殊詐欺に引っかかるタイプではないし、父が理系でマメだからスマホの設定とかも自分でやれるし(オンライン会議とかもノートPC使ってまだやってるレベル)、病院もすぐ行くから当分大丈夫だろう、と思うけど、それもあと何年続くか…

「振り込め詐欺に気を付けて」は、ご老人本人に向けて訴えかけても、子供世代に訴えかけて対策をさせても、それでも足りないことが分かるお話でした。

警察や国やマスコミも色々と対策は新たに考えているみたいなんだけど、イタチごっこ状態みたいですね。

パンデミックや戦争やインフレで、犯罪に手を染める人も増えてきているし、そこからどう逃れるか確実な対策は打ち出せない。

というか、それを公言したら、それを上回るやり方を犯人側も考えてしまうでしょう。

と書いていて思ったのは、「怪しいと思った時点で、親が引き出して使える銀行口座は子供が管理する」というやり方もあるのかな、と思いました。

親からしたら、プライドを傷つけられたと思う可能性もあるけど。

今更同居は出来ないけど、何かあったら対応しなきゃいけないのは子供。

とはいえ団塊世代の子供はもう中高年で、若者ではないし、自分らも親より先に逝く可能性はある。

私もOBの話を聞き、一応親に久々に電話してみました。

元気にクリスマスケーキを買いに行っていて、ボケに関してはまだまだ自分より上世代の話だと思っているようです。

私よりちゃんとクリスマスやってんな…

「携帯に届く迷惑メールなんて、最初から開かないから平気よー」

と言ってましたが、いや、だからそれが本当に大丈夫なのか、大丈夫と本人が思い込んでるだけなのか、分からないんだって…

OBのお父さんも認知症チェックみたいなのは受けに行かせていたそうですが、そういう場だとシッカリと受け答えするため、専門家が診ても分からない状態だったそうです。

親族では、同居している息子がいても、両親の痴呆の始まりや身体の不調を毎日のことだと思い流している内に、入院レベルまで悪化して発覚した人もいます。

年末年始に帰省するなり、親に連絡をするなどをする方も多い時期だとは思うので、多分ウチの親は大丈夫、と思っている方、何かおかしいかもしれない、と思っている方は、普段よりもう少し踏み込んで確認をしてみると良いかもしれないな、と思いました。
関連記事
※当ブログ記事内には、実際に購入・使用した感想に基づく商品プロモーションを含んでいます。