アメリカの差別対象はユダヤ&インド&ロシア&中国&ゲイ&女性&外見!?「ビッグバンセオリー」S1~10ネタバレ感想

2020年11月04日
英語が苦手な大人のTOEIC勉強 0

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Netflixで「ビッグバンセオリー」のシーズン6から10まで観てどハマりし、Amazonプライム・ビデオでシーズン1から観ることに…

Netflixはこういう、途中までしか放送していないドラマが多すぎるのが難ですねぇ。

毎日数話ずつ観て約1ヶ月半かけ、昨日やっとシーズン1~10全てを観終わりました!

「ビッグバンセオリー」シェルドン(Jim Parsons ジム・パーソンズ)が可愛い!

以前同僚から「HULUで『ビッグバンセオリー』を観てるんだけど、面白いよ!」とオススメされ、シーズン1を途中まで観たことがありました。が、その時はイマイチ、シットコムと言われるアメリカのコメディのノリについていけず、字幕を読むのも面倒になってしまったのですが…英語の勉強を始めてから、やはり英会話の勉強にはアメリカドラマ、特にシットコムのビッグバンセオリーがオススメという記事をよく見かけるため、Netflixで昨...


後は、まだ日本では「スーパー!ドラマTV」でしか放送されていないシーズン11、12を観たら完結となります。

ネット上では9月から他のサブスクでもシーズン11が公開されるのでは?という予想がありましたが、まだ無し。

こうなると日本語字幕無しでも、輸入盤の円盤を買って観るべきか迷う…んですけど、何しろ天才たちの物語なので専門用語の英語がちっとも分からないんです…

いざ円盤を買って、その後すぐにサブスクで公開されても何だしなぁ。

でもでも、シーズン10はシェルドンがエイミーにプロポーズをしたところで終わっていたので、早く続きが観たい!

ということで、やはり輸入盤をポチることにしました…安いしね。


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1シーズン25話近くあり、それを10シーズン分観て改めて、これだけ笑えるコメディ番組を作り続けられていたことに、本当に驚くというか、いっそゾッとしました!

シーズン1の最初の頃からシッカリと各キャラクターの設定が出来上がっていて、そこからブレず、中だるみもなく、でも少しずつ登場人物たちの気持ちが変化したり、成長していく過程を見守れるのが良かったです。

このドラマのネタバレ感想を書いているブログは、さすが大人気ドラマだっただけありとても多いんですが、私は個人的に少し気になっているところがあります。

それは「ナチュラルに差別をネタにし、笑っているエピソードがとても多い」ということ。

と書くと嫌なレイシストものに思えてしまうのですが、キチンと登場人物たちは差別発言の後に

「それは不適切だよ」

と忠告をするシーンもあり、確信犯でやっていたことは確かだと思います。

それでも、アメリカは日本よりも差別に対して表現に慎重になっている印象があるため、「こんなに差別を口に出すんだ!」と驚きました。


一番多かった差別のシーンは、仲間のインド人ラージに対する「インドの汚さ&肌の黒さ」ネタです。

私は英語の勉強を兼ねて観ていたので、なるべく字幕を読むだけれではなく、ヒアリング出来るよう集中して観ていました。

なので字幕では「こんな散らかった部屋じゃ、ラージに失礼よ」「彼なら大丈夫だよ」というやり取りでも、実際には

「彼はインド人だから、部屋が汚くても大丈夫だよ」

という、インドの汚さを揶揄している会話だったことに気付きました。

日本語字幕だけを読んでいたら、まるで「ラージの性格なら、部屋が散らかっていても気にしないよ」って受け取れてしまうんですけどね…

肌の黒さに関しても「ラージの肌の色なら汚れても気にならないよ」なんてやり取り、何度もありました。

仲間たちがあまりにインドを揶揄したことを言うと、さすがにラージも「それは差別的だよ」と批難していましたが、それで喧嘩になるようなことはありません。

ラージの専門は天文学でしたが、彼の場合は研究内容よりも、女性と話せないとか、親の仕送りで暮らしてるとか、女性っぽすぎる趣味とか、そういう部分が強調されていて、それはそれで可愛いキャラだったとは思います。


他にも笑いのネタにされていたのがユダヤ人のハワード

私はデヴィッド・コレンスウェットにハマるまで、アメリカの中でユダヤ人が特別視された存在だということを知りませんでした。

大体ユダヤ人と言えば「男子の割礼」がネタにされがちですね。

そういうネタもあったし、ユダヤ人は家族仲が良いと言われているだけに、ハワードはマザコンキャラとなっていました。

ことあるごとに「〇〇なユダヤ人」という、一々ユダヤ人を付けて会話をするシーンが多かったのには驚いたのだけど、思い返せば他のアメリカドラマでもユダヤ人は「他宗教の人」として別枠扱いされているシーンを時々観ます。

