#進撃の巨人最終回 ネタバレ感想~エレンとミカサは両思いだった

2021年04月09日
マンガ 0

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ついに「進撃の巨人」が最終回を迎えました。

原作は以前人から借りて獣の巨人が出てくるところ辺りまで読んでいたのですが、以降はアニメで観ていた派。

でもこの10日間はマガポケのアプリを入れてコツコツと広告視聴で150ポイントを貯め、最新話を読むのに使いました。

アプリにログインする度にチケットがもらえるため、アニメのFINALシーズン前まではその無料チケットを使って読み、また最終回直前の話も無料公開されていたネームの方で読んでいたのですが…

いやー、やっぱり最終回を迎えたということが感慨深いですね。



0時ジャストに最終回を読もうと思ってタイマーをかけて一眠りしたつもりが、目が覚めたら3時になってしまっていて、そこから慌てて読みました。

スッキリと終わったような、何だかまだモヤモヤが残るような、なんとも言えない気持ちになって再度過去の話を読んだりして、そうこうしていたら

「あ、やっぱり記念にクリアファイル付きの本誌を買おうかな」

と思い立ってコンビニに行ったのですが、売っていませんでした…

売り切れかなぁ…


別冊少年マガジン 2021年5月号 [2021年4月9日発売] [雑誌]

アニメ以降の部分はまだ全部把握していないのでアレなんですが、結局このお話は

●2千年前、始祖ユミルが愛していた王のために、エルディア人を巨人化できる人種とし、9つの巨人も作る

●エルディア人が巨人の力で世界を制圧していたが、フリッツ王と一部の人はパラディ島に移住し、巨人で壁を作って一時的な楽園とする

●パラディ島に移住せずマーレで迫害を受けていたエルディア人の子孫グリシャ(エレンの父親)が、エルディア国王の子孫の女性と結婚

息子のジークを、エルディア人の力を世界に見せつける存在にしようとするも失敗

●マーレを追放される際に進撃の巨人の力を受け継いだグリシャは、パラディ島にたどり着く

●マーレ兵(ライナー&ベルトルト&アニ)がパラディ島を攻撃

●グリシャは王家の持つ始祖の巨人の力を奪い、それを息子エレンに受け継がせる

●エレンが勲章授与でヒストリアの手に触れた際に、過去と未来に起こること全てを知る

●エレンがアルミンやミカサと敵対。「地鳴らし」を発動して巨人に世界の8割の人を破滅させる
(この前にエレンはアルミンやミカサに自分の考えを伝え、一旦記憶を消させても自分の死後に思い出せるようにさせていた)

●ミカサが最愛のエレンを殺すことで、始祖ユミルが2千年間愛し続けていた王への気持ちと決別させ、エルディア人から巨人の力を無くさせる

●巨人の力を失ったエルディア人は軍事力を高め、世界中の生き残った人々から復讐されるのに備える

●アルミンは人類の敵エレンを倒した英雄となり、復讐されない平和な世界を望む


という認識で良い…ですか?

進撃の巨人の世界の文字はカタカナを逆さにしている、と最近アニメを観て気付いたのですが、ラストにミカサが寄り添っていたエレンの墓石には

「サイアイノアナタ ココデトワニ イネムリニツク 854」

と刻まれていたようです。
とりあえず女性としては、最終回で

「エレン、ミカサの恋心に気付いてたんだね!

そして、自分の気持ちはハッキリ言葉に出来なくても、死後もずっと自分のことを想っていて欲しい、10年以上は他の男と一緒になって欲しくない!と思ってたのね!」


という胸キュンを味わえました。

それを本人ではなくアルミンに言い、しかも

「そこまでカッコ悪いことを言うとは…」

と突っ込まれる始末でしたが、そこは笑ってしまいました。

Twitterではエレンの死から3年後、ヒストリアから皆んなへの手紙にウットリしてクンクン匂いを嗅ぐライナーが「気持ち悪い」とトレンド入りしていましたが、アレも笑えましたね。

リヴァイは車椅子状態でガビ達と過ごしていて、とりあえず生きていてくれて良かった。

エレンの首を思い出の木の下に埋めたミカサの元に鳥が飛んできていましたが、あの鳥は色んなシーンでもこれまで出てきていた鳥と同じで、そしてエレンなのでしょうか。

一見、ハッピーエンドのように見える最終回でした。

でも深く考えると、その幸せは本当なのか?という気持ちにもなります。

まるでエレンがヒットラーのようにも感じるし、エルディア人対世界、という戦争の構造は無くなってはいない。

ミカサの決断がエルディア人から巨人の力を無くす、というのは、ミカサが可哀想でもある…

結局「人は何のために生きるのか?それは対象への奴隷や家畜のような存在になることなのか?」という気持ちにもなります。

個人的には、最終回を読む前までは

「リヴァイとミカサが結ばれたら良いなー」

なんて思っていたのですが、どうでしょうね。

ミカサはあのまま、エレンへの想いを抱いたまま人生を終えるのかな…?

そのくらい重いモノをミカサに残したな、エレン…

エレンは結局、「自由」を手に入れることが出来たのでしょうか?

彼にとっての自由は「巨人を駆逐し、アルミンに未来を託す」というものだったの?

「人類は何故戦争を繰り返してきたのか」とか

「人種ってなんなんだろう」とか

「国ってなんなんだろう」とか、色々人によってこの漫画を通して考えることは違うかもしれません。

その答えは、漫画の中で全て提示されたわけではないし。

でも、そういうことを考えるキッカケとなる大作だと思います。

最初の頃のあの巨人の恐怖と戦いにワクワクハラハラしていた物語が、こうなるとは思いませんでした。

いやー、長かった!

でも面白かった!

成長した長髪のエレンが色っぽくてカッコよくて好きだったから、彼の死が物語の結末の鍵となるのは悲しいけど…

そして人類の8割を死なせたエレンは、やはり英雄とは言えないし、彼の決断はもし自分がその8割になっていたらと思うと納得出来なくなります。

ダークヒーローと言うには、エレンの選択は残酷過ぎた。

それでも、真の意味でエルディア人を巨人から解放したのはエレンであり、それを引き継いだアルミンが全体の主人公だったということなのでしょうか。

ナレーションもずっとアルミンだったし…

それをエレンは鳥となり、過去も未来も見守っているのかな?

後は、アニメのファイナル2期を楽しみに待ちます!
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