オタクでも「攻めか受けのキャラ嗜好」「二次創作の賛成反対」で好みは分かれる
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オタクの良いところは、「この作品が好き」とか「この推しが好き」という仲間を見つけやすいところです。
が、いざ色々話していくと
「あれ…この人と私、どうも好みのツボが違うな?」
と気付く瞬間がやってきます。
特に今はマンガやアニメが豊富すぎて、ジャンルも細分化されていて、
「コレは好きだけど、コレはイマイチ」
という仕分けをして行った時に、完全に好みが一致する人を見つけるのは難しくなっています。
昔はねー、少女漫画、少年漫画、青年漫画、レディースコミックス、同人誌系…くらいで、ザックリと読んでる雑誌で好みが把握出来たんですけど…
例え細分化した好みが合わなくても、知り合いたてだと一気に仲良くなりやすい、というのがオタクの良いところ。
でも、「じゃあオススメを貸そう」となると、自分は大好きな作品なのに、相手はピンと来ない、なんてことも起こります。
その内「自分が嫌いな部分を、この人は好きなんだ…合わないな…」と分かり、そこでお互い割り切って「他の人の価値観を聞くのも楽しい」と思えるか、「やっぱり仲良くし続けられないな」と思うかの分かれ道がやってくることに。
ちなみに、私は会社内でそこそこオタクトークが出来る人が2人います。
が、1人は「三浦しをん、よしながふみの作品が好き」という部分は合うけど、「とにかく冨樫作品が大好き」という部分が合いません。
いや、私も昔は幽☆遊☆白書好きだったけど、それはブームに乗ってただけなので…
HUNTER×HUNTERも私は読んでいません。
HUNTER×HUNTER モノクロ版 1
もう1人は黒子のバスケがとにかく好きで、推しカプもいるし、舞台を観に行ったり、周年記念のグッズを買い漁ったり、としていて、声優さんもそこそこ詳しいタイプ。
この3人で話す機会は今まで無かったのですが、先日
「私と他の2人は、好みが真逆。他の2人の好みはかなり近い」
ということが判明しました。
キッカケは、1人がいつまでも「水星の魔女」を観ないので
「なんで?」
と聞いたら
「今、実写BLドラマの『美しい彼』にどハマりしていて、延々と繰り返し再生したり、SNSに次々と公開されていく推しカプ俳優の映像を漁って観るのに忙しい」
という返事が。
anan No.2345 美しい彼 Special Edition[肌と髪、最前線2023/萩原利久&八木勇征]
私は最近のBLドラマはあまり追っていないので知りませんでしたが、トップコートの俳優、萩原利久くんが主演のドラマだったんですね。
役者がBLドラマに出る、という話の時点で思い出し、「土日に『25時、赤坂で』ってBL漫画を読んだよ」と話したら「それもう全巻持ってる」と返って来たので
「話が早い」
と笑いました。

LGBTQ(多様性)が普通になると、BLや百合のインモラルな楽しみは無くなる?~「25時、赤坂で」ネタバレ感想
腐女子を公言するほど、最近人気のBL作品はあまり読んでいないのですが、FEEL YOUNGのサイトを見ていたら1話無料のオススメBLマンガとして「25時、赤坂で」が出てきたので読んでみました。絵もキレイだし、評判も良いみたい。内容としては、敢えて例えるなら「おっさんずラブ」や「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)」の俳優さん同士が実際に私生活で付き合っていたら?というような内容、かな。まぁ設定自体...
