中国製言語交換アプリのハロートーク、キエフ(Kiev)をNGワード対象に

2022年03月04日
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言語交換アプリのハロートークを最近使っていて、仲良い人も出来ました。

出会い目的の人もいますが、真剣に言語学習に使っている人たちもたくさんいます。

また、政治的な話、宗教や性的な話は投稿禁止となっていて、NGワードに該当した投稿は他者からは見えない設定となっています。

個人情報の交換や他のSNSへの誘導は禁止、となっていますが、コレは無視してInstagramのアカウント名を出している人もいるし、個人的にメッセージのやり取りをしていればLINE交換先を送り合うことも出来ます。

リンクの送り合いは、5回メッセージをやり取りしないと出来ません。

世界中の人が利用しているため、投稿するとすぐに「いいね」を挨拶のように付けてくれる人もいれば、キチンと添削をしてくれる人もいる。

しかし、投稿しても全く誰からも反応が無い時がありました。

最初は「皆んなが興味を持たない内容だったのかな?」と思ったのですが、先日「キエフ(Kiev)」「チェルノブイリ(Chernobyl)」がワードに入った投稿をしたところ、誰からも反応がありませんでした。

親しくなった人に「私の投稿、表示されてます?」と聞いたら「見えませんよ」とのこと…

その後地名を削除したり編集して再投稿を試しましたが、やはりダメでした。

しかし、また違う内容を投稿したら表示されたので、アカウント自体を止められたわけでは無いようです。

政治的な内容はダメだと知っていたので、私は今回のロシアとウクライナの状況については書いていません。

あくまでも漫画紹介として、かつてチェルノブイリ原発事故を取り扱った清水玲子の漫画「月の子」のことを書いただけです。



月の子 MOON CHILD 1 (白泉社文庫) Kindle版 清水玲子

それでも非表示対象とすることに驚きました。

前からアプリを使用している人たち曰く

「プロフィールアイコンの色が単色だからと警告が来た」
「おかしなことを書いたつもりは無かったのに、一ヵ月書き込みが出来なくなった」
「地名を書く時は絵文字などで誤魔化さないとダメな時がある」
「センシティブ扱いされて削除されたことがある」


と言う人達がいて、かなり厳しいようです。

検索したら「中国のアプリだから、台湾に関する投稿も出来ない」と言うコメントを見かけました。

調べたら確かに中国系のアプリなんですね。



中国は今ロシア寄りと言われていますが、ここまで厳格にすると、それはもう言論統制なのでは…
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SNSの書き込みに対して、各社が色々対応を始めているのは話題となっていますね。

デマの拡散を防ぐ、誹謗中傷を防ぐのが大事だとは思います。

でも「NGワード設定で、内容に関係なく投稿禁止にするのは変だよね」と、親しくなった人と話しました。

だってキエフもチェルノブイリも地名ですよね。

それを投稿禁止にするって…

ロシアからウクライナへの攻撃が始まってすぐの頃には、ウクライナ在住の人達の投稿も検索をするといくつか出てきていました。

「家の近所にあるウクライナ軍の空港を狙ったミサイルが、失敗して家のすぐ近くに落ちてる」

と笑い話のようにして写真を投稿している人もいて驚きましたね。

規制線を張られた中に落ちているミサイルの写真でしたが、落ちてすぐ爆発しないんだなぁと思いました。

3月に入ってから検索してもほとんど出なくなったので、その辺りからNGワード対象を増やしたようです。

日本のテレビやネットのニュースでは、あまり刺激の強そうな映像は流れていません。

子供や一般人の困っている様子を繰り返し流し、あくまでも人情に訴える報道の仕方をしていると思います。

私はCNNとBBCのニュースもTwitterで見ていますが、そちらでは映像開始前に警告を出したあと、亡くなったロシア兵の倒れている様子も撮影していました。

欧米のほうが刺激の強い映像に対して配慮している印象を持っていたけれど、日本の方がずっと配慮が厳し目に設定されていると分かりました。

海外ニュースだと個人名や地名や時系列が明確に書かれているけれど、日本のメディアはそこから色々と省いて切り取りして報道していますね。

なので、今のウクライナのニュースを観ても「あぁ、また紛争地域で酷いことが起こっているんだな」程度に思っている人もいるかもしれません。

先日のアフガニスタンのニュースの時もそうですが、日本人はTwitterで報道が始まってすぐには騒ぐけれど、すぐに忘れてしまう傾向があると思います。

世界中でウクライナの状況がTwitterのトレンドを占めている時に、日本のTwitterはオタク向けのゲームや芸能人、プレゼント企画のハッシュタグがトレンド入りして呆れている人たちもいました…

もちろん、それはそれで皆んなの精神の安定のためには良いかもしれない、とは思います。

以前フィリピン人の人とオンライン英会話で話した時には

「フィリピン人は各国に出稼ぎに行っている人が多いから、アフガニスタンのニュースを見ると辛くなりすぎてしまって、友達からあまりニュースを見すぎない方が良いっていわれたの」

と話していた女性もいましたし。

私も直接の知り合いや友達がウクライナやロシアにいるわけではありません。

しかしハロートークを見ていて、ほんの数週間前まで

「日本語を勉強中です。今日は抹茶ラテを飲みに行きました」

と投稿していたキエフ在住の若い子が、今は他国に避難しているという状況には戦慄しました。


ハロートークはあくまでも言語学習がメインのアプリなので、ここで言い争いが起こるのは運営の意思に反するのは分かります。

それでも、言論統制並のことをされてしまうと、真実が何だか分からなくなるんだと改めて思いました。

しかし、本当に今の状況は厳しいですね…

各国の対応が違っているため、こんなことを言ってはいけないけれど、

「この国の子と今まで普通にやり取りしていたけど、でも、この子の国は今ロシア寄りになっているんだ」

と思ってしまうと、今までのようにやり取り出来なくなってしまっていたりします。

SNS上でそうなんだから、実際に多国籍な場で暮らしている人たちはもっと直接的な溝が出来ていることでしょう。

国と個人の価値観は別物。

それは分かっていても、もし相手が自国の対応に納得しているとしたら、会話を続けるのは難しくなります。

それを防ぐために、ともしLINEやTwitterも問答無用で地名さえ投稿させないようになったら…と思うと、それはそれで怖い。

敢えて今、言語学習に関する投稿をする人、「ここに遊びに行ってきたよ」とキレイな景色の投稿をする人たちもいます。

そうやって気分転換をしようとする気持ちも分かります。

でも一方で「平和な様子を投稿するのは、今辛い状況の人にリア充っぷりを見せつけるような行動なのではないか?」と思ってしまったりもします…

どういう対応が良いのか、どう考えるのが良いのか、国によって、個人によって価値観は違う。

それを知ることが出来る場がSNS。

しかし…こういう状況を漫画という形で残してきている日本の文化というのもあって、今の状況は「進撃の巨人」のようだと思う人もいる。

ああいう漫画やアニメを通して、各国の人が「平和について考え、意見交換をする」というのは良いことなはず。

私はただ、チェルノブイリ原発事故前の美しいキエフの街を描いた清水玲子の漫画を紹介したかった。

事故は実際に起こってしまっていて、そこから復興をした街が今また壊されている。

それさえ話せないことが、本当に良いことなのか、それが中国の考え方なのか?あくまでも運営の判断なのか?と考えさせられてしまいました…
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