東京の酸素ステーション、ホテル宿泊療養の現状(2022年2月現在)

2022年02月02日
ストレス・鬱 0

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さすが東京、会社内でこの2週間に続々とコロナ感染者、濃厚接触者が出続けています。

が、若い人はやはり喉の痛みと熱で病院に行き、検査で陽性になってもすぐ熱は下がっていますね。

しかし持病のある高年齢層(定年間近)の人は、ワクチン2回接種していても眠れないくらい息苦しくなり、一時は酸素ステーションに行ったそうです。

東京_酸素ステーション

引用:東京都福祉保健局 酸素・医療提供ステーション

自宅に戻ったので仕事連絡の電話が来たため、どんな状況だったか本人から聞きました。

まず若者が感染し、その人が潜伏期間中に鼻をかんで捨てたゴミ箱を高年齢層の人が片付けた際に、シッカリとゴミ袋の空気を抜く作業中をしたため、そこで感染してしまったのではないか、と言っていました。

ゴミ処理に関しては以前から危険視する声を見かけていましたが、やはりゴミ処理時に感染するケースが少なくない、と看護師さんにも言われたとか…。

まさに軽症の若者(熱が出たけどすぐ下がった)が、持病のある高年齢者の人はまず眠れない程の頭痛から始まったそうです。

その後、酸素飽和度が低下し息苦しくて眠るのも辛いまま酸素ステーションへ。

ここで、自費なら数万円かかるような治療を受けたそう。

ただ酸素ステーションは1日半しか滞在出来ず、その後はホテル療養になったとのことでした。

あくまでも今は酸素飽和度が基準のため、レントゲン等は撮られないそうです。

入院も余程の酸素飽和度じゃなければ不可。

ただ周囲に具合の悪い人ばかりいる酸素ステーションで過ごすことは、精神的にキツかったと言っていました。

ホテル療養中は明治座のお弁当が出て、それはとても健康的だし美味しかったそう。

数日のホテル療養も、やはりメンタル的にかなり滅入ってしまい、窓を開けたり、軽く動く等して気晴らしをしても落ち着かなかったそうです。

帰りは後遺症の説明書を受け取って自宅へ。

自律神経の不調が続く人が多いとのことでした。

咳はまだまだ続いているけれど、もう仕事復帰して良いと言われているそうですが…

計1週間で治療終了でも、軽い風邪くらいの人とはやはり違いますね。


Twitterを見るとネットニュースだけ見て

「税金かけて作った酸素ステーションは使われてない、無駄だ、無能だ」

と叩いてる人がチラホラいますが、ちゃんと稼働されていると分かりました。

結局、本当に身近な人が感染しないと、現実は把握出来ませんね。

もちろん、皆んなすぐ治った、と言う人もいるでしょう。

そんな感じで気にせず飲み歩いていた別の若者も、またつい最近感染しました。

こちらは会社内感染とは多分別物でしょう。

昨年周囲で10人以上飲み仲間が感染していたそうなので、今までよく平気だったね、という感じ。

ただ、そのせいで濃厚接触者に該当した人も自宅待機となっています。

前述の酸素ステーションに行った方は、濃厚接触者に該当していません。

濃厚接触者でも何も無い人もいるし、濃厚接触者じゃなくても数日後に発症している人もいる。

若者本人は「ただの風邪」で済んでも、今までただの風邪でそこまで悪化しなかった高年齢者はダメージを長期間食らっているのは確かですね。
Twitterは本当に微妙なツールだと改めて思いました。

身近に感染者が出ていない人は、噂だけ、イメージだけで怖がったり軽視したりしがち。

それは今までの私も同じです。

でも今回、身近な人が感染した時には、やはり注意がより一層必要だと思いました。

他に、家族が濃厚接触者となり自宅待機をしていた人もいます。

その人は待機期間が明けた後、お詫びとして皆んなにお菓子を配っていました。

私は思わず

「こんなことをされたら、プレッシャーですよ?

誰がいつどうなるか分からない状況なんですし…」


と言ってしまいました。

本人的には「休んで迷惑をかけた」という誠意なのは分かりますが、全員がそんなことし始めたら大変です…

今の東京の状況、と言っても、周囲の環境により皆んな違うと思います。

若くても気をつけている人はいるし、中高年でも気が緩んでいる人はいる。

Twitterでよく「東京都民」を一括にして叩く人たちがいますが、私達はそれぞれ違う生活をしているんです。

リモートワークが出来る人もいれば、接客業などで外出しなければいけない人もいる。

感染してもすぐ治る人もいれば、治療が必要になる人もいる。

「高齢者」という括りも、イメージしている年代は人それぞれ違うのではないでしょうか?

基本的に今は60歳以降も契約社員として働いている人は多いので、その人達のリスクは高くなっています。

しかし、どれだけ都内の感染者数が増えても、オフィス内で感染者が出ても、打ち合わせで出かけていく人もいて、何が正しいのか分かりません…

それでも、若者が高齢者に感染させると大変な思いをさせてしまう、というのは確か。

私の周囲も「子供が受験生だから」と濃厚接触者になることを避けるため、兄弟の子に部活を休ませている人もいます。

ニュースにもなっていますが、学童などが一時閉鎖して困っている話も増えてきました。

私自身はまだこの状況で負担はかかっていませんが、精神的には結構キツくなってきました。

「また、身近で感染者が出た」

と誰かに話したくても、聞いた方も気が重くなるかな…と思うと言いづらくなっています。

親に言っても不安にさせるだけだし…

まぁ何にせよ、感染しても1週間程度休む、自宅隔離で終わるケースがほとんど。

年始から一気に感染者は増えていますが、一度感染して治った人たちは今普通に働いたり出歩いているはず。

そろそろ、これだけ感染者が増えた状態でフォローに回っている人たちも、疲れているのではないでしょうか。

そういう人たちへのフォローをするのは、結局会社内の元気な人になる。

すぐに誰かが代わりに出来る仕事もあれば、出来ない仕事もある。

自分が知らない世界のことを想像するのは難しい。

せめて、身近に高齢の家族がいる、中高年以上の同僚がいる人は、「たかが風邪」と思って過ごさない方が良いのかなとは思いました。

早く落ち着いて欲しいなぁと思います…
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