「アメリカン・ホラー・ストーリー S1呪いの館」ネタバレ感想~グロい&怖い幽霊ドラマで面白い

2020年06月27日
心霊・占い・スピリチュアル 0

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「glee」はイマイチ好みと合わなかったのですが、ライアン・マーフィーが「glee」の前から構想を練っていたという「アメリカン・ホラー・ストーリー」を観始めてみました。

ライアン・マーフィーの引き出しの多さ、すごいですね…。

Netflixに加入したばかりの私は知らなかったのですが、このドラマ現在シーズン1~9まであり、全て別のテーマで構成されているオムニバス形式。

とはいえ同じ役者さんが別の役で登場しているため、一気に観ると

「えっと…今回は良い人役?悪い人役?」とちょっと混乱…


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1年に1シリーズ、割とコンスタントに2011年から作らています。

Netflixでは全シリーズ観られるけど、Amazonプライムなどでも配信はされてました。

日本語のWikipediaだとシーズン3までのことしか書かれていず、またいくつかのサイトがこのシリーズを取り上げてはいるのですが、途中まで放送された段階で書いたものが多く、全シリーズに言及している日本語サイトはほぼ無し…

ただ、どのシリーズから観てもオムニバスだから大丈夫、と書かれているのを読んだので、まずは1を観て、その後7を観て、次にレディー・ガガが6の「ホテル」に出ていると知ったので、これから6を観る予定です。

シーズン1:Murder House(呪いの館)


呪われた館

シーズン2:Asylum(精神科病棟)


ブライヤークリフ

シーズン3:Coven(魔女団)


引き継がれる魔力

シーズン4:Freak Show(怪奇劇場)


死者の音

シーズン5:Hotel (ホテル)


アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル (SEASONSブルーレイ・ボックス) [Blu-ray]

シーズン6:Roanoke(体験談)

シーズン7:Cult(カルト)


American Horror Story: Cult: The Complete Seventh Season [DVD]

シーズン8:Apocalypse(黙示録)

シーズン9:1984

シーズン10:2020年放送予定だったが、新型コロナウィルスの影響で2021年に延期


私は子供の頃から両親共々心霊番組好きで、今もHONKOWA愛読者。

稲川淳二の怪談もiTunesで買ってます。

が、アメリカのホラー物はほとんど観ていませんでした。

B級ホラーのチープなパニックホラームービーは苦手…

根本的にアメリカ人の幽霊の認識って、日本人とは違うんですよね。

子供の頃「何でアメリカ映画のホラーだと、幽霊は赤い血じゃなく、緑色の液体を吐くんだろ?」と謎だったのですが、その後向こうでは「緑色は怖い物の象徴らしい」と知って納得しました。

多分日本の幽霊に対する考え方は、中国伝来の価値観(「鬼」「魂」とか)のものから始まっていて、キリスト教とかアメリカの先住民族の概念とは別物っぽい?

が、段々と「ゴースト」の概念がアメリカでも変わってきてるのかな?というか気がします。

でも基本的にはアメリカ人は幽霊は信じていないらしいですね。

昔のアメリカの漫画を最近読んでますが、子供が怖がっているのは「モンスター」

「生まれ変わり」という概念も無いと聞きます。

「イギリス人は幽霊好き」という話も聞くので、何か文化が違うんでしょうが、よく分からず。

そして私の中の思い込みとして「アメリカのホラーでは、とりあえずエロとゾンビか殺人鬼が出てくる」という印象があります。

日本の心霊ものは基本的には「古戦場」とか「戦死者」とか「自殺者」とかが多くて、最近だと「獣憑き」が流行り。

昔は「狐憑き」とか「コックリさん」「キューピッドさん」「心霊写真」「除霊」「生霊」が流行ってたけど、狐憑きとコックリさんは聞かなくなったなぁ。

で、「アメリカン・ホラー・ストーリー」のシーズン1は、ご多分に漏れずやはり「エロ」と「ゾンビ」が出てきました。
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シーズン1のネタバレ有りのあらすじを書くと

