菅田将暉「カリギュラ」福岡・久留米公演ネタバレ感想~バレリーナ衣装が…!
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11/30舞台「カリギュラ」福岡・久留米シティプラザ公演2日目ソワレに行ってきました!

難解な舞台と覚悟をし、開演前に購入したパンフレットに目を通して臨みましたが、
めっちゃ良かった!
「カリギュラはとにかく暴君。
例えば暗い表情の人がいたら
『なんや、君、不機嫌そうな顔しとるな。
よし、お前の息子を殺す!』
とか言うようなヤツでー」
と菅田将暉がラジオでネタのように紹介していましたが、その暴君っぷりよりも、やはり菅田将暉の演技、身体の動きや表情が凄かった。
4階席まで満員御礼、という広いホールでしたが、前から8列目だったので迫力満点でした。
(上半身裸かと思いきや、ストッキング地のチューブトップ?を着ていて、座ると皺がよってるのまで見えた)

ちなみにパンフレットと特製バッグのセットで3千円。

バッグ可愛くて満足。
実の妹を愛したけれども、彼女が亡くなったことを契機に暴君と化したカリギュラ。
1部ではカリギュラの暴君っぷりが語られ、
2部では29歳となったカリギュラが暗殺されるまでが描かれます。

何故カリギュラは暴君となったのか?
そのヒントとなるセリフは端々にありますが、解釈が難しい…!
カリギュラの望みは「月を手に入れること」。
…はぁ?
カリギュラは、妹とは2~3回想いを遂げたと独白していました。
家臣達は「近親相姦は罪」と言っていたため、妹は暗殺されたのかも?と思わせますが、死因は分かりません。
ただ、妹だけでなく彼には愛妾もいて、妹が亡くなる前はどちらも大事にしていたようです。
でも妹を亡くしたことで、カリギュラは「嘘偽りなく、自由になる」ということについて考え、彼なりの理論で暴君となります。
家臣もその身内も、友人である詩人(高杉真宙)と父も拷問死させたカリギュラ。
恐怖政治を敷きながらも、実は彼は人知れず3個の戦争の誘いを断ってもいました。
「戦争をする方が、遥かに犠牲者が多い」
等と言っていたりもするし
「人々にもっと考えて欲しい。
そのために殺す」
と言ったりしているのを見ると、彼なりに国民に「生きる」ということについて考えさせたかったようにも思えるけど、どうなのかしら?
最後は「この国はペストも来ず、素晴らしく完全だ。
それではダメになってしまう。
こういう時にはペストのようなものが必要だから、俺がペストとなる」
と言い、自身の暗殺を察知し、怯えながらも受け入れたカリギュラ。
と、ストーリーについて考えると難解ですが、会場に笑いが起こることが数回ありました。
●空中ブランコに乗り、神のヴィーナスと称して女装していたカリギュラ
●黄色いバレリーナの衣装を着て、頭上に花を突き刺して踊り、最後に両頬に手を当ててニカッと笑ったカリギュラ
どちらもコントのようでもあり、可愛く美しくもあり、そしてその笑顔が即残酷な表情に変わる切り替えが恐ろしくもあり…
で、会場内ではクスクスと笑い声をあげる方もいましたが、私は笑って良いのか分かりませんでした。
しっかし、菅田将暉の身体のしなやかさ、細いのに体幹のシッカリした動きは、すごかった。
コンテンポラリーダンスのダンサーのようでもあり、漫画のキャラクターのようでもあったなぁ。
声の強弱、話し方の豹変は、「3年A組」を思い出させます。
また、ANNでのハガキの読み方みたいな、キャラ的な迫力が面白い。

難解な舞台と覚悟をし、開演前に購入したパンフレットに目を通して臨みましたが、
めっちゃ良かった!
「カリギュラはとにかく暴君。
例えば暗い表情の人がいたら
『なんや、君、不機嫌そうな顔しとるな。
よし、お前の息子を殺す!』
とか言うようなヤツでー」
と菅田将暉がラジオでネタのように紹介していましたが、その暴君っぷりよりも、やはり菅田将暉の演技、身体の動きや表情が凄かった。
4階席まで満員御礼、という広いホールでしたが、前から8列目だったので迫力満点でした。
(上半身裸かと思いきや、ストッキング地のチューブトップ?を着ていて、座ると皺がよってるのまで見えた)

ちなみにパンフレットと特製バッグのセットで3千円。

バッグ可愛くて満足。
実の妹を愛したけれども、彼女が亡くなったことを契機に暴君と化したカリギュラ。
1部ではカリギュラの暴君っぷりが語られ、
2部では29歳となったカリギュラが暗殺されるまでが描かれます。

