竹内結子の死、を敢えてネタにしないという選択も必要

2020年09月27日
ストレス・鬱 0

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今朝は寝起きから竹内結子の報道を知り、驚きました。

彼女が中村獅童と結婚するより前に、恵比寿のカフェで見かけたことがあります。

当時彼女は清純派な役が多かったので、カフェでは煙草を吸いながら女友達と「マジで〜!?」と大笑いしている様子を見て、ちょっとビックリしました。

私自身も喫煙者だけど、女優さんが煙草を吸ってると「意外だな」と思ってしまうの、我ながらどうかと思うのですが…

彼女が喫煙者なのはネットでも時々取り上げられていたし、またその後はサバサバした強い女性の役をすることも多かったので、

「等身大の彼女に近い感じの役をするようになったんだな」

と思っていました。

清純派な感じだった時はあまり興味がなかったのですが、その後の出演作は好きなものが多く、特に「ミス・シャーロック」は大好きで何度も何度もHULUで観ました。

当時はまだ中村倫也にハマっていなかったので、後になってから

「あ!あの刑事は、マー君を演じてた中村倫也だったのか!」

となったんですが…

やはり中村倫也が出演していた映画「長いお別れ」も良かったです。




長いお別れ

あとホラー好きなので「残穢」も好きでした。


残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―

今Amazonを見たら、ミス・シャーロックとかストロベリー・ナイトとかのDVDが、ものすごい高額で販売されていてビックリ…



タイトルにも彼女の名前を入れ、こうして思い出を書いているのにこんなことを言うのはアレですが…

SNSで三浦春馬、芦名星に続き、竹内結子も同じ方法で…的に騒がれているのを見ると、怖いな…と思います。

三浦春馬の時は、流石に勝手だな、という気持ちが強かったのですが、それを書いたブログには時々ファンの方から苦情コメントが寄せられています。

三浦春馬の身勝手なタイミングでの首吊自殺に、衝撃と怒り

出先から帰る途中にTwitterで今日の東京のコロナ感染者を見ていたら、タイムラインに三浦春馬が亡くなったニュースが出てきて鳥肌が立ちました。え、三浦春馬って、あの三浦春馬だよね?新田真剣佑と仲良かった、あの三浦春馬だよね?新田真剣佑が主演した舞台「星の大地に降る涙」は、元々は三浦春馬が主演したものの再演でした。地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.10 「星の大地に降る涙」 [DVD]なので、二人が一緒に映ってる...



でもファンの方には申し訳ないけど、私は今も気持ちは変わってません。

というか、三浦春馬のことを書いた時から

「他の人を不安にさせる、暗い気持ちに引きずり込む可能性の高いことだ」

と思ってましたし、実際に私の周囲でうつ状態の人が

「首吊りって、気持ち良いのかな」

なんて言い出してしまうようになり、本当に勘弁して…となりました。

それはご本人に対して、ということだけではなく、マスコミの報道や、それに反応したSNSの書き込み、またそのSNSの声を拾い上げたマスコミの報道…

という連鎖がどんどん白熱していく影響もあるから、です。

なので、芦名星の時は大好きな女優さんだったけど、私はこのブログには残念な気持ちを書きませんでした。

皆んなで一緒になってネタにすることでは無い、と思ったからです。
今現在、この3人の共通点を指摘する声とか、憶測とか、たくさんのツイートやネットニュースが出ていますし、中村獅童に批判コメントをする人がいる、とかいうのも見てしまいましたが…

個人的には、SNSもマスコミも、必要以上に色々書かないほうが良いんじゃないかな、と思います。

私はゲスい人間なので、「何が原因だったの!?」と本当は思っちゃうけど、でも、そういう一般人の気持ちを察知して

「○○に悩んでいたらしい、○○が原因かもしれない(知人談)」

みたいなネット記事が大量に湧いてきちゃうんですよね…

こちらは真相が知りたいだけなのに、憶測の記事ばかり出てきて、中には死人に口なし、な内容もたくさんあって、それを目にするだけでイライラしたり、ネガティブな気持ちになってしまう…