ただユダヤ人って弁護士や医者など高給取りが多いんだそうですね。

確かに私の推しのデヴィッドくんは、両親は弁護士でお姉さんもロースクールを卒業しています。

David Corenswet(デヴィッド・コレンスウェット)は、高学歴&家族と犬猫大好きの超絶イケメン俳優

ここ3日David Corenswet(デヴィッド・コレンスウェット)の出演作を観つつ、彼のことを調べていました。 この投稿をInstagramで見る So I’m told it’s standard NOT to receive a free dog in these circumstances, so all we’ve got are these rad pictures of me THINKING about a free dog. Thanks @Vmagazine, it’s a Vcool spread in the Fall issue (and I’m totally cool with the dog thing). Wonderfu...



ハワードに対しても友人たちが「親戚に弁護士いるだろ?」と質問し

「何で俺の親戚に弁護士がいるって思うんだよ!?ユダヤ人だからか!?

まぁ、従兄弟が弁護士だけどな」


と返すシーンがありました。

調べたら、ユダヤ教の教え?と法律のシステムってとても似ているし、親が子供をキチンと教育する傾向があるのだとか。
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他にも頻繁に出てきたのは「中国人を蔑視する発言」

シェルドンが曜日ごとに何料理を食べるか決めているため、その中に中国料理の日があるのですが、店員さんや料理、メニューの誤字を揶揄するシーンが何度か出ていました。

また、「前に好きだった彼女は、北朝鮮に亡命しちゃったんだよ」という、北朝鮮をネタにしたギャグもあってビックリ。

欧米人はアジア人を差別している、と言われますが、それだけではなくロシアも差別対象だと知りました。

ハワードが宇宙飛行士としてロシアのロケットに乗ることになるのですが

「ロシアが作ったものなんて信用出来ない!」

と、最初はロシア製のロケットに不信感を抱くんです。

結局ロシア人の同僚からハワードはイジメを受けますが、ロシア人側も「こんなヤツの国に戦争で負けたのか」と揶揄していて、そんなブラックジョークは日本では聞いたことなくて驚きました。

多分、島国の日本はいつまでも原爆と敗戦のイメージを強く持っているけれども、彼らにとっては戦争は「たくさんあった出来事の一つ」でしかないんでしょうね…

しかもアメリカは「俺達はこうして戦争に勝った」を武勇伝として語るらしい、というの、ドラマ「SUITS」でも観てました。


ちなみに日本もたまに話題の中に出てきたのですが、日本を差別する発言をしたのはシェルドンの母親だけでした。

テキサス州から来たシェルドンの母を友人のレナード達が寿司屋に連れていったのですが

「イマイチだったわね。あと、あのサムライ文字が…」

と言い、速攻でレナードに「不適切な発言ですよ」と指摘されたため

「じゃあ、あのカンフー文字が…」と言い直したら、またも「それも不適切です」と笑顔で指摘される、というシーンでした。

多分漢字のことを言っていたんだと思うけど、カンフーは日本ではなくて中国だと思う…

でもシェルドン達の大学には日本人の研究者も一応いたり、シェルドンが

「日本のAI技術はすごい」

と言ったり(シェルドンは滅多に他人を褒めない)、彼らがオタクなのもあって割と親日な発言をしていたと思います。


他に気になったのは、シェルドンやラージが「ゲイなんじゃないか?」と疑惑を持たれ、それを笑いながら否定するシーンが何度かあったことです。

特にハワードとラージは仲良しだったので「結婚するなら2人だと思っていた」と言われ、複雑そうな顔をするシーンが何度かありました。

大前提として「僕はゲイじゃない」と当然のように言うシーンがチラホラあったけど、でもシェルドンを演じているジム・パーソンズは同性婚をしてる方なので、ネタとしてゲイを使っているのは驚いたかな。

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TBH, that felt even better than I thought it would. I ❤️ NY, I ❤️ 🇺🇸