何故カリギュラは暴君となったのか?
そのヒントとなるセリフは端々にありますが、解釈が難しい…!
カリギュラの望みは「月を手に入れること」。
…はぁ?
カリギュラは、妹とは2~3回想いを遂げたと独白していました。
家臣達は「近親相姦は罪」と言っていたため、妹は暗殺されたのかも?と思わせますが、死因は分かりません。
ただ、妹だけでなく彼には愛妾もいて、妹が亡くなる前はどちらも大事にしていたようです。
でも妹を亡くしたことで、カリギュラは「嘘偽りなく、自由になる」ということについて考え、彼なりの理論で暴君となります。
家臣もその身内も、友人である詩人(高杉真宙)と父も拷問死させたカリギュラ。
恐怖政治を敷きながらも、実は彼は人知れず3個の戦争の誘いを断ってもいました。
「戦争をする方が、遥かに犠牲者が多い」
等と言っていたりもするし
「人々にもっと考えて欲しい。
そのために殺す」
と言ったりしているのを見ると、彼なりに国民に「生きる」ということについて考えさせたかったようにも思えるけど、どうなのかしら?
最後は「この国はペストも来ず、素晴らしく完全だ。
それではダメになってしまう。
こういう時にはペストのようなものが必要だから、俺がペストとなる」
と言い、自身の暗殺を察知し、怯えながらも受け入れたカリギュラ。
と、ストーリーについて考えると難解ですが、会場に笑いが起こることが数回ありました。
●空中ブランコに乗り、神のヴィーナスと称して女装していたカリギュラ
●黄色いバレリーナの衣装を着て、頭上に花を突き刺して踊り、最後に両頬に手を当ててニカッと笑ったカリギュラ
どちらもコントのようでもあり、可愛く美しくもあり、そしてその笑顔が即残酷な表情に変わる切り替えが恐ろしくもあり…
で、会場内ではクスクスと笑い声をあげる方もいましたが、私は笑って良いのか分かりませんでした。
しっかし、菅田将暉の身体のしなやかさ、細いのに体幹のシッカリした動きは、すごかった。
コンテンポラリーダンスのダンサーのようでもあり、漫画のキャラクターのようでもあったなぁ。
声の強弱、話し方の豹変は、「3年A組」を思い出させます。
また、ANNでのハガキの読み方みたいな、キャラ的な迫力が面白い。
菅田将暉のこの舞台での演技は、ファン以外では好みが分かれるんじゃないでしょうか?
過剰とか、漫画っぽいとか、クセが強いと思う人がいる気もします。
女装シーンではしなやかに、苦悩するシーンでは儚げに、暴君シーンでは荒々しく男らしく、女を抱き寄せる手は艶かしく…
と、指先や足先まで徹底してキャラに合わせた動きをし、話し方を変えるところは流石です。
が、「こういう菅田将暉の演技、他の作品でもあったよね」と思ったりもしてしまいます。
でもこの作品は彼の「10年目の集大成」なので、それで良いんでしょうね。
暗殺される直前、カリギュラは
「全ての感情には終わりが来る。
愛していた妹が死ぬよりも、愛していた妹が年老いていくのを見る方が辛い。
感情は変わってしまうものだ。
死ぬのが怖いけれど、それも終わりが来るから大丈夫だ」
と言っていました。
この作品のテーマは「何を考えながら生きるか?」ということ。
国民や家臣はカリギュラから大切なものを奪われたことで、それが大切だということに気付いた。
平穏な時には、その幸せに気付けない。
戦争特集を観たら、命や家族の大切さに気付くけれども、すぐにそれを忘れてしまう、平和ボケした人生で良いのか?
今何か不安や不満があっても、その感情には終わりが来る。
だからこそ、何をするか?
セリフは難解でしたが、このテーマは明確に提示されていました。
うん、すごく菅田将暉に合っていた、良い舞台だった!
カーテンコールは5回あり、3回目からチラホラと立ち上がってスタンディングオベーションする方がいて、4回目からはほぼ全員で立って拍手喝采。
演者さん達は役のままのイメージを貫き、硬い表情のまま深々と丁寧にお辞儀をしていましたが、5回目の最後だけ菅田将暉が改めて1人残ってお辞儀をしてくれました。
ちなみに会場の久留米シティプラザは、従兄弟曰く
「街がシャッター通り状態となっていて、何とか人を呼び込むために新しい市長が作った。
でも出来る前には反対の声も色々あったんだよ。
もうこの街は三菱に買収されまくってるから、こういう物を作らなきゃ人が来ない」
と、町興しとして作られたそうです。
菅田将暉が来る、なんてことがなきゃ、久留米に来る機会が無かった人も多いかもしれませんね。
観客は若い女性も多かったけど、中高年の女性や男性、そして多分ANNリスナーらしい1人で来ている若い男性もいました。
普通に考えたら、福岡公演でこの会場は選ばず、博多近くでやるでしょう。
私としては、馴染みのある久留米に来てくれたこと、とても嬉しいです!
