#ホスト相続しちゃいました 最終回ネタバレ感想~ #Masato (八木勇征)と久美子が両思いに!

2023年07月04日
八木勇征 0

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毎週毎週楽しみに観ていたドラマ「ホスト相続しちゃいました」が、ついに終わってしまいました。



元々は八木勇征(Masato)のファンになったから観始めたのですが、ストーリーが本当に面白くて、各キャラが魅力的で、毎週楽しみなドラマと出会えて良かったです。

八木勇征ファンの中には、とにかく彼のビジュアルにキャーッとなったツイートをしている方が多く見受けられたけど、本人がインタビューで

「メンバーが、勇征だということを忘れた。ストーリーが面白いと言ってくれて嬉しかった」

と語っているのを読んで、

「やっぱり一役者としては、自分の顔やスタイルや演技だけでなく、作品全体を評価してるもらえるのが嬉しいのかな」

と思えて、そこも良かったです。



もちろん、ドラマの演出的には「イケメンの八木勇征を見せよう」としていた部分はたくさんあったけど、スンッとしたイケメンではなく、その場にいる全ての人と全体を見ながら作品を作るパーツの一つであろうとしていたのかな?と思ってるので。

課金しているゲームって、「夜な夜な不思議の館にて~八木勇征からの招待状~」のお仕事のためにやっている「原神」のことですかね?

ナヒーダちゃんが欲しくて初めて課金したって言ってたし。

他局なので名前は出さなかったのかな?

で、何度か書いたけど、私はこの作品で「恋愛」という部分にはあまり重きを置いていませんでした。

幼馴染の支えてくれる直樹、歳下イケメンのオラオラ系Masato、男装ホストのルイ、の3人から主人公の久美子は想いを寄せられていたけど、リアルに考えたら35歳でコピーライターの夢を諦めきれず、でもキッチリと営業の仕事をこなしていた日々から離れ、叔父の残したコロナ禍赤字数千万円を抱えた天涯孤独な女性にとって、このドラマ内で大切だったのは「恋人」ではなく「一緒に目標に向かって仕事をやり切り、支え合える仲間(家族)」だと思ったからです。



もちろん「女性として、結婚出産するラストチャンス」と思う人もいるでしょう。

それを手にしつつ選べる恋愛相手達だとも思うし。

ただ、私は「久美子がMasatoを選ぶメリットは無い」と思っていました。

もちろん、顔は良いし、可愛いところあるし、全然嫌いではないんですけどね。



Masato自身は、確かに久美子と出会って成長した。

でも「少年Aである自分を受け入れてくれた前オーナー、仲間のホスト達に加え、本心を言える初恋の相手となれる女性と出会えた」というMasatoは、久美子をドキドキさせてはいたけれど、根本的な価値観が違う気がするんです。

最終回までの間も、久美子はドキドキはしていたけど、仕事のことの方をより真剣にずっと考えていたし。

久美子がそうなれたのは、ホストや元同僚達全てとの関係性があったから。

で、最終回は冒頭から、Masatoは色営と疑われたらことを笑いながら認め、寂しそうな顔をしていました。

Masatoは毎回、ハッキリ自分の気持ちを言わず、先に「俺のこと好きなの?」とか「どう思う?」とか、答えを久美子から言わせようとしてましたからね…

私も経験あるけど、怖くてそれやると「試されてる」と相手は思うのよ…


同居を持ちかけたルイにも、久美子はキチンとお断り。

そして2ヶ月後、久美子は新たな会社を立ち上げました。

後輩の西野さんはアフィリエイトでガッポリ儲ける身分に。(実際には、今のアフィリエイト業界はめちゃくちゃ塩っぱいため、こんな短期間で稼げない…)

そして、久美子は客としてMAJESTへ。

懐かしいメンバーたちとの再会に、久美子だけでなくこちらも感動…!

おや?ナンバー1はルイ、ナンバー2は流星になってる!?

で、Masatoはどうなった?と思ったら、2人の成長を見守る気持ちになり、ナンバー1をキープするやり方をしなくなっていました。

口紅などの濃いメイクもやめて、カジュアルな雰囲気に変わっていて、落ち着いた様子。

その心境を喜ぶ久美子に、穏やかな笑顔を向けるMasato。

そして…次に現れた直樹が、恋の告白のような言葉を伝えました。
直樹に相続の書類を渡す久美子は、直樹を家族のように思っている、あなたの方がオーナーに相応しいと思う、と言います。

告白に関しても「あなたももう、そんな気持ちじゃないでしょ?」と、冷静に初恋の終わりを再確認し合う二人。

さぁ、これでもう久美子は恋愛関係一切無しのまま終わるか!?というところで、残り10分に。

というところで、久美子は「ホストは振られ慣れてる。送り指名、誰にする?」と言われ、最初は誰も選ばないつもりだったけれど、Masatoを選びました。

黒い革ジャン姿のMasatoと抱き合う予告写真が出ていたから、それかー!と納得。

で、オーナーをMasatoではなく直樹に譲ったことを謝った久美子は、花園神社でMasatoと一旦別れようとしました。

でも去り際に再度振り返り、ついに「こっちに来ない?あたなが好きだから、まだ一緒に歩きたいや」と久美子から告白!そしてキス!

