#ヤングウィザーズ 初日9/30、中村悠一ファンのネタバレ感想~安倍晴明と狐の母のラスト泣く人多数!

2022年10月01日
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昨日は初めて生で中村悠一を観て来ました!

先日は中村悠一の地元の庵治町に行ってきたし、中村悠一尽くしの一週間~。

中村悠一の地元(香川県高松市庵治町)旅日記~バイトしていたホワイトマリンも!

わしゃがなTVで中村悠一が紹介していた地元、香川県高松市庵治町に行ってきました!私は飛行機で羽田から高松空港に行き、そこからレンタカーを借りて丸亀町のダイワロイネットホテルズに宿泊、という形で2泊3日の旅にしました。が、いざ旅計画を立ててみると、庵治町は私の最古の推し源義経が戦った屋島のすぐ近く!中村悠一は動画で「庵治石」と「世界の中心で、愛をさけぶのロケ地」ということしか売りが無いように言っていまし...



パシフィコ横浜国立大ホールで開催された、音楽朗読劇READING HIGH 5周年記念公演「YOUNG WIZARDS~Story from 蘆屋道満大内鑑~」初日に行ってきたのです。

19時開演で20分の休憩を挟んで、終わったのは21時30分くらい。

そこからカーテンコールもあって、規制退場もあって…だったので、帰宅した頃にはほぼ日付が変わっていました…

今日配信やライブビューイングや会場で観る方は、以下にネタバレありなので気をつけてください。

アーカイブ配信のチケットはまだ買えます。

PIA LIVE STREAM アーカイブ配信 10月4日(火)~10月10日(月・祝)23:59までicon

生で観られたのは嬉しかったけど、やっぱりチケットぴあは席悪いですね。

席が後方過ぎて、1階でも小指サイズ以下でした…

あまりキャストもストーリーも確認せず「今年中に生で中村悠一を観てみたい」というだけでチケットを取ったのですが、よく見たら豪華キャスト過ぎてビックリ!



ストーリーは安倍晴明もの、となると、私は今年は中村倫也の舞台でも安倍晴明の話を観ています。

#狐晴明九尾狩 ネタバレ感想~最前列(1階C列)で中村倫也を堪能

本日は中村倫也が座長の劇団☆新感線の舞台「狐晴明九尾狩」を観に、赤坂ACTシアターに行ってきました!新感線秋公演『狐晴明九尾狩』出演:中村倫也 吉岡里帆 浅利陽介 竜星 涼 早乙女友貴 千葉哲也 高田聖子 粟根まこと 向井 理 右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ 村木 仁 他https://t.co/oXGvDcunyy— 新感線公式ツイッター...



元々は岡野玲子が描いていた「陰陽師」がベースの私にとって、この二作共に「安倍晴明対九尾の狐」というストーリーだったのに驚きました。


陰陽師 1 (ジェッツコミックス)

そういえば今度は安倍晴明のアニメもあるそうですね。

岡野玲子の絵で観たかったなーと思ってたら、世間では「安倍晴明=野村萬斎」という印象が強いようで驚きました。

ちなみに、中村倫也の方のと今回観たのでは出てくるメンバーも設定もかなり違っていました。

まず、安倍晴明と親しい相手、というのが2つの舞台でも夢枕獏の小説でも違う!

