#中村倫也 ナレーション、NHK BS「秘密のイングリッシュガーデン」が素敵だった!

2020年10月18日
中村倫也 0

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中村倫也がナレーションを務めている、とのことだったので、NHK BSプレミアムで放送された「秘密のイングリッシュガーデン」を観ました。

個人的には、風景画のようなイングリッシュガーデンは好きです。

この番組、期待していた以上にとても素敵な内容だったので、見逃した方にはNHKオンデマンドで観て欲しい!

もしくは地上波放送のリクエストを出しましょう!



番組内ではイギリスのこちらのガーデニング書に掲載されている庭を持つ3軒の家庭の冬〜初夏の移り変わりと、常連で掲載されているお庭、の2部が交互に紹介されていました。


The Garden Visitor's Handbook 2020

いわゆるミシュランガイドのように、毎年厳選された庭だけが紹介されている書籍だそうです。

で、この本に掲載された庭は「オープンデー」という限定された期間に訪問でき、入園料は医療団体に寄付されるとのこと。

撮影自体は寒い冬から始まっているのですが、途中からコロナによりイギリスがロックダウンしてしまいます。

そんな状況の中でも、愛する庭の手入れをし、見事な花や野菜を育てる家族の紹介だったのですが、もう本当にお庭が素敵!

今年のオープンデーは本来なら6/7(日)、6/14(日)、6/20(土)、いずれも14:00~18:00。

入園料は、大人£6、子供無料、だったそうですが、オンラインに変更されていました。

現在も公式サイトhttps://ngs.org.uk/view-garden/13327/にて各お庭の写真が見られ、また寄付もできます。


番組内で紹介されていた3組は「住み込みで代々庭師をしている父と息子」「美大時代に出会って結婚したアーティストの老夫婦」「共通のガーデニング趣味がキッカケとなって結婚した夫婦」でした。

また、毎回掲載されているという私有地とは思えない広々とした和風庭園に住み込みで働く日本人女性も登場。

狭い日本では想像が出来ないくらい、庭が広く、手入れが細やかで、わざわざ住み込みの庭師がいるなんて、素敵〜。

夫婦や親子で庭の手入れをしているのも良かった、というか、その手入れをしている時に3匹の犬が常に側にまとわりつき、芝生で昼寝をしている姿にもホッコリ。

そんな状況を、あの癒やしボイスの中村倫也がお届けするのだから、こんなに満足感の高い番組はそうそうありませんぜ…

今年から英語の勉強を始めた私としては、登場した皆さんとても発音が聞き取りやすく、さすがオープンデー慣れしているからかサービス精神も旺盛に感じました。

寒い冬の間に5ヶ月かけて手入れをし続け、春から初夏に最高の庭を作り上げる。

そのために日々過ごしているなんて、ターシャ・テューダーを思い出しますね。


ターシャ・テューダーのカレンダー2021 ターシャ・テューダーと綴る輝きの12カ月 ([カレンダー])

もしかしたらお若い方は知らなかもしれませんが、電気を使わずにレトロな暮らしをし、素晴らしい庭を育てながらコーギーたちと暮らしていた絵本作家のターシャ・テューダーは、一時日本でも大ブームを巻き起こしていました。

彼女をキッカケに、ガーデニングに目覚めた日本人女性も多かったのでは?

ターシャ・テューダーはアメリカ人だったけど、ただの田舎ではない美しく手入れされた庭のある家で暮らす…あぁ憧れる…けど自分では出来ないから、遊びに行ったり泊まりに行ったりしたいわぁ…
もちろんお庭の映像も素敵だったのですが、一番私が胸を打たれたのはアーティスト老夫婦のお話でした。