まぁ、ハマっているものがあって、夢中になっている最中だと、他のことが手につかない気持ちは分かります。
最初、どんな作品なのかWikipediaを読んだり、映画のネタバレを読んだりしました。
ふむふむ…吃音のある地味目の男子生徒が、超イケメン王子様タイプの同級生に惹かれて、パシリ状態になっても側に居続けようとするところから始まるのね。
というあらすじの時点で「イケメン×地味男子」のBLだと思い込みました。
が、同僚から「王子様キャラの方が受け」と言われてビックリ。
更に、そこそこ長い付き合いなのに、初めて彼女が「女王様系キャラ、年上キャラが受け、というのが萌える」という性癖だと知りました…
という話を翌日他の同僚にしたのですが、私は
「思っていたのと、受け攻めのカップリングが逆じゃない?」
と言いたかったのに、
「え、話の頭の時点で、王子様キャラが受けだと分かったよ」
と返ってきて、またまたビックリ。
私の脳内には、「王子様キャラ=タクミくんシリーズのギイ」が浮かんでいたから、てっきりその手の組み合わせだと思ってたのに。
タクミくんシリーズ 完全版 (1)
ちなみにドラマではハッキリと受け攻めの描写は無く、映画でも少し押し倒すシーンがあった程度で、どちらがどちらか、は明言されていないそうです。
でも原作が小説だから、そちらではハッキリと記載されているとのこと。
美しい彼 (キャラ文庫)
「実際には、年上が攻めをするのが暗黙の了解、と二丁目で聞いたよ」と言ったら、2人には別々に話したのに
「BLはファンタジーだから」
と全く同じ答えが出てきて、爆笑しました。
1人の同僚が「次元と五右衛門、どっちが好きか、で好みは2分類出来る」という三浦しをんの法則を信じてるいるのですが、私は五右衛門派。
で、次元派の同僚が「もう1人のその同僚さんは、どっちか聞いてみて」と言ったので確認したところ
「んー、次元」
という予想通りの答えが。
更に「スラダンの流川とミッチーならどっち派?」というのも、私は流川派なのに、他2人はミッチー派。
「前々から、私とあなたは好みが逆だと思ってた」
と2人から言われる寂しさよ…
いや、でも私が好きなのの方が王道のはずなんだけど⁉︎
「下剋上もの大好きー」
とか、ちょっとよく分からない…
ただ、じゃあ他の2人は全て好みが合うか?と言うと、前述のように好きな作品自体は違います。
大雑把に分けると、私と彼女たちは別の嗜好を持っている。
でも、彼女達の間でもハマる作品は違う。
と、こんな話を身近に出来る人が見つかるだけでも、まぁ楽しいですけどね。
そもそも1人は同人誌も買い漁っているけど、私ともう1人は同人誌に手を出さない派。
2.5次元舞台が好きなのも1人だけ。
今は本当に、作品数がとにかく多いため、自分の好きな作品をチェックしている人を見つけること自体も難しく、更にそこから細かな好みの分類で合う人を見つけるのは至難の業。
英語の勉強をしがてら、日本の漫画やアニメが好きで、そのために日本語を勉強している人たちとやり取りする。
英語の発音レッスンを受けているアメリカ人の友達は「ヒカルの碁」が大好きで、ずーっとハマり続けて二次創作もしています。
ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
それを同僚に話したら
「あー私よりちょっと下の世代曰く、自分の腐女子歴を語る上で、『ヒカルの碁』は避けて通れないらしいよ」
と教えられたのですが、その「ヒカルの碁」の腐女子作成力が欧米にまで広がっているなんて、すごい話ですね。
ちなみにそのアメリカ人は、フランス留学中にホームステイ先の家にあったフランス語版の「ヒカルの碁」を読んでハマったという経緯だったりします。
それをアメリカ人の友達に話したら
「私はヒカアキが好きなんですが、同僚さんの友達でヒカアキ好きの人がいたら紹介して下さい!」
と言われました。
でも同僚に確認したところ
「私の周囲はマイナーカプヲタが多いから、主人公のいるカプには興味ないんだよね」
という返事が…。
アメリカで「ヒカルの碁」を好きなオタク友達を作ること自体が今は大変なんだそうですが、更に推しカプが同じ人を見つけるのは日本でも難しいなんて…申し訳ない…