あ、菅田将暉のことしか書いてないけど、高杉真宙や他の演者さんも良かった。
都内での公演でマナー違反した観客が多かった、とネットニュースにまでなったせいか、開演前と幕間には
「携帯はマナーモードではなく、電源を落として下さい」
とアナウンスがあると共に、ボードを持った係員さんが会場内を歩いて声掛けしていた為、着信音は聞こえませんでした。
が、会場内はとても音が響く造りのようで、観客の咳が絶え間なく聞こえ続けてたのはキツかった!
カリギュラ登場や、効果音と演者の動きが緊張感を生むシーンなのに、あちこちからゴホンゴホン聞こえてきてうるさいうるさい…
私も一度体を動かした拍子に喉が引きつり、咳が出そうになったのを耐えて、耐えて、大音量で音楽が流れるシーンになってからコートで口元抑えて咳した時ありましたが、咳は止めるの苦しいけど煩いので、難しいですね…
口元抑えずにゴホンゴホンしてる人が多かったのは残念です。
地方公演はまだまだ続くので、これから観る方はお楽しみに!
観に行けない方も、WOWOW放送あるのでぜひぜひ!
過剰とか、漫画っぽいとか、クセが強いと思う人がいる気もします。
女装シーンではしなやかに、苦悩するシーンでは儚げに、暴君シーンでは荒々しく男らしく、女を抱き寄せる手は艶かしく…
と、指先や足先まで徹底してキャラに合わせた動きをし、話し方を変えるところは流石です。
が、「こういう菅田将暉の演技、他の作品でもあったよね」と思ったりもしてしまいます。
でもこの作品は彼の「10年目の集大成」なので、それで良いんでしょうね。
暗殺される直前、カリギュラは
「全ての感情には終わりが来る。
愛していた妹が死ぬよりも、愛していた妹が年老いていくのを見る方が辛い。
感情は変わってしまうものだ。
死ぬのが怖いけれど、それも終わりが来るから大丈夫だ」
と言っていました。
この作品のテーマは「何を考えながら生きるか?」ということ。
国民や家臣はカリギュラから大切なものを奪われたことで、それが大切だということに気付いた。
平穏な時には、その幸せに気付けない。
戦争特集を観たら、命や家族の大切さに気付くけれども、すぐにそれを忘れてしまう、平和ボケした人生で良いのか?
今何か不安や不満があっても、その感情には終わりが来る。
だからこそ、何をするか?
セリフは難解でしたが、このテーマは明確に提示されていました。
うん、すごく菅田将暉に合っていた、良い舞台だった!
カーテンコールは5回あり、3回目からチラホラと立ち上がってスタンディングオベーションする方がいて、4回目からはほぼ全員で立って拍手喝采。
演者さん達は役のままのイメージを貫き、硬い表情のまま深々と丁寧にお辞儀をしていましたが、5回目の最後だけ菅田将暉が改めて1人残ってお辞儀をしてくれました。
ちなみに会場の久留米シティプラザは、従兄弟曰く
「街がシャッター通り状態となっていて、何とか人を呼び込むために新しい市長が作った。
でも出来る前には反対の声も色々あったんだよ。
もうこの街は三菱に買収されまくってるから、こういう物を作らなきゃ人が来ない」
と、町興しとして作られたそうです。
菅田将暉が来る、なんてことがなきゃ、久留米に来る機会が無かった人も多いかもしれませんね。
観客は若い女性も多かったけど、中高年の女性や男性、そして多分ANNリスナーらしい1人で来ている若い男性もいました。
普通に考えたら、福岡公演でこの会場は選ばず、博多近くでやるでしょう。
私としては、馴染みのある久留米に来てくれたこと、とても嬉しいです!
あ、菅田将暉のことしか書いてないけど、高杉真宙や他の演者さんも良かった。
都内での公演でマナー違反した観客が多かった、とネットニュースにまでなったせいか、開演前と幕間には
「携帯はマナーモードではなく、電源を落として下さい」
とアナウンスがあると共に、ボードを持った係員さんが会場内を歩いて声掛けしていた為、着信音は聞こえませんでした。
が、会場内はとても音が響く造りのようで、観客の咳が絶え間なく聞こえ続けてたのはキツかった!
カリギュラ登場や、効果音と演者の動きが緊張感を生むシーンなのに、あちこちからゴホンゴホン聞こえてきてうるさいうるさい…
私も一度体を動かした拍子に喉が引きつり、咳が出そうになったのを耐えて、耐えて、大音量で音楽が流れるシーンになってからコートで口元抑えて咳した時ありましたが、咳は止めるの苦しいけど煩いので、難しいですね…
口元抑えずにゴホンゴホンしてる人が多かったのは残念です。
地方公演はまだまだ続くので、これから観る方はお楽しみに!
観に行けない方も、WOWOW放送あるのでぜひぜひ!
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