Twitterを見ると、三浦春馬のファンの一部には「事件に違いない!私達が真相を暴こう!」みたいな集団を作ってる人たちもいて、でも疑惑のソースは全部週刊誌ネタなのが本当に怖いです。

芸能人だろうが一般人だろうが、世間に全てを曝さなければいけない義務は無い。

と、分かっているんだけど、でもやっぱり気になってしまう…それが、芸能人のこういうニュースの特性だと思います。

マスコミには一定のルールがあるようで、最近はこういう報道のときに「いのちの電話」の電話番号が記載されるようになっていますね。

私は個人的には「本当に悩んで辛い時には、誰かを頼ろうと思う気力さえ無いけどな」と思うのですが。


今回のこの報道とSNSの反応を見て

「ただ騒いだり、悲しんだりするだけでなく、個人個人が出来ることを発言するのも、大事なんじゃないかな」

と思い始めました。

例えば今回は「もしかしたら産後うつ、かも?」なんて憶測が出て、それを叱る声も出てきて…なんて動きがありましたが、それを見て

「そういえば友人が産後うつだった時に、タクシーの運転手さんに優しくされてたことあったな」

と思い出したんです。

自殺未遂疑惑でタクシー運転手に親切にされた友人

先日出産した友人は、今腱鞘炎と腰痛と、ホルモンバランスの影響か産後鬱のようになり、心身ともに疲弊しているそうです。義母さんが来てくれているので、腱鞘炎に湿布を貼り、包帯を巻いてリフレッシュを兼ねてお出掛けをした帰り道、タクシーに乗車したところ「そういう日もあるよね。ワンメーターだからお代は良いよ」と降車する時に言われ「いえいえ、支払います」と言ったけれど、そのままタクシー代を受け取られないままサー...



腱鞘炎で手首に湿布をし、それを包帯で巻いていたら、タクシーの運転手さんが自殺未遂者と勘違いしたのかサービスしてくれた、とのことでしたが、こんな風に見ず知らずの人がさり気なく優しくしてくれることで、悩んでいる人がちょっと救われることもあるかもしれない。

直接的な知人や友人じゃなくても、ちょっとすれ違った人とかでも、ほんの一言でも、相手の心を軽くすることが出来るかも?

と思うと、こういう芸能人のニュースも他人事ではないのでは?

悩んでいる人の理由がなんであれ、お節介にならない程度の親切、というのは、今の世の中だからこそ、意味があるかもしれない。

コロナ、コロナ、でギスギスしてしまいがち、なんですけどね…

私ももちろんそんな大それたことなんて出来ないし、綺麗事も言いたくないけど、でも暗い気持ちをどんどん増殖させてしまうのは良くないと思う。

衝撃的なニュースが続いている時に、それを逐一読んでしまうのは精神衛生上、本当に良くないですよね。

SNSとちょっと距離を置く、テレビを観ない、という選択も出来ます。

芸能人の自死に「どうしてなんだろう、今芸能界で何が起こってるんだろう?」と思ってしまうけど、でもそれを一般人の私達が考えることに、あまり意味は無いと思う。

匿名の誹謗中傷に関しては、一般人も関係してくることではありますが、これももう取り上げない方が良いことかもしれないと思っています。

下手に取り上げると、アンチは「自分たちには影響力がある!」って思ってしまうから。

あくまでも自戒をしつつ、警察や事務所にお任せするしか無いこともあるはず。

なので、私はもう、本当は気になってしまうけど、でも竹内結子や三浦春馬や芦名星のネットニュース等は、リンクをなるべく開かないようにしようと思うし、そういうので余計に暗い気持ちになる人が気分転換できることをSNSに投稿していきたいと思います。

過去の出演作を偲ぶ気持ちはありますが。

「ミス・シャーロック」の続編が出来ないかなって期待してたんだけどなぁ…

さすがにちょっと、芸能人の不幸が続きすぎていて気になってしまうけど…

だからこそ、マスコミも一般人も、必要以上に引きずられないための自衛をする、他者を気遣う、ということが、少しでも出来たら良いのかな、と思います。
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