幼少期の水疱瘡のウイルスが中高年に顔面麻痺を引き起こす危険(ウイルスは残り続ける)

2021年12月18日
ストレス・鬱 0

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知人が先日顔面麻痺になり、入院しました。

ストレスで顔の半分が動かなくなり、1週間入院治療をしている、と聞いていたので退院後に会って詳細を尋ねたら、

「原因は子供の頃に感染した水疱瘡のウイルスが、ヘルペスのようにストレスが溜まったタイミングで顔面神経に影響を与えたから」

ということでビックリ。

発覚したのは、まず顔の半分が動かなくなったこと。

でも手足は正常に動く、ということは脳梗塞ではないし、ピリピリとした痛みがあったので

「あぁ、水疱瘡のウイルスだ」

と分かったそうです。

病院に行って検査をしたら、やはりそれが原因と言われ、すぐに入院治療となりました。

理由は、治療には大量にステロイドを投与することになるため、その副作用を危惧して1週間ステロイド投与中は入院しないといけないから、だそうです。

「大人になってから水疱瘡に感染すると大変」

というのは有名な話ですが、まさか子供の頃に感染した影響が大人になって出ることがあるなんて知りませんでした。

「顔半分だし、食べ物は食べられるから別に良いんだけどさぁ。

中には高齢者になってから顔以外の場所で麻痺が発症して、一生動かないままになるケースもあるんだよ」


と説明されて、本当に怖い…のに、なんで世間では知られていない話なの??と驚きました。

実際に検索してみても、数件の病院やニュース記事しか出てきません。



この東洋経済オンラインの記事は2016年と、コロナウイルスのパンデミック前のものです。

ちなみにこの知人は医師なので、症状で自分で原因はすぐ分かったのですが、知らないとパニックを起こしそうですよね。

知人曰く「皆んな誤解しているけど、ウイルスを完全に消す方法なんて無いんだよ。

新型コロナウイルスの飲み薬が出来るって喜んでる人多いけど、アレは多分ウイルスの動きを弱めるためのものであって、完全消滅させるものじゃないと思うよ。

ウイルスっていうのは体外から出れば消えるけど、体内にあるものを消すなら洗剤を体内に入れるレベルのことをしないと無理」


とのことでしたが、確かにインフルエンザの薬も発熱期間を短縮するだけなんですよね。

丁度その話を聞いた直後、中外製薬が新型コロナウイルスの飲み薬開発を断念したニュースが出ました。



記事を読むと「ウイルスを減らせなかった」というような意味合いのことが書かれていて、これを読むとまるで薬を飲めばウイルスが消滅するかのように思えますが、不活性化させきれなかった、ということなのかな?
上に貼った記事にも書かれていますが、早期治療が大事だそうです。

帯状疱疹として出る場合もあるし、こういう麻痺が起こる可能性もある。

帯状疱疹が出た時には、水疱瘡に感染したことのない人と接触しない方が良い、という話は以前聞いたことがあります。

当時友達3人と会おうとしていて、1人が妊娠中だったのにもう1人が帯状疱疹になったため、一応検索して調べて会うのは延期にしました。

妊婦さんが水疱瘡になったら良くないと聞いたことがあったので。

ただ自分自身にこういう麻痺がいつか現れるかもしれない、と思うとドキドキします…

なんとなく「一度感染していれば免疫が出来て大丈夫」というイメージがあったのに、ウイルスが体内に残り続けるなんて知らなかった!

これ、新型コロナウイルスの流行時のタイミングで、他のウイルスの例として紹介されても良い案件なのでは?

でも逆にウイルスに対する恐怖心を煽ると判断されたんでしょうか?

とにかくウイルスというものは厄介で、まだ解明できていないことも多いそうです。

がん細胞に関しても、転移がどこにどう出るかのルートはまだ判明していないのだとか。

「がん細胞が勝手に歩き出す可能性についても、まだ研究中なんだよね」とのこと。

私の父は何度かがんの手術をしていて、以前

「がんの手術のときに細胞が空気に触れることによって、体内の他の場所に移動してしまうことがあるんだ」

と言っていたのですが、その時は

「なんかまた自分で色々調べたんだな〜本当か知らないけど」

とだけ思って聞き流していました。

知人に話すと「そう考える理由はわかるけど、確定出来ている話ではない」とのこと。

父も理系の人間なので民間療法とかにハマるタイプじゃないはずなのですが、そんな話をどこで探し出してきたのやら?

とりあえず「りんごを食べた、とかアガリクス茸を飲んだらガンが治った、とか言うのは全部迷信だ」と言い切ってからガンの手術に向かう父を見て、へぇ〜と思ったのは覚えています。

彼は異変を察したら速攻で病院に行くタイプなので、まぁ民間療法に高額を払う親がいるよりマシ、かもしれない。

ガンと水疱瘡ウイルスはまた別物ですが、でも健康という面では

「いつまでも体内に残り続け、いつ活性化するか分からない」

というのは、素人としては怖くなってしまいますね。


昨日心療内科で放火と疑われる火災が発生し、大勢の方が亡くなりました。

これにより「心療内科に通う患者は怖い」と思う人が出てしまったかもしれません。

実際に医師から「生活保護受給のために心療内科に診断書を求めてくる人とか、急に暴れだして心療内科に殴り込みに来る患者のトラブルは多い」と聞いています。

そのため防犯ガラスにしたり、診療時間外は鍵を締めているとのこと。

今回の大阪の例だと、診療時間内だったので防げなかったのかもしれません。

だからと言ってストレスを放置し、心療内科は怖い場所と思ってメンタルバランスを軽視することにより、顔面麻痺が起こる可能性がある、というのもまた悩ましい話だと思います。

適度な食事と睡眠と運動がとれれば大丈夫、なんて、人生そんな都合よくいきませんしね。

コロナ禍とか生活の不安もあるし、仕事場でのストレスや家族や友人関係など、ストレスの種はたくさんあります。

「自分自身で感情のコントロールが出来れば大丈夫」

とか言い出す人がたまにいるけど、そんなの元気な時に他人事として思っていないと言えない発言。

とにかく心と体は繋がっているということと、ウイルスは怖いということを改めて思いました。

いきなり顔面麻痺で1週間入院、なんてなかなか出来ませんしね。

ストレスで突発性難聴になった人の話は身近でよく聞くけど、こんなケースもあるんだと知ったので共有したいと思います。

うーん…だからって防ぐためには、なるべくストレスを溜めないようにし、免疫力アップと言われることに手を出すくらいしか思いつきませんが…

この「大人になってから引き起こされる水疱瘡ウイルス」に関しては、周囲に話しても「知らなかった」という人が多かったので、いつかもうちょっと認知されていくと良いんじゃないかなと思います。

それにより余計にウイルス感染を怖がる人が増えるタイミングでは言いづらいけど…

何にせよ治療法はある、とのことなので、水疱瘡に関してはもし症状を感じたらすぐに病院に行こうと思います!
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