話題の不登校児マンガの母「花森はな」は、本当に「善意」に傷付けられた?

2020年09月29日
ストレス・鬱 0

PR
BuzzFeed JapanのTwitterでよく実体験を漫画にした作品が紹介され話題となりますが、今日は不安症で不登校となっている小学生の息子を持つ母親「花森はな」さんがバズっています。



この記事内で紹介されているエピソードは、確かに

「相手は善意でアドバイスしているつもりだろうけど、それで余計に追い詰められることって、あるある」

と納得でした。

ただ、こういう漫画の紹介の時って、作者本人のTwitterを見ると

「あれ?思っていた人と違うぞ?本人も何だか変わってるな…」

と思うことがこれまでの経験上多かったので、ご本人のTwitterに掲載されている漫画を全て読んでみました。

まずアカウントのプロフィールを見ると、そこには

「学校に行くのがしんどい息子の漫画描いてます。無断転載禁止。返信できない時も有。」

という言葉と、Instagramやpixivやnotoへのリンクが貼られていたのですが、

「いきなりプロフィールに『無断転載禁止。返信できない時も有。』って書かれてるの、怖いな」

と感じたのが本音です。

もちろん無断転載されたくないのは分かるし、色んなリプが来てもすぐに返せなかったらすみません、というお気持ちなのでしょうが、言い方が強めに感じます。

14回に分けて投稿されている漫画を読み、息子さんが突然登校拒否を始めたこと、学校や自治体のサービスや病院に相談し、投薬し、悩んで苦しんでいらっしゃることが伝わってきました。

子供のいない私には分からない辛さがあると思うと、こんな風に取り上げるのも失礼かもしれない。

けど…

途中まで読み進める内に、あまりにも他者への批判や不満が多くて、「あれ?」となったんです。

BuzzFeed Japanに紹介されている内容を読むと、義母さんは押し付けがましいな、とか、鬱とかメンタルに理解が無く、一般論を上から目線でアドバイスしてくる人嫌だよね、と思うだけだったけど、漫画の方では旦那さんや学校の先生や医師など、様々な人から言われたこと、対応への文句がたくさん。

母親目線は分からないけど、一人の人間として

「花森はなさん、精神的にかなり追い詰められてて危険だな」

というのを一番強く思いました。

特にそう感じたのは、この学校の先生とのやりとりを描いたエピソードです。



学校の先生から「息子さんは薬では治りませんよ」と言われてブチ切れた花森さん。

薬では治らないのは分かっていても、他に方法が無い。

息子に成功体験が必要なのは分かってるから、私だって息子に寄り添って話を聞くようにしている!

そう話す花森さんに、先生が

「そういう本音を聞きたかったんですよ。

お母さんを否定しているわけではなく、頑張っているのは分かるから、でも大変な時はそう言ってくださいね」

という気持ちで「アカンときはアカンって言って下さい」と言われたのに対して

「ここに私の味方はいない」

と感じた、という流れが、全くもって理解できませんでした。

あくまでも会話が抜粋された漫画なのでしょうから、細かいことまでは分かりません。

ただ先生の言葉をこれだけ丁寧に拾い上げているのであれば、描いている時に意図が汲み取れていたのでは?

なので「あの時は、つい敵だと思ってしまった」的な言葉が出てくるのかな?と思って読み進めたけど、結局

「先生はちゃんと謝ってくれない」

に落ちていたので、他人の私の胸の中はモヤモヤモヤ…

私の脳内には、泣き叫ぶ息子を抱きしめ、自宅内で抱え込んでいるお母さんの姿が浮かんできてしまいました。


息子さんが何故学校に行きたくないのか、は私には分かりません。

不登校児の母親、という立場の人はこれまで周囲に何人かいましたが、中学生くらいから学校に行かなくなり、30歳近くなってもニート、という男の子もいれば(もう男の子、じゃないけど…)、大学生になって急に不登校になって中退した、という女の子の話も聞きました。

小学生だと、友人の娘と同学年の男の子が不登校になることが多く、それを見て

「お母さんが側にいないとダメって言うから、授業中にお母さんが横に座ってることとかあるんだよ。

近所に住むおばあちゃんとプールに行ってる時とかもあるけど、子供を甘やかせすぎだと思う!」


と勝手に友人がキレていたことがあります。

「まぁ、でもその子に障害ってほどじゃない何かがあるのかもしれないし、厳しくすれば変わるってことだけが理由じゃないのかもよ?」

と話したら

「そうなのかなぁ。

娘も旦那も『よその家庭のことでイライラしてどうするの?』って言うんだけど、イライラしちゃうんだよね」

と言っていて、元々はそんなにお節介なタイプでも、他人に興味があるタイプでもない友人にしては、珍しいことを言うなぁと思いました。

ただ友人は相手のお母さんとかに面と向かって意見を言うタイプでは無いため、花森さんにアレコレと余計なアドバイスをした周囲の人達、みたいなことはしていないはずです。

この友人を通して、今の小学校の教育方針が、私達が子供の頃とは随分と違うんだなぁ、と知ることが多いのですが、ホント今ってすごいですね。

保育園のときも、運動会の日程で父兄が揉めて、結局2回開催したとか…

「うちの子を活躍させなさい!」

と言うモンペが本当にいて、友人も旦那さんもドン引きしたと話してましたが、私も

「ネットでよく見るやつ、本当なんだ…」

と驚きました。

そんな世の中だから、花森さんの息子さんに対する先生たちの対応も、昔とはかなり違うんでしょうね。
PR
花森さんの漫画や考え方自体を否定するのは良くないことだ、と思います。

