AND JUST LIKE THAT...シーズン2ネタバレ感想、2話は少し日本差別してる?とガッカリ

2023年06月27日
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U-NEXTまだ加入中なので、配信が週1ずつ始まっている「AND JUST LIKE THAT...」のシーズン2も2話まで観ました。



AND JUST LIKE THAT... シーズン2 / セックス・アンド・ザ・シティ新章

シーズン1はキャリーが旦那Mr.Bigの突然死を乗り越える、とか多様性の話が多かったけど、シーズン2は冒頭からSATCみたいなセクシーなシーンが盛りだくさん!

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特に、ミランダは下はボカシ付きで体を見せていたりして

「この年齢でもまだ脱ぐのか!」

と驚きました。

結婚生活が順調なのはシャーロットと、彼女のママ友の黒人夫婦くらい。

ただ、こちらは子供とその友達の白人の子と一緒にタクシーに乗ろうとしても、運転手がお父さんが黒人だから停まってくれず、

「友達のパパの時はすぐタクシーが停まったのに」

と言う娘の声を聞き、思わず運転手に激昂するエピソードがありました。

それを見ていた母親は、後から息子を叱ります。

黒人差別をされたからと言って怒りを見せるのはみっともない、というような言い方で…

これに関しては、似たエピソードを「ブルックリン・ナイン-ナイン」で観たことがあるのですが、うーん…難しい問題ですね。

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丁度昨日、ソマリア人の男が山手線で日本人の乗客に広島や長崎の原爆の話をしながら揶揄する様子をYouTube配信し、それを日本人YouTuber達が私刑した話を知ったばかりなんです…

これ私はイギリス人男性から「日本のヤクザが、無礼な外国人を懲らしめた動画を観たよ」と聞いて知ったんですが、YouTuberの中に腕にタトゥーがある人がいたから欧米人はヤクザだと思い込んで拡散しちゃってるみたい。

多分このブログにその動画のリンクを貼るのは規約違反に引っかかりそうなので貼りませんが、日本人もこういう人種とかルーツの話に関しては、差別される側な部分もあるからなぁ…という目線で私はこの手の話題を見てしまいます。

私はあんなあからさまな差別をされたら、ブチ切れてしまうだろうなぁ。

という価値観でこのシーズン2を観ると、2話には「え?日本人のこと馬鹿にしてる?」と思いそうになるエピソードが2つありました。

1つは、ミランダが仲良くなった黒人女性教授さんの話。

不妊治療か養子を迎えるか、で夫婦仲が微妙になっていた上に、旦那に浮気疑惑が出たため、彼女は旦那の持ち物をガンガン捨てようとしながらミランダに電話するんです。

「この変な絵も、この楽器たちも捨ててやる!」

とヒステリックになりながら

「この日本土産のダサい置物も!」

と言うシーンがあって、え…⁉︎となりました。

まぁ確かに、日本土産の中には私たちから見てもダサいものありますけどね。

でもそれをアメリカのドラマで揶揄されると、まぁ気分は良くないです。

更に、キャリーが着ていた着物が左前になっていました。



ガウン扱いだからかな、とフォローしたいところなんですが、その着物はスタンフォードが日本から贈ってくれた物、とキャリーは説明してるんです。

スタンフォード役の俳優さんが亡くなったため、彼は突然仕事で東京に移住し、旦那にも離婚宣言の紙だけ残していなくなった設定。

日本人なら、「着物を左前に着るのは、死者の着方だから縁起が悪い、やってはいけないこと」というのは常識だし、それはアメリカ人のスタイリストだって調べればすぐ分かることじゃないかな?と思うんです。

外国人に聞いてみたところ、海外の日本料理屋では左前に着物を着るスタッフは多いみたいですけどね…

まぁそこまで怒ることでは無いんですけど、スタンフォード役の俳優さんが亡くなっていることと合わせて考えると、やはり少し不謹慎に思えてしまうし、そこまで考えないレベルで日本文化を持ち出さないでくれる?なんて思う私がいるんです。
そういう部分を抜きにしてシーズン2を観た感想としては、とにかく1と違って女度がアップしていました。

各キャラのベッドシーンから始まりますし。

ミランダの方は、チェとラブラブにビアン生活を送っていたかと思っていたら、チェが実は戸籍上は既婚者だということが分かってショックを受ける、というのが2話のラストにありました。

