劇場版 #美しい彼 の副音声(コメンタリー版)はU-NEXTでも聴ける

2023年08月10日
八木勇征 0

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8/8から「劇場版美しい彼~eternal~」のレンタル配信がU-NEXTで始まったので、映画館では周囲が気になってソワソワしたこともあり、早速自宅でゆっくりと観直すことにしました。

劇場版 美しい彼〜eternal〜


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ちなみに、このタイミングでドラマのシーズン2も観られるようになっています!

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今までHulu独占だったから、また観られて良かった〜。

それとは別に、同僚とそれぞれ劇場版とシーズン2の円盤をそれぞれ買って貸し合う予定ではいるんですけどね。

劇場版、最初はそのまま観たのですが、「もしかして副音声、このまま自宅でも聴けないのかな?」と思ってX(Twitter)を見ると、聴けるとの報告多数!

公式サイトではアプリのリンクが切れていましたが、Appストアで「HELLO!MOVIE」の名前で検索してダウンロードし、「音声ガイド」をタップ。(アプリ名に公式ダウンロードサイトへのリンクを貼っておきました)

作品一覧の中に「【コメンタリー版】劇場版美しい彼~eternal~」がありました!



昨年以前に公開された作品のデータもまだ残っていたので、このまま「美しい彼」もずっと聴けるのか、いつか公式が削除するかは分かりません。

一応、コメンタリーは円盤の特典でもあるし…

まだ上映している映画館があるから残してるだけ?

ちなみに、この作品を教えてくれた同僚から

「副音声付は2回目以後が良いよ。集中したいシーンに集中出来ないから」

と言われていて、でもぶっちゃけ劇場版は原作から改変しまくりのベタベタ展開に納得いっていないこともあり、もう一度映画館に行くか迷い続けてここまできてしまってました。

#劇場版美しい彼エターナル ネタバレ感想~実写続編は無い&映画よりドラマの方が良かった…

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同僚がハマってる、と聞いて手を出した「美しい彼」、今更ながらにハマっています。ということで、ファーストデーの本日、「劇場版 美しい彼~eternal~」を観に行ってきました。無事、特典第4弾のフィルムももらいました。既に都内でも1日1回上映のところばかりな上に、東宝系しかやってないので、時間が合う時に上映している映画館を探して探して行ったのですが、特典配布開始日には新宿は満席だったし、すごい人気ですね。その...



こういうのが好きなBLオタもいるのでしょうが、私は腐女子狙いを敢えてしまくるのはサムくてダメなんです…

清居のキング味がドラマより消え過ぎていて、単に恋愛少女マンガのヒロインを男にしただけって感じは、まだBLという言葉が無い頃からその手のマンガを読んでいた身としてはキツイ。

友人に「美しい彼」のあらすじを説明した時、「なるほど、受けが『ケツで抱いてやる』ってヤツだな」という、大変お下劣な言葉で納得されたのですが、いや…うん…まぁ…酒井監督が事前に八木勇征に「ブロークバック・マウンテン」を観るように言ってたそうですが、アレも確かに「誘い受け」ですね。


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観たことの無い方のために軽く説明すると、時代的に同性愛者だとバレたら仲間からリンチに遭う、死ぬ可能性がある、という時代のカウボーイ2人が共に山中で過ごし、ある夜ついに関係を迫った側が受けになるんです。

今市子がエッセイ漫画「萌えの死角」で「何で誘った側が受けなんだろ?」と友達と話し、「戸惑ってる相手に『じゃあ俺が受けやるから、それでどう?』ってことかな?」と返されたエピソードを描いていましたが、「美しい彼」の場合はもう清居は性的指向が最初から受け設定ですね。

個人的には、受けがただただ可愛い、漢っぽさが無い、というのは好みじゃないし、原作の清居はもっと毅然としてるのに…、と思ってしまうんです。

社長たちから「鬼メンタル」と言われてるのに、控えめでニコニコしてオドオドしてるから、あれ??となっちゃう。

でも、今はもう「コレは原作とは別作品」と捉えられるようになりました。

私はSNSで見かけるような「ひらきよ」「ゆせりく」に萌えるタイプでは無いんですね。

ちなみに同僚は完全にこういうカップリング萌えタイプのため、「実写版の清居が可愛いのは、中の人(八木勇征)の素が出てしまっているから」と解釈していました。

が、私はそうではなく、彼はただ監督から言われたイメージを再現しようとしたのだと思います。

原作を読み、八木勇征のファンになり、色々見聞きしてみた上で、「劇場版はドラマ以上に、原作とは別物のBL実写版」なんじゃないかな。

なので、あくまでも役者として、八木勇征と萩原利久くんが撮影時のことをわちゃわちゃ話すコメンタリーは、面白くて笑いました!(ちなみに私は元々新田真剣佑ファンになり、その後中村倫也にハマった流れの中で萩原利久くんを知っていたので、何となく『くん』を付けてしまいます。基本的に推しは稲葉浩志さん以外は呼び捨てにする派なので、八木勇征は呼び捨て)

私が八木勇征を好きなのは「普通の感覚を持っている」というところなのですが、それがこのコメンタリーではとてもよく出てたなと思います。

「芸能人だー」とサングラスやコートの羽織り方にツッコミ入れてたり、ホント普通の子っぽい感想でしたし。

物件のチラシを床中に広げ、疲れて眠りそうな清居を見て

「こんな風に散らかる?どういう探し方してるんだろ」

と言っちゃうところとか、完全同意!

