「#呪術廻戦 」#五条悟 を鉛筆で模写するポイント~元美大生が教える講座

2021年03月01日
美術・デザイン 0

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土日で2枚、アニメの五条悟を模写してみました。

昨日のがこちら



今日のがこちら



それぞれアニメを一時停止して、2時間くらいかけて描いたかな?

こんなのやるの学生時代振りだよ…

100均で買ったスケッチブックに、手元にあったテキトーな鉛筆をカッターで削って、普通の消しゴムを使っているため、結構色のノリが悪いです…

本当なら水張りしたコルトンで、スタッドラーもしくはユニのB~4B使った方が描きやすいはず。


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まだアニメーターさんの線の癖も掴めていず、満足とは言い辛い出来なのですが、中高生くらいとかでまだ絵を描くのに慣れてない人にコツは教えられるかなーと思ってネタにしてみましょう。


基本 画力はあまり関係ない

模写には画力はあまり関係無いというか、物の位置と明暗を算数のように機械的に捉えれば、大抵の人は描ける


これは学生時代から周囲を見ていてわかったことですが、模写はめちゃくちゃ上手いのに、オリジナルの絵がド下手という人もいます。

基本的には美術のデッサンやクロッキーに似てるんですが、あちらはオリジナルの線のライン、どこをポイントに見せたいか自分で判断するのに対し、模写はあくまでも元絵を描いた人の特徴を捉えるのが目的。

オリジナルの絵がまだグチャグチャとしていて上手く描けない内は、模写をすると上達すると言われています。

トレースだとまた違うんですよね。

漫画家の清水玲子は、歌舞伎などの映像を観ながらスケッチをして絵の練習をしたそうですが、それはクロッキーに近いと思います。

自身の目を通して、その姿の美しいと思うポイントを魅力的に描き起こすのがクロッキー。

作画者のクセを掴むのが模写。

オリジナルは、ある程度デッサン力を身に付けた上で、自分らしい他の人とは違う絵を描けるようにならないといけません。

順番としては、模写→クロッキー→オリジナル

の練習をするのが、本当に上手くなりたい人には良い順番かな?


描き方

このシーンを描きたい、というところでテレビ画面を一時停止し、紙面に対して軽い線で輪郭、目の位置、手の位置などをザザっと描き、そこからバランスを見て調整します。

紙面より上下左右ズレた位置に顔を置いてしまうと、後から辻褄が合わなくなるので。

で、大体決まったところで目、鼻、輪郭、髪の毛、手の角などのポイントをザッと描き、位置関係を再確認。

例えば、目の長さと鼻の長さの対比、耳の位置は目より上から始まり、耳の下で終わる。

唇の位置は鼻と顎の間のどこまでの長さか?

手はどこから始まり、輪郭と髪の間にどのくらい距離があるか?

口の長さは輪郭の中でどこまでを占めているか?

この調整のために何度も線を引き直し、絵を自分から遠ざけてテレビ画面の横に置き、見比べます。

こうやって離れて自身の絵を見て客観的に捉えるのは、美術系のガチの絵かきも必ずやることです。

元より面長だったりすると印象がかなり変わってしまいますから。
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ポイントの描き込み

五条悟のポイントはやはり目と睫毛。

左目と右目の眼球の大きさ、睫毛の長さ、黒目の大きさ、その中の点や線や光の位置を見ながらザクッと描き込み、鼻筋や輪郭も再度見直し。

ちなみに耳たぶはややとんがり気味、唇は微妙に直線と曲線、線の溜めに特徴があり、これを捉えるのが大変です。

また、目にさりげなくかかる髪の毛の位置も色気のポイント。

目を描き込み、上から消しゴムで髪の毛部分を消し、再度際を描き込みます。


陰影の描き込み

元はアニメ絵なので影がありますね。

この中で1番暗い部分はどこで、鼻の影、目の影はどこまで繋がっているのか見極め、それにより目鼻口の位置が合わないなら再調整。

まぁこの作業は主線を決めながらも軽く行います。

最初に1番濃い部分をザッと塗り、中間部分も塗り、余計に塗りすぎた部分は消しながらバランス調整。

ここで再度絵を離してテレビ画面の横に置いて観察。

目の中の光はポイント高いので、そのが白く残るよう注意しながら、でも線が強く残らないよう調整。

これはちょっと見たままで描ける部分と、立体構造を理解しているかが問われる部分ではあります。

どこが奥で、どこが手前か?隠れている部分はどこと繋がっているのか??