チェは元旦那さんに頼んでスマホを無くしたミランダを車で迎えに行くよう頼んでいて、それで発覚したという流れ。

ただ、チェは新しい環境での仕事に色々とストレスを抱えていて、ダイエットするように言われたこととか、ドラマ用に自身のルーツをメキシコ系からイタリア系に変更するように父親役をする有名俳優から打診されて悩んだりもしています。

私達にはこのルーツに関する問題が、どこまで重要なのかピンと来ない…かもしれませんね。

うーん…私は親が琉球やアイヌ出身だってことにしてって言われたら、それは失礼にあたるから、と抵抗があるかなぁ。

転勤族の娘なので「地元はどこって答えてるの?」と以前友人から聞かれたのですが、私の中では「体内に流れる血のルーツは九州で、育ちは関東で、親は今は東海地域にいるけれど、東海は全く馴染みが無いから地元とは思っていない」という感覚。

関西も戦時中に母方が神戸にいたり、戦後も父方の伯母が集団就職で大阪に行ってそこで結婚してずっと暮らしていたため、全く縁が無いわけではありません。

関西自体も私にはルーツは無いと思っているから、関西弁まったく分からないのに私のルーツって設定にされたら嫌かも。(京都か奈良なら良いかな、と思ってしまうんですけどね…)

でももっとあちらからしたら複雑な…例えば「会津出身なのに、長州出身ってことにして」と言われるくらい、センシティブな感覚なのかも?

いや、この例えが合っているかわかりませんが…

会津出身の菅野彰さんのエッセイを読んできているので、長州に対して燻る思いがある会津の方々の気持ちを尊重したいとも思ってしまうんです。


女に生まれてみたものの。 (ウィングス文庫) 文庫 – 2013/2/9
菅野 彰 (著), 雁 須磨子 (イラスト)


この手の話題は本当に、外野は気軽に話して良いか分からないことだし、ドラマ化するならキチンと調べて配慮して描かなければいけないこと、でしょう。

賛否両論になるだろうけど、元々SATCではその手の差別意識に対するエピソードはチラホラとありましたね。

シャーロットがユダヤ人と結婚することになった時もすごく揉めていたし。


ところで、この手の話をSATCファンは求めていたのでしょうか?

私の友人はまだこの続編を観ていないのですが、ネタバレを読んでガッカリしたそうです。

「結局、結婚後の話ではSATCのノリを貫き通せないんだね。

だったらサマンサにこの状況を引っ掻き回してもらいたいのに」


と言っていました。

夫婦間の話は出てくるけど、私の友人が共感できるような主婦のエピソードはありません。

嫁姑問題も無いし…娘が勝手に高級ドレスを売って楽器を買うお金にしちゃう、なんてことも無いし、ジェンダーレスについて語り合うこともない。

シーズン1と違い、ローズはロックとして認識されるようになっていて、そこは良かったなと思いますが、それさえもピンとこない視聴者も多いでしょう。

キャリーの仕事の方も、最初は「今の時代はポッドキャスト」という感じだったのに、「もうポッドキャストはオワコン」となり、番組が打ち切りになってしまいました。

また、キチンと付き合いたいと思っていた男性に対して、キャリーは週に一度関係を持つだけで良い、と思ってしまっていたため、そこは破局に…

このあとエイダンが出てくるのが分かっているから、まぁ納得なんですけど。

このポッドキャストの現場も、車椅子に乗ったヒステリックな若い女性スタッフがいたりして、そこもポリコレ配慮だったのかな?

配慮のために色んな人は出すけど、マイノリティは弱者で善人とは限らない、という描き方は嫌いじゃないんですけどね。

それって私がSATCに求めていたものだっけ?

シーズン1にあった3人+サマンサの絆、は今の所あまり描かれていなくて、この先どうなるかな?という感じです。

メットガラに行くことになる、というエピソードは、いかにもSATCだったんですけども。

やたらと「ブリジャートン家」のことをネタに出したり、ビリー・アイリッシュの名前を出したり、ミーハーというか今流行っているものを出そうって感じがあって、でも時代錯誤な部分もあって、困惑してしまいました。

この気持ちを一掃する展開を期待しています!

でも…本当に…黒人に気を遣うのと同じくらい、アジア人に対しても気を遣ってくれませんかね?

今時YouTubeでもなんでも観れば、中国と韓国と日本の文化のこと、最低限は分かるんじゃないの?

文化の盗用に関しては私はあまり気にしない方なのですが、やるならちゃんと最低限の敬意は払って欲しいなぁ、とは思ってしまいました…
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