五条悟と夏油の過去編(原作8~10巻)ネタバレ感想~アニメのクオリティの高さを実感
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アニメになるのを待つか悩んだのですが、
「2期で過去編まで入り切らないから、多分映画化か3期までアニメ化はされないだろう」
と予想している人のツイートが多く、そうなると何ヶ月どころか来年以降まで待たないといけないかもしれない…と思い、待てないと判断。
ちょっとネタバレサイトで過去編の内容は読んじゃってたんですが、でも掻い摘んだネタバレサイトだと五条悟の当時の顔がちゃんと見られないし…

呪術廻戦 8【電子書籍】[ 芥見下々 ]
漫画喫茶で読もうかなとか、レンタルしようかなとか考えたのですが、Renta!だと「無期限レンタル」というコースしか無いんですね?
無料立ち読みでチラ見するのには良いけど、買うのと同じ値段ならクーポン使える楽天KOBOで…と思いましたが、この辺は普段どこのサービス使って読んでるか人それぞれかもしれません。
Renta!は1巻の無料サンプルはページ数増量しているのでオススメ。

漫画喫茶は、近くにあった店が会員制だった上に、もし入っても他の人が読んでる最中だったらストレス溜まりそうだなぁと思って止めてしまいました。
ブックオフで買うのも考えたけど、緊急事態宣言中なのに人出が多いと言われているだけあり、店内がめちゃくちゃ混んでてやはり止めることに…
お金をキチンと払う方が作者にも良いこと、と思い、でもとりあえず五条悟の過去編だけ読めるよう、事前にネットで「五条悟の過去編は8~10巻」と書かれているのを調べた上でポチッ。
8巻の大部分がその前のお話だったら嫌だな~と勝手なことを思ったのですが、半分以上が過去編だったので良かったです。
そしてネットで「過去編は唐突に始まった」と言われているだけあり、本当にいきなり話が切り替わっていてビックリ。
で、ダーッと一気に8~10巻を読み、設定は理解しました。
五条悟と夏油が任された仕事は、少女を守ること。
しかし敵対した伏黒パパに少女は殺されてしまう。
伏黒パパを五条悟が倒した後、夏油は彼の強さと自身について考え、非術師のために働くことの意義を見失い、そして事件を起こして敵対することを選んだ。
ということは分かったのですが…
うーん、先にアニメを観ている分、
「漫画だと、術の説明が理系っぽすぎて頭がついていかない!
週刊誌ならではなのか、話の展開がブツブツと途切れるように進んでいき、キャラの見せ場の余韻が感じられない。
絵はキレイなのだけど、でもアニメのような色気は無い」
と思ってしまい、改めて
「アニメって分かりやすく、なおかつ魅力的に仕上げられているんだな!」
と、制作会社の良さを実感しました。
現在は最強の五条悟が、伏黒パパにボコボコにされたり、まだ術を使いこなせていない頃を読めたのは良かったです。
あと夏油との掛け合いは、腐女子な気持ちで見てしまいますね。
でもやっぱり、コレを私はアニメで観たい…
コメント欄で「制作会社のMAPPAは、『ユーリ!!! on ICE』『進撃の巨人 The Final Season』も手掛けたところです」と教えて頂いたんですが、なるほど納得!
ネットで検索した時は「この世界の片隅に」を手掛けた会社という情報だけ見てたんですが、そこから様々な作品を担当している会社だったんですね。
この世界の片隅に
「この世界の片隅に」は映画館で観ましたが、確かにすごく良かったなぁ。
漫画を読むのは好きですが、アニメと比較すると、やはり別物なのかなぁと思えてきました。
原作の方が良いパターンもあるし、アニメの方が良いパターンもあるし、両方良いパターンもある。
ただ私に関して言えば、少年漫画は原作よりアニメの方が入りやすい気がします。
「進撃の巨人」も途中まで原作を読んでいましたが、アニメと比べるとバタバタと言うか、ブツブツとシーンや感情が切り替わるように感じてしまったんですよね…
基本女性漫画家の作品しか読まない上に、新規開拓を全然していないので好きな漫画家に偏りがありますが、
私の好きな漫画は「セリフの無いコマの表情、コマ割りの余韻で溜めを作り、より感情移入させる」という特徴がある気がします。
で、「呪術廻戦」のアニメにもそれを感じるのですが、原作だとあまりそれを感じませんでした。