を意識しましょう。


仕上げ

1番黒い部分を線の方向を意識しながら塗ります。

色ベタにならないのが鉛筆の良いところ。

服はどちらに引っ張らてれるか?

とか、どこまでテキトーな感じでガシガシ塗るか、は感覚で。

私は2枚目のやつは暗いシーンだったので、顔の中は軽く塗った後指でこすってます。

それにより目の中の白を引き立てたかったので。


難しさのポイント

私の学生時代と違い、今の絵は目や鼻の描き方の流行が変わっています…

特に五条悟のニヒルな唇の形の線は捉えにくいですね…

下唇と上唇の線が曲線、カーブ、溜め、それぞれ個性があり、一旦下唇の中央で軽く凹むけれど、でも急すぎず柔らかすぎない。

ここはもうスケッチブックを回転させたりしながら何度も描き直したけど、難しかった…

絵の大きさによりますが、人それぞれ手のストロークで引く線の長さやラインのクセは違います。

それを他者の特徴に合わせるのは難しいです…

そして髪の毛の形は本当に私には難しくて、「とりあえずこの顔にかかる部分だけはキチンと残そう…」みたいな感じでザックリとしかまだ描けません。

ある程度描いて、消しゴムでライト部を作り、消えた主線を描き起こす、くらいしかしてないのがまだ反省点かなぁ。


模写する楽しさ

Twitterを検索すると、お気に入りの五条悟のアニメシーンのスクショを投稿している人がたくさんいます。

が、これは明らかに著作権違反となります。

模写も著作権違反の対象ではあるのですが、アニメそのままよりはまだグレーゾーン。

もちろん、その模写を販売したらNGですが。

実力ある絵師さんたちが素敵な皆んなが好きなシーンは既に描いているため、その方々と張り合うのは難しい。

となると、まだあまり人が描いていないシーンを描くのもアリ、かな。

ま、結局皆んなが好きなシーンは同じですけどねぇ。

模写をすることにより

「あ、五条悟の目の中って、こんな風になってるんだ。

まつ毛の形はこんな風なんだ」


と認識できるのは、じっくりと絵を見て模写するからこそ気付くところ。

色んな呪術廻戦のグッズは出ているし、素敵な五条悟の絵のものもあるし、二次創作でも素敵な絵はたくさんあります。

でも鉛筆で自分で描き起こすのも楽しいですよ~。

私はペンタブもフォトショップも使えるから、本気でアニメの絵をトレースして再現!とかも出来るけど、それをする気はありません。

また、あんまりデジタルのカラーは好きでは無いので、鉛筆で描くのが好きかなぁ。

水彩っぽいキレイなカラーとか、色ベタを上手く使ったオシャレな二次創作をしている方もいますけどね。

私の場合は漫画絵はもう20年くらい描いていないし、美大を出たのもはるか昔のことですが、久々にこういうことするのも楽しいな~~~と思ってやってしまいました。

だってーアニメ週1で観るだけじゃ、繰り返し観るだけじゃ、愛情の持って行き場が無いんだもの…

と思って友人に模写絵を送ったら

「美大生らしい愛情表現w

美大生って、そういうことするために大学いった説あるよね」

と言われました。

お前だって美大出身のくせにっ!

ではもうちょっと五条悟を描いたり、今度は他のキャラも描いてみて、上達したらまとめて掲載しようかな~と思っています。

ご興味ある方の参考になれば~。

※21話観たので追加

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