同調するリプや、批判するリプが次々と投稿されているようですが、漫画を読んだ印象だと

「花森さんは、自身を否定するリプをされたら酷く傷ついたり、怒ったりし、そして優しいリプだけ読むようにする人だろう」

と思った、というのもあります。

いや、まぁ普通SNSユーザーは皆んなそうですけどね。

でも傷付いてる人を余計に傷付けるようなことを、SNSではしたくない。

それでも私が取り上げたのは、ご本人が読むかどうかは別にして

「善意のつもりで傷付けて来る人」以外に「良いアドバイスなのに花森さんが脳内変換で敵視し、撥ね付けてしまった人もいる」

というのは、いつか気持ちが落ち着いた時に気付いたら良いなぁ、と思ったからです。

そうしたら、イライラしたり傷付いていた気持ちが和らぐかも?

絵では意地悪そうな顔をして発言している人たち、セリフを読む分には、そんな酷いこと言ってないよ?と思う部分がいくつかありました。

それは「親切心のアドバイス」に私が同調しているのではなく、「心理学的に、こういう時はこう言うのがベスト」と言われている内容だった部分です。

ご両親が離婚したエピソードも描かれていましたが、それを読む限りでは

「もしかしたらお父さんがテレで言ったことを真に受け、クズ扱いしてるのかも?」

と思ったりもしたけど…それは私が考えすぎ、なのかなぁ。


余計なアドバイスで傷付く、というのは独身女性だと心当たりあるある、なのですが、その中で1つ思い出したことがあります。

元彼に振られ、やり直したい、でもきっと無理、新しい彼氏が欲しい、でも…とグズグズしていた頃、よく鎌倉の一軒家に住むご夫婦の家に遊びに行っていました。

私はただモヤモヤした気持ちを聞いてほしくて、いつまでもグズグズと男関係の話をしていたつもりでしたが

「理想が高いんじゃない?」

「婚活パーティーとか行ってみたら?」

「こういう部分を直した方が良いんじゃない?」


というのを上から目線で言われ続け、いくら相手が年上の女性とは言え、どんどんダメ出しされるのに疲れる羽目に。

で、「そんな風に言われても、今はそういう行動する気になれないし」と私が不機嫌になったら

「だったら、彼氏が欲しいなんて言わなきゃ良いじゃん。

こっちは彼氏が欲しいって言ってるからアドバイスしてあげてるのに」


とキツく言われ、

「え?私、アドバイスして欲しい、なんて言った????」

となりました。

でも振り返ってみると自分も、友人から愚痴を聞かされた時に、ついつい

「じゃあ、ああしたら?こうしたら?」

と言ってしまいがちなのに気付き、

「そうか!余計なことを言われたくなかったら、話さない方が良いんだ!」

と納得。

そしてカフェでも友達の相談に勝手にアドバイスし、それを受け入れてもらえずにキレる女性を見て、

「単に愚痴を聞いて欲しいだけの人もいる、ということなのね」

と理解しました。

友達に転職のアドバイスをする女はウザい⁉︎

今週の「逃げるは恥だが役に立つ」で、主人公みくりが友達に「そうやってすぐに、あーすれば?こーすれば?って言うよね。自分でやる分には勝手にどうぞ、だけど、言われる方は正直言ってウザい」と言われるシーンがありましたね。【期間限定】2017/1/1 0:00まで無料!逃げるは恥だが役に立つ(1)あれ、軽い感じのシーンでしたが、実は結構女同士で思ってるけど、言わずにいる本心で、核心ついてる言葉だな!と思いました。あのド...



実際のところは分かりませんが、お子さんのことなので周囲が色々と口出ししたくなったり、また単に事情を説明しただけのつもりなのに、アレコレと良かれと思ってアドバイスしてきちゃった人たちがいるのでしょうね。

漫画を読む限りでは、旦那さんのことをやたらと批判し「空気」と言っているので、そういう旦那さんへのストレスも溜まってそう…

花森さんの漫画を読み、同じ状況の人が「分かる!」と共感し、元気をもらえるケースも多いと思います。

余計なアドバイスをウザいと思う気持ちも、ケースが違っても私も多少分かります。

ただ、0か100で考えるのではなく、ほんの少し見方を変えても良かったのでは?と思うエピソードがあった、とは思いました。

そして、花森さん自身もカウンセリングとか、お薬とか、何か利用出来たら良いのだけど。

怒りっぽい先生のエピソードも、なんか結構読んでて辛かったです…

色んな人達の経験を読めるのがSNSの良いところなのですが、久々にこんなに人の文句を読んでビックリしちゃいました…
関連記事