2人には一人娘がいたけれど、4年ほど前の43歳の時に突然心臓発作で亡くなってしまったそうです。

お別れを言う間もなく亡くなってしまった娘の形見として、同じくガーデニングが好きだった娘の家の庭から芍薬を持ってきて夫婦は育てています。

また、2人を慰めようと様々な方が薔薇の苗をプレゼントしてくれていて、その中には娘さんと同じ名前の品種の薔薇もあるとのこと。

私も芍薬は大好きなのですが、ディレクターがご夫婦に

「この花を見たら、娘さんのことを思い出しませんか?」

と質問していました。

「いついかなる時も、彼女のことを思い出しているわ。

でもその辛いことも乗り越えて、喜びを見つけ出して生きていかないといけないから」


そう言いながら、嬉しそうに娘さんの忘れ形見の芍薬の花を見せてくれる奥様。

庭の椅子に2人で腰掛け、美しい草花を眺めながら亡き娘さんのことを考える老夫婦の姿には、涙が出そうになりました。

また、親子で住み込みで庭師をしている親子も、実は両親は息子が8歳の時に再婚していた、ということも語られました。

「庭師の給料は安いし、極寒の日も猛暑の日も働かないといけないから、とても厳しい。

でも、考えた通りの美しい庭を作り上げていく様子を毎日見て暮らせるのは、とても幸せなことだ。

息子と一緒に仕事が出来る人はそんなに多くないから、今こうして一緒に働けて嬉しい」


そう語るお父さんと、元々はガーデニングにそこまで興味がなかったけれど、いざ誘われて始めたらハマった息子さんの様子は、とても微笑ましかったです。

ガーデニングが縁で出会って10年以上一緒に過ごし、結婚をしたのはつい最近、という夫婦も素敵でした。

自家製の肥料を2人で協力しながら撒いたり、白樺がより美しく見えるように磨くその側には、害虫を食べてくれる鶏たちがついて回っていて、ホンワカします。


それにしても中村倫也のナレーションは、なんて素敵なんでしょう…

NHKの原爆特集や、「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族」のナレーションなど色々関わっていますが、優しく、程よい抑揚があり、そして個性を出しすぎないように番組の趣旨に沿う話し方をしているのが、すごく良いですね。

俳優さんだから、と前に前に個性を出さず、あくまでも冷静に穏やかに語りかけてくれるの、素敵。

あ、初めてナレーションを聞いたのはプラネタリウムでしたが、あれも素敵だったな〜。

中村倫也&ドリカムのプラネタリウム感想〜プラネタリア TOKYO

今夜は念願だった、プラネタリア TOKYOで開催中の「時を刻むこの星空 with DREAMS COME TRUE」に行ってきました!前回はドーム1で子供向けの「ノーマン・ザ・スノーマン~北の国のオーロラ~」を観たのですが、「ホントは中村倫也のナレーション聞きたかった…」とプラネタリウム好きな同僚に話したら「じゃあ一緒に行こう」と言ってくれたので、仕事帰りに行くことに!しかも、こんな素敵なゆったり席「銀河シート」にしてしまいま...


東京のマンションで一人暮らしをしている私には、ガーデニングどころかプランターのお手入れもなかなか上手に出来ません。

気が向いた時に鉢にバジルとか、朝顔とか、フウセンカズラとか、水仙とか、クロッカスとか植えて育てたりはしてますが、それも春〜夏だけのこと。

ベランダが土埃ですぐに汚れてしまうのが悩みのタネ…

薔薇は鉢で買ってもすぐに枯らしてしまったことがあり、その後手を出せていません…

が、やはりあの美しい庭の映像を見ると、まだコロナ禍が終わっていない今でも、あんな風に花や植物に癒やされたいな、と思い始めました。

そう言えば友人が日比谷花壇の「ハナノヒ」を利用していて、日々素敵な花が飾れて嬉しいって言ってたな〜。

私も始めようかしら。

でもやっぱり、紹介されていた方々みたいに、家族で四季を楽しみながら一緒にガーデニングをしていけるの、素敵ですね。

本当に良い番組だったので、是非是非見逃した方もご視聴を!

そしていつかオープンデーにイギリスに行き、お庭を拝見させてもらいたいな、という夢が私にも出来ました!
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