友達の子供(小学校高学年)と独身が仲良くなる心得

2022年03月30日
女ですもの 1

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友達の子供と仲良くなる方法

年々昔からの友達が減ってきている昨今ですが、一番最初に勤めた会社で仲良かった2人とは未だに付き合いが続いています。

仕事柄趣味の話もしやすいし、同業なので仕事の話も出来るし、出会いがプライベートじゃない分距離の取り方が丁度良い気がします。

その内の1人の娘ちゃんは、年に数回会って成長を見守ってきました。

このブログでも会った時のことを書き綴ってきていますが、他人の子供の成長の早さには驚きますね!

この間までお母さんのお腹の中にいたのに、もう来月から小学5年生になります。

小さな頃はかなり人見知りする方でしたが、容姿は可愛いし、泣きぐずったりあまりしないし、金切り声をあげるようなこともない、接しやすい子です。

母親である友人もまた、他の子持ちの周囲の人たちに比べると、独身でも接しやすい人だと思います。

「うちの子がね、うちの子がね」と、何を話していても全て自分の子供の話題に持っていくタイプになった人とは、「これは当分会話が成立しないな…」と思って距離を置いてしまいました…

逆に「親バカと思われたくない」と思って、全然子供の話をしない人もいます。

それはそれで、こちらは子供に愛着を持つ機会が無いため、親身になりづらいかなぁ。

各家庭それぞれの価値観があるので、そちらが選んだ立ち位置がこちらと合うかどうか次第、かもしれませんね。

友人は「遊びに出掛ける時に子供を連れてくるけど、会話の内容は大人同士のものにする」というタイプでした。

先日会った時に「○ちゃんが小さい時、あんまり自分から子供中心の話をしなかったよね」と言ったら、娘ちゃんが

「えーひどい」

と言ったのですが、友人の方は

「だって、その時は会社が大変な時だったんだもん」

と言っていて、一応私もフォローとして?

「なんでもかんでも子供、子供、って会話が成立しなくなっちゃう人達と違ってたから、付き合いやすいんだよ」

と言っておきました。

この辺りは友人としても「元同僚で同業者」として話したいこともあったんだと思います。


私は娘ちゃんが可愛かったので「自分が同じ年くらいの時に、どんな風なことがしたかったか?どう接して欲しかったか?」を子供目線で考えて接してきました。

私の友人の共通の趣味として「美術館に行く」というものがあるため、その中でも子供が楽しめそうなところに連れて行ったり、それ以外にも「独身一人じゃ行けないけど子連れで行ってみたい場所」を選んだり、「母親である友人が息抜き出来そうな場所」を提案したりしてきました。

自身を振り返ると3歳くらいからポツポツと記憶があるため、「どれが記憶に残るか分からない」は一番気を付けています。

「子供だから分からないだろう」と思ったり、赤ちゃん扱いをする、ということはしませんでした。

そして今となっては「お母さんじゃなくて、私の友達」と娘ちゃんから認識されるようになっています。

小学校入学時くらいまでは、話しかけてもモニョモニョとちょっと分からないことを話す、という感じでしたが、3年生くらいからはもう大人顔負けなことを言うようになってきていて、面白いですね。

私がアニメや漫画が大好きなため、最近は母親そっちのけで一緒にヲタトークをしています。

こういう「共通の趣味トークが出来る」は一番のポイントになると思います。

「なんかこの間、子供達の間で人気のYouTuberアイドルみたいなグループが炎上してたよね?名前なんだったっけ」と言ったら

「あぁ、すとぷりね。活動休止の発表の次の日に学校に行ったら、教室の隅でファンの子達が悲しんで泣いてたんだよ。

うちのクラスはオタクばっかりなんだけど、推しキャラの絵を自分でTシャツにプリントするのが流行ったの。

だから活動休止の人のキャラをプリントしてた子が、怒ってビリッビリに破いて捨てたりして大変だった」


すとろべりーすたーと [ すとぷり ]

