LGBT謝罪の足立区議員もビックリ!?フィンランドの34歳女性首相サンナ・マリン(Sanna Marin)の両親は同性カップル

2020年10月20日
女ですもの 0

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Twitterを見ていたら、フィンランドの首相サンナ・マリン(Sanna Marin)が炎上していたことを知りました。

私、このニュースを見るまでフィンランドの首相が34歳の女性だと知らなかったのですが、スゴイですね!

炎上したのは彼女が雑誌でインナーを着ず、素肌の上にジャケットを着ていたから、です。

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Ylpeänä esittelemme: lokakuun Trendin kannessa loistaa mieletön @sannamarin 💪🖤⠀ ⠀ Pääministeri Sanna Marinilla on eturivin paikka esimerkkinä, esikuvana, asioiden muuttajana ja vaikuttajana. Työ on paineistettua, mutta hyvät unenlahjat ja rautaiset hermot auttavat. Mutta Marin tunnustaa myös, että uupumuksen tunteet saattavat tulla myöhemmin:⠀ ⠀ ”On selvää, että nämä vuodet jättävät jälkensä. Tämä ei ole tavallista työtä eikä tavanomaista elämää vaan raskasta monellakin tavalla. Voi olla, että paine ja uupumus kertyvät ja tulevat myöhemmin. Tilanteissa on ollut pakko laittaa tunteet sivuun, mutta kyllähän ne kasautuvat.” ⠀ ⠀ Lue kiinnostava haastattelu kokonaisuudessaan tänään lehtihyllyille saapuneesta Trendistä! Antoisia lukuhetkiä! 💎 ⠀ ⠀ Kuva: @jonaslundqvist⠀ Tyyli: @suvipout

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この衣装に「首相としてどうなんだ!?」と言う男性と、「素敵だと思う」と言う女性が出てきている、というお話だとのこと。

雑誌社としては、「今まで同じような服装をした女性を掲載したことが何度もあったけれど、こんなに議論が起こったのは初めて」と語っているそうです。



日本のハフポストはこのCNNの記事を元に、より日本人向けにジェンダー炎上ネタ化しようとしたタイトルを付けたようですね。



ただ実際にCNNのニュースを読んでみると、日本語版のハフポストはところどころ省いたり、他のマリン首相に賛同する投稿を掲載したりしていて、そしてCNNよりも多くのリプが付く現象が起こっています。

私はこの炎上には2つの価値観の違いがあるのでは?という気がします。

1つは「女性がこんなに肌を露出するのは良くない」、もう一つは「女性の首相がこんなに肌を露出するのは良くない」

どちらも「女性」だからこそ起こる論争でしょうが、でもハリウッド女優などがもっと露出が多いドレスを着ているところなんて、いくらでも見かけます。

日本のモデルでも、VOGUEでセクシーにカッコいい服を着こなしている女性は多いですし。

こういうロックスターをイメージした表紙でも、同じように胸元の空いたジャケットを着ているモデルさんが出てるけど、炎上なんてしませんよねぇ。


VOGUE JAPAN (ヴォーグジャパン) 2017年 10月号

ただ、私はこの話と「首相なんだから」という話は、ちょっと別なのかなとも思います。

露出していなくても、日本の安倍昭恵さんのドレスはSNSで炎上しましたし…

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肌の露出に関しては、ちょっと日本と海外では価値観や宗教観、スタイルが違うこともあり、一概に比較することは出来ません。

胸の大きなビリー・アイリッシュは、むしろ体のラインを隠すようなダブダブの服を着ることが多いと言われています。

「どうして?」と聞かれた時には「男性をドキドキさせないためよ」とウィットに富んだ回答をしたそうですが、アメリカの女性は日本人のように「可愛い」ではなく「セクシー」を求めるとも言います。

敢えて服を脱いでいき、最後の一枚を脱ぎながら水に入る映像、というのも公開しているのですが、彼女はそういうやり方で「敢えて隠すのも自由」という主張をしています。



てか18歳の女の子に露出を求める世間の方が、どうかと思うけどね?