「陰陽師」では、親友は源博雅。
「狐晴明九尾狩」では、親友は賀茂利風。
「ヤングウィザーズ」では、蘆屋兵衛道満(あしやのひょうえ どうまん)。


今回のヤングウィザーズのメインテーマは「安倍晴明が幼少期に一緒に過ごした、狐の母との過去」

朗読劇と言いつつも、生演奏もすごいけど、火がバンバンとすごい音で吹き上がったり、スモークが焚かれていたり、演出も派手でした。

あんなすごい音で火が上がるのを見るなんて、私はB'zのライブで慣れているけど、そうじゃないとビックリしちゃいそうですね。

安倍晴明役は宮野真守で、中村悠一は加茂家での兄弟子にあたる道満役でした。

道満は元仏僧だったけど追い出された異色の陰陽師。

だから狐の子と馬鹿にされる安倍晴明を兄貴分として守ってやりつつも、能力の差に引け目を感じています。

他作品では人を舐めた態度を取りがちの安倍晴明は、今作では優しい優しい人柄。

子供の頃に大事に大事に育ててくれたお母さん狐とのやり取りから始まるストーリーなのです。

藤原道長(津田健次郎)からの依頼で都中の鬼を退治するよう命じられた、安倍晴明と道満と源頼光と坂田金時。

でも陰陽師も源頼光も「鬼は人の心から生まれるものだから、全て無くすことは出来ない」と知っています。

これは呪術廻戦の呪いみたいな設定ですね。

そのため陰陽師たちは「鬼を食えるのは狐。狐は鬼が巣食った人ごと食べてしまう。そして大陸から来たという九尾の狐を退治しろというのが本来の依頼であろう」と察しました。

また、陰陽師の中で狐を退治できるのは安倍晴明だけ、となっています。
基本的には藤原道長は弱気でいじられキャラ。

諏訪部順一の源頼光は、とにかくセクシーな声の頼りがいのある男っぷりが素敵でした…

浪川大輔の坂田金時は、源頼光に忠実な可愛い子供っぽい純粋な子。

お調子者っぽい突っ走りキャラの道満と、式神の槐にも優しい安倍晴明。

皆んなで一致団結して九尾の狐を倒すぞ~!が前半。

呪術廻戦で中村悠一にハマった身としては

「五条悟と七海と宿儺がいる」

と一瞬思いますが、皆さん全く違う演技なので混乱しませんでした。(当たり前)

後半になると徐々に空気が変わっていきます。

というのも、道満の術で宮中を探った一同は、帝の側にいる女御の玉藻前(たまものまえ)が九尾の狐だと分かります。

また、晴明は玉藻前が母親にソックリだと分かって愕然としました。

晴明は事実を確かめるため、玉藻前を呼び出すために藤原道長の自宅で宴を催させます。

その頃、土蜘蛛退治に行った源頼光と坂田金時は、土蜘蛛だと思って攻撃していたのが人間だと分かります。

またその戦いで坂田金時は亡くなってしまいました…

人は怒ると鬼になってしまう。

だから、坂田金時はいつも源頼光の前で笑っていて、死に際寸前まで頑張って笑顔を見せようとする…というところがまず第一の泣き所。

その間に、道満は安倍晴明への嫉妬心を抱えて離れて行ってしまいました。

が、その時に遅れてやって来た玉藻前に狙われてしまい、鬼にされて食われてしまいます。

そうと知らずに道長に敢えて人々の反感を買う歌を詠ませ、鬼と化す人を狙う狐を炙り出そうとした晴明でしたが、いざやったら周りは狐だらけの上に、駆けつけた源頼光と道満の話を聞いた上で、道満も狐に食べられたことに気付いてしまいました。

九尾の狐の狙いは、安倍晴明を怒らせて鬼にし、それを食うことだったのです。

だから親友の道満を狙った。

けれど道満は強い男であったため、ギリギリの状態でもまだ意識を残していて、そして自分のせいで半分鬼となって狐に取り込まれた晴明に

「お前が狐を退治できるのは、お前が狐の子だからじゃない。

普通の人間は狐を退治しようとする時に怒りを抱き、鬼となってしまう。

そこを狐に食べられてしまうから、人には狐が退治できないんだ。

でもお前はいつも狐を退治する時に悲しみだけを感じ、怒りを抱かない。

だからお前は狐を退治できるんだよ。

さぁ、お前の大好きな道満である俺と、この九尾の狐を一緒に倒せ。

俺相手にお前は怒りを抱かない、悲しみを抱くだけなんだから」


と説得をする、という熱い友情を見せました。

悲しみの中で道満と九尾の狐を倒した晴明は、育ての母と僅かに会話が出来ました。

母は元々は九尾の狐の一部で、そこから離れて飢えてさまよっている時に赤子を抱えた男と出会い、男は「この子を頼む」と言い残して息絶えてしまったのです。

そして泣く赤子を見て自身も泣けてきてしまった狐は、それからは子供が人間の世界で暮らすようになるまでの間、大事に大事に自分の子供として育て、そして「これからは、晴れて明るい。晴明という名前を名乗りなさい」と言っていたのです。