と返ってきたので

「あ〜声優ファンでも、結婚して子供がいたってことが分かった途端に、その人のCDをバキバキに割った写真撮ってTwitterに投稿してた人が話題だったよ。

あとそういうことあると、グッズを全部メルカリとかに転売する人いるんだよね〜」

と普通にオタク友達へ返すように言ってみたら

「そうそう、友達が推しが変わるとそれまでに集めたグッズ全部売ってるよ〜」

と言ってました。

そんな私達の会話を横で聞きながら、母親の方はポカン。

なので娘ちゃんと私と2人でその騒動について説明したのですが、それでもよく分かっていないようでした。

しかし、小学生が転売を出来るの??と思って聞いてみたら

「出品の手続きとか発送は自分でやってるけど、お金のやり取りはお母さんを通してやってるんだって」

とのことで、それに付き合う親も大変だー。

私の友人には出来ないことでしょう…
友人の娘はYouTubeは見るけどSNSはやっていないそうですが、クラスメイトにはSNSをやっている子がチラホラといるそうです。

そういうところで言葉を覚えているみたいで

「おい、推しについて語ろうぜ」「オマエ次はこれ観ろよ」「あ〜推しに貢ぎたい!」

なんて言ってくるクラスメイト達がいるのだとか。

本音を言えば、女の子同士でこんな言葉遣いをしていることにビックリします。

でも自分がそのくらいの時のことを思い出すと、地方在住だったこともありクラス内の言葉遣いは汚かった!

今でも相手によっては「あれって〜じゃね?」「マジか」「あいつマジであたおかだよな」と言い合う友人も私にはいるし、娘ちゃんも「クラス内」と「親や大人と話す時」でキッチリと言葉遣いを分けているため、そういうものだと思うことにしています。

昨年あたりからは敬語も交えて話すようになってきているのですが、私は小学校中学年のときはまだ敬語なんて使ったこと無かった気がするなぁ。

娘ちゃんに「推しはいるの?」と聞いたら

「友達が次々と色々観ろって言うから、推しが出来てもまた次の観て、それに推しが出来てもまた次の観せられてって感じ。

でもクラスの子には『どうしても推しのコンサートに行きたいから、お願いします!』っておばあちゃんに土下座して3万円もらって推しに貢いでる子いるけど、私はそこまでして推し活したいって程の推しはいないんだよね」

とのことでした。

金銭感覚がシッカリしているので、無駄遣いはしたがらないし、「欲しい物何でも買ってあげるよ」と言っても「えぇ、良いですよ!自分で買うんで」と断り、それでもいいからいいから、と言ったら少しだけ選ぶ子なので、このあたりは安心です。

ちなみに「推しは誰?」と聞いたら恥ずかしそうにして「え〜言わない」と言われたので、何だかその恥じらってる感じにまた成長を感じました。

自身を振り返ってみても、小学校3年生くらいからはもう「異性」「第二次性徴期」に対する意識があったと思います。

この辺りは娘ちゃんとしては「親に話すのは恥ずかしい」というラインでしょう。

私に対しては友達感覚で色々話してくれるため、それを横で聞いている母親は「え!そうなの?」とよく驚いていました。


やはり私からするとあくまでも友人の子供、という立ち位置のため、敢えて親が子供に言わずにいることもあるかもな?とちょっと考えたりする議題はあります。

やはりセクシャルなことと、今の御時世だとワクチンと戦争の話題ですね。

これは事前に友人が偏った価値観、絶対的な認識を強く主張するタイプじゃない、というのを知っている上で、でも様子見しながら話題を振ってみました。

まず「ワクチンってもう打てる年なんだよね?どうするの?」と聞いてみたところ

「券は届いたよ。ワクチン打ちたい。でも注射が痛いのは怖いな〜。でもでも、打って友達と遊びに行きたい」と。

母親である友人は、接種券は届いたけど様子見中で、子供に意思確認をしていなかったようで

「え!打ちたいの?」

と驚いていました。

私としては、自分は打っているけど子供に打つ必要がどこまであるか、影響があるか分からないため、判断が難しいと思っています。

なので友人にも

「子供本人に持病があるわけじゃないと、やっぱりどうすべきか分からないよねぇ」

としか言えませんでした。

ちなみにまだクラスメイトも打ってはいないそうです。

次に「テレビってあんまり観ない?」と聞いたら「観ない」と言うので、「だよね〜今はテレビ観ても暗いニュースばっかりで嫌になっちゃうしね」と言いつつ「ロシアのことって、友達と話したりする?」と聞いてみました。