でも少年漫画でも、井上雄彦や浦沢直樹の漫画には溜めがあったので、バトル漫画のノリに私が慣れていないってことなのかも。
五条悟が戦っているところは、やっぱり読みたい…
先にアニメを観てしまったが故の性で、漫画を読みながら脳内で声優さんの声を当てはめ、白黒の絵でもカラーにする、という作業をしてしまいます。
長らく漫画絵は描いていないけど、そりゃ絵師さん達はお気に入りのシーンを自分でカラーにしたくなるでしょうねー。
そう思わせるくらい、アニメの絵はやっぱり白黒より情報量が多くて魅力的!
声優さんは全然詳しくないのですが、あの声と言い方の間合いが色っぽくて、そこにも惹かれてたんだなぁと実感しました。
3/17(水)発売『#呪術廻戦』Vol.3 BD&DVD初回封入特典 スペシャルドラマCDの一部試聴がスタート!小説『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』より「反魂人形」をボイスドラマ化!出演はジャケットと同じく七海建人(CV #津田健次郎)、五条悟(CV #中村悠一)!
— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) January 30, 2021
一部試聴はこちら→https://t.co/u5US0tQsZn#呪術廻戦 pic.twitter.com/9phGO6jxRJ
早くアニメ化してって思っても、そんなのあのクオリティで速攻作るなんて無理なことは分かっています。
ストーリーの続きが気になるなら、やはり原作を買って読んだほうが良い。
しかし今、この勢いで最新刊まで買って読んでも、原作はまだ終わっていない…
ジリジリと続きを待つなんて、辛い…
そう言えば大昔は「幽遊白書」のアニメにドハマリしていたんですが、当時は毎週アニメが続くのが普通だったのに、いつから1期とか2期とか区切るのが当たり前になったんでしょうか?
アニメが原作に追いついてしまって、オリジナルの話で間を繋ぐ、なんてことが多かった気がするんだけど。
結局原作が終わる前にアニメが終わり、原作とは別のお話になってしまうなんてのは昔もありましたね。
だったら原作が終わるまで待ってからアニメ化してくれよ…
と思ってしまうのだけど、それだと盛り上がりの相乗効果が無くなるんだろうし、難しいところ。
「鬼滅の刃」は良いタイミングでアニメが始まり、映画を挟み、原作を終えたんだろうなと思います。
「進撃の巨人」のアニメに関しては、2期と3期の間に結構気持ち離れちゃいましたもん。
でも今FINALになってまた気持ちが再燃した上に、もうすぐ原作が終わるということなので、その辺の計算をしながら進めるようになっているなら良いですね。
ドラマでも原作が終わってないのに実写化し、結末が変わっちゃうとかよくあるしなぁ。
それはそれで、どっちの終わり方も良いと言われるものもあるけど、そうなると二次創作だよなぁとも思ってしまいます。
とグダグダと昔のことを思い出しながら、「呪術廻戦」の原作をこの勢いで買うか迷っているわけですが、多分買うな…私…
宿儺とかも気になるわ~。
ちなみに、昔のことを思い出していたら改めて「25年前くらいに『X』を描いてたCLAMP、やっぱりすごいな」と思いました。

X(1)【電子書籍】[ CLAMP ]
「呪術廻戦」は王道で作られているとWikipediaで見ましたが、東京都内で術師が戦う、式神の犬や鳥が出てくる、とかを最初に読んだのは「X」でした。
東京と京都に支部があるって言うのは、同じくCLAMPの「東京BABYLONE」で読んでたので、「呪術廻戦」の設定もスッと入ってくるんですよね。
「X」は残虐なシーンと社会情勢を鑑みて連載ストップ状態になったままだと言われていますが、今ならもう結構グロい漫画やアニメもまた増えているんだし、再開して欲しい…というか終わって欲しい…
と、「呪術廻戦」を観ながら思っているアラフォー世代、結構いるんじゃないでしょうか?
いやー子供の頃からアニメや漫画は好きだったけど、この年齢になってもまだハマるとは思わなかったわぁ。
素晴らしいアニメは、やはり日本の宝!
原作もアニメも、この勢いのまま最後まで突っ走って欲しいなと思います。
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