ドラマ「SUITS」を観ていても、本家のアメリカでは女性陣がめちゃくちゃセクシーに着飾っているのに、日本版はOL系のコンサバとか可愛い系のファッションだったので、ちょっとガッカリしました…

こういうジェンダーの話をし始めると「女は露出が多くても少なくても、好きな服を着て良い」という話になるのですが、それはそれで私には謎。

TPOに合わせた服装、つまりドレスコードというものは、ある程度マナーとなっていますから。

私はサンナ・マリン首相の衣装は、雑誌なんだから良くない?と思います。

でもこの服装で男女混合の討論会などをしていたら、ちょっとビックリするかなぁ。

静止画なら気にならないけど、横に座っていたら「チラッと見えそうで気になる…」とは思いそう。

それは女性だけでなく、相手が男性でも同じです。

ジャニーズアイドルのように素肌にジャケットを着た人が仕事の打ち合わせの場にいたら

「…マジか…気になって集中できないよ?」

となるので…
さてサンナ・マリン首相のことを知らなかった私は、まずは彼女のWikipediaを見ました。

そして、彼女の両親が離婚をした後に、母親が女性と同性婚していたことを知って「さすがフィンランド!」と驚いちゃいました。

ただその生活は決して裕福なものではなかったようで、彼女は店員の仕事などもしながら政界に入っていったそうです。

そして、そんな彼女は昨年末にエストニアの内相から「売り子」と中傷され、あわや国際問題となりかけて謝罪したというニュースも出てきました。



うーん、よく日本人は「海外は進んでる、日本は遅れてる」と言うけど、どっこいどっこいのところもあるよね…

私は「相手が女性だと強気に命令する男」というのをよく見ます。

同じことを男がしていても怒らないけど、女だと怒る。

同じように「相手が女性だと陰口を言うけど、同じことを男性がしていても気にしない女性」というのも、よく見ます。

新入社員の時は、掃除をしない男性同僚は何も言われず、私ともう一人の女性同僚だけが

「洗い物が溜まってる、ちゃんとして!」

と女性の先輩に文句言われてたなぁ…

男性からしたら「女性だけ文句言われなくてズルい」と思うこともあるでしょう。

例えば、私はノーネクタイでも、夏場に長袖スーツを着なくても、革靴を履かなくても問題ないし。

露出に関しては、男性だって職場にタンクトップで脇毛ボーンっでは出勤出来ないだろうし、シャツのボタンを開ける数だって気にしますよね。

(イケメンのシャツのボタンが多めに開いてるのは、女子は大好物ですが…但しイケメンに限る、となります)


服装のTPOの話と、似合う似合わないの話と、性差の話は別物。

個人的にはアメリカのニュースよりも、日本のハフポストの炎上のさせ方の方が気になりました。

だってさー大阪の府知事が素肌にジャケットで胸元見せながらイソジン持ち出したら、皆んなネタとしか思わないでしょ?

でも彼がファッション誌でそういう格好をしていても、企画にあっているならそれで良い、かも?

私はあまり好みではない人なので、だったら小泉進次郎の方がまだ…と思うけど。

でも小泉進次郎もテレビ番組でこんな風に胸元開けてたら、SNSで叩かれそうだなぁ。

ので、私はこの件はやはり性差だけの問題じゃないと思います。

だからこの話だけだったらブログに書く気はしなかったけど、それよりも「母親が2人いる」という生活を体験している方がということに関心が湧いたので、むしろそちらを書き残したくなりました。

何しろ今日は、「絶対に謝らない」と言っていた「同性愛者だらけになったら足立区は滅びる」発言をした議員が、謝罪をした記念日でもありますからね!



この議員の発言に対して「思想の自由の侵害だ!」とおかしな養護をしている人をSNSでよく見かけますが、「差別をする自由」なんてのは無いのよ…?

宗教で同性愛を禁じている国もあれば、フィンランドのように同性婚をしている国もある。

日本はどの国に基準を合わせるか?ではなく、日本らしい選択をすれば良いと思います。

つまり、元々戦前の日本はそこまで同性愛者に対して激しい差別は無かったので、西洋文化に合わせて同性愛を差別する人たちを減らしていくために頑張ろう、ってこと。

アメリカだと暴行、殺人事件にまで発展することもあるので、それだけにパレードなどLGBTQ差別を撤廃する動きがあるのだと思いますが、日本は平安時代でも政治と男色は=だったからね。

それを知らずに「日本は遅れてる、LGBTQに理解を!」と言ってる人らを見ると、それはそれで「?」となります。

「女性らしい服装」という定義も、そもそも洋装が入ってきてからそんなに経ってないからアレだけど…

遊女のチラリズムのセクシーさは、日本人としてはグッときますよね〜。

私個人の意見はともかく、ですが、でもやはり「苦しんでいる人がいたら改善したい。でも、大きな問題にするようなことじゃないことまで、なんでもハラスメントとかジェンダーの問題にして煽るのも、そろそろ疲れてきたかな」というのが個人的な意見です。

出来ることならこのニュースは、足立区の議員の謝罪とセットにして報道して欲しいかな〜と思いました。
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