あと、平良にベッドカバーの中で押し倒されて、でも頭の中ぐるぐる状態の平良が我に返って立ち去ってしまうシーンで

「これ、清居からしたら意味分かんない」

と言うのも良かった。

私の個人的な感覚ですが、萩原利久くんは「今までたくさん出演してきた作品の中の一つ」としてこの「美しい彼」を捉えていて、八木勇征は「初めてW主演した、思い入れのある物語」として捉えている印象を受けています。

腐女子に媚び媚びになり過ぎず、普段の感覚でコメントしてるのを聞く方が、私は好印象!

萩原利久くんはラブシーンも客観視して

「自分のこういうシーン観るの、どんな気持ち?恥ずかしい?」

と面白そうに八木勇征に聞いていて

「そりゃ恥ずかしいでしょ!1人で観てた時ソワソワしたもん。こうやって人と観る方がまだ恥ずかしくない」

と返されるやり取りも笑いました。

ラブシーン実況ノリで「はむーっ!」と平良が清居の耳を口に含むシーンを笑いにして照れ隠ししてたのも、あの手のシーンは気恥ずかしくなってしまう私としては助かります。

ラストのラブシーンも、「台無しなことを言うけど良い?」と了承を得てから、「俺のこの胸筋、光が当たっていて素晴らしい」とマッスルプリンスを発揮していたり、面白かったなー。

お風呂のシーンも、改めて観るとホント、萩原利久くんの肩のラインと八木勇征の腕のムキムキさの対比がすごかったですね。

普段FANTASTICSのメンバーから「だらしない」「忘れ物が多い」「お馬鹿ちゃん」と言われて開き直っているだけあり、

「こんな白い服、絶対なんかこぼして汚すからプライベートでは着られない」

と白い服の清居を観ながら言うのも、「だろうねー」と笑わせてくれました。

平良の後半の服を「オシャレだよね。個人的に好きな感じの服」と言ってましたが、堀夏喜くんの番組内でも確かにあんな感じの服装を選んでいたなと思い出しました。



ま、原作の平良は常にダサいままの設定ですけどね。

カメラマンの野口さんのセリフに「全部言うことが良い」と言っていたり、本当に俯瞰して、作品としてこの話を捉えているのが伝わってきます。

また、脇役を演じた人たちそれぞれのことにも触れ、パン姉さん役の方の声も「独特」と言っていたり、作品に関わっている全ての方々に意識を向けていたのも良かった。

「ホスト相続しちゃいました」のイベントの時も思ったけど、八木勇征は周囲に気を配る人だなぁと思います。

設楽役の方とか、高校の同級生、平良の大学のサークル仲間、美術や撮影スタッフ、関わった人たちそれぞれのエピソードを出していて、あくまでも自分もその中の一員である、というスタンスで話しているように感じました。

自分のシーンでも、清居が「今度野口さんに撮ってもらうことになった。一緒の現場だな」と言ってる時に

「キュルキュルした顔してる。嬉しそう」

と他人事みたいに言っていて、そのスタンスだからこそラスト1人で観ながら号泣したんだろうなぁ。

平良がサークルの後輩には対清居の時と違って強い態度だとか、監禁された清居を助けに行く時の平良の豹変を「好き」と言っていたけど、そんな風にこの世界観の中の平良というキャラ、それを演じる萩原利久くんの演技の細やかさを楽しんでいて、そんな風に思える作品でブレイク出来て良かったねー、と微笑ましいですね。
私は劇場版を観て泣いていないのですが、それはイマイチあの実写版オリジナルの世界観に納得していないせいで、それを受け入れられていたら

「やっと平良と清居は真に結ばれたのね!」

と感動出来たろうと思います。

原作を読んでしまっているから、あのラストは「何で結婚式風?」と思っていたけど、やはり八木勇征も「結婚式みたい」と言っていたので、そう見える演出だったよね、そっか、実写版のラストはよくある2人の結婚式でめでたしめでたし的にしたかったってことかと納得。

原作はまだ終わっていないから、仕方ない。

私は原作の、清居を撮るのではなく、セルフポートレートを撮ることで平良が自分の世界観を表現出来るようになり、清居は「平良は天才だけど、自分は天才では無い」と嫉妬心を覚えて戸惑い、それでも自分なりに前に進むためガムシャラになる姿を社長とマネージャーから「天才」と思われる関係性が好きかな。