「あなたが好きだから」って、「101回目のプロポーズ」のオマージュ⁉︎

ああーやっぱりこの終わりになったかぁ。

でも二人で手を繋いで歩き去る姿にホッコリしました。

うーん…久美子が本当にどこでMasatoを好きになったかわからないけど、でもまぁ、これはこれで良いか!

本当は、誰ともくっつかない最後になるかと思っていたんだけどな~。

きっと、この先オーナーを目指すくらいしかやりたいことは無い、と思っていたMasatoのことを、久美子は自分の新たな会社を起こすキッカケをくれた相手とも思っていたのかもしれませんね。

見返してみると、久美子はMasatoが「バレたか」と色営だったと見抜かれたのを笑うように言った時、「どんまい」と言いながらも真意に気付いているような表情をしていました。

だから、そこで本気だとやっと信じられて、その上で自分の気持ちを伝えるか、伝えないか、迷っていたのかもしれません。

それを周囲は分かっていて、それで直樹も、皆んなも久美子とMasatoの背中を推してくれたのかな。

二人の幸せそうなキスシーンはエモかったです!



元少年Aで元ナンバー1ホスト(過去にオーナーをしていた横浜の店が潰れたら過去あり)だったMasatoは、もう夜の街でしか生きられないと思い込んでいた。

そんな人こそ、久美子は昼と繋ぐ夕方に連れて行きたかった。


そして、久美子にホストの魅力を教えてくれたのはMasatoだったのかも。

脚本家さんが「30分ドラマなので、バンバンセリフを削っている。だからこそ一言一言の意味に注目を」と言っていましたが、それ以外にも役者さん達の表情や話し方に、このラストへの伏線が全話通して散りばめられていた気もします。

おつかれさまでした!

※と、綺麗事な感想でまとめて終えようかと思ったのですが…

やっぱり本当は、Masatoは久美子とくっつくより、妹のホス狂いを止める長男としての家族思いっぷりを発揮して終えて欲しかったかなぁ。

それか、恋愛関係なく、久美子の会社で働くラストもあるかなと想像してました。

久美子とのキスの後の笑顔はとっても良かったし、このドラマで一見噛ませ犬に見える1番のイケメンはMasatoというか八木勇征であり、彼が1番人気なのは分かってたけど…

過去がキツイ人な分、幸せになって欲しいとは思ってた。

ただこの終わり方だと、久美子の心の変化が少し私の中でスッキリしないんですよね。

初恋の思い出を共有し、いつも1番困っている時にさり気なく側にいてくれた直樹より、最初は色恋営業だったのが徐々に本気になり、本心を上手く自分から言えない不器用なMasatoを愛しく思ったってことかなぁ。

私には分からない感覚なのかなー、と、繰り返しまた観て考えたいと思います!

※※4回くらい観直して、このドラマのテーマ「常識に縛られるな」という部分が各キャラのラストに落とし込まれてる、ということかなと思いました。

久美子とMasatoの「年齢差」も、「年齢を気にするのはワインだけで良くない?」という小沢のネタみたいなこと、なのかも。

あと、「負けず嫌いで、トップを目指すためなら何でもやる」というMasatoが、久美子に振られた後に「怒り」ではなく「落ち込み」を受け入れ、価値観が変わったことも。

何よりも「過去の恋愛のせいで、もう人を好きになるのが怖い」と思っていた久美子の価値観も変わった。

久美子とMasatoが一度別れの挨拶をした後、Masatoは久美子の後ろ姿を見て微笑み、背中を向けていた。

失恋を受け入れたMasatoが、やっと久美子から欲しかった信頼を得られて、無邪気な笑顔を見せたのはやはり幸福感に包まれます。

前オーナーから病気のことを教えてもらえず、悔しくて葬儀にも行けなかったMasatoのことを、久美子が受け入れてくれた。

その背中をホストの皆んなも押してくれていた。

久美子もMasatoも「常識」に縛られていて、ずっと本音を言えなかったんだなー。

そしてルイが言った「ライフパートナー」という提示も、これは久美子が「恋愛感情」について考える機会になった。

「ここぞという時に、人に信用してもらえない。でも家族や大切な仲間を守り続けたい」

そういう気持ちをいつもソッと笑顔で見せていたMasatoが、素直になれて良かった!


もちろん、何とかも全ての常識は覆せない。

でも努力で変えられることもある。

それが「どうせ、久美子は誰とも結ばれないだろう。もし結ばれるなら、心から信頼できていた直樹かも」と思い込んでいた私の常識も壊しました。

直樹を選ぶのが「常識的に見て普通」と思い込んでたわ…

先日終わった「水星の魔女」もですが、今はこういうハピエンが観たいご時世でもありますね。

だからって、ご都合主義じゃ嫌。

そこまでの経緯を、丁寧に描いてくれたラストだと思います!

いやーしかし、八木勇征は本当に、作品に合わせてキチンと役に入り込み、表情の演技力で魅せるのが上手ですねー!

皆んな久美子と出会えて、もちろんその叔父さんとの出会いもあって、前に進めた。

大団円だけど、ちゃんとまだまだ未来を感じさせる終わり方で良かったなとやっぱり思います!
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