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そして女性としてやはり気になったのは、

「男がどんなに家事が出来ても、付き合ったり結婚したら家事をするのは女性。

例え女性の方がお金を稼いでいても、当然のように女性が家事をしなければならない」


という、今のSNSだと叩かれそうな状況が普通にドラマ内に出ていたこと。

朝ヨガをペニーがしていた時にレナードが起きてきて「朝ごはんは?」と聞くと

「あ、ごめん、すぐに用意するわ」

とペニーが答えるのですが、大学で研究職をしているレナードより、製薬会社で営業をしているペニーの方が倍以上稼いでるのです。

しかもレナードはずっとシェルドンと暮らしていたので、料理もちゃんと出来る、むしろペニーより料理上手だというシーンも交際当時は出ていました。

身の回りのことを全てママにやってもらっていたハワードが、その後は妻のバーナデットに全部やってもらおうとする、というのはまだ納得…だけど…

でもこの2人も、バーナデットの方が断然稼ぎが良いという設定。

二人の間に子供が生まれた後は、仲間内のラージとスチュアートが積極的に育児を手伝っていましたが、そういう「男性が介護や育児を手伝う」のは笑いとしてアリだけど、夫はやらないという不思議さ…


また全体のストーリーを通してよく分かったのは

「日本人はお世辞を言ったり、答えを濁したりしてハッキリものを言わない。

でもアメリカ人は自分の意見をハッキリ言う」


という風に言われているけど、このドラマ内では全くもって日本人もアメリカ人も大差無いことが分かりました。

何でもハッキリ言いすぎるシェルドンは、皆んなから本音と建前を使い分けるよう注意されまくります。

欲しくないプレゼントをもらっても、曖昧な笑顔で「…あ、ありがとう…」と言い合ったりもします。

気まずくならないように、本音をオブラートに包んで伝える、というシーンは何度も出ていて

「あれ?アメリカ人なんだから、もっとハッキリ言わないの?」

と何度も疑問に思い、そして「やっぱり人間、どこの国でもコミュニケーションの基本は変わらないのかな」と思いました。


そんな風にアメリカの生活を覗き見するような部分もありながら、とにかくオタクの天才たちが巻き起こすドタバタした笑えるシットコムだったビッグバンセオリー。

いや~最高に面白かった!

恋愛メインなドラマだったら嫌だな、と思っていたけど、恋愛要素もありつつも、ほぼシェルドンのコメディショーで構成されていましたし。

アメリカの州も、それぞれ都会と田舎で偏見を持ち合っていることが分かりました。

テキサス出身のシェルドンは、「生まれ故郷はどんなところ?」と聞かれて「地獄」と返してたり。

そしてこのドラマの肝となるのは、登場人物それぞれが親子関係でトラウマを抱えていた、という部分だと思います。

飲んだくれでロクに働かないまま亡くなったシェルドンの父親。

家族を捨てて家を出、別の家庭を作ったハワードの父親。

心理分析の研究のために我が子のレナードに冷たく接した母親。

ハワードとラージの両親は途中で離婚し、更にシェルドンの母親とレナードの父親が恋愛関係になりかけたりもします。

そういう「普通ではない家庭環境」とか「天才過ぎてイジメに遭った幼少期」とかが、彼らの絆でもあって、笑えるようで笑えない部分もありました。

全体を通してみたら、やはりどんなに厳しくされても、ママとばあばに甘えまくっているシェルドンが一番幸せな子なのかなぁ。

レナードの身長が低いことがずっと馬鹿にされてたり、そこまで昔のドラマではないシーズンでも

「?え?こんな差別的な言葉を、こんな人気ドラマで使うの?」

と思うシーンはありましたが、でもそれが本当のアメリカなのかもしれませんね。

だからこそ、差別に対して激しい抗議があったりするんでしょう。

日本人は中韓に対してSNSで匿名で揶揄した発言をしても、ドラマなどでは絶対にこんな風にネタになんて出来ませんから。

そういう意味でも、アメリカって唯我独尊な意識が強いのかなぁと思ってしまいました。

それでも、このドラマはそういうレイシストな部分をキチンと、冷静に指摘するシーンが含まれています。

「こういう差別は世間ではあるけど、でも、ダメなんだよ」

と笑いながらでもキチンと伝えようとしている。

そこが素敵なドラマだなと思いました!

さて、U-NEXTで観られる「リトル・シェルドン」も観たいな…

Amazonプライム・ビデオだとレンタル扱いになるから、U-NEXTに一ヶ月入った方が安く済むんですよねぇ。



今更ながらにハマったために、身近に「ビッグバンセオリー」の話を出来る人がいないのが寂しいのですが…

でもまだ観たこと無いという方は、是非是非ご覧になってみてください!

結構いろんなサブスクで観られますので!

そして改めて、差別とか天才とかオタクとか女性蔑視とか、「日本以外の国の現状」を知る機会にするのも、良いんじゃないかなと思います。
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