源義経の縁の地、屋島と大山祇神社(鎧と刀と薙刀を展示/しまなみ海道)旅日記

2022年09月27日
旅日記 2

PR
香川県旅行の1番の目的は「中村悠一の地元、庵治町に行く」だったのですが、調べ出したら最古の推し源義経と縁のある地でもあり、アニメ「平家物語」にハマっていた身としては、久々に義経絡みの所を周りたくなりました。

空港に着いたのは昼過ぎ。

そこからレンタカーで一旦ホテルに向かい、一休みした時点で15時。

本当ならこの日に屋島と庵治町の両方を周るつもりだったけど、時間がありません。

またお腹が空いていたけど、有名な讃岐うどん屋さんは14時で閉店。(香川県のうどん屋さんは、早朝から昼過ぎ、もしくは17時頃に終わるところが多いんですね)

とりあえず、このままホテルで過ごすのももったいない、と思い屋島に向かいました。

が、ネットで調べてもどこに向かうのがベストかよく分からない…

高校の修学旅行で一度行っていて、瓦投げをした記憶はあるけど、そこがどこのことだったかも分からず(獅子の霊厳展望台のことでした)。

観光サイトだと「映えスポット特集」とかばかりで…

目的地もどうしよう…と思いながら屋島を設定したら、ものすごく道の細い住宅地まで行ってしまいました。

道中に安徳天皇を祀る安徳天皇社などあったので、その辺りも観光スポットの一部ではあったのですが、駐車スペースが無いどころか、本当に車が入れるか分からない道に出てしまい、レンタカーを擦るかと思いました…(返却時に何も言われなかったけど、ガリっと音がした時はヒヤヒヤしました。目視で確認したら傷は無かったけど、植木の伸びた枝にぶつかったりしたし)

入り込んだ道沿いの家に車が停まっていたので住民は運転出来るようですが、乗用車サイズじゃ無理、ヴィッツサイズでもピーピーと「ぶつかるよ!」という警報アラーム鳴りっ放しの道を抜けてから、再度広い道に出て「屋島寺」を目的地に変更。

途中間違えて「屋島神社」に寄ったのですが、こちらは徳川家所縁のものもので、源義経と無関係でした…



さてこのホテルから屋島に向かう途中で雨が降り出し、一時は土砂降り状態だったのですが、屋島に着いた頃から晴れ間が見え始めました。

で、山道を上がり「源平屋島古戦場」とプレートのある道路脇のスペースに着いたら、虹が出ていました!







山と海を半円で囲む虹を見るのは初めて!

ここで源氏と平家が戦ったのね、とか、那須与一のこととか考えたいものですが、どの辺りのことなのかピンと来なくてすみません…状態な私。

その後、屋島寺の駐車場に停めて、お寺内を散策。





屋島寺
香川県高松市屋島東町1808


ちなみに私のお遍路さん知識は、マンガ「花よりも花の如く」15巻でお遍路さんをする女性の詳細を読んだことだけ、です。


花よりも花の如く 15 (花とゆめコミックス)

かなり登山をすることになるとか、施しを受けたらお返し用に渡す札を買うとか、下準備が色々大変そうですね。

この日もお遍路さんをしている団体を見かけました。

この時点でお寺内はバンバンと閉門準備が始まっていて、17時の閉門時間ピッタリには社務所も閉まりました。

写真左の本堂の扉も



お詣りし終わったら閉じてしまっています。



ということで、屋島観光はこれにて終了!

本当はもっと色々あるんですが、まぁどこまで本当やら?というのもあるし…

源義経好きとしては、平家を打ち負かした場に行くことが良いのか微妙なラインでもあります。

まぁ、武将だからそういう戦絡みのものしか無いんですけどね。
翌日は、中村悠一が行ってみたいと言っていた「しまなみ海道」に向かいました。

Googleマップは2時間半で着くと言ってたけど、カーナビは4時間後となっていて、ここでまた予定が狂うことに…



海を見ながら離島に寄り、延々とドライブ出来る、という話でしたが、それって車だとただ高速道路の橋を走る時もある、レベルであって、サイクリングじゃないとそこまで楽しくないかも…

こんな感じで海沿いではなく、島の中の山道を走るだけな場所ばかり。



さすがに運転も疲れたし、夕方17時までには庵治町のホワイトマリンに着かなきゃいけないっと焦った私。

とは言えこのまますぐ戻るのも勿体ない…と12時頃に検索すると、「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)に、源義経が奉納した鎧や刀がある」という情報を発見!