実写版だと、平良は結局清居のことしか撮りたくない子、で終わってますが、その方がラブラブ感が出るというオリジナルの判断なのでしょう。

そういうストーリーの違いは、コメンタリーを聞くと「別物だからだな」と納得させることが出来ました。

それでも、オリジナル完結させるために、それなりに齟齬を合わせて決着をつけたなと今は思えます。

アヒル隊長をあちこちに置いたり、清居の祭壇があったり、実写版だから出来る遊びをふんだんに入れていたり、スタッフさん達が楽しんで作った作品だったんですね。

平良はカエル、清居はパンダの可愛いスタンプをLINEで送り合っているとか、そこに八木勇征が意外そうにしているのも面白かった。

原作の清居なら、そんなことしなそうですもんね。

そういえば、エビコロのシーンで

「美味しかったけど、ソースが無くてThis is simpleだった」

と、八木勇征が内心ソースをかけてエビコロを食べたがっていたこと、萩原利久に「ディップのお皿があったよ」と言われるまで気付かなかったこと、には笑いました。

私はコラボカフェに興味が無い派なのだけど、エビコロは食べてみたいです!

あと野口さんの食べてたラーメンも美味しそうだったなぁ。

平良と清居の髪の長さがシーンによって変化してるチェックは、どのシーンはいつ撮ったとか、何度もドラマと映画を繰り返し観て楽しめるポイントですね。

そこを気にしてしまうと、甘々なBL世界観に浸れない、というタイプの方には、このコメンタリーはオススメ出来ませんが…

もっと腐女子に媚びたコメンタリーにすることも出来たと思うのですが、それをしていたら私は引いてしまったため、このくらいのノリで良かった。

撮影の空き時間にサウナに行ったとか、爽やかなハンバーグを食べに行ったとか、バスケの試合観戦に行ったとか、ここでクランクアップしてからツアーで地方を回ったとか、2人がそれぞれ話しているのが聴けて楽しめました!

そういえば、智也役の子を見て八木勇征が

「最近子供が好き。昔から好きだったけど、もっと好きになった。年取ったのかな」

と言っていたのも微笑ましかったなー。

メンバーから「勇征は子供と目線を合わせて話すから、良いパパになりそう」と言われていたけど、そんなおめでたい話ももう26歳だし、いつ出てもおかしくないでしょうね。



まぁ…今はそうなると離れるファンも多くなりそうだから、リアル桐谷になりそうですが…

「推しの子」のアイみたいに、ファンに夢を見せるお仕事だからなー。

リアコ勢じゃなくても、プラベが見えると楽しめなくなるファン心とのバランスは難しい…

どんな役を演じても、プラベのイメージが割り込んできてしまい、観ていて集中出来なくなるってのはあるし。

どハマりしているわけじゃない、ライトなファンってくらいなら、気にならないんですけどね。

「美しい彼」をキッカケに、八木勇征も萩原利久くんも一気に露出が増えているので、このまま頑張って欲しいなぁと思います。

清居が設楽に「若い顔だけのチャラチャラしたヤツ」と言われたシーンで、八木勇征が「酷い」と言ってたけど、現時点ではまだ顔やスタイルの良さばかり褒められる若手の芸能人として、清居を演じることで色々と考えさせられたでしょうね。

原作の清居は特に「キレイ過ぎる顔が邪魔」とか「イケメンだけで売れるのは短期間」とか言われて、演技で評価されるようもがくキャラだし。

今はまだBL実写版好き層が増えたレベルだけど、2年後くらいにはもっと幅広いお仕事が出来るようになりそう!

この先「美しい彼」の実写化続編は私は望んでいませんが、小ネタレベルで円盤発売の記念映像くらいはあっても良いのかなー。

smashでもかなり小ネタ映像は作ってたから、これ以上は難しいかもしれませんが…

ドラマも映画も、この先ずっと「作品」として残るモノなので、そういう世界に携われるのは良いなぁと改めて思いました。

比べ物にはならないけど、私も自分が仕事で関わった物を街中やネットで見かけることがある身なので、自身が満足いく物だったらより嬉しい気持ちは想像出来ます。

最初はどんな物でも世間に出たってだけで嬉しいけど、徐々に「このレベルの物じゃ思い入れなんて無い」とか「これは気に入ってるから、もっと色んな人に見て欲しい」とか思うようになる。

ずっと好きなことを追求していける人は一握り。

その中に入ろうと、若い子が頑張っている姿を見るのは、この年になるとより眩しく感じるようになりました。

って、私、成功はしてないけど、野口さん目線みたいな感覚でいるな…

だからこそ、「美しい彼」を好きな中高年が多いのかもしれませんね。

実写版の平良と清居はラブラブなだけでハッピーエンドになっちゃったけど、リアルな芸能人として、ひらきよコンビがそれぞれもっと活躍する未来を楽しみにしております。
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