ただ、一般的にはヒカアキかアキヒカが多いはずだよ、とは言われたのですが。
私はもうそういう腐った目で少年漫画系を観ないから、ちょっとピンときません。
呪術廻戦のオタクの中にはカップリングを作ってハマっている人が多いとTwitterでよく見かけますが(それでトラブルも起きていますね)、
「きっと、五条悟と夏油傑のカップリングは多いだろう」
というのは予想が出来るけど、私の脳内ではどっちが受けとか攻めとかの想像まで出来ません。
五条悟と伏黒恵のカップリングとかもTwitterで見かけたことがあるけど…なんかピンと来ないんですよね。
なので同僚に「逆カプってことは、伏黒×五条、とかなんでしょ?全く想像つかないけど」と言ったら
「そもそも、あなたが好きなのは攻めキャラなんだけど、私が好きなのは受けキャラ、という時点で合わない」と言われました。
ヒロアカも私は素直に「轟いいな〜。でも一番人気は爆豪勝己って、どういうことなんだろ?」と思う程度なのですが、「爆豪とデクのカップリングは、双方共に主流らしいよ」と言われて、そこは本当に分からない世界です…
いやいや、私普通に大人組の悩みとか、話の深さにハマってきてるレベルなんですが…

「僕のヒーローアカデミア」は5期以後の大人キャラ(毒親話)が面白い!
呪術廻戦にハマるまで、あまり少年マンガは興味無いタイプでした。でも中村悠一にハマったので、彼の出演作はちょこちょこと観ていってます。その中で後回しにしていた「僕のヒーローアカデミア」ですが、これは最初は「うーん、よくある子供向けの少年マンガでしょ?既にかなりの話数がアニメ化されていて、観るのダルいなぁ。絵もそんなに好みじゃないし」と思ってた、のに、いざ観たら面白い!というか、わしゃがなTVの開封動画...
腐女子自体は、私もそこそこBLは嗜むので否定はしません。
ただ、解釈違いとか、そこまでなんでもカップリングにしなくても良いじゃん?とか思ったりしちゃうから、そういう人と一緒に同人誌の貸し借りとか、コミケに行くとか、妄想トークで盛り上がることが出来ないんですよね。
アメリカ人の友達は百合ものも好きなので「水星の魔女」を前からオススメしていたのですが、
「百合ものの二次創作サイトに『水星の魔女』のスレったとミオリネの話がいっぱいあって、読むのが止められない!でもまだアニメは観ていません」
と言われてしまいました。
小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(1)
そ、そうなんだけど、公式で婚約状態なんだけど、でもでも作品自体が面白いのに!
今小説版も読もうか悩んでる私が、その相談を出来る相手がいないなんて…
アニメを観てる男性同僚たちは、良いと思ってる部分が私と違うしさー。
エランが好きって話をしてる人、Twitterではいっぱいいるのに、私の周囲にはいないんですもの。
昔から、カプヲタでも解釈違いが起こると殴り合いになりかねないレベルだった、と言いますが、こういう好みの細分化は難しいですね。
今の私は、こんな風に数少ないオタク友達それぞれと別々に話していても、他の人ともその話題が共有出来る、という環境があるだけ、まだ楽しいなと思えています。
全く同じ好みの人なんて…そりゃ見つからないよ…
世代によって触れてきてる作品も違うんだし。
王道もののカップリングではなく、下剋上ものが流行りだしたのも割と最近なんだそうです。
なるほどー色々と時代と共に変わってきているんですね。
そんな話を職場でするなって話なんですけどね…
でもこれだけ気軽にオタクトークが出来る人が職場でも見つかるなんて、それだけオタクが多い世の中になったんだなぁ、というのも感慨深いものがあります。
昔は本屋の片隅に、ひっそりとしかなかったやおい系の本が、今やデカデカとBLコーナーが作られる時代になって20年近く経つわけですし。
この先どんな風に変わっていくのか、楽しみです。
変にポリコレとかなんだとかで、創作の幅が狭められないことも祈りたいものなんですが…
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