夫の浮気、妻の流産、リストカットを繰り返す娘、の3人家族が曰く付きの幽霊屋敷に引っ越し、様々なトラブルに巻き込まれるというお話でした。

隣家のダウン症の娘とその母親が勝手に自宅に入り込んできたり、屋根裏部屋にはSM用のラバースーツがあったり、地下室にはホルマリン漬けのグロいものたちがあったり…な映像と共に、生きている人と死人が同タイミングで混在していきます。

一家が生きていると思っている人は、実は死者だったり…

妻には老婆に見える家政婦が、夫にはセクシーな若い女性に見えたり…

時間軸がどうなっているのか分からなくなってくるのですが、それは「幽霊のはずなのに、生きている人皆んなに相手の姿が見えるし、幽霊が生きている人を怪我されたり、妊娠させたり、というフィジカルなダメージを与えられる」という概念が混在しているからだと思います。

元々このお屋敷は昔大金持ちの医師が妻のために建てた家で、でも麻酔薬でラリった旦那はフランケンシュタインのようなモンスター作りにハマり、実子が死んでしまった時にその技術で地下にモンスターを作ってしまう。

以降、この家に引っ越してきた人は次々とおかしくなって死んでいく。(学内で銃を乱射したり、無理心中したり…)

そしてこの家で死んだ人々は、家に囚われていてここから出ていくことが出来ません。

で、新たに引っ越してきた3人家族も最終的には全員命を落とし、ラストは新たに越してきた家族を守るため、敢えて怖がらせて追い出す…というハッピーエンド?で終わりました。

キーポイントになる精神科医の父の患者となる美少年が、実は隣家の息子で銃乱射事件後に命を落としていて、でもそれを知らない娘と恋愛関係になり、更に母親を妊娠させる…とか、複雑すぎてよく分からない…

父親の愛人も殺されて埋められたはずなのに、ゾンビ状態で出てきて生きてる人と肉体関係を持つし。

日本でも霊と肉体関係を持つ話はありますが(西麻布に有名なロシア系美女の幽霊がいて、その幽霊と関係を持つと生気を吸い取られる…という話を最近聞きました)、でも警察官にも普通にその霊が見える、という価値観が日本人の感覚には無いのでは。


しかし、これまでのB級ホラーと違い、精神的なゾクゾク感、そして最近の邦画では観ないグロさがあり、なかなか面白いドラマでした。

ダウン症の女の子は可哀想な役だったので、彼女の外見がホラーの要素として使われたのは「…」ともなりましたが…

ライアン・マーフィーはマイノリティを起用する方で、そこに一定の人気があるのは分かります。

日本でも有名な小人症の役者さんいますし。

美と怪奇の世界観の中で、大きな貢献をする存在だと思うから、それは差別とは違うと思う。

ただ、日本だとダウン症の女の子が

「私も美人になりたい!何でこんな顔なの?」

なんて親に言うシーンは出しませんね…

ゲイカップルも出てくるし、独特の世界観のあるシリーズで、これは好きな人は好きだと思う。

私はグロ過ぎるシーンは苦手ですが、でもこのシリーズはもうちょっと観続けてみるつもりです。

いやーしかしあれね、ナチュラルに皆んな銃持ってるし、敵に立ち向かう時はナイフ持ったりするし、攻撃的よね、アメリカ人…

そしてシーズン1のラスト、なんだかんだ言って霊となった3人家族が仲良く過ごすところとか、その単純な大団円な終わりもすごくアメリカっぽい!

敵かと思った幽霊達と協力し合って出産したり、なんかこう、皆んなの精神状況が時々よく分からない…

そもそも娘は何でそこまでリストカットする程病んでたの?

そういえば、娘が自室で読んでた漫画が矢沢あいの「NANA」で驚きました。

ごめん…その漫画、日本でもまだ完結してないよ…

色々謎もあるのですが、それでもかなり楽しめるホラードラマでした。

シーズン7に関しては後ほど書きますが、こちらは政治と人種差別と性的マイノリティとカルト集団のお話で、今の社会と通じる部分もあって面白かったです。

ただ1シーズン10話近くあって長いので、一気見には向かないかなぁ。

私としてはシーズン10には、デヴィッド・コレンスウェット君が出てくれることを期待しています!

Netflix以外でも観られるので、これから夏に向けてゾクゾクしたい方はぜひぜひ!
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