「うん。戦争止めればいいのにね〜って話すよ」と返ってきて、それも母親は娘と話していなかったようで

「そうだよね〜早く止めれば良いのにね」と同感覚で返ってきたけど、内心は「そういう話、してるんだ」と驚いたそうです。

「学校の先生は何か言う?」と聞いたら

「えーっとね、デマが多いから、自分で色々な情報を見て、何が正しいのかよく考えてからお友達に話しましょうって言われた」

とのことでした。

ここで「学校の先生の対応」を確認したのは、「今時の教育現場の対応確認」のためです。

なので「でもさ、何が正しいのかって、今は大人でも分からないような話が多いよ。そういう時にどう判断したら良いかって、具体的なことを先生は言ってた?」と聞いたら、特に具体的な提案は無かった、とのことです。

まぁ親と教師で意見が分かれて揉める、というのは避けたいんでしょうね。


とにかく気を付けたのは「責任が取れないことは言わない」「好奇心を持ってもらえる話題を振る」「純粋に自分が聞いてみたいことを聞く」「思春期が嫌がることは言わない」です。

例えば先日会った頃から、少しニキビが出来始めていました。

どのくらいニキビのことを気にしているかは、人によって違いますよね。

小さい頃にニキビを笑われて、それがトラウマになった、という話がよしながふみの漫画の中にも出てきていました。

なので「ニキビ出来てきたね〜」と言わないどころか、それには一切触れませんでした。

からかうなんてのはもってのほかだと思います。


愛すべき娘たち (ジェッツコミックス) [ よしながふみ ]

あと、あるあるな「好きな男の子はいるの?」も聞きませんでした。

「学校帰りにリア充がいてさ〜ウザいんだよね。小学校の前なのに、いい年した大人のリア充がベンチに座ってイチャイチャしてるの、ありえなくない?」

なんて言っていたので、「リア充爆発しろ」みたいなのが小学生の中でもブームになっているようです。

あと、そろそろ生理が始まる、胸のこととか気にする年になると思うのですが、そこも話題にはしませんでした。

とにかく同じ友達目線、でも子供よりは興味関心がある分野に詳しい、不思議な立ち位置の大人、というのを目指し続けています。

ただ一緒になんでもかんでも巫山戯てはしゃぐ、ではなく

「これって何だか知ってる?実はね」

という感じで小ネタを話したり、オチのない話をされたら「それこう考えた方が良くない?」と言ったり、とかは大人としてするかなぁ。

それ以上に「大人より大人っぽく冷静に考えているな!」と驚くことも多いので、そういう時は素直に褒めます。


敢えて気にしたのは、友人が家族や旦那の愚痴を娘の前で話すこと。

「なんかさ〜もう家族のことが何もかも嫌になっちゃって、この間一人で夜中に家出て川沿い歩いたんだよね〜」

なんて素直に話すところが、私の友人の面白いところではあります。

それでも娘ちゃんも「そんなこと私に言われてもさぁ」って言っているので

「ホントだよね。なんで母親って娘に何でもかんでも話すの?

私は子供の頃に母親から『宝くじが当たったら離婚する』と何度も言われて嫌だったよ」
と、娘ちゃんに加勢しました。

耳年増になるのが良いことも悪いこともありますし、友人はそんなに娘と自分を同一視するタイプじゃないので大丈夫だとは思うんですけどね。

少しだけ、まだまだ友人は娘ちゃんを赤ちゃん扱いしていて、でも第三者から見たらもう十分シッカリしているな、という印象だったので、接し方の線引を少し変えたほうが子供はやりやすいよ、というのを伝えるのは、第三者だから出来ることな気がします。

最後の別れ際、実は食事中から気になっていたことを聞いてみました。

顔に大きな絆創膏が貼られていたんです。

「ねぇ、さっき顔に絆創膏を貼ってたけど、どうしたの?」と聞いたら「転んだの」と言っていましたが、母親が

「本人は頭から転んだって言うんだけど、そんなことある??