晴明と離れた後にまた九尾の狐に取り込まれてしまっていた母でしたが、この真実をやっと息子に伝えて消えていきました。


いやぁ…本当に後半は「まさか仲間たちが亡くなるとは…」と驚いたし、それまで明るいテンションだっただけに悲しかったです。

前列のお客さんたちもグスングスンと泣いていました。

特に女性客が多かったので、母狐の晴明を思う優しさとかにも共感していたようですね。

私はやはり、中村悠一の熱い男の演技と、晴れやかに命を落とす演技にグッと来ました。

朗読劇なので基本的には声と音楽と光や火の演出を楽しむという感じですが、俳優さんの舞台とは発声方法も見せ方も違うし、アレはアレで良いですね。

ものすごーーーーーーーく残念だったのは、私の席が通路側の端だったため、短時間に何度も見回りらしいスタッフが足早に横を歩いていき、集中力を削がれまくったこと!

今まで何度も舞台観劇やライブに行っていますが、あんなに何度も何度もスタッフに邪魔をされたことはありません。

開演直後は5~10分に1人は横を歩いていき、また戻ってくる、を繰り返していました。

白熱した会話が舞台で行われている時でもバタバタと足音を立てながら歩いていくんです。

遅れてきたお客さんを案内している、とかじゃないんですよ。

そしてマナー違反をしている観客を注意しているわけでもない。

ただ「お前ら何かマナー違反をやらかすなよ」という脅しの為に、観客が舞台に集中出来なくなるくらい見回りをさせている。

アホなの?その分通路側の席の人にはお金返してくれない?

と本気でイライライライライラとしましたねぇ…


だって、劇団☆新感線の舞台とか、野田秀樹の舞台とか観てきてますけど、そんなスタッフの邪魔は無かったし、更にそういう時の観客の何倍も今回のお客さんたちはマナーが良かったんです。

他の俳優系の舞台だと、開演前、休憩中、終演後、席でずーっと連れと大声で話してる女性たちって多いんですよ。

コロナで規制が多く、会話は禁止となっている時でもぺちゃくちゃぺちゃくちゃ大声で話していました。

そういう人が、今回は全然いなかったんです。


もちろんスマホが鳴る人もいませんでした。

盗撮していそうな人も私は見ていません。

見えない範囲にそういう人がいたから、他の観客に迷惑をかけてもスタッフをうろうろさせたの?

舞台に集中させないのが目的なの?

本末転倒ですよ?

客にも声優さん達にも失礼なことを、何故主催側がやっているのか理解できません。

規制退場に関しては、待たずに帰ってしまう人が結構いました。

ただ気持ちは分かります…だって終演時間が遅かったから、終電に間に合わなくなる人もいる時間だったんですもん。

私は守ったけど、周囲でやはり帰り道に「22時には帰宅できてるかと思ってた…」と言っていた方もいました。

こういう帰り道の会話も、ポツポツと控えめの声でしている方が少しいただけ。

他の時はどうなのか、私も声優ヲタの世界は分かりませんが、今回の舞台に関しては

「こんなにマナーが良い人だらけの舞台観劇って初めて来た」

と思うくらい、入場列もトイレやロビーでも皆さん順番をキチンと守り、静かに行動し、そして舞台終了後には拍手喝采の後、スタンディングオベーションも黙って拍手だけでしていました。

それなのに、過去一にスタッフが上演中にウロついて客の邪魔をするなんて、本当に通路側の席は3千円くらい返してもらえませんか?(チケットは1.3万円くらいしました)

泣けるシーンで泣けなくなるんだから、それはもう運営のせいでしょ…他の客との連帯責任にしないで欲しいんですけど…

と、せっかく楽しかったのに最後は怒りで締めくくってすみません…

「あーチケット高かったのに席悪いな、ライブビューイングがアーカイブ配信にすれば良かった」と行く前は思っていたのに、いざ行ったらやっぱり生で観られてすごく楽しめたため、そこに後悔は無いんです。

ストーリーもキレイにまとまっていたし、そのくせカーテンコールの時にはふざける宮野真守に笑いました。

いや~あんなに贅沢なキャストの朗読劇って、そうそう観られなそう。

良い思い出になりました!

また機会があったら行ってみたいです。

その時にはスタッフの対応が改善されていますように…
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