早速高速を降りて向かいました。





大山祇神社
愛媛県今治市大三島町宮浦3327



かなり古い神社のようで、日本最古の樹齢3千年と言われる楠がありました。(看板が倒れていましたが…)





宝物殿(入館料千円)を払うと、源義経だけでなく源頼朝、武蔵坊弁慶、木曾義仲に巴御前等に加え、以降の有名な武将や天皇のものがたくさん!

ただ、館内は撮影禁止なので、パンフレットのものを貼ります。

伊予守源義経奉納
国宝 赤絲威鎧・大袖付 平安時代




源頼朝奉納
国宝 紫綾威鎧・大袖付 鎌倉時代




武蔵坊弁慶奉納
重文 薙刀




パンフレットには無いけど、源義経が奉納したものは薙刀、刀、鎧。

義経の鎧と頼朝の鎧は、間に展示を挟みつつも向かい合わせに置かれていました。

「本当に本物?」

とも思いますが、銘に刻まれた作者名でも時代は合うのだとか。(春日大社にも源義経が奉納したと言われる鎧があるのですが、作られたのは鎌倉時代という没後のものなのだとか)

使用していた刀なのか、奉納用に作らせた物かは分かりません。

義経の鎧を見るのは、吉野山以来かな。

吉野山のものと、この大山祇神社のものは結構違う感じもしますね。

奈良・京都、桜の名所でお花見旅日記~吉野山~

2013年に、ずっと憧れていた吉野山の桜を見に行ってきました。いや、一度学生時代に行ったことがあったんです。が、その年は4月5日頃で下千本でも開花していませんでした…2013年は4月4日に行ったら満開で、京都ではもう散り始めていたりしたので、暖冬の影響で徐々に開花が早まっているのかも?リベンジで行った吉野山と、他の奈良や京都の桜がとっても素敵だったので私が行ったルート順にご紹介します!吉野山は奥千本、上千本、...



かなり小柄だったのかなぁというサイズですが、布の模様がキレイでした。

残念だったのは、連休中で人も多いし

「あ、これ大泉洋のだ!」
「こっちは菅田将暉」

と、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の役者名で言う人たちがいたこと…


仕方ないけど、こちらはやはり歴史上の人物として好きだから…

ただ、せっかく義経はこんな風に奉納したり、屋島で戦ったのに、すぐに都を追われて亡くなったのですけどね。

木曽義仲もだけど、平家を倒しても身内同士で結局戦い合い、源氏の時代がすぐに終わったのは悲しいです。

義経好きとしては、もう誰が敵で誰が味方、も分からない状態。

そういう、何のために戦ったか今となっては分からない戦がずーっと続いて、江戸幕府崩壊まで行くのかぁ、と思うと、日本史はややこしい!

でも立ち寄れて良かったです!

大山祇神社のこと知らなかったので。

帰りはUターンの方が早かったのですが、せっかくだからしまなみ海道を渡り切って今治まで行き、そこから高松へ戻りました。

瀬戸内レモンとか買いたかったーけど時間が無くて…

やはり香川県2泊でしまなみ海道も、というのは無茶でした。

愛媛とか広島や岡山の観光と混ぜた方がまだ良いかな。

東京から茨城に日帰りで行くレベルの距離でしたし。

もっと天気の良い時期に、時間に余裕を持ってまた巡ってみたいなと思います!
関連記事

まき  

そういえば大河ドラマの義経のキャラクターはアリでしたか?
基本的には平家物語のアニメのようなキャラが義経の定番だと思うので

以前平泉の中尊寺金色堂には行ったことがありますが、四国にも色々とあるんですね
興味深かったです

2022年09月27日 (火) 22:37
urarara0724

うらら(管理人)  

Re: 源義経の縁の地、屋島と大山祇神社(鎧と刀と薙刀を展示/しまなみ海道)旅日記

実は中学の社会の教師に「源義経は不細工でジャガイモみたいな顔してた」とか言われたことあったので(実際には平家目線で歯並び悪い小男、と書かれてた資料もある、くらいなのに…)、大河の義経はアレはアレでありでした!

前にブログに観劇感想書いた劇団☆新感線の「偽義経冥界歌」の義経は性格めっちゃクズでしたが、どこかぶっ飛んだ部分が無いと、末っ子で山寺育ちなのにのし上がれなかったんだろうなぁ、と今は思います。

アニメ「平家物語」みたいな冷酷さと初さのある義経ももちろん良いですねぇ。

平泉も昔行きました!

2022年09月27日 (火) 23:25