その前は反対側を怪我していて、その前も別の場所を怪我してたの。

でも傷口を『グロいから』って見せてくれないんだよねぇ」


と言っていました。

うーん、娘から「グロいから見せない」と言われて確認しない親にもちょっとビックリだけど…

なので「ちゃんと消毒した?」と聞くと「水で洗ったよ」と言うため「傷口からバイキンが入って破傷風とかになることだってあるんだから、ちゃんと消毒しないとダメだよ」とまずは言いました。

その上で「大丈夫?イジメに遭ってない?」と聞くと、笑いながら

「ないない、イジメとかじゃないから大丈夫だよ〜!」と笑っていました、が、それが強がりか本当かは分かりません。

なので「ホント?ドンって押されたりしてない?もしイジメられてたら言ってね?相手の子をぶっ飛ばしに行くからね!」と強く言うと、娘ちゃんは笑いながら照れくさそうにしていました。

その後母親に向かって

「ねぇ、ちょっとは心配してよ」

と言っていたので、放任主義の親と第三者の私の違いが面白く感じていたようです。

本人が本当にどう思ったかは分からないけど、私は子供の頃に「親にイジメられたことを話したら怒られる、恥ずかしい」と思って言えませんでした。

ウチの母は「オマエが悪い」と言うタイプでしたし。

なので教師でも親でも無い大人の友達が、もし困っていたら絶対に味方になってくれる、という自信を与えるのは良いことなんじゃないかなぁ、というか、そういう人が欲しかったなと思ったので言いました。

これからはもう一緒に遊びに来てくれなくなるかもしれないし、まだまだ一緒に遊べるかは分かりません。

でも出来れば、一緒にお買い物に行ったり、映画を観たり、同感覚で話せる大人の友達として付き合いたいと思います。

母親が子供の趣味に全然興味が無いタイプだったのと、価値観がむしろ私と娘ちゃんの方が似ているってのも大きかったかな。

もちろん友人とも仲良しですが。

そういう関係を築ける人と仲良しでいられるのが有り難いし、それはもう大事にしたいと思っています!

だからこそ、柔らかい部分がまだまだある子どもといかに接するか考えたり、最近の状況を聞いて予想をたてておくのは楽しいですね。

家では大人しい子のようで、私や学校では娘がよくしゃべる、ということを知って母親もビックリしていました。

お母さんのことは大好きだけど、やっぱり甘えられる存在の母親と私はまた別物。

このままスクスクと育って欲しい!(あと4cmで私の身長を越えますが…)

最終的には、ヤマシタトモコの漫画の槙生のように接せられるようになると良い、かなぁ。


違国日記(8)【電子限定特典付】【電子書籍】[ ヤマシタトモコ ]

一方で、友人が自分を「オババ」と言い、中年になったことに嘆き始めているので、そこに同調しつつもフォローしていきたいものです。

本人は相変わらず美人で面白いキャラなんだけどなぁ。

以上が私なりの、独身だけど友達の娘(小学校高学年)と仲良くなるための秘訣なのでした!
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あんこ  

素敵な記事でした

初めまして。雨宮まみさんの記事でこちらのブログに来ました。こちらの記事もとても素敵でした。私は7歳と3歳の息子持ちですが、管理人さんのように細やかな配慮で接してもらえているご友人の娘ちゃんが幸せだと思いました。母親って、自分の子供と自分を切り離せないというか、自分の子どものことでは盲点のように見えていない部分があると思うので、主さんのような繊細な配慮を忘れがちになるので、ときどきはふっと身を引いて?見る姿勢を忘れたくないなと思いました。うまく言えませんが。ありがとうございました。

2022年05月16日 (月) 23:25