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五条悟がスカートを履く、虎杖悠二が男性教師のズボン下ろしをする呪術廻戦は「性的ないじめ」?

「呪術廻戦」のアニメ1期を繰り返しNetflixで観ていますが、昨日ふと

「あれ、この虎杖悠二が順平の高校教師のズボン下ろしするシーンと、『じゅじゅさんぽ』の10話で五条悟と狗巻棘が女生徒のスカートを履くシーン、これ苦情言う人出るんじゃない?」

と思いました。

私自身はそんなにそういうこと気にしない方なのですが、最近TwitterなどSNSではこういうのに激しい拒否反応示す人多いですよね。

すごく微妙なのが、「嫌なら観なければ良いじゃん」というのと「一人でも傷つく人がいたらダメだ」派の対立。

どこまでがハラスメントかの線引みたいな感じで、その許容範囲がまだ曖昧な部分だと思います。

笑ってる方からしたら「この程度でいちいち煩い」だし、文句を言う側からしたら「そういう無自覚なハラスメントはもう古臭い」だし…

という配慮からなのか、公式Twitterでは五条悟と狗巻棘が女子生徒のスカートを勝手に履いているカットは使用されていません。



ただ、野薔薇が怒っているこの様子を見れば「やってはいけないことを、冗談のつもりでやって怒らせた」というのは分かるはず。

またファンからすると、五条悟は「じゅじゅさんぽ」で七海に「ち○こ」と書いた紙を渡す回もあり、そういう子供じみたことをする最強呪術師のイケメン設定を楽しんでいる部分はあります。



それと共に、順平のイジメに気付かなかった男性教師のズボンを、初対面ながら順平が嫌っているのを察してズボン脱がしをしてその場を離れさせるシーン、というのも、コレはコレで「悪いこと」というのは分かるはず…



でもだからこそ、それは「イジメ」になりうる行動なのは確かです。

これは先生が生徒にやったら絶対にダメだけど、「生徒のイジメに気付かなかったような男性教師」に対してやったから笑えた部分はあるのでは。

上記の件は私は今まで深く考えなかったけど、昨日この「子供が性的なイジメをしないように教育するためのアドバイス」的な記事を読んでいたので、それと関連付けられる可能性があるかも?とふと思いました。



「男の子ってスカートめくりしちゃうものだよね〜」

とほのぼの思う親は、今どき価値観が古くてダメ。

というのはまぁ分かります。

その点、五条悟は女子生徒のスカートめくりをしたりはしない…

けど、現実に男性教師が女子生徒のスカートを勝手に履いて遊んでいたら、ネットニュースになることでしょう…

もちろん普通に考えれば、「五条悟の真似して、女子生徒のスカートを履こう」と思う男性教師はいないと思います。

ちなみにググったらこのエピソード、やっぱり放送当時にプチ炎上していたみたいですね…

「男がスカートを履くのは笑える、というのがジェンダー差別」という意見と、「セクハラ」という意見とがあったようです。

こういう風に思う側の人は、気にしない人のことを

「無神経、他人が傷つくことを想像できない人」

と見下しがちだし、それを野放しにするといつまでも世間が変わらないから排除すべきと思っていることが多いんですよね…

なので、「別に観なければ良いじゃん、うるさい」みたいな意見は対立にしかならない。
この件の正解は人それぞれ違うというか、「倫理」か「道徳」かの違いみたいな部分もあり、現時点で0か100の結論を出すことでは無い気がします。

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まぁ相手が嫌がる行為だと分かる演出はされていたのだし。

それでも「のび太がしずかちゃんのお風呂をのぞくシーンは害悪」とか思うタイプの方々からは、絶対に許されないかもしれないけど…

気にしない派が圧倒的多数だったら、少数派は黙るべき、というわけでもないから、観る側が選択するのがベストだろうなとは思います。

こういうので「日本は遅れてる」とか言う意見もよく聞くけど、そんなのアメリカとか海外ドラマや映画観てたら出てくる話でもあるし…

比較的「呪術廻戦」は今時の感覚を取り入れていて、男女平等の精神で闘ってるのが良いなと思うんですが、古典的ギャグをどこまで許容するかの線引があと10年くらいでまた変わりそうにも思えますね。

正直に言えば、私は本当に上記のシーンは全然気にならなかったし、これを観て真似をしようとする人、傷付く人が出てくるとは思えません。

未成年の喫煙シーンなどもよく話題になりますが、順平の額に根性焼きがあったことなども考えると、深夜アニメなので割と原作にそのまま忠実にアニメ化されているのでは?

ちなみに私が子供の頃の漫画だと、不良の高校生はアンパン(シンナー)吸って歯が溶けてましたけどね…

スケバン刑事とか子供の頃真似して遊んでいたけど、実際にその年齢になった時には流行も変わっていたし、スケバンとかダサいって時代になってたから、実生活での影響は受けていません。

こういう創作物の影響を学生時代に受けるっていうのは確かにあって、「炎の蜃気楼」のパーラメントを真似して買う子はいたけど…

「子供に悪影響が、とかいう人は、ちゃんと我が子の教育を自分でしろ」論もありますが、私は子供がいないので何も出来ないけど…

実体験からすると、そんな悪影響を簡単に受けるかどうかなんて、親の教育というより本人の育ち方次第かな〜とも思いますね。

あ、でも思い返すと我が家は「志村けんのだいじょうぶだぁ」とか「下品な番組は見たらダメ」という家庭ではあったなぁ。

そういう部分をどこまでアリにするかナシにするかは各家庭次第であり、やはり放送する側に求めすぎるのは違うかもしれませんね。

それでもダメなものはダメ、と思う部分もあるけど。

今回気になったシーンは、Twitterで検索するとポツポツと不満の声もあったので、それを反映してBlu-rayに入れない、なんてことにならなくて良かったなぁとは思います。

Amazonプライムとか配信系でも普通に流れてるし。

気になってた人も、「所詮漫画とアニメだし、五条カッコイイからギャグとして流そう」と思ってくれたら良いな…


第7話 急襲

じゃないと「おそ松さん」の1期1話みたいに、配信も円盤化も無しになるケースもありますしね…

今後海外で「呪術廻戦」の吹き替えアニメが放送されるようになったら、何か改変されたりするのかな?

そこは気になるなぁと思います。
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