都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

中村悠一(呪術廻戦:五条悟)の「蟹工船」オーディオCDを買ってみたネタバレ感想〜BLっぽいか?

今市子のBL系エッセイコミックス「萌えの死角」を全巻持っているのですが(途中からはBLネタが尽きた、と登山やガーデニングの話になってましたが)、その中に「BLドラマCD1,000枚持っているA嬢」というお友達がよく出ていて、

「『蟹工船』と『山月記』の最近のドラマCDは、ラストにオリジナルのBL的シーンが加わっている」

と書かれていました。(1巻収録)


萌えの死角 (花恋)

で、何となく中村悠一のWikipediaを見ていたら「蟹工船」に出演していたことが発覚!


蟹工船

原作:小林 多喜二
イラスト:ヤマシタトモコ
山下耕助:中村 悠一
沢木真人:石田 彰
現場監督の浅川:小杉 十郎太

CDの発売が2008年で、今市子が雑誌に描いていたのは2009年だし、小杉 十郎太 の名前も出ていたからコレのことでしょう!

と思って、早速買ってしまいました。


ちなみに私は最近の声優業界に全然詳しくないし、そこまでドハマリはしたくないな〜と思っています。

でもSpotifyで「じゅじゅとーく」を聴いていたら、声優さんのお話聞くの結構楽しいですね。



五条悟にハマっているから、そのまま中村悠一に即ハマったというわけではなく、彼に関してはまだ

「じゅじゅとーくで話してる、飄々とした感じが良いなぁ」

とちょっと気になる存在になってきたくらい。

You Tubeも基本全然観ない派なので、彼のやってる番組もそこまで興味無かったんですが、星野源がゲストの回もあってビックリ!



中村悠一って、演じてる時もトークの時も、話し方が同じ感じに思えます。

でも爽やかに甘いセクシーな声で、今市子が「冒頭からエロい!」と言っていた「蟹工船」はどれほどのものなのか気になってしまいました。

ちなみに、今市子も原作を未読のままCDを聴いたそうですが、私も未読です。

なんか小林多喜二が獄中死したイメージしか無い…

Wikipediaでストーリーを読んでも、過酷な蟹漁の船で働かされる労働階級者の辛さがテーマ、ということしか分かりません…
さて、このオーディオCD自体はそこまで時間が長くなく、64分ありますがあっという間に聴き終わりました。

率直に感想を言うと…BGMが軽すぎてアニメ感が強く、悲壮な感じがしない!

山下と沢木をBLの関係で妄想する人がいる、と言われても、声だけでその想像を出来るほど、もう私は若くない…

山下の旧知の方や、面倒を見ていた少年も、過酷な労働環境で亡くなってしまうのは、とても悲しい…

そして皆んなで力を合わせて「ストライキをしよう!」と立ち向かうストーリーだったのですが、ごめんなさい、最後どう終わったのかイマイチわからないままなので、後でもう一度聴き直します…

仕事しながら聴いていたせいもあるんですが、情景が全然思い浮かばないというか、辛そうなはずのシーンのBGMが軽いため、イメージがズレてしまってうまく脳内で再現できないんですよねぇ。

中村悠一の甘い声は良かったけど、でもそもそも甘い声を求められるストーリーなわけでもないし。

多分当時は「人気声優を起用して、名文学をオタク女子にも届けよう!」という意気込みがあったのでしょう。

他にもこういう名作のドラマCD色々出てるし。

本当なら原作を読んでから聴いたほうが良かったんでしょうけどねぇ、それはそれで…暗そうで面倒よね…


蟹工船

もちろん労働環境に関しては、現代でも色々思うところはある。

日本では少ないけど、海外ではストライキで労働法規なんてよくある話。

この物語の中では、下に見ていたロシア人家族に助けられた仲間が、美味しい食事を出して優しくしてもらえて

「どうして、日本人の自分たちはこんな過酷な労働をさせられているんだろう?」

と言い出すところが印象的でした。

今は日本の労働環境は良い、と思う人もいれば、いやいややっぱり世界から遅れてる、と言う人もいるかもしれませんが、とはいえここまで酷いブルーカラーなお仕事はそうそう無い、かな?

蟹工船に乗る前は、炭鉱で働いていた人たちのお話でもあるし。

BL的な気持ちで聞くには重く、でも重く受け止めるにはノリが軽いアニメっぽすぎて、どう受け止めて良いか分からないオーディオCDでした。

が、気になる方はぜひぜひ。

しかし、このまま声優オタクの道に行ってしまったらどうしよう…

友人たちは「声優さんのイベントも楽しいよ〜」とか言うけど…でも…そこに手を今更出せないよ…

私の中でどこまでオタクの道を進んでも良いかどうか、近々キチンと線